仕事前の吐き気は体からのSOSサイン!自分が壊れる前にやっておくべき対処策

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「仕事に行こうと思うと吐き気がしてつらい」「会社に行かなきゃいけないのに、吐き気が辛くてしんどい」

その吐き気は、知らず知らずのうちに抱え込んでしまったストレスが原因かもしれません。「吐き気くらい気合と根性で何とかする」と無理を続けていると、取り返しがつかないほどにあなた自身が壊れてしまう可能性もあります。無理をせずに休みましょう。

この記事は、仕事のことを考えると吐き気がしてしんどい人や実際に吐いてしまうという人の参考になるようにまとめました。

「病院に行った方がいいのはわかっているけれど、休めない」という人のために、今日から実践できるストレス発散法も調べてあります。

仕事前の吐き気が辛くてなんとかしたいという人は、参考にしてくださいね。


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仕事前の吐き気がつらい人は壊れる前に休む

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休日はなんともないのに仕事前に吐き気がするとつらいですよね。吐き気の原因は仕事関係のストレスである可能性が高いです。

仕事前になる吐き気がしてつらい症状が2週間以上続いているなら、自律神経失調症やうつなどの病気になりかかっている可能性もあります。

「仕事に行く前だけだし、実際に吐くわけでもないし」「きっと一時的なもの」と、無理をして仕事に行き続けていると、あなたの体と精神が壊れてしまう場合もあります。体調不良で会社を休むことは悪いことではありません。休みましょう。

うつや自律神経失調症の初期症状の可能性もある

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仕事前に決まって吐き気がするのは、うつや自律神経失調症の初期症状の可能性があります。

うつは、無気力や意欲の低下といった心の症状と食欲低下や不眠といった体の症状があります。自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで様々な不調が体に生じます。

  • 吐き気がする・毎日のように吐いている
  • 涙が自然に流れて止まらない
  • 頭痛がひどい
  • 出勤前になると腹痛がある
  • めまい・立ちくらみが頻繁にある 

こういった症状が継続的に発生している場合は、かかりつけ医に相談した方がいいでしょう。インターネット上でも、このような症状で悩みながら仕事に行っている人が多くいました。

吐き気がする・毎日のように吐いている

今日も吐き気がするけど、出勤だよ〜。昨日はお休みだったからまだマシな方、連勤が続くとしんどい。GWはずっと出勤だったから、朝から吐いて大変だった…。

販売業の20代の女性は、出勤前の吐き気と付き合い続けて3ヶ月ほどになったとのことでした。土日祝日出勤なので、お休みは平日にあるものの、病院を受診するのは面倒とおっしゃっていましたが、体が動くうちに受診してもらいたいです。

涙が自然に流れて止まらない

職場の子、抑うつだって。「涙が流れて止まらないんだぁ。ベッドからも起きられない。ごめんね、今日、いけないって伝えて」って朝一電話きたけど、そのまま精神科直行。入院だってさ。前から様子はおかしいと思ってたけど…。

職場のアルバイトが抑うつ診断されてこれなくなった方です。先輩からのハラスメント に悩んでいるのは知っていたそうで、「おかしいな」と思ったときに「休んで病院に行きなよ」と声をかければよかったと後悔してらっしゃいました。

頭痛がひどい

偏頭痛かなぁ?右耳の後ろ側が叩かれてるみたいに痛い。ここ最近ずっとなんだよね。風邪ってわけじゃなさそうだし…。

他にも吐き気や腰の痛みがあり、「もしかしたら、職場のストレスかもしれませんよ?」と、かかりつけの内科医に言われた方の体験談です。その後、かかりつけ医から心療内科の紹介状をもらい、抑うつと診断されたそうです。精神的なダメージが体に現れることはよくあることなんだそうですよ。

出勤前になると腹痛がある

便秘や下痢を繰り返し、検査でも異常がない人は、過敏性腸症候群の可能性も疑いましょう。通勤電車の中で急な腹痛に襲われて途中下車をした経験はありませんか。過敏性腸症候群の原因の大半はストレスです。市販薬で症状が治る人もいますが、症状に改善が見られない場合は、心療内科を受診した方がいいでしょう。

めまい・立ちくらみが頻繁にある

体や足元がグルグル回る回転性めまいや、全身が浮いているように感じる浮動性めまい、立ちくらみが頻繁にある場合は、自律神経失調症である可能性があります。

新しい職場に入ってから、立ちくらみやめまいに悩んでいる人も多く、頻繁に発生するようなら病院を受診しましょう。

厚生労働省のサイトでセルフチェックしてみよう

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職場のストレスがどれくらいかかっているのかをチェックできるサイトがあります。厚生労働省が提供している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」です。

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以下の4つのグループの質問に答えることで、ストレスの度合いがわかります。質問は全てで57問ありますが、最もあてはまる選択肢にチェックを入れるだけなので、5分で結果がわかるシステムです。

  1. 仕事について
  2. 最近1ヶ月の状態について
  3. 周りの方々について
  4. 満足度について

全ての質問に答えると、ストレス診断の結果が表示されます。

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ストレス診断の結果は、PDFファイルで保存でき、指定したメールアドレスに送信することも可能です。

あなたが感じているストレスの主な原因や今の状況がわかるほかに、どれくらいストレスを受けている状態なのかも図解されるのでわかりやすいですよ。

ストレスケアのアドバイスを学べるe-ラーニングシステムや、専門の相談窓口案内もあります。

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5分で診断できるので、「自分の様子がおかしいな」と感じたときにさっとチェックするといいでしょう。

関連リンク:厚生労働省「5分でできる職場のストレスセルフチェック

関連リンク:こころの耳「相談窓口案内

病院を受診するならかかりつけ医へ!ない場合は…

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仕事に行く前に吐き気がするし、メンタルチェックをしたらどうやら受診が必要なレベル…となったら、会社を休んで病院を受診しましょう。

いきなり心療内科を受診するのは抵抗があるなら、かかりつけの医院に相談するのがおすすめです。体験談にもありましたが、かかりつけの内科医に体調不良を相談した結果、心療内科を紹介され、抑うつ診断されるケースもあります。

もし、かかりつけ医がないなら、「内科・消化器外科」を受診しましょう。吐き気と一緒にめまいがひどい場合も、まずは内科を受診します。

めまいの場合は、発生したらまずは安静にすることが大切です。ストレスが原因の場合もありますが、他の病気の可能性も高いです。

症状がおさまらなかったり、気が遠くなったり、頭痛がしてきたり、物が二重に見えたりしてきたら、早めにかかりつけ医の診察を受けてください。

引用:(公社)鹿児島県医師会「健康トピックス

鹿児島県医師会のHPにもあるように、早めに医師の診断を受けましょう。

体調不良を起こすストレスをマネジメントする方法

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体調不良の原因にもつながるストレスをマネジメントする方法をご紹介します。ストレスマネジメントとは、自分にかかっているストレスの正体を知ることで、具体的な対処法を学び実践することです。

ストレスマネジメントでは、セルフモニタリングで、自分がどんなときにストレスを感じるのかを観察し、ストレスコーピングでストレスへの対処策を考えます。ストレスへの対処策は、ストレスを発散させる方法、ストレスの原因そのものを解決する方法、ストレスをストレスと感じないように考え方を変える方法があります。

ストレスの原因は、自分の観察日記をつけることで、比較的簡単に「こういう状況に陥ったときにストレスを感じている」と分析できます。しかし、ストレスへの対処策は簡単には見つかりません。特に、7つの習慣にあるような「ストレスになり得る不快感をそのまま不快感として受け止めるのか、それとも別の選択肢をとるのかは自分の意志でもって選択する」方法は、簡単には身につきません。

誰でも簡単に、すぐに実践できるストレス発散方法を5つ紹介します。

  1. フリでもいいので声を出して笑う
  2. 睡眠時間を適度にとり睡眠不足を解消する
  3. 適度な有酸素運動をする
  4. マインドフルネスや瞑想をする
  5. お気に入りの曲や場所など心が落ち着く場所に行く

フリでもいいので声を出して笑う

唇の両端の口角をあげる、鏡の前で笑ってみる、声を出して笑う…心の中では楽しくなくても意識的に笑顔を作ることがストレス発散になることが知られています。

ちょっと口角をあげて笑ったような表情を作るだけでもいいのですが、声を出して笑うことで効果が上がるそうです。笑うことで脳のα波が発せられ、エンドロフィンという成分が放出されることでストレスが軽減するんだそうですよ。

好きな動画や小説を楽しんだり、友人と通話をして声を出して笑う機会を作るのもいいですし、誰もいない部屋で声を出して笑ってみてもいいです。一人で笑うのはちょっと不気味かもしれませんが、部屋に一人なら誰もみていないから大丈夫ですよ。

睡眠時間を適度にとり睡眠不足を解消する

仕事が忙しくて睡眠時間が取れなかったり、仕事のプレッシャーでよく眠れていないとストレスが溜まっていきます。眠れないストレスだけでなく、睡眠不足が原因で低下した判断力や思考力により、思わぬミスをしてしまってストレスが重なってしまう可能性もあります。

仕事の状況が変わらない中で、十分な睡眠時間を確保するのは難しいかもしれません。「明日の仕事を快適にするため」と割り切って、体と精神を休める有給を取得したり、病院を受診して睡眠薬を処方してもらうなど、対処してみましょう。

適度な有酸素運動をする

疲れ果てない程度の有酸素運動は、ストレスを発散する効果があります。有酸素運動というと長時間かかって辛い運動というイメージを持っている人もいますが、ちょっとした散歩や隙間時間に行う簡単ヨガも有酸素運動です。

「筋トレでうつが治った」という噂もある通り、適度な運動を毎日していると体力がつくだけでなくメンタル面にもいい効果が現れるようです。できれば毎日30分から45分程度の運動をするのが好ましいですが、毎週末に1時間程度、時間をとって散歩する程度でもいいそうですよ。

マインドフルネスや瞑想をする

マインドフルネスや瞑想は、自分のあるがままの姿を受け入れることでストレスの軽減や集中力を強化するものです。ゆっくりと呼吸しながら、自分が置かれている状況を考えることで心に落ち着きを取り戻します。

マインドフルネスのボディー・スキャン法は、ゆったりと横になりながら目をつぶり、自分の体の足先から頭に向かって順番に意識を集中させていく方法です。意識を集中させている自分の体の部位が感じている感覚や集中したことで思い浮かんだことに考えを集中させていきます。

有酸素運動と違い、夜寝る前に布団の中で実践してもいいので、一番手軽に取り入れられるストレス発散方法かもしれませんね。

お気に入りの曲や場所など心が落ち着く場所に行く

お気に入りの曲や場所など、心が落ち着く場所に行くのもストレス発散方法として有名ですね。

車の中や自分の部屋でお気に入りの曲だけをリピートして聞いてもいいですし、Youtubeなどの動画配信サイトで焚き火や暖炉の動画をずっとみていても心が落ち着きます。

どうしても無理なときは休職・転職も視野に入れる

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仕事の前に吐き気がするときの対処策をやってみても、どうしても仕事に行けない場合や「職場に原因があるのがわかったから、もう仕事辞めたい」となったときは、休職・転職を考えましょう。

無理をして仕事に行くよりも、あなたの体の方が大切です。吐き気に悩まされるだけならいいですが、頭痛やめまいなど他の体調不良も併発してしまい、仕事もプライベートも充実させられなくなってしまったら大変です。

今の職場に体に負担がかからない働き方を相談してみて、休職や部署変更ができるならそうした方がいいでしょう。無理なようなら転職活動にとりかかりましょう。働きながら転職活動をして、次の就職先が決まってから退職するのがベストですが、体調に心配があるなら退職してから転職活動をしてもいいでしょう。

休職を上司に相談する前に覚えておきたいこと

上司に休職したい旨を相談する前にやっておきたいことを紹介します。これらをやっておいた方が、休職を相談してから不利益を被る可能性が減ります。

  • 職場に休職制度があるか確認する
  • 自分が休職制度の対象になるか確認する
  • 傷病手当の申請条件
  • 復職の条件

そもそも職場に休職制度があるかどうかや、自分が休職制度の対象になるかを確認しておきましょう。休職制度がある場合でも、これまで取得者がいない場合は、上司や人事の方でも手続きや条件を把握していない可能性もあります。

休職中は条件を満たせば、傷病手当金を受け取れます。傷病手当は1日につき標準月額報酬の2/3が支払われる協会けんぽの手当てです。

支給されるためには以下の4つの条件を全て満たす必要があります。

  1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  2. 仕事に就くことができないこと
  3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

引用:全国健康保険協会 「病気やケガで会社を休んだとき

復職の条件や期限についても確認しておきましょう。休職を申し出た時点では、復職するかどうか悩んでいても、元気になったら「同じ職場で働きたい」と考えるかもしれません。復職するときにスムーズに戻れるようにしておきたいですね。

退職する前に転職エージェントに相談しよう

休職せずにこのまま退職すると心に決めたら、転職エージェントに相談しましょう。退職を上司に相談する前に転職エージェントのコンサルタントに相談するのがベストです。転職コンサルタントと相談した結果、すぐに転職するのがあなたにとっていい選択になるとは限らないからです。

転職エージェントは、今の仕事を辞めて他に移りたいと考えている人のための転職支援サービスです。転職市場に通じたコンサルタントが所属しており、転職希望者とのカウンセリングを行ってから求人情報を紹介してくれるので、あなたの希望に沿っていて、あなたの実力を発揮できる職場選びができます。

転職するかどうか悩んでいる段階でも、カウンセリングを受けることができるので、気軽に利用してみましょう。転職の際に必要な履歴書や職務経歴書の用意もサポートしてくれるので、ハローワークに通って転職するよりも身軽に転職できますよ。

現職に対する悩みや不満も聞いてもらえるので、自分のストレスの原因分析にも役立ちます。

関連記事:転職エージェントおすすめランキング!利用方法やメリットを徹底解説【55サイトから分析】

転職先が決まる前に辞めてしまった!そんなときの手続き

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あまりにも仕事が辛くて、転職先が決まる前に今の会社を辞めてしまったときの手続きについて覚えておきましょう。特に忘れずに手続きをしておきたいのが、健康保険の手続きと失業保険の手続きです。

健康保険は、会社を退職したら国民健康保険に移るか、任意継続するか、家族の扶養に入るかを選択することになります。家族の扶養に入るのが、最もお金がかかりません。国民健康保険に入るのと任意継続で「どちらの方が節約になるのか」不明な場合は、市役所の国民健康保険の窓口に問い合わせると教えてもらえますよ。

自分の都合で会社を辞めた場合、失業保険が給付されるまで3ヶ月間の待機期間があります。「3ヶ月後には転職先も決まっているだろう」と、手続きをしない人も多いですが、やっておかないと転職先が見つからなかったときに困ります。万が一に備えて必ずやっておきましょう。

手続きに必要な雇用保険被保険者証と離職票は、辞めた会社から受け取ります。退職してから2週間経過しても会社から何の音沙汰もない場合は、ハローワークに相談するとハローワーク経由で会社に請求してもらえますよ。

まとめ:仕事前に吐き気が止まらない人は自分の体を大切にして

仕事前に吐き気がして辛いという人は、うつや自律神経失調症などの病気になっている可能性があるので、無理せずに休んでください。

ストレスは知らず知らずのうちに溜めこんでしまうものです。「自分はうつにはならない」「仕事もプライベートも充実している」と考えている人でも、気がつかないうちに溜まっていたストレスが原因で倒れてしまうことがあります。「辛いな、無理だな」と感じたら、仕事を休んで一日療養に当てるのも自分のためですよ。

うつ病診断が下るのが怖い人や「ちょっと具合が悪い日が続いているだけ」と思っている人でも、体調を崩しているのは事実なのですからかかりつけ医に相談しましょう。かかりつけ医がいないなら、内科に行ってみてください。薬が必要な場合は処方してもらえますし、別の診療科で診察が必要なら紹介状を書いてもらえます。

仕事よりも大切なのはあなた自身の体です。厚生労働省の職場のストレスチェックは5分程度で簡単にあなたのストレス度を診断できます。「何かおかしいな」と感じたらまずは診断してみましょう。

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