【転職したいけどスキルがない20代】今すぐやるべきこと・おすすめ転職サービス9選

「転職したいけれど、20代でスキルがないから今の環境で我慢した方がいい?」
「自分に合った転職活動って?」
「後悔しない転職先はどうやって選べばいいの?」

「20代で転職したいけれど、スキルもないしどうしたらいいのかわからない」と一人で悩み、自信を失って身動きがとれなくなってしまう…なんてことはありませんか?

この記事では、現状を打破して満足のいくキャリアプランを歩んでいけるように、『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』(KADOKAWA)の著者でもある寺澤 伸洋(てらさわ のぶひろ)さんにお話を伺い、下記のような内容をお届けします。

この記事で分かること
  • 20代ならではの強みと未知の魅力の見出し方
  • 転職した方が良いケースと悪いケースの見極め方
  • 20代でスキルに自信がない人の転職方法の進め方

また、寺澤さんに伺った「20代社会人向けの転職サイト・転職エージェントの選び方」の基準に沿って、creive編集部でおすすめの転職サービス・エージェントを厳選してご紹介します。

今回お話を伺った専門家:寺澤 伸洋さん

<寺澤 伸洋(てらさわ のぶひろ)さんプロフィール>

外資系企業社員。作家。
1976年大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部卒後、日系メーカーにて営業や業務改革、マーケティング、経営企画など多様な部門を経験しながら17年間勤務。2017年に40歳で外資系企業(GAFA日本法人のうちの1社)に部長として転職。43歳から本の執筆をはじめ、現在に至るまでベストセラーを複数出版。多数のメディアに出演中。

著書に、『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』(KADOKAWA)『GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術』(世界文化社)『4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』(ダイヤモンド社)など。

20代でスキルなしの人が転職するときに大切なこと

20代でスキルなしの人が転職するときに大切なこと
入社してから今まで、目の前の仕事をがむしゃらにやってきた。最近では仕事の勝手も分かってきた。

しかし最近、「もっと将来性を感じられる職種や業種で働きたい」「会社や職場に対する拭いきれない不満がある」といった理由から転職を考え始めた……。

入社して日が浅い20代での転職を検討する場合、どうしても「自信を持てる仕事のスキルがまだないのに、満足いくような転職ができるのか」と悩んでしまうことが多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、悩みを解決し希望を持って具体的なアクションに進むために、寺澤さんにお話を伺っていきます。

20代ならではの強みを意識する

20代ならではの強みを意識
――20代でスキルがない場合、満足いくような転職は可能でしょうか?

もちろん可能です。20代は可能性に満ち溢れていますよね。何でもできます。
スキルが無いことは仕方がありません。まずは、自分のその現状を認知することが第一歩です。

それに、若いんだからまだスキルがなくて当然。でも「スキルがないから」と諦めていては非常にもったいないので「これからどんなスキルをつけたいんだっけ?」と今後の道のりを考えていくことから始めましょう。


――20代社会人が仕事上で持ちうる強みとは何でしょうか。

社会人経験が短い分、どんな業界でも挑戦できるのが大きな強みのひとつですね。

30代、40代と年齢が上がるほど、経験がものを言い、即戦力になることが求められる。
20代なら、もし今いる会社が合わなかったとしても、まだまだ他の会社で伸びる余地がある。

もちろんそれは30代、40代でも同じですが、なかなか会社側(採用側)に受け入れられなくなってきます。それに加えて、30代、40代の場合、新しく挑戦し始めた仕事を何年もかけて身につけた頃には、残念なことにもう先が短くて、せっかくのスキルを活かせるチャンスが少なくなってしまいます。これではモチベーションにもつながりにくいですよね。

それに対して、20代社会人には未知の魅力がある。ポテンシャルを発揮してほかの会社で伸びる可能性も、それを活かせる時間も十分にあるのが強みだと思います。


――自分の未知の魅力を見出して活用していくにはどうしたらいいのでしょうか?


自分が楽しいと思うことを見つけたら、極めるまでやってみること
です。どんなことでも1万時間取り組めば大抵はそこそこの領域にたどりつけると言いますよね。20代なら、1万時間かけた後も身に付けたものを活かせる時間がたくさんある

何事も自分で体験、体感するのが大切なので、若いうちに様々な経験をして、ぜひ早い段階で「楽しい!」「やりたい!」と感じることに出会ってもらいたいですね。

20代の方は、まだ社会人としての経験年数は短いでしょうから、その中で自分が進むべき道や「自分に合ってる仕事がこっちだ!」というものが見えたなら、その道を極めるように進んでいくのが良いと思います。若い今なら、興味があるだけでもいい。何でも経験することが大事です。

プログラム言語に興味があると思うならそれをやる。やってみたいことが「ウェブマーケティング」や「営業」「経理」という人もいるでしょう。その「やってみたい」が好きへの第一歩です。1万時間やったらかなり極められると言いましたが、好きじゃないと1万時間なんてできないですから。

まずは自分がやってきたことを整理する


――同じ20代でも、20代前半や後半など年齢層ごとに有効な転職方法は異なるのでしょうか?

年齢に関わらず基本的には「同じ」だと思います。転職するときって、自分がやってきたことを相手に明確に伝えるってことが大事で、それは年齢によって変わらないものです。


――自分がやってきたことを相手に明確に伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは自分が携わったプロジェクトごとに、やってきたことをとにかく手書きで紙に書き出すのがおすすめです。どんな小さなことでも構いません。
「どんなことを、誰と、何を目標にしてやってきたのか」を意識して、自分がやってきたことを書き出していけば、その内容がどんどん深掘りされ、自分の頭の中にぼんやりとあったものがハッキリとしてきます。そうすれば相手に伝えたいこともハッキリしてきて、自分が次に何をすべきなのかが明確になってくるかと思います。


――寺澤さんご自身も、頭の中にあることを紙に書き出しているのですか?

その通りです。たくさんやってきていますよ(笑)。
『40歳でGAFAの部長に転職した僕が1ヶ月でやりきった戦略的面接対策』(Kindle版)の中で、自分の強みをどうやって洗い出して相手に伝えたのかを詳しく書いているのですが、例えばあるプロジェクトに対して、下記のようなことをどんどんノートに書いていきました。

  • どんな目的を果たすために
  • どのようなことを行って
  • 何をしたら解決できたのか
  • それにはどれくらいの期間がかかったのか
  • どのような結果を出せたのか(定量的に)

思考帳
(写真:寺澤さんが実際に書き出し用に使っているノートを見せていただきました)

手書きっていうのが大事で、脳みそが活性化するんですよね。あと、ボールペンじゃなくて鉛筆で書くこと。なぜかというと、鉛筆なら消せるから(笑)。ボールペンの場合「間違ったらすぐに消せなくて嫌だな」って思うと、ばーっと書けなくて手が縮んでしまう。躊躇している間に、頭の中に浮かんできたことを書き逃してしまうともったいないですよね。なので、僕は鉛筆で書いています。

自分のことを相手に伝えるための第一歩として、まずは自分で自分自身のことをきちんと理解するのが大事で、それには、自分のことを一旦すべて紙の上に置いてみるのが有効です。

あと、すべて書き出したあとは、「満足して終わり」ではなく、どういう風にどんな順番でどんな質問に対してストーリーを紐づけるかを考えるのが大事。ここでストーリーの紐付けがしっかりできていると、「自分がどんな人間なのか」「自分がどんな仕事をやってきて、これからどんなことができるのか」が相手に伝わりやすくなります。


――ちなみに、電子機器ではなく、手書きじゃないとダメなのでしょうか?

パソコンやスマホなどの電子機器でもいいかもしれないですが、手を動かすということが重要なんです。例えば、書き出しながら「こことここにさらっとマルをつけたいな」と思ったときもで、手書きなら自由度が高いですよね。
電子機器の操作に気を取られると、思考とアウトプットが直結しにくくなってしまうので、僕は断然手書きをおすすめします。

転職した方が良いケースと悪いケースを見極める

現在の職場で「心が苦しい」と 感じるなら転職活動をした方が良い
――「転職したいけれど今の職場でスキルアップした方がいいのか」と迷っている20代若手もいるかと思います。転職活動をすべきケースとそうでないケースの見分け方はありますか?


まずは「自分がその職場で心が苦しくないかどうか」を考えるのがすごく大事
です。苦しいなら動くべきだし、楽しいと感じているならば、あえて転職する必要はないかと思います。

ただ闇雲に「自分にスキルがないから転職しなきゃいけない」などど考えて早計に動くと、後悔する可能性があるので気をつけてほしいですね。


――寺澤さんは20代の頃、どんなふうに仕事上のスキルを磨かれていったのですか?

業務を進める中で自然と工夫を重ねて、だんだんとスキルが磨かれていったと思います。
例えば、毎日の仕事の中で、同じことを何回も行う必要がある場合、何も工夫をしなければ、ただ同じことの繰り返しで何の成長も改善もありませんよね。
「1ミリでも1%でも何かを改善する」、「次はもっと正確かつ効率的に進める」といった感じで意識していけば、仕事に対して伸びてくると思いますし、こういうときにこういうふうにすればいいんだという経験値やスキルがついてくると考えています。


――仕事では決して楽しいことばかりではないと思います。困難にぶつかった時、寺澤さんはどんな風に乗り越えられたのですか?

僕は今まで色々な部門に所属してきましたが、異動してすぐの新しい環境にポンと置かれたときってすごく大変で……。でも僕の場合、負けず嫌いなところがあって(笑)。

今自分が取り組んでいる仕事に悪戦苦闘していたとしても、「自分以外の誰かしらがその仕事をこなしてきた」わけじゃないですか。なのに「それが、あなたに代わったらできませんね」ってなるのが嫌で、工夫しながら取り組んできましたね。


――新しい環境下では、具体的にはどのように取り組んでこられたのですか?


「できない」っていうのは、「コツがつかめていない」ってこと
だと思うんです。コツがつかめていない状態でがむしゃらに頑張ったところで上手くいくものではありません。なので、僕の場合は「よく知っている人に聞きまくる」っていうことをしていました。20代の若手の方々にも、臆せずにどんどん周りにアドバイスや意見を聞きまくってほしいですね

自分が吸収すべき事柄は周りにいっぱいあるし、色々な人から話を聞いて体感していくのが大切。頭で理解したことと、自分がやったことがつながる一瞬ってあるんですよね。そのときにレベルがひとつ上がるのだと思います。
受験勉強やプログラミングもそうだけど、最初は文字の羅列をマネするところから始まる。そこから応用して発展していけるんです。

20代でスキルに自信がない人の転職の進め方

その1.本当にやりたい仕事は何か見極める

――「自分にはスキルがない」と考えている20代社会人が「本当にやりたい仕事」を見極めるためにはどんなことが必要でしょうか。

 

まずは先に述べたような、自分が今までやってきたことの深掘りが必要。その上で、本当にやりたいことを見つけるために、下記のような「4分割ノート」をつくるのがおすすめです

4分割ノート作成例
――「4分割ノート」って?

「4分割ノート」というのは、縦方向に「好き×嫌い」横方向に「得意×苦手」という軸を書いて、自分がやってきた経験をそれぞれの領域に配置したものです。

ちなみに、軸はボールペンで書いて、それぞれの経験は消したり移動できるように鉛筆で書くのがおすすめです。少し前までは「嫌いで苦手」だったものが、時間や環境が変わると「嫌いだけど得意」になったり、「苦手」の度合いが「得意」に近づいてきたりすることって結構あるので。

自分が過去にやってきたことを洗い出して配置していくことで、自分ってこれが好きだったんだな、これはいまいちだったんだなってことがわかります。

この4分割ノートは、自分がどういう仕事に向かっていくべきなのか、本当にやりたい仕事を見極めるのためにとても役立つマップになるはずです。


――「好きだけど苦手」な領域は、仕事にしないほうが無難でしょうか。

苦手だったものが得意寄りに変化していくこともあるので、「好きだけど苦手」な領域を仕事にするのもありだと思います。

しかし仕事においては、「得意」という領域であれば、人に対してバリューを出していけますよね。バリューを出せるかどうかって、仕事では非常に重要。なので、まずは得意なことを仕事にしていくとスムーズじゃないかなと感じます。

[4分割ノートについてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらをご参照ください]

『GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術 「最高の仕事領域」をみつけよう! 』(世界文化社)

その2.効果的な転職方法を知る

――「自分にはスキルがない」と考えている20代に有効な転職対策があれば教えてください。


まずは自分の強みを把握しておくこと。
20代で「スキルがない」って思っていたとしても、誰にでも何らかの強みがすでに備わっていて、その強みがスキルにつながっています。

「強みがない」「スキルがない」と考えている人は、「自分が得意なこと、自信があることは何か」に置き換えて考えてみてください。こう言い換えるだけでスラスラと言葉が出てくる人はものすごく多いですね。

それと、緊張しがちな人は、友人などに面接官になってもらって面接の練習をするのもいいですね。


――寺澤さんはこれまでどのように転職活動をされたのですか?

 

僕の場合、これまでの転職すべて、積極的に転職活動をしていたというよりは、知り合いなど周囲の方から誘いを受けての行動でした。現在務めている企業も、先に友人が入社していて、「どう?」と声がかかったのがきっかけです。


ーー周囲から転職の声が自然とかかるような環境にない方はどのように動いたらいいでしょうか。


転職サイトや転職エージェントを活用して、転職したい企業の情報を入手していくやり方も有効だと思います
。転職したい企業がどんな風土で、どんなことができる人材を求めているのか、しっかりとチェックするといいですね。

その3.転職サイト、転職エージェントの選び方を知る

ーー「自分にはスキルがない」と考えている20代に適した、転職サイトや転職エージェントの選び方について教えてください。

 

大体こんな感じですかね(下記)。
まずは転職サイトで色々な情報をみて、目指すべき業界や職種など方向性を定めてから、下記のような基準で転職エージェントを選ぶのが良いと思います。

「スキルがない」と考えている20代向けの転職サイト・転職エージェントの選び方

【転職サイトの場合】

  • 選択肢(求人数)が多い

【転職エージェントの場合】

  • 選択肢(求人数)が多い
  • 企業文化や風土を詳しく把握している
  • 企業側がどんな人材を求めているのか詳しく把握している
  • 転職希望者に対して親身に対応してくれる

「行きたいな」って思った企業に対して、どういう情報があるのか、どんな人を求めているのかってことがわかれば、きちんと対策ができるし入社後のミスマッチも少なくなりますよね。

おすすめの転職サイト・エージェントの紹介

ここでは、寺澤さんから伺った内容をもとに、creive編集部おすすめの転職サイト、エージェントを厳選してご紹介します。

【20代におすすめの求人数が多い転職サイト】 [求人数:2021年6月26日調べ]

サービス名 求人数  特徴
doda TOP No.1:
doda転職
約8.5万
  • 全国での求人を幅広く取り扱っている
  • 幅広い職種の求人情報を確認できる
リクナビNEXT TOP No.2:
リクナビNEXT
 約5.1万
  • 「スカウト機能」があり、企業からのオファーを受けられる
  • 年間休日や残業時間などのこだわり条件を絞って検索可能
マイナビ転職TOP No.3:
マイナビ転職
約1.4万
  • マイナビ転職にしか載っていない求人情報多数
  • 「はじめての転職早分かりガイド」などサポートコンテンツが充実

【20代におすすめの求人数が多い転職エージェント】 [求人数:2021年6月26日調べ]

サービス名 公開求人数 非公開求人数
リクルートエージェントTOP No.1:
リクルートエージェント
約11万 約17万
No.2:
マイナビエージェント
約2.3万件
(全求人の約20%)
約9.2万件
(全求人の約20%)
doda(エージェントサービス)TOP No.3:
doda
(エージェントサービス)

約10万

【企業の文化や風土を詳しく把握している転職エージェント】

マイナビエージェント
  • 企業ごとに個別で担当者がついている
  • 企業が求めている人材を的確に把握しマッチした求人情報を提供

【20代転職希望者に親身になってくれる転職エージェント】

ハタラクティブTOP ハタラクティブ
  • 第二新卒など若年層がメインターゲット
  • 20代若手が求める不安や悩みをしっかりサポートし面接の受け方も細かくアドバイス

20代や第二新卒向けの転職サイトをもっと知りたい場合は、下記記事もおすすめです。

おすすめ記事20代・第二新卒に強い転職サイトを厳選!おすすめを比較・ランキングしました

転職した場合の想定年収を知りたい

本格的な転職活動を始める前に、自分の市場価値や、転職した場合の年収がいくらになりそうか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな方におすすめのサービスをcreive編集部から2つご紹介します。

ミイダス

ミイダスTOP

https://miidas.jp/
ミイダスは、下記のような簡単な質問に答えていくと自分の「想定オファー年収」を算出してくれる転職サービスです。費用は無料。

  • 在職中かどうか
  • 雇用形態
  • 直近の会社での役職 etc.

回答した内容にもとづいて、企業からのオファーをもらうこともできます。
今すぐの積極的な転職活動は考えていないけれど、社会人としての自分の位置付けをざっくりと知っておきたいという方におすすめです。

mentors(メンターズ)

mentors TOP
https://mentors-lwc.com/
mentorsは、転職希望者がお金を払って「メンター」と呼ばれる方から転職サポートを受けるサービスです。

先に紹介したミイダスとは異なり、有料のサービスとなりますが、転職のプロから質の高いアドバイスをもらいながら、今後のキャリアをしっかりと考えていくことができます。

転職すべきかどうかまだ迷っている段階でも、もちろん利用可能。下記のような転職ありきではない質問にも答えてくれます。

  • 今の会社にあと3年居続けた場合の想定年収と、転職した場合の想定年収の違い
  • 将来こんなキャリアプランを漠然と考えているけれど、具体的にどんな行動をすれば良いのか
  • 起業してみたい  etc.

料金は、初回ならば9,980円(最大45分間)。
今の自分をなんとか打開したいと考えている方におすすめしたいサービスです

スキルなし20代、こんな転職エージェントには要注意


――「自分にはスキルがない」と考えている20代社会人が注意すべき転職サイト、転職エージェントの特徴があれば教えてください。

企業からのスカウトメッセージを見たりするのにも、すぐにポイントだったり課金が必要だったりとお金に走るようなところは避けた方がいいかもしれないですね。

もちろん、あらかじめ有料制度になっていて、転職希望者がお金を払い精錬された情報を見ることを前提として作られているようなサービスは別ですが、転職希望者をお金としか見ていないようなところは、転職希望者のニーズにマッチした求人の紹介にはつながらないような気がします。

転職エージェントは、企業側からお金をもらえているのだから、利益にばかり走ってユーザーからさらにお金をとるような仕組みのところは積極的に利用しなくてもいいんじゃないかなと思います。

スキルなし20代が転職で失敗しないために

スキルなし20代が転職で失敗しないために
――「自分にはスキルがない」と考えている20代社会人が、後悔しない転職をするためにはどんなことに気をつけるべきでしょうか。

下記の3点に気をつけた方がいいと思います。

  • きちんと情報を得ること
  • 気持ちに余裕を持つこと
  • 面接官がどんなところを見ているのか知っておくこと

焦りから、採用してくれたところに盲目的に転職してしまうと、入社後のミスマッチにつながる可能性があるので気をつけましょう

面接官はどんなところを見ている?

面接官はどんなところを見ている
――20代社会人が面接に来た際、採用担当側はどんなところをみているのでしょうか。


まず、カルチャーフィットとスキルフィットの2点
次に笑顔ですね。

○カルチャーフィット
簡単に言うと、社風や企業風土に合っているかということです。体育会系で勢いを求められる会社もあれば、分析力やロジカルさを重要視している会社もあります。

カルチャーフィットしている人材であれば、チームメンバーと円滑に業務を進められたり、生産性の向上にもつながるので、ここは面接官が見ている重要ポイントのひとつですね。

○スキルフィット
入社後に予定されている仕事において、その人の能力や経験が活かされてしっかりと業務が遂行できるのかということです。
例えば「こういったプログラムを書ける人を募集しています」というところに、書けないい人がきたらお互いに不幸ですよね。

○笑顔
転職前、友人に依頼して面接練習をしてもらったのですが、彼曰く「とにかく笑え」と(笑)。これ、一理あるなって思います。

面接の際に笑顔でいるのは緊張して難しいかもしれないけど、例えば、笑顔を見せない下の例のような人物だと選びにくいって会社はあるだろうなって。チームメンバーと上手くやれそうかどうかという点は、ほとんどの会社で気になるところではないでしょうか

例)多岐にわたるスキルを持っていたとしても、面接で笑顔がなく、目も合わせずに覚えてきた内容を淡々と説明するだけの人
→「周りとのコミュニケーションがとれないかも」と捉えられてしまう可能性も…

面接の会話で笑顔で楽しそうに話してもらえると、その不安も払拭できるものなのです。


――確かにそんな気がします!そのほか採用担当者がみているポイントには何があるでしょうか。


面接官が気になるのは、その人が何をできるのかということ
。それを知るために様々な質問をしてくるので、質問に的確に答えるには自分の棚卸をしっかりとしておくのが重要ですね。


――面接官からの質問に的確に答えるコツは何でしょうか。

一旦、自分の強みや自分がやってきたことを紙に書き出した後に、この会社やこの業界を受けるとしたら、どういう質問がくるんだろうか?ということを考えてみましょう。志望動機などの一般的な質問以外では、業界ごとに質問内容が異なってくるかと思います。

「自分が受けたい業界では、こういう質問をされることが多い」といったことは、今の時代調べればすぐにわかります。その業界特有の質問に対して、自分の経験をどのように返すのかという準備が必要になってくるので、回答できる素材をそろえておきましょう。

20代で社会人としての経験が浅いと「自分にはスキルがない」「何もアピールできるものがない」といった思考に陥ることがあるかもしれないですが、これまでの経験や知識には必ず意味があります
自分がやってきたことや今持っているものを何でも紙に書き出してみれば、情報と情報がつながって、自ずと的確に質問に答えられるようになりますよ


――最後に、creiveのメイン読者は、ウェブ業界に入社してまだ日が浅い20代の方々です。そのような方々が希望を持って自分らしく働いていけるように、何かアドバイスをいただけますか?


40代の僕から見ると、20代は未来の時間も長く、可能性に満ちあふれています
。なので、やりたいことを見つけてどんどんやっちゃってください。

僕自身、本を書きだしたのは43歳。この時まで自分が文章を書くのが得意だなんて気づかなかったんです。これに20〜30代で気づいてたらなって思います。そうしたらもっと色々な本を書く時間があったのにと。こんなふうにみなさんにも、自分が気づいていないスキルがたくさんあるし、チャンスもいっぱいあります。

今興味があることがあれば全力で取り組んでもらったらいいと思うし、いろんな人と出会って遊んでチャレンジしているうちに見つけられるものもある。

40歳になってもまだ新しいスキルが見つかるんだから、20代で「自分にスキルがない」などと言わず、自分に何ができるかを見つけることを楽しむ人生にしていってください


(写真:「20代は可能性に満ち溢れている」と熱く語ってくれた寺澤さん)

転職先選びの注意点

ここからは、あとから「思っていたのと違った!」とならないための転職先選びの注意点や、労働条件に関する誤解されやすい制度をcreive編集部からご紹介します。

◎求人情報:目先の美味しい文句に惑わされないように注意!

◎労働条件:下記のような誤解されやすいものは必ず確認!

  • 休日の制度(「完全週休2日制」と「週休2日制」の違い)
  • みなし残業制度(「固定残業代制」と「みなし労働時間制」どちらにもとづくか)

◎求人情報:目先の美味しい文句に惑わされないように注意!

「大量募集」や「未経験大歓迎」といった美味しく見える文句が強調されている場合、人が居つきにくい職場の可能性があることも視野に入れましょう。安易に飛び付かず、不安や不明なことがあればエージェントに質問するのがベターです。

◎労働条件:必ず確認!

特に誤解されやすいものとして、「休日の制度」と「みなし残業制度」2つを紹介します。

①休日の制度
「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いを整理します。

完全週休2日制
  • 1年を通じて毎週休日が2日取れる
  • 必ず土日が休みというわけではない
週休2日制
  • 2日休める週が月に1回以上ある
  • 例)ある月において、1週目のみ2日間休みがあり、残り3週は1日だけ休みだったとしても「週休2日制」となる

②みなし残業制度
転職希望先が「みなし残業制度」を採用している場合、「固定残業代制」と「みなし労働時間制」のどちらなのか確認しておきましょう。

「固定残業代」にもとづくみなし残業
  • 毎月の給与の中に、会社の就業規則であらかじめ定められた時間分の残業代を含めて支給する制度
  • 定められた残業時間を超えた場合、超えた時間分の安業代が別途支払われる
「みなし労働時間制」にもとづくみなし残業
  • 労使協定の合意のもと定められた「みなし労働時間(※)」以内であれば、「みなし残業」は発生しなかったものとして、残業代は支給されない
  • 例)みなし労働時間が8時間と定められている場合、実際の労働時間が6時間でも10時間でも、「8時間」勤務したものとして賃金を支給する

※転職希望先がこの制度を採用している場合、「みなし労働時間」が何時間なのか事前にしっかりチェック!

スキルなし20代の転職成功事例

20代で特筆すべきスキルがない状態から転職に成功した方はたくさんいらっしゃいます。

カフェでのアルバイトから憧れていたIT企業への転職に成功した方、警備の仕事から人材系企業のエンジニアとして転職した方など様々です。


出典:『ハタラクティブ』体験談より一部抜粋 https://hataractive.jp/talk/

20代の今だからこそ、マインドやポテンシャル、これから先の長い時間を活かした転職活動が可能です。今の仕事や職場に悩みを抱えているならば、思い切って動き出してみると道がひらけるかもしれません。

まとめ

「20代でスキルがない」と感じながら転職するかどうか迷っているならば、「自分がその職場で心が苦しくないかどうか」を考えた上で最終的な判断をしましょう。

転職するのであれば、これまでの経験をいったん全て紙に書き出して、「自分の得意なこと(強み)」は何か、自分が本当にやりたいことは何かを明確にするのがおすすめ。こうすることで、面接の際もストーリーに紐づけた上で的確に質問に応えることができるようになります。

転職を決意した場合でもそうでない場合でも、何事も経験が大切。「自分にスキルがない」などと悲観的になりすぎずに、いろんな人との出会いや経験を経ながら、自分には何ができるのかを楽しく考えていきましょう。

[記事内でご紹介した、寺澤伸洋さんの主な著書はこちらです]

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』
(KADOKAWA)
『GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術』
(世界文化社)
『4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』
(ダイヤモンド社)

 

この記事をかいた人

青山学院大学卒業後、IT企業に入社しSEOディレクターとして勤務。大手電機メーカーや医療系講座などの案件を担当。現在はフリーで動画制作やWebメディアのディレクションに従事。2児の母。[保有資格:心理学学士、FP2級、秘書検定2級]