Facebookの類似オーディエンスとは?概念から作り方まで画像付きで詳しく解説

Facebook広告を出稿する上で、効果が高い設定と言われている類似オーディエンス。

Facebook広告を始めようと思っている方なら一度は聞いたことがあるワードだと思います。

今回はその類似オーディエンスについて仕組みや設定方法についてご紹介します。

Facebook類似オーディエンスとは

類似オーディエンスとは、既存の優良顧客と似た傾向を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われる利用者にリーチする機能

のことをいいます。

簡単に言うと「買ってくれる確率の高いに似ているお客さんに広告を流す」ことができます。

Facebook類似オーディエンスの精度が高い理由

カスタムオーディエンスはFacebookのみではなくその他の広告媒体でも、操作法は違えど設定をすることができます。

ですが、Facebookの類似オーディエンスは精度が格段に高いと言われています。

一般的な類似オーディエンスは、

cookieをベースとした行動情報を元に類似オーディエンスを探し、その行動情報にマッチした広告配信をおこなっています。

一方Facebookは、

一般広告の類似オーディエンスに使われる行動情報+「属性情報」利用してターゲティングを行っています。(当たり前ですが個人情報は守られています)

特にFacebookは実名情報以外の登録は禁止されており、実名であらゆる情報を登録しており、様々な情報をもっています。

そのため、精度が格段に高くなっています。

類似オーディエンスとカスタムオーディエンスの違い

類似オーディエンスと似たワードで「カスタムオーディエンス」があります。

名前の違いは類似・カスタムの違いのみで、わからなくなってしまいますよね。

カスタムオーディエンスは、すでに

  • 購入
  • 資料請求
  • いいねをした

をなどアクションを起こした「既存のお客様」。すでにアクションを起こしたお客様に「リマーケティング」的なアプローチを起こすことができます。

一方類似オーディエンスは類似オーディエンスは「類似」と言う名前なだけあって、すでにアクションを起こした「既存のお客様」に似たユーザーにアプローチすることができます。

類似オーディエンスは、

カスタムオーディエンスをより拡張したターゲティングをすることができます。

Facebook類似オーディエンスを使った方がいい時

ではどんな時に類似オーディエンスを利用した方がいいのでしょうか?

既存顧客やFacebookページの登録者と同じ特徴を持っているけど、ターゲティング仕切れていないユーザーに広告を配信したい際に向いています。

多少の設定をする必要はありますが、一度設定をしてしまえばFacebookが自動で広告配信を行ってくれ管理をする必要がなく手間がかなり省くことができます。

また、オーディエンスのリストも3〜7日で自動更新をしてくれるので、ずっと同じ層に広告が配信し続けられるわけではありません。(運用が長期にわたる場合は更新が必要です)

Facebook類似オーディエンズの設定方法

では類似オーディエンスの設定方法をご紹介します。

  • ピクセル
  • 顧客情報
  • その他ソース(Facebookページなど)

から選択をすることができます。

ちなみに顧客情報を選択する場合は、カスタムオーディエンスがなくては類似オーディエンスを作成できないのでまずはカスタムオーディエンスを作成しましょう。

関連記事:Facebookカスタムオーディエンスの作成方法【特定のユーザーにアプローチをして費用対効果を高める】

類似オーディエンスを作成にアクセス

まずはこちらにアクセスして、オーディエンスを管理するページへアクセスしましょう。

左側のメニューからオーディエンスを選択すると「オーディエンス」を作成するページに遷移します。

その後、

オーディエンスを作成→類似オーディエンスを選択します。

類似オーディエンスのソースを選択

どちらの類似オーディエンスのソースを選択します。

  • バリューベースカスタムオーディエンス(顧客情報)
  • ピクセル

から選択します。その他ソースでは、Facebookページからオーディエンスを選択することもできます。

バリューのあるイベントを選択(ピクセルのみ)

ピクセルを選択した際のみ、イベント(どんなアクションをおこしたユーザーに配信するか)を決定します。

Facebookが推奨するイベントか、バリューのあるその他のイベントから選択をすることができます。

ターゲットの地域

ターゲットにするユーザーが住んできる地域を選択します。

ターゲットにしたいユーザーが住んでいる地域プレミオール対象にしましょう。

オーディエンスのサイズを選択

どのサイズ(どれくらい類似しているか)に広告を配信するか選択します。

オーディエンスサイズは、選択した地域の人口を合わせた人数の1~10%の間で指定できます。

ちなみに類似オーディエンスのソースに最も類似する人は1%。割合を大きくすると、より大きく幅広いオーディエンスが作成されます。

まずは1%を選択した上で徐々に範囲を広めていくことをおすすめします。

後は「オーディエンスを作成」を選択して完了です。

Facebook類似オーディエンス作成の際のポイント

類似オーディエンスを作成する場合は、広いターゲットから徐々にターゲティングを広めていくことがおすすめ。

カスタマーリスト→コンバージョンユーザー→サイト訪問したユーザー

サイズで言うと

小さいサイズ→大きいサイズ

と言った具合にオーディエンスの層を広げていきましょう。

初めから、広いターゲットに向けて配信をすると、狙っているユーザーに広告が配信仕切れずに広告効率が落ちる場合があります。

なおFacebookのおすすめはソースオーディエンスを「1,000人~50,000人」の範囲にすることが推奨されています。

Facebook類似オーディエンスを作成する際の注意点

類似オーディエンスを利用する際の注意点をご紹介します。

ビジネスマネージャの利用が必須

Facebook広告自体は、ビジネスマネージャをしないても出稿できるものの、類似オーディエンスを利用する際はビジネスマネージャの登録が必須となっています。

ビジネスマネージャは広告やFacebookページをまとめて管理することができたりと様々な便利機能があるので作成をおすすめします。

関連記事:【初心者向け】Facebookビジネスマネージャの始め方を画像付きで解説|簡単ステップで広告出稿準備

登録するリストは100以上が必要

リストやCVデータを参考にすることがあると思いますが、その数は100人以上あることが必要です。

あまりにソースデータの数が少なすぎると、適切に広告を配信することができないので注意しましょう。

データソース数が少なすぎるとCPCやCPMが高沸し、費用対効果が合わない場合もあるため注意しましょう。

まとめ:Facebook類似オーディエンスを設定してCV増加

類似オーディエンスは設定するだけで簡単に、効果的なユーザーにアプローチすることができる便利な機能です。

ぜひ利用をして、効果的なユーザーにアプローチをしましょう。

また、類似オーディエンスはカスタムオーディエンスと合わせて利用することがおすすめ。相乗効果でより効果的なアプローチをすることができます。

まずは、優良な顧客データ手に入れるために広告を配信していきましょう。