商品を訴求するだけでなく、世の中の話題になる広告というものがあります。
今回は、実際に街中でみかけた広告から、広告賞を受賞したコンペ作品まで様々な広告を16枚程ご紹介します。
やっと気付いた。この仕事、しんどい。
大阪商工会議所と文の里商店街(大阪市阿倍野区)が町おこしを兼ねて開催した「ポスター展」。
そこで最優秀グランプリに選ばれた「大嶋漬物店」の作品。「お漬かれさまでした。」というサブコピーのインパクトが大きいです。
以前creiveでも取り上げましたが、商店街の活性化につなげようと、電通の若手社員60人が参画し、無償で52店舗分の計200点のポスターを制作しました。制作されたおもしろポスターが、買い物客をにぎわしました。
→ 商店街ポスター展
では、ねぎまになってきます。
こちらも、以前creiveでとりあげた、伊丹西台地区の「商店街ポスター展」。そこで登場した、阪急伊丹線の伊丹駅にある「比内地鶏専門とりしげ」という焼き鳥屋のポスター。
あ、けさ産んだ卵も 持ってこれば良かった。
こんなところで 食べられるわけにはいかない。
どうもー、食材です。
命の大切さを改めて考えさせながら、さらに見る人の心を動かして話題になった広告です。
→ 商店街ポスター展
元カレが、サンタクロース。
→ ai-sou.co.jp
ブランド品買取チェーン「NANBOYA(なんぼや)」が、クリスマスシーズンに銀座線に掲出していた電車窓上広告。
松任谷由実の楽曲「恋人がサンタクロース」をうまく利用したそのコピーは、「もうすぐクリスマスなので、元カレにもらったバッグやアクセサリーを換金して、新しいブランド品を買いましょう!」というメッセージを1つのコピーと、1枚の絵に落とし込んでいます。
誤字は、事件を呼ぶ
→ 京都広告業協会
第23回京都広告賞入賞作品で、グランプリを受賞した作品。
日本漢字能力検定協会の課題「より多くの大学生が社会へとはばたく前に漢検2級に挑戦したくなるような広告」という課題のもと制作されたもの。
死亡推定時刻がついさっき!?
第62回朝日広告賞一般公募の部で、準朝日広告賞をとった作品です。
テーマは、旭化成サランラップの課題に対する作品で、サランラップの特性を1行のコピーと1枚の絵で表現していて素敵です。
→ 第62回(2013年度)朝日広告賞 一般公募の部
春はあげもの
サントリー、角ハイボール「角瓶」の電車内の中吊り広告。
小さい頃に国語の教科書なんかででてきた枕草子「春はあけぼの」という節とかけています。「ハイボール」と「揚げ物」という組み合わせを、「春」という季節に持って来た発想にやられました。
→ suntory
運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。
→ lumine.ne.jp
LUMINEが展開するポスター広告。コピーライター尾形真理子氏が描く印象的なコピーと、写真家の蜷川実花氏が写し出す独自の世界観が多くの女性の共感を呼びました。
恋は奇跡。愛は意思。
→ lumine.ne.jp
会えない日も ちゃんと 可愛くて ごめんなさい。
→ lumine.ne.jp
和食は、和色で、できている。
第67回広告電通賞で、総合広告電通賞に入賞した、味の素株式会社の広告。
「わいろ」と読むのが正しいのですが、あえて「わしょく」と読ませて、日本の伝統「食」と「色」を表現しています。
最初の晩餐
「たった1枚に込められたクリエイティブすぎる17個の広告」でもご紹介しました味の素の広告「最初の晩餐。」というコピーの破壊力はやっぱりすごい。
めでたし、めでたし?
ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。
日本新聞協会広告委員会が「しあわせ」をテーマに開催した「2013年新聞広告クリエーティブコンテスト」で最優秀賞に選ばれ、東京コピーライターズクラブの2014年TCC賞最高新人賞を受賞。
逆の視点で”幸せとは何か”を考えさせる作品です。
いかがでしたか?
コピーと1枚の画像でこれだけの表現ができるのはすごい。センスとアイデアが光る、素晴らしい作品ばかりでした。
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