【2019年 冬ボーナス調査】平均支給額43万円、使い道の1位は貯金
2019年冬のボーナス調査では、冬ボーナスの平均支給額が43万円でした。
この額を見て、
「えっ、世の中の人はそんなにもらっているの?」
「そもそも1円ももらっていないんだけれど…」
という気持ちを抱く方もいるはずです。
特に、パートナーや友達はボーナスを受け取っているのに、自分はなかったりすると辛いですよね。
昨今の不景気も相まって、ボーナスがない会社が増えているのもまた事実です。
そんな時、「ボーナスがある会社に転職したい」と思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そもそも会社がボーナスを与えないのは法律的にどうなのかを説明してから、会社がボーナスをなしにする理由や、ボーナスがあっても「勤めるべきでない」企業の要素、ボーナスありの会社に転職したい場合の注意点などについて解説します。
「ボーナスがない…」と嘆いているそこのあなた!
「ボーナスがない」のは本当に損をしているか考えてみて、もし損をしているようなら転職を視野に入れましょう。
「ボーナスがない」会社から「ボーナスがある」会社への転職を検討する際は、転職エージェントを活用するのがおすすめ。
専門的な知識と数ある転職支援の知見から、あなたにとって最適な転職活動ができるように親身になって支援をしてくれます。
気になる方は、以下の記事をご覧ください。
転職エージェントおすすめランキング!利用方法やメリットを徹底解説【55サイトから分析】
ボーナスなしは違法ではない
賃金の不払いは、労働基準法違反となりますが、賞与はなくても違法ではありません。
労働基準法には、「賞与とは、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め確定されていないもの」と定義されています。
もちろん、求人の際に賞与の金額が明記されていた場合は、支払われなければ違法になります。
しかし、「賞与は原則として支給」「業績・成果に応じて賞与を支給」と書かれていた場合は、ボーナスが出なくても違法にはなりません。
不景気や給与体系の変化で、ボーナスがない会社は増えてきており、正規社員でも約3割がボーナスのないサラリーマンとなっています。
正社員でもボーナスなしの理由
正社員にボーナスを出さない場合には、以下のような理由があります。
- 月給が高い
- 会社の経営状況が悪い
- 景気が悪い
これらの考えられる理由を1つ1つ解説していきます。
月給が高い
ボーナスがない会社は、代わりに月給が高いことが多いです。
ボーナスを出さない会社は、ボーナスをそれぞれの月の給料に加味し、少しずつ給料を上げているからです。
ボーナスがない分、月給が底上げされている場合は、是非一度、相場の給料とあなたの給料を比較をして、相場と自分の給料の差をボーナスだとして、どれくらいもらっているかを計算してみましょう。
また、年収で考えることもできます。
「相場の月給」×12+相場のボーナス
を比較してみましょう。
自分の月給の方が多い場合は、「ボーナスがない分給料が高い」会社になります。
しかし、給料が高くても、ボーナスのように一気に入るお金で買い物をしたい方もいるはず。
もしボーナスがないので、大きな買い物やボーナス分割払いができないようだったら、相場と月給の差分を毎月貯金していくのも一つの手です。
会社の経営状況が悪い
ボーナスは企業の業績の影響を大きく受けます。
そもそもボーナスは、企業の利益が上がっている・発展しているときに、従業員へのご褒美として与えられるものです。
企業自体の経営がよろしくない時にはボーナスが出ないというのは、考えてみると当たり前なのです。
業績が悪い状況が続くと、いつかはリストラという形でクビを切られることも想定できます。
今までボーナスがあったけど急になくなった会社は、業績が急に悪くなったと考えることができるので、最悪の事態に備えた対策をしておくことが必要です。
景気が悪い
「会社の経営状況が悪い」とも繋がりますが、景気が悪い際もボーナスが出ない傾向にあります。
景気が悪い中、たとえ会社の業績がやや右肩上がりでも、その先の消費需要の冷え込みを考えて、経営に使える費用を残すために、ボーナスをカットする企業もあります。
また、景気が悪いといっても、「社会全体の景気が悪いのか」「業界の景気が悪いのか」のふた通りがあります。
特に、「業界の景気が悪い」場合は、その業界がそのまま沈んでいく可能性も考えられるので、企業の経営自体が怪しくなっていく可能性があります。
企業単位でなく、世の中の流れともボーナスは深く関わっています。
ボーナスがあっても安心できない!ボーナスの落とし穴に注意
「ボーナスがある企業が羨ましい!」と思っても、実はそこには落とし穴があるかもしれません。
考えられる落とし穴をいくつか挙げました。
- 月給が少ない
- ボーナスが急になくなったり減額されたりする事がある
- 年収が安定しない可能性がある
ここでは、ボーナスがあっても安心できない会社の落とし穴を解説します。
月給が少ない
ボーナスがある企業は、その分、月々の給料が少ない傾向にあります。
ボーナスがあると大きな買い物をする際に有効ですが、月々の消費額はなるべく抑える必要があるということですね。
ボーナスだけでなく、月給に気を配らなければ、落とし穴に陥ることでしょう。
ボーナスが急になくなったり減額されたりする事がある
冒頭で述べた労働基準法では、「賞与とは、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め確定されていないもの」と定義されています。
つまり、ボーナスは必ず与えられるものではないので、急になくなったり減額されたりすることがあるのです。
ボーナスがあるからといって基本給が少なくてもいいやと思い入社したものの、入社した後、企業の経営成績が低下して、ボーナスの減額やボーナスがなくなるといった悲惨な目に遭うこともあります。
ボーナスは変動しやすいという危険性を理解することが必要でしょう。
年収が安定しない可能性がある
「基本給が少なく」「ボーナスが減る、もしくはなくなる」可能性があるので、貰える全体の金額は大きく変わる可能性があります。
給料は、労働基準法や雇用契約で定められた通りの安定した額がもらえます。
一方で、ボーナスは減ったりなくなったりする場合があります。
よって、給料が高くてボーナスがない会社は給料が一定なのに対し、給料が低くボーナスがある会社は、年額でもらえる額がボーナスに左右されるので、年収が安定しないといえます。
ボーナスは一度に多くの金額がもらえる分「お得感」がありますが、同時に危険な要素も含んでいるのです。
ボーナスありの会社に転職する際に気を付けたいこと
もちろん、ボーナスありでも条件の良い会社はあります。
ここでは、ボーナスがあり、安定した給料をもらえる会社を選ぶ際のポイントを解説します。
- 安定した業績
- 全体の給与をみる
- 賞与の有無・金額を求人票・口頭で確認する
- 福利厚生なども加味して選ぶ
- 自身の「やりがい」「キャリア」を考える
安定した業績
まずは、ボーナスが安定して出るような業績の良い会社を選ばなくてはなりません。
求人の時点で「ボーナスあり」と書かれていても、会社の業績次第でボーナスがなくなるかもしれないからです。
貸借対照表で企業の安定性・損益計算書で前期の営業成績を見つつ、継続的に安定していきそうな企業を選びましょう。
また、業界自体が伸びていくのか沈んでいくのかも考えなくてはなりません。
業界自体が縮小してしまっては、企業の努力とは裏腹に収益・利益も下がっていくからです。
転職をする際は、業界・企業の状況を多角的にみて、業界・企業を選ぶようにしましょう。
全体の給与をみる
ボーナスがあるからといって一概に年収が高くなるとはいえません。
先ほども記した通り、ボーナスがなければ月給が高く、ボーナスがあれば月給が低くなることがあるからです。
一度はボーナスがある企業とない企業の年収を計算してみましょう。
「相場の月給」×12+相場のボーナス
そして、どちらが多くなるかを比較してみることが大切です。
ボーナスの有無や金額を求人票・口頭で確認する
求人票を見て、ボーナスが業績給となっている場合は注意が必要です。
ボーナスの金額が明記されていない場合、つまり「原則」や「業績によって変動」と記されている場合は、ボーナスが支払われないこともあるからです。
一番良いのは、口頭で企業の担当の方に尋ねること。
直接尋ねた場合は、親切に具体的に答えが返ってくると思うので、ぜひ勇気を持って問い合わせてみましょう。
福利厚生などにも気を配る
ボーナスが低く給料も低い、だけれど福利厚生が充実しているということもあります。
ここでいう福利厚生とは、企業が独自に提供する法定外福利のことで「住宅補助」「食堂・昼食補助」「健康診断補助」などが挙げられます。
また、スポーツ施設の利用や美術館・博物館の割引制度などもあります。
これらの補助がある場合、単に年収を考えるよりも、間接的に多くの金額を受け取れるかもしれません。
例えば昼食補助制度の場合、1食あたり800円の補助が出たとしたら、月20日の出勤だとして、800×20=16,000円の補助が出ることになります。
1万円以上の月給の差はとても大きいですよね?
こういった直接金額に見えない部分を考えるということが、企業を選ぶ際には重要です。
自身の「やりがい」「キャリア」を考える
どれだけボーナスが良くても、「超ブラック」「将来の夢があるのに、それから遠ざかるような職種」である場合は、その仕事が続かない可能性もあります。
仕事が続かなければ、ボーナスどころか生計を立てることができません。
大切なのは、自分にとってその仕事が「やりがい」があるか、将来の「キャリア」に結びつくか、だと思います。
給与・ボーナス面を考えながらも、「やりがい」「キャリア」を意識しながら、続けることができる仕事を選びましょう。
ボーナスなし→ボーナスありの転職を自分の力だけでするのが難しい方へ
ここまで、転職を考える際のポイント・注意点を述べてきました。
もう一度まとめると、
- 安定した業績
- 全体の給与をみる
- 賞与の有無・金額を求人票・口頭で確認する
- 福利厚生なども加味して選ぶ
- 自身の「やりがい」「キャリア」を考える
が大切です。
しかし、自分の力で、業界や企業を分析したり、労働条件を細かく確認したりするのはとても難しいですよね。
そんな時に役立つのは、転職エージェントです。
転職エージェントサイトに登録すると、多くの場合、担当のキャリアアドバイザーが一人一人につき、企業に就職するまでをサポートしてくれます。
しかも、無料の転職エージェントサイトも多くあります。
財務諸表や業界の流れ、細かい法律的なことは、素人目に見ても分からないところがとても多いです。
ぜひ、転職エージェントサイト利用して、自分についてくれるキャリアアドバイザーの方を積極的に利用しましょう。
このサイト(creive)内には、多くの転職エージェントや業種・地域別の転職エージェントの評判に関する記事が多くあります。
ぜひ、以下のリンクから、自分にあった転職エージェントをお探しください。
転職エージェントおすすめランキング!利用方法やメリットを徹底解説【55サイトから分析】
20代・第二新卒に強い転職サイトを厳選!おすすめを比較・ランキングしました
まとめ: 「ボーナスなしの理由」と「転職したい時の注意点」
ボーナスがない会社には以下のような理由がありました。
- 月給が高い
- 会社の経営状況が悪い
- 景気が悪い
また、ボーナスがない会社からボーナスがある会社に転職したい時の注意点は以下の通りでした。
- 安定した業績
- 全体の給与をみる
- 賞与の有無・金額を求人票・口頭で確認する
- 福利厚生なども加味して選ぶ
- 自身の「やりがい」「キャリア」を考える
これらの特徴をよく踏まえた上で、自分にあった転職先を見つけましょう。
そして、他人の目も入ったより安心な転職をしたい場合は、さらに以下のリンクから、自分に合った転職エージェントをお探しください。
- 転職サイトのおすすめランキング徹底比較して紹介!絶対登録すべき会社を50社以上から厳選
- 30代の転職エージェントおすすめの10選【まだ間に合う!】
- 40代の転職エージェントおすすめまとめ!活用法や必要スキルについて徹底解説!
- 【フリーター向け就職エージェント・サイト】正社員におすすめ職種と転職サービス
- IT業界に強い転職サイト・転職エージェントのオススメはココ!【比較ランキング】
- エンジニアが使うべき転職サイトまとめ|経験者が55種類分析して比較しました!
- デザイナーの転職でおすすめの求人サイト5選【未経験でも目指せる!】
- 金融業界の転職エージェントおすすめ10選!【リクルートのプロが比較】
- 飲食業転職サイトおすすめランキング15社を業界経験者が徹底比較!
- 転職エージェントに関する記事ーcreive