「SEの仕事についたいいものの、周りについていけないし、気がつけばエクセル作業員になっていてツライ」
「転職したいけれど、自分のスキルに自信がなくて踏ん切りがつかない」
そんな悩みを抱えているのはあなただけではありません。
文系でも未経験でも大丈夫と言われて入った会社が合わないとツライですよね。肩書きはSEで専門職なので「実力もないのに転職先なんてあるのか」と不安に感じてしまう人も少なくありません。
この記事では、「仕事についていけない」と悩んでいるSEの人の悩みが和らぐように、ついていけないと考える理由と対処策、転職する際に失敗しないためのポイントを紹介します。
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SEが「仕事についていけない」と悩んだときの理由別対処策
「仕事についていけない」と悩むのは文系SEの特徴と言われることもありますが、出身の文理の差や経験年数の長短に関わらず、悩無ものです。代表的な悩みと口コミをご紹介します。
プログラミングについていけない
未経験からSEになったものの、応用力を必要とするプログラミングについていけず悩んでいる人、多いです。特に後輩がバリバリの理系や趣味でプログラミングをやっていた場合に無力感にさいなまれることが多いようですね。
プログラミングについていけない場合は、遠回りに見えても基礎からやり直すことが大切です。数学と一緒で、丸暗記でどうにかできてしまった基礎部分を「どうしてそうなるのか」「仕組みはなんなのか」理解しましょう。
スクショ・エクセル作業が嫌でたまらない
プログラムのテスト過程を延々とスクショし、エクセルに貼り付けるエクセル職人がつらいという人もいます。「スクショ職人=現場で使えるほどの技術力のない人」と言われることも多く、精神的なダメージが大きい作業です。
スクショ・エクセル作業が嫌な場合は、そういった作業にアサインされない会社への転職が一番です。現在の会社では「現場に対応できるほどの技術力がない」と思われている可能性が高いので、技術面を磨くのも対処策になります。
一日中パソコンに向かっているのが辛い
「楽そう」と思われることが多いパソコン仕事ですが、一日中取り掛かるとなると目・肩・腰に代表される身体面での不調がきてつらいです。勤務中はずっと無言でカタカタ作業をしているのでコミュニケーション不足からストレスを感じてしまう人も多いですね。
SEが活躍する企業でも社風は様々です。一日中パソコンに向かいっぱなしで対人コミュニケーションがないなら、ある職場に転職するか部署移動を願った方がいいでしょう。
急な仕様変更や要求についていけない
「お客様は神様です」思考に基づいた「顧客の要望による急な仕様変更や要求」についていけないという人も多いです。お客様の要求を噛み砕いてどうすれば要求を叶えられるのかを考えられないリーダー(営業)がいるせいですが、無能な上司・同僚に悩まされるのはどの業界でも一緒のようです。
他人のことは変えられないので、転職して自分が去るのが一番の対処策です。フリーランスになれば、仕事相手も選べるようになりますよ。
プライベートがないのが辛い
プログラミングがわからず、指示待ちの仕事しかない場合、プライベートの時間が全くないことがあります。プライベートのあるなしは、会社によって左右されるとはいえ、あまりにも窮屈だと業界自体が嫌になりますよね。
プライベートがなくて辛い場合は、仕事が忙しい原因を分析しましょう。あなたの仕事効率を下げているのはなんですか?現職にとどまりながら対処できるようなら、対処した方がいいですし、転職が最前なら転職を検討しましょう。
SE向いてないと感じたら早く転職した方がいい
SEに向いていないと感じているなら、早く転職した方がいいでしょう。自分のプログラミング力に限界を感じていたり、エクセル職人と化した業務がつらいなら、若いうちに転職した方がキャリアアップへの道が開けます。
特に、第二新卒カードが使える人は早めに見切りをつけましょう。第二新卒カードが使えるなら、未経験でも新卒と同程度の好条件で転職可能な企業が数多くあります。
SEの仕事についていけないから転職しよう!となったときに考えること
SEから転職しようと考えたときに、分析しておかないと後悔する項目について紹介します。転職を考えている人は、まずはこの5項目について考えてみましょう。
自分では分析しきれないというときは、転職エージェントのコンサルタントに頼るなど、転職カウンセリングのプロに頼るのがいいですよ。
- SEの仕事についていけない理由
- SEという仕事についた理由
- 次の職場に希望すること
- 次の職場のある業界での自分の価値
- 転職活動にさける時間
SEの仕事についていけない理由
SEの仕事についていけないと考えている理由を分析しましょう。
理由によっては、会社を変えるだけでいい可能性もあります。プログラミングに関わること自体が嫌なら、業界ごと変更する必要があるでしょう。
SEという仕事についた理由
そもそもどうしてSEになったのかを思い出しましょう。SEになることで何かやりたいことがあったのではないでしょうか。
初心に返っても「SEは向いていない」と考えるなら転職した方がいいでしょうし、「やりたいことがあるからSEになった」と考えるなら、やりたいことが達成できる会社に転職するか仕事のやり方を改める必要がありそうです。
次の職場に希望すること
転職する前に次の職場に希望することを洗い出しましょう。具体的であるほどいいです。次の職場に希望することがまとまっていないと、給与や待遇がいいだけの求人に応募してしまい、ブラック企業に捕まる可能性が高まります。
最低でも「ここは譲れない」部分は箇条書きにしておきたいですね。
次の職場のある業界での自分の価値
転職で業界も変更したい場合、その業界に行ったときの自分の市場価値を知っておいた方がいいです。自分自身で分析するのは難しいので、転職エージェントに登録し、コンサルタントに相談した方がいいでしょう。
他の業界に転職した場合に、あまりにも待遇が落ちるようだと食べるのにも困る可能性があります。自分のレベルでどの程度の待遇が見込まれるのかを知っておき、今の生活レベルとどの程度の差が生じるのかはみておきましょう。
転職活動にさける時間
転職活動にどれくらい時間を使えるかも考えておきましょう。プライベートもないくらいに忙しい場合は、就業後に転職サイトを見るのもつらいかもしれません。
転職エージェントを利用すると、転職活動のあらゆることを丸投げできますが、エージェントから「志望動機書の提出」「Web試験受験のお願い」といった連絡は届きます。対応するのにも時間がかかりますよ。
現職に勤めながら転職活動をするのがベターですが、どうしても時間が取れない場合や限界を感じる場合は、現職を退職してから転職活動をすることも考えましょう。
SEから転職したい人におすすめのエージェントサービス
SEの仕事が合わないと悩んでいる人におすすめなのが、IT・Web系のエージェントサービスに相談することです。
エージェントサービスは、転職のプロであるコンサルタントが利用者のスキルや悩み、希望をヒアリングした上で転職先や案件を紹介してくれるサービスです。
一般向けの転職サービスもありますが、IT・Web系に特化したエージェントサービスがあります。業界に詳しいので、ミスマッチが少なく「悩みや希望をわかってもらえなかった」という事態になりません。
このまま現職に止まった方がいいのか、転職すれば気持ちよく仕事ができるのか、そもそも業界自体が向いていないのか…そういった根本的なところから相談にのってくれますよ。
レバテックフリーランス
公式サイト:レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、高単価で良質な案件が多いことで評判が高いエージェントサービスです。今の職場を辞めてフリーとして会社員以上の待遇になりたいという人に向いています。
紹介される案件は直請け案件が多く、公式サイトによると利用者の平均年収は862万円となっています。運営会社は、IT系人材派遣サービスの(株)レバテックであり、業界に精通したコンサルタントは「お任せして安心感がある」「業界に詳しく、こうしたいを叶えてくれる」と口コミされています。
サービス名 | レバテックフリーランス |
案件数 | 10,646件 |
得意な案件の特徴 | 常勤・高単価案件 |
支払サイト | 15日 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
レバテックフリーランスの案件の特徴
レバテックフリーランスは、数あるエージェントサービスの中でも案件数が特に豊富で、100万円を超える案件も多いことで有名です。
案件の多くが週5日の常駐案件です。上場企業との取引も多く、IT・Web系でなくても知っているサービスの案件に携われる機会が多くあります。
高単価・高待遇のホワイト案件が多いですが、その分求められるスキル・経験も高いです。
特定分野の経験が3年以上あり、関連分野でのサービスリリース経験が求められることも多いですが、SEとしての経験があれば、案件を紹介してもらえるでしょう。
レバテックフリーランスは常駐型案件を獲得するなら必ず登録すべき
レバテックフリーランスの案件は高単価ゆえに求められるスキルは高く、経験年数も3年以上が目安です。
しかし、他にはない高収入・高待遇案件がそろっており、コンサルタントの知識も業界トップクラスです。「会社員としてのSEはもう嫌だけれど、技術には関わっていきたい」という人は相談してみるといいでしょう。
関連記事:レバテックフリーランスの口コミ・評判を徹底調査【案件の質・稼げるのかを比較】
ITプロパートナーズ
公式サイト:ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、常駐日数が週2・3日と少ない案件が豊富なエージェントサービスです。「疲れた体を癒す短期案件をしながら転職活動をしたい」という人に向いています。
週5日常勤の案件もありますが、どちらかというと常駐日数が少なめの案件が得意です。
サービス名 | ITプロパートナーズ |
案件数 | 2,114件 |
得意な案件の特徴 | 週2・3案件 |
支払サイト | 35日 |
運営会社 | 株式会社Hajimari |
ITプロパートナーズの案件の特徴
ITプロパートナーズの案件は、常勤しなければいけない日数に比べて高単価な案件が多いです。
ITプロパートナーズの公開案件の単価は、レバテックフリーランスのものと比べると低く見えますが、案件のほとんどが週3日程度の常勤を求めるものです。週5日常勤を求める案件と1日あたりの単価を比べると遜色ないことがわかります。
週の常勤日数が少ない案件では、3年程度の経験を求められる場合が多いです。週5日常勤の場合は経験年数は問わず「開発経験があること」としている案件もありました。
ITプロパートナーズは体を休めつつ転職活動したい人におすすめ
ITプロパートナーズは、常勤日数が短い案件が得意なエージェントです。いったん会社を辞めてから転職活動をする人で、「少ない日数の案件に取り組んで収入を安定させたい」という人に向いています。
公式サイトには、「これからフリーランスになろうかどうか悩んでいる人もお気軽にご相談ください」とあります。フリーランスとして活動することも視野に入れている人も相談してみましょう。
週末起業や実績作りの短期案件など、様々な選択肢を紹介してくれます。
関連記事:ITプロパートナーズの口コミ・評判を分析!週2・3日案件は本当にあるの?メリット・デメリットまとめ
マイナビエージェントIT
公式サイト:マイナビIT AGENT
マイナビエージェントITは、マイナビやマイナビ転職と同じ運営元の転職エージェントです。マイナビグループの就・転職サービスで培った企業とのコネクションが強く、案件の8割がマイナビエージェントIT独自の非公開案件です。
サービス名 |
マイナビエージェントIT
|
求人数 |
非公開
取引者数15,000社以上 |
利用者層 | 20代〜30代 ITエンジニア |
運営会社 |
株式会社マイナビ
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マイナビエージェントITの求人の特徴
マイナビエージェントITの求人は非公開になっていますが、Web系はもちろんメーカーやベンダー、大手SIerなどの求人があります。
年収は500万円から800万円程度のところが多く、条件の良い求人が多いことがわかります。
マイナビエージェントITは幅広い業種・業界から転職先を選びたい人におすすめ
マイナビエージェントITは、IT系に関する幅広い業種・職種から転職先を選べます。技術に特化した職種だけでなく、様々なジャンルから転職先を選びたいという人に向いています。
公開されている案件がないので「相談してみるまでわからないのは不安」と感じるかもしれませんが、公開できる案件がないということは、それだけ条件が整っている案件が多いということです。まずは登録して相談してみた方がいいでしょう。
関連記事:マイナビIT AGENTの口コミ・評判【使用者から感想を徹底調査】
マイナビエージェント
公式サイト:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、独自の非公開求人が多いことと親身に相談にのってくれるコンサルタントがいることで有名な転職エージェントです。
一般職向けの転職エージェントなので、ITに特化した求人は特化タイプのエージェントに比べて少ないです。コンサルタントの質を心配する人もいますが、各業界専門のコンサルタントが所属しているので安心できますよ。
サービス名 | マイナビエージェント |
求人数 | 公開求人数 15,373 件 非公開求人 17,268 件 |
利用者層 | 20代〜30代 転職経験少 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
マイナビエージェントの求人の特徴
マイナビエージェントの求人は、公開求人よりも非公開求人が多いのが特徴です。一般転職向けのエージェントですが、SEやシステムエンジニアといったIT系の求人も多く、全国に対応しています。
マイナビエージェントは地方に転職したい人におすすめ
マイナビエージェントは全国に対応しています。コンサルタントと対面で面談できる拠点も全国各地にありますよ。特化タイプのエージェントに「勤めたい地域の求人がなかった」という人は登録すれば、新しい求人に巡り合える可能性が高いでしょう。
関連記事:マイナビエージェントの口コミ・評判を分析!うざいと勘違いするほど面倒見がいい転職エージェント
リクナビNEXT
公式サイト:リクナビNEXT
リクナビNEXTは、就職・転職のリクナビが運営している転職サイトです。自分で求人情報を探し、自分で応募するタイプのサービスなので、転職先が決まるまで手間がかかりますが、求人数が多く、エージェントの補助ツールとして使う人が多いです。
サービス名 | リクナビNEXT |
求人数 | 40,774件 |
利用者層 | 20代後半〜40代 |
運営会社 | リクルートキャリア |
リクナビNEXTの求人の特徴について
リクナビNEXTの求人には、派遣・契約社員、正社員、未経験者歓迎など、様々な形態のものがあります。条件や待遇もピンからキリまでそろっているので、絞り込むのが大変ですが、豊富な求人の中から自分にあったものを自分で選びたいという人には向いているでしょう。
IT業界とは全くの他業種・他業界の求人も豊富にのっているので「IT業界からは足を洗いたい」と考えている人が、他業種の求人を参考に検索するのにも向いています。
関連記事:リクナビNEXTの口コミ・評判から分析する転職エージェントと併用すべき理由
まとめ:SEの仕事についていけないと感じたらエージェントサービスに相談してみよう
SEの仕事についていけないと感じているなら、「すぐに転職しよう」と行動する前にエージェントサービスを利用しましょう。
「もう嫌だ」「ここから抜けたい」と考えだすと、去ることばかりに頭がいってしまいますが、去った後のことも考えておかなければ将来の自分が苦労します。
転職に成功するには自己分析が大切です。でも、仕事でいっぱいいっぱいのときに冷静な判断をするのは思った以上に難しいものです。エージェントサービスを利用し、プロに分析してもらいながら自分にとってのベストを探しましょう。