Midworksは、フリーランスへの給与保証がある案件紹介サービスです。
フリーランスには福利厚生という概念がなく、会社員に比べて社会保障も弱いのが当たり前ですよね。しかし、Midworksは、利用しているフリーランスへの給与保証制度を整えています。
「そんな美味しい話があるわけがない」と感じた人もいるでしょうが、Midworksは給与保証以外にも様々なフリーランス向けの福利厚生を提供しています。
この記事では、給与保証に代表される充実した福利厚生で人気のMidworksの利用者の口コミ・評判を集めました。Midworksの福利厚生や案件内容・単価について口コミ・評判から分析しています。
「『あったら便利だろうな』があるMidworksだけど登録する価値が本当にあるか疑問」と考えている方は、参考にしてください。
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Midworksはどんなサービス?
Midworksは、IT系フリーランスエンジニア・デザイナー専門の案件紹介サービスです。給与保証制度や税務保障などの正社員並みの福利厚生制度があることで人気です。
Midworksのビジョンは『「Make Engineers Happy〜幸せに働くエンジニアを増やし、社会貢献する〜」』です。ビジョンの通り、フリーランスの収入が安定し、安心して働ける仕組みを作っており、福利厚生プランは専任のコンサルタントがオーダーメイドで作成してくれます。
Midworksの運営会社である株式会社Branding Engineerは、2013年に創業しています。IT人材向けのサービスを中心に提供している会社です。
会社名 |
株式会社 Branding Engineer
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代表取締役CEO | 河端 保志 |
代表取締役COO | 高原 克弥 |
資本金 |
122,090,000円(資本準備金含む)
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設立 | 2013年10月2日 |
認定 |
一般労働者派遣事業許可番号:派13-306090
有料職業紹介事業許可番号 :13-ユ-307261 |
本社所在地 |
〒150-0044
東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル5F |
Midworks以外にも、IT系人材用のサービスを運営しています。
Tech Stars Agent |
IT・Web・ゲーム系特化型の転職エージェント
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tech boost |
未経験転職を目指す人向けのプログラミングスクール
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Mayonez |
IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン
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tsch boostは、未経験からIT系への転職を目指す人向けのプログラミングスクール。Tech Starsは、IT・Web、ゲーム系の人材に特化した転職エージェントです。IT人材のためのキャリア・ライフスタイルマガジンのMayonezも運営しています。
プログラミングスクールから就職・転職、転職後の情報収集までの一式を提供しています。
Midworksの口コミ・評判からメリットを紹介
Midworks利用者の口コミ・評判から、利用者にとってのメリットを分析しました。
給与保証制度など福利厚生が手厚い
口コミにもあるようにMidworksは給与保証制度など、他のサービスにはない福利厚生を提供しています。
Midworksの福利厚生制度サービスにはこんなものがあります。
- 給与保証制度:月額契約単価の80%を日割りで受け取り
- フリーランス協会ベネフィットプラン:年会費無料
- フリーランス賠償責任保険:自動付帯
- 所得補償制度:個人加入の場合の40%オフで加入可能
- 福利厚生サービスWELBOX:会員価格で利用可能
- バーチャルオフィス:優待価格で利用可能
- 金融サービス:利用優遇
- 法務税務相談「AI-CON」「AI-CONドラフト」:割引価格で利用可能
- freee個人事業主プラン:無料
- 福利厚生サービスリロクラブ:年会費無料
単に年会費無料となっているサービスも、細かくみていくと「グルメ」「レジャー」「子育て」と様々なジャンルのサービスを利用でき便利です。会社員でもホワイト企業でなければ、ここまでの福利厚生はつかないでしょう。
週3案件が豊富
給与保証があるくらいだし、週5勤務で会社員と変わらない働き方しかできないんでしょ? と思っていたけど、週3案件もあって驚いた。検索の絞り込みにも条件としてあるし、コンサルタントにお願いしたら、かなりの数が出てきた。
正直、他にやりたいことがあるし片手間である程度の金額が稼げればいいと思っていたから、助かる。
Midworksは、週1日〜4日までの自由度が高い案件も豊富に取り扱っています。
公開されている案件で絞り込んでも、週1日〜4日の案件で1,000件以上がヒットしました。出勤日数が少なくていい案件のほとんどが一部リモートを認めており、起業したてのIT人材や他社案件とかけもちをしているフリーランスが活躍しやすくなっています。
マージン率・発注単価を公開している
案件によって差があるとはいうものの、他社と違ってマージン率を公開してくれているのは安心できる。
単価も公開されるので「いくら抜かれているのか」不信感を抱かずにすむのは精神衛生上いいと思う。
Midworksは、マージン率と発注単価を公開しています。マージン率は案件によって差がありますが、福利厚生費用分も入れて10%から15%の範囲におさまるように調整されているようです。
マージン率がわからないと「一次受けだったら、本当はいくらもらえたんだろう」「搾取されているだけではないのか」と行った疑問を抱かずにすむので、余計な心配をしないで仕事に集中できますね。
給与支払いが翌月20日支払い
Midworksの支払いサイトは、20日サイトが基本です。サービスによっては40日・60日というところもある中で、20日サイトは短く、会社員時代の「今月の仕事は翌月の給与」と同じ感覚になれます。
フリーランスにとって「今の仕事がいつお金に変わるのか」は死活問題です。フリーランス初心者の人の中には、キャッシュフローで困ってしまう人もいます。支払いサイトが短いと、余計な心配をしなくていいので助かりますね。
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Midworksの口コミ・評判からデメリットを紹介
Midworksを利用した人の口コミ・評判から、利用する際のデメリットを紹介します。
関東圏と関西の一部にしか対応していない
Midworksの対応地域は首都圏のみです。公開案件の検索画面で絞り込み検索もできるのですが、対応しているエリアとして表示されるのは、この11箇所のみとなっています。
2020年2月には、大阪に「Branding Engineer OSAKA」をオープンしているので、コンサルタントに問い合わせれば大阪方面の案件も案内してもらえる可能性はあります。
未経験者向けの案件はほぼない
Midworksの案件は、「未経験」「経験1年」には、ほぼ対応していません。公開案件の検索で「未経験」で検索したところ、該当したのは8件のみでした。
給与保証などの福利厚生が厚いサービスほど、すぐに案件が決まる経験者が優遇される傾向にあります。Midworksもある程度経験がある人が対象です。経験年数が2年になると「150件」、3年になると「200件」の案件がヒットしました。Midworksで案件を獲得するなら、実務経験を積んでおく必要があります。
未経験に近い状態のフリーランスの方は、Midworksではなくポテパンフリーランスやクラウドテックのような未経験者向けの案件を豊富に扱っているサービスを利用しましょう。
Midworksにはどんな案件があるの?【質・平均単価】
Midworksの案件は、8つのポジションと14のスキルから絞り込み検索できます。
8つのポジションの案件数はこのようになっていました(2020年5月時点)
- サーバーサイドエンジニア:286件
- フロントエンドエンジニア:95件
- Webディレクター・プロデューサー:91件
- スマホアプリ開発(ネイティブ)エンジニア:55件
- UI・UXデザイナー:47件
- サーバーエンジニア:6件
- アナリスト(データサイエンティスト):1件
- 企画・マーケティング:0件
最も案件が多かったサーバーサイドエンジニア案件の単価は、50万円から100万円の範囲のものが多数ありました。
サーバーサイドエンジニア案件で求められるスキルは、PHP、JavaScript、AWSが多かったです。
全体の案件単価は、50万円以上のものが大半をしめました。100万円を超える案件も複数ありましたので、非公開案件の中にはもっと多くの高額案件があることが予想できます。
求人は、ベンチャー企業以外にも大手企業への参画案件があり、「ベンチャーばかりで、予想外の方向から仕事が降ってきた」ということはなさそうです。
エンジニア系の案件は非公開案件が多く、各サービスでは公開案件の倍以上非公開案件を所有しているのが普通ですが、Midworksも例外ではありません。良質な案件ほど、非公開になっているので、登録して案件をきいてみた方がいいでしょう。
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Midworksの手数料・マージン率
Midworksのマージン率は、10%から15%です。サービスを利用しているエンジニアに安心して受注してもらえるように、企業からの発注単価も公開しています。
一般的なマージン率が20%以上と言われているなか、10%代のマージン率はとても低いです。Midworksの交渉力と企業との深いつながりがあるからこそ、実現するマージン率です。
「マージンがない案件がいい」と考えている人もいるかもしれませんが、案件紹介サービスを使う以上、マージンや手数料が発生するのは仕方がないことです。たった10%程度のマージン率で、Midworksの手厚い福利厚生を受けることができ、案件獲得のための営業もしなくていいのですから、「必要経費」として捉えましょう。
Midworksの使い方
Midworksに登録してから案件に参画するまでの流れを紹介します。
- 登録
- カウンセリング面談
- 商談
- 参画
- 参画後フォロー
登録
Midworksの公式サイトから、登録します。
会員登録フォームは、Facebook・GithubのIDを使って入力を省略することも可能です。
登録すると、3営業日以内に担当者から連絡があるので、面談日程を調整しましょう。
カウンセリング面談
コンサルタントとのカウンセリング面談をします。面談ではこんな内容を聞かれます。
- 経歴
- スキル
- キャリアビジョン
どの内容もあなたをクライアントに紹介するために必要なので、事前に準備しておくといいですね。
この3つを踏まえて案件が提案されます。その場で提案されることもありますし、後日メールなどで連絡がくる場合もあります。
案件の提案以外にも、あなたが今後伸ばしていった方がいいスキルや業界動向についてのアドバイスももらえます。面談にかかる所要時間は2時間程度が目安です。
商談
参画したい案件ができたら、Midworksの担当者と一緒に商談に行きます。Midworksでは商談といっていますが、他のサービスでの「クライアント面談」のことです。
面談の前に、Midworksの担当者と10分程度打ち合わせをしクライアントを訪問します。面談では、Midworksの担当者がメインで話をしてくれるので、口下手な人でも安心して挑めますよ。
参画
クライアントとの商談がまとまったら、案件に参画します。
参画条件は、Midworksのコンサルタントが交渉してくれるので、参画スタート日や待遇等で条件がある場合はコンサルタントに相談しましょう。契約の締結は、クライアントとMidworksの間で行います。
参画後フォロー
案件参画後もMidworksのコンサルタントがフォローしてくれます。
Midworksがフォローしてくれる内容には、こんなものがあります。
- 参画後2週間のヒアリング
- ランチ相談会
- LINE@でのオンライン相談会
- 定期ヒアリング(月1回)
福利厚生の中には交通費や書籍代のフォローもあります。積極的に利用しましょう。
Midworksでいい案件を受注するコツ
Midworksでいい案件を受注するコツは、関連スキルを含めて実力をあげることです。
Midworksには未経験や経験年数が少ない人向けの案件がほぼありません。通常の案件を紹介してもらうにしても、高単価案件を目指すにしても実力とスキルをあげておく必要があります。
今のスキルと実力で不満のある案件しか紹介されていないなら、希望する案件を受注するために必要なスキルや実績をコンサルタントにきいてみましょう。コンサルタントが指摘してくれたスキルセットをつけるように努力すれば、希望の案件に手が届くようになります。
スキルアップには、プログラミングスクールを利用するのも手です。プログラミングスクールというと、「初心者・未経験者向け」というイメージがありますが、しっかりと組まれたカリキュラムは新しいスキルを付けたいベテランが利用してもいいものです。
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Midworksと同様のサービスとの比較
Midworksと同じく、首都圏を中心にフリーランス向けの案件を紹介しているサービスと比較しました。
midworks | レバテックフリーランス | ギークスジョブ | |
公開案件数 | 1,200件 | 10,646件 | 1,484件 |
単価 | 100万超え案件あり | 100万円超え案件あり | 最高100万円ほど |
最低参加日数 | 週5日が基本 週2日案件もあり |
週5日が基本 | 週5日が基本 |
福利厚生 | 正社員並み | あり | あり |
募集職種 | ・アプリエンジニア ・エンジニア ・クリエイター |
・エンジニア ・クリエイター |
・アプリエンジニア ・ゲームエンジニア ・ゲームデザイナー |
フォロー体制 | ◯ | ◯ | ◯ |
Midworksは、福利厚生が手厚いサービスです。案件数はレバテックフリーランスに比べると少なく感じますが、それ以外の他社と比べると遜色ない程度です。
福利厚生に給与保証があるサービスは他にはなく、給与保証を除いたとしても他社よりも充実した福利厚生制度になっています。
案件参画後のフォロー体制も整っており、参画後のフリーランスエンジニアが気軽にコンサルタントと連絡が取れる配慮がされています。フリーランスが安心して案件に取り組めるスタイルが確立されている点は、業界内でもトップクラスです。
Midworksのよくある質問
Midworksを利用している人からのよくある質問について紹介します。
大阪・関西での案件紹介は可能ですか?
可能です。
ITエンジニア向けに、安心保証のある新しいフリーランス独立支援のカタチを提供する『Midworks』が、関西エリアへ提供サービス範囲を拡大します。
引用:PR TIMES 【Branding Engineerが関西エリアに初進出】いよいよ関東圏以外へサービス提供を開始!関西IT業界にも、新しい風を。
2020年2月に大阪拠点「Branding Engineer OSAKA」がオープンしています。大阪拠点のサービスの中に「Midworksの関西エリアローンチ」があります。公式サイト内には関西方面の案件はほぼ出ていませんが、コンサルタントに相談してみてください。
福利厚生は必要なものだけ受けたい
福利厚生はあなたに合った、必要なものだけを専任のコンサルタントと一緒に選びます。
Midworksの福利厚生は、フリーランス・個人事業主の方が正社員並みの福利厚生を受けられるように考えられたものです。しかし、必要な福利厚生は個人によって違います。全てが無料というわけではなく、割引価格で提供されるものもあり、「自分には不要」と感じるものまで無理に受ける必要はありません。
専任のコンサルタントにご相談いただければ、あなたに必要な福利厚生を考え、最適なプランを提供いたします。
Midworksに断られた・案件を紹介してもらえなかったら使いたい案件
Midworksに登録を断られたり、案件を紹介してもらえなかった場合は、実力やスキルセットが不十分である可能性があります。
少しランクを落としてでも、自分のスキル・経験に見合った案件を紹介してもらえるサービスを利用しましょう。
未経験者やスキルセットが甘い人でも案件を紹介してもらえるサービスに
があります。
クラウドソーシングサイトを利用して実績を積むなら、大手2社を使うと便利です。
クラウドソーシングサイトは、Web・IT関係に詳しくない初めて発注するクライアントも多いです。「これならできる」と思った案件でも、初歩的なことでクライアントとすれ違いトラブルになることもあります。利用する場合は、注意しましょう。
今持っているスキルと相性のいいスキルを身に付けるなら、プログラミングスクールの利用もおすすめです。スクールの中には完全オンラインでメンターが付き、必要な技術をピックアップして受講できるスタイルのところもあります。受講前にメンターに相談できるスクールがほとんどなので、相談してみましょう。
まとめ:Midworksは正社員並みの福利厚生が強みの案件紹介サービスだった
Midworksは、正社員並みの福利厚生が人気を博しているフリーランス向け案件紹介サービスです。
案件が途切れてしまった場合の8割の給与保証は他にはないサービスです。フリーランスは、自由と引き換えに様々な社会保障を失う仕事スタイルですが、それを補ってくれるサービスを提供してくれるのは安心に繋がりますね。
未経験者や経験年数が短い人向けの案件は少ないので、実力とスキルを磨いた状態で登録しないと案件を紹介してもらえない可能性はあります。しかし、100万円以上の案件も多く、週2・週3案件も豊富と、多種多様な案件がそろっており、あなたの希望に合った案件に出会える可能性が高いです。
登録は無料ですし、登録することでしか見られない非公開案件もあります。フリーランス向け案件紹介サービスは、複数社登録して利用するのが定番です。登録しておくべき1社にMidworksを加えてみましょう。
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