フリーランスとして働いている人が増えている中で、データベースエンジニアの方もかなりその割合は増えてきました。
会社員とは違い、フリーランスという働き方は自分のスキルと実績だけではなく営業スキルも必要な上、税金や経営に関する知識も必要となってきます。
その代わり、報酬額は会社員として勤めている方の何倍ものお金を稼げる可能性があるため、大変魅力的に感じる方も少なくありません。
今回はそんなフリーランスに少しでも興味のあるデータベースエンジニアの方のために、フリーランスという働き方の提案を行いたいと思います。
\
<この記事がおすすめの方>
- フリーランスという働き方に少しでも興味がる方
- データベースエンジニアとして会社で今現在働いている方
- フリーランスデータベースエンジニアになると、どのくらい稼げるのか気になる方
フリーランスデータベースエンジニアという働き方
フリーランスという働き方は、会社員と違い支持する上司も助けてくれる同僚もいないため、自分で案件を取得してクライアントと話し合い、業務に取り組み、報酬を貰わなければなりません。
会社で勤めている間は、自分が失敗しても会社がカバーしてくれましたが、フリーランスとして働くようになると全て「自己責任」となります。
特にデータベースエンジニアとして働く場合は、あなたのスキルや実績がものを言うのでそれらに自信がないことには、フリーランスとしては生きていけません。
以下からもっと掘り下げてみていきましょう。
フリーランスデータベースエンジニアとは?
データベースエンジニアとは、主に膨大なデータベースを開発・管理・運用する人のことを指します。
フリーランスデータベースエンジニアとしての役割は、主にデータベースのチューニングを行うことが多いですが、求められることは会社員よりも多いため出来るだけ幅広い知識や技術が必要となります。
また、フリーランスデータベースになると、常に顧客の希望に合ったシステムを設計・開発することが求められるため、柔軟に対応できるコミュニケーション能力等も求められてきますね。
フリーランスデータベースエンジニアの業務内容
フリーランスデータベースエンジニアとしての主な業務内容は、大き分けて3つあります。
- データベースの設計・開発
- データベースの管理・運用
- データベースの活用・提案
それぞれデータベースに関することなので、フリーランスとして活動する方はこれらの知識やスキルは必要不可欠ですね。
以下から分かりやすく解説していきます。
データベースエンジニアの主な業務①:設計・開発
データベースエンジニアの仕事の1つとして、「データベースの設計・開発」が挙げられます。
既存のデータベース製品を活用して、クライアントの要望に沿った最適なデータベースを設計・開発する業務ですね。
このような業務を行う方を別名、ソフトウェアエンジニアとも呼びます。
データベースエンジニアの主な業務②:管理・運用
2つ目に挙げられるのが、「データベースの管理・運用」ですね。
管理しているデータベースが正常に作動するようにメンテナンスを行ったり、長期的に膨大なデータを保存するためのストレージ・サーバーの最適化や効率化を図ることを主な業務とします。
このような業務を行う方を別名、ハードウェアエンジニアまたは、運用系エンジニアとも呼びます。
データベースエンジニアの主な業務③:活用・提案
3つ目に挙げられるのは、「データベースの活用・提案」です。
データベースを利用していないクライアントに関してそれを進めたり、既に既存のデータベースを利用しているクライアントにアドバイス等を提案したりするのが主な業務内容ですね。
データベースの活用・提案の業務は、ある程度の高い知識やスキルがないとデータベースの利用を勧めたり、アドバイスを行ったりできません。
フリーランスデータベースエンジニアの年収
freelancestartの調べによると、データベースエンジニアの平均年収は「800万円前後」となっています。
最高単価が160万円なので、そうなるとデータベースエンジニアの最高年収は、単純計算で1,920万円になりますね。
逆に最低単価が月30万円なので、普通に会社員として働いている方とあまり変わらないぐらいです。
これだけみてもかなり、フリーランスデータベースエンジニアが稼げることが分かりますね。
基本的には、Tエンジニア需要がかなり今は高いので、求められるプログラミングスキルを一つでも持っていると、会社員として働くよりもフリーランスとして働いた方が、かなり稼げる場合が多いです。
フリーランスデータベースエンジニアの将来性
フリーランスデータベースエンジニアの将来性は、比較的明るいといっても過言ではありません。
正直に言うと、フリーランスの需要は横ばいではあるのですが、フリーランスのデータベースエンジニアとしてこれからも生き残っていきたいのであれば、クラウドなどの新しい知識や経験を広く持った方が良いでしょう。
そういったクラウドの知識を合わせ持った、データベースエンジニアにキャリアシフトしていくことで、市場価値はもっと高くなり取り組める案件も増えるようになります。
市場が求めていることに対して、柔軟に自分もそれに合わせて変化していかないと、ご存知の通りIT業界は新陳代謝のスピードが早いので、すぐに淘汰されてしまします。
また、基本的な考え方として、フリーランスで今の現状で満足している方は、衰退する場合が多いので少しづつでも良いので新しいスキル取得に励んだり、違う分野のスキルを学んだりと自分が出来ることを増やしていった方が、生き残りやすいですね。
新しいことを学び生かすことで、フリーランスデータベースエンジニアにとっての生存戦略に繋がります。
フリーランスデータベースエンジニアとして必要な実務スキル
フリーランスデータベースエンジニアとして求められてるスキルは、大きく分けて3つあります。
- データベースに関する基礎知識
- 管理システムに関する言語知識
- コミュニケーション能力
これだけだと分かりにくいので、以下からそれぞれ詳しくみていきましょう。
データベースエンジニアに必要なスキル①:データベースに関する基礎知識
データベースエンジニアとして、基礎的なデータベースの知識はフリーランスであろうと、会社員であろうと必ず必要なスキルです。
その基準となるのがデータベースエンジニアに関する資格の保持だったり、実務経験の長さだったりするのですが、フリーランスの場合は「フリーランスデータベースエンジニアにおすすめの資格」の後の章で詳しく紹介する資格もしくは、1年以上の実務経験が必要です。
基礎的なことは、関連企業へ就職すれば1年ぐらいで身に付けられるので、未経験から学びたいのであれば最初に就職する方が近道かもしれません。
データベースエンジニアに必要なスキル②:管理システムに関する言語知識
データベース管理システムに関しての言語知識も、もちろん求められます。
具体的に言うと、
- MySQL
- PostgreSQL
- Microsoft SQL Server など
が管理システム言語にあたります。
分かりやすく言うならば、上記はデータベースを管理するための言語のことです。
基本的に管理システム言語は、オープンソースなのでネット上に公開されているドットインストールや、公式サイト等を活用すれば独学でも身に付けられる知識です。
データベースエンジニアに必要なスキル③:コミュニケーション能力
フリーランスとして活動するのであれば、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
会社に属している場合だと、あなたが行う業務は上司から割り振られる場合が多いですが、フリーランスだとその仕事を取ってくるところから始まるので、必ずクライアントとの調整や値段交渉などの重要なコミュニケーションが発生します。
そのため、しっかりと自分をアピールしたり、相手の要望を聞き取れることが出来ないことには仕事になりません。
フリーランスデータベースエンジニアにおすすめの資格
フリーランスデータベースエンジニアにおすすめの資格は、大き分けて3つです。
上記の資格は、フリーランスに関わらず会社員のデータベースエンジニアとして保持していても、かなり評価される資格ばかりなので是非とも取得を検討してみてくださいね。
以下からぞれぞれの資格の特徴について、分かりやすく解説していきます。
データベースエンジニアにおすすめの資格①:情報処理技術者試験
「情報処理技術者試験」通称”IPA”と呼ばれるこの資格は、高度なデータベースに関する知識が求められる試験です。
経済産業省によって認められている国家資格の一つなので、取得すればデータベースのスペシャリストとして評価されます。
また、試験の特徴としては午前・午後に分けて計4回の試験が模様され、その合計点(100点満点中)60点以上を取得すると合格。
数字だけ見るとハードルは低そうに思えますが、試験問題はかなりレベルが高いので解くのが難しいと言われています。
データベースエンジニアにおすすめの資格②:オラクルマスター
「オラクルマイスター」とは、データベース管理とSQLを書く能力の両方を認定するIT資格です。
オラクルマイスターは世界基準の認定資格となっており、日本では資格保持者が20万人以上いると言われています。
比較的データベースエンジニアにとっては、ポピュラーな資格なので取っておくと基礎的な知識があることが証明されるでしょう。
データベースエンジニアにおすすめの資格③:OSS-DB技術者認定資格
「OSS-DB技術者認定資格」とは、NPO法人のエルピーアイジャパンが提供する、データベースエンジニアのための資格です。
資格の特徴としては、
- OSS-DB/Silver
- OSS-DB/Gold
の2つに分かれており、それぞれ経済産業省が定めるITスキル標準に対比させると、「OSS-DB/Silver」が1から2レベル程度で「OSS-DB/Gold」が3から4レベル程度となっています。
基本的には「OSS-DB/Silver」を保持していれば、データベースエンジニアのプロとして扱われるので、まずはベーシックな「OSS-DB/Silver」の取得を目指すことをおすすめしますね。
フリーランスデータベースエンジニアの案件の探し方
フリーランスデータベースエンジニアとして活動するのであれば、自分で案件を取得する方法についてしっかりと熟知していないといけません。
案件の探し方としては、以下のような方法があります。
- エージェントサイトを利用する
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 以前の会社から仕事を貰う
- 他の企業へ直接営業をして仕事を貰う
- 自身のSNSやブログから仕事を受注する
- 友達や知人から仕事を貰う、もしくは紹介してもらう
上記で紹介している方法は、フリーランスのデータベースエンジニアに限らず、全てのフリーランスに当てはまることなので、覚えておいて損はありません。
基本的にIT関連のエンジニアであれば、専用のエージェントサイトを利用すれば高額案件を取得する確率が高いので、是非とも最初はエージェントサイトの利用をおすすめします。
フリーランスデータベースエンジニアの仕事探し使えるエージェントTOP5!
フリーランスデータベースエンジニアの仕事探しに使える、おすすめのエージェントサイトを数ある中から5つに絞って以下にまとめてみました。
前述した通り、フリーランスのデータベースエンジニアは基本的にエージェントサイトを利用して案件を取得している場合が多いので、最低でも2つから3つ程度はエージェントサイトに登録して情報収拾してみてください。
また、それぞれのエージェントサイトで特徴が異なるため、以下から詳しく解説していきますね。
おすすめエージェント①:レバテックフリーランス
公式サイト:レバテックフリーランス
フリーランスITエンジニア専用のエージェントサイトとして、多くの方が利用している「レバテックフリーランス」。
公開されている案件の特徴としては、主に常駐在型のフリーランス向けの案件がメインで、業界では最大級の案件数を誇ります。
しかもどの案件もかなり高額なものばかりなので、フリーランスの方でもかなり稼げることでしょう。
また、レバテックフリーランスでは専属のスタッフがしっかりとあなたに合った案件をマッチングしてくれるので、安心して利用することが出来ます。
<こんな人におすすめ>
- 豊富な案件を取り扱っているエージェントが良い方
- ITエンジニアに特化したエージェントサイトを利用したい方
- プロのコーディネーターにマッチングして貰いたい方
\
おすすめエージェント②:ITプロパートナーズ
公式サイト:ITプロパートナーズ
“自立した人材を増やし、新しい仕事文化をつくる”と言う理念のもと、活動を行なっているベンチャー企業「ITプロパートナーズ」。
エージェントサイトとしての特徴的には、ITエンジニアやWebデザイナー等に特化した案件を扱っているサイトで、企業としてはベストベンチャー100にも選ばれている、今最も伸び盛りのサービス会社ですね。
大手ではなくベンチャーやスタートアップ企業の案件を探している方には、大変おすすめのエージェントサイトなので、そういった案件を探している方は是非とも一度ご利用ください。
<こんな人におすすめ>
- ベンチャーやスタートアップ企業の案件を探している方
- データベースエンジニアとして今よりもキャリアップしたい方
- 優秀なエージェントスタッフが多いサービスを利用したい方
\
関連記事:ITプロパートナーズの口コミ・評判を分析!週2・3日案件は本当にあるの?メリット・デメリットまとめ
おすすめエージェント③:ギークスジョブ
公式サイト:ギークスジョブ
20代から30代をメインとした、ITエンジニア向けの案件を豊富に扱っているエージェントサイト「ギークスジョブ」。
関東・関西・東海・福岡と各地にオフィスを構えているため、オフラインでの対応も可能なエージェントサイトです。
また、登録しているエンジニアの年収は700万円を超えており、その数は全体の85%にまでのります。
<こんな人におすすめ>
- 20〜30代をターゲットとしているエージェントが良い方
- 日本各地にオフィスがあるエージェントサイトが良い方
- 出来るだけ高額な案件を数多く取り扱っているところが良い方
\
おすすめエージェント④:Workship
公式サイト:Workship
「Workship」とは、フリーランス向けのエージェントサービスです。
主にITエンジニアやWebデザイナー等の高いスキルを持つ方を対象としており、大手企業や中小企業のクライアントとマッチングするためのプラットフォーム的な役割を果たしています。
募集案件ジャンルが多いほか、フリーランス向けのサポートもかなり充実しているのでフリーランスデータベースエンジニアの方にもおすすめのエージェントサイトですね。
<こんな人におすすめ>
- フリーランス向けのエージェントサイトを探している方
- 豊富なジャンルを扱っているエージェントサイトが良い方
- フリーランスのサポート面が充実している方が良い方
\
おすすめエージェント⑤:エンジニアルーム
公式サイト:https://cmc-co.jp/
フリーランスのエンジニアに特化した、20年以上の歴史あるエージェントサイト「エンジニアルーム」。
関東を中心に案件を多数取り扱っており、1ヶ月の更新案件数は約5,000件とも言われています。
これまでサービス開始以来、約4万人の案件を紹介した確かな実績がある他、担当コーディネーター制となっているため一人一人丁寧に対応してくれます。
<こんな人におすすめ>
- 運営歴が長いエージェントサイトが良い方
- 確かな実績があるエージェントサイトを利用したい方
- 担当コーディネーター制で丁寧に対応してくれるエージェントが良い方
フリーランスデータベースエンジニアに関する良くあるQ&A
ここではフリーランスデータベースエンジニアに関するよくある質問を、5つに絞ってまとめてみました。
どれもかなり多かった質問の中から選定しているので、読者の方も自分ごとだと思って目を通してみてくださいね。
それでは以下から一つずつ回答をみて行きましょう。
Q1:どのくらいのスキルが有ればフリーランスデータベースエンジニアになれますか?
フリーランスデータベースエンジニアとして求められるスキルは、
- データベースに関する基礎知識
- 管理システムに関する言語知識
- コミュニケーション能力
の3つです。
詳しくは「フリーランスデータベースエンジニアとして必要な実務スキル」の章で、分かりやすくそれぞれ解説していますが、基本的には独学で必要なスキルを身につけるよりも、一度関連企業へ就職してからスキルや知識を習得する方が効率が良いですね。
どちらにしても、フリーランスデータベースエンジニアとして活動するのであれば、実務経験は必要不可欠です。
Q2:フリーランスデータベースエンジニアになるにはどれくらい実務経験が必要ですか?
フリーランスデータベースエンジニアとして案件を取得するには、何度も言いますが最低でも1年以上の実務経験が必要になります。
というのも、エージェントサイトで公開されている案件の多くが実務経験を必要としており、エージェントサイトのマッチングスタッフからも最初に実務経験があるかないか聴かれると思います。
出来るだけ早めにフリーランスとして活動したいのであれば、一度関連企業へ就職もしくはバイトなどの形で実務経験を1年は積むことをおすすめしますね。
Q3:初心者エンジニアでもフリーランスとしてやっていけますか?
全くの初心者からデータベースエンジニアとして、フリーランスになるのはおすすめしません。
というのもサーバーサイドのエンジニアは求められるレベルが比較的高く、未経験から独学でやれるようになるにはかなり時間が必要になります。
それにフリーランスのデータベースエンジニアとして案件を取得するには、前述した通り「実務経験」が必要となります。
ですので、初心者からフリーのエンジニアを目指すのであれば、フロントエンドエンジニアのようなWeb関連の案件を狙うのが得策ですね。
Q4:30代未経験からデータベースエンジニアとして働くのは無謀でしょうか?
正直言ってまったく無謀だとは言い難いですが、かなり難しいでしょう。
もしやるのであれば、一度データベースエンジニア関連の企業へ就職し1年以上実務経験を積んでから、フリーランスとしてトライする方法になります。
幸い、今はどこもIT人材が不足しているので全く採用されないこともないのですが、30代未経験だとかなり難しいのが現状です。
Q5:データベースエンジニアはフロントエンドの知識も必要ですか?
データベースエンジニアとしてフリーランスと言った働き方をするのであれば、フロントエンドの知識等も広く浅くあった方が業務の幅も広がります。
基本的にフリーランスは便利屋さんにも類似する働き方なので、あなたの守備範囲が広くなればなるほど出来る案件も増えて、稼ぎも増えることに繋がります。
スキルは無いよりあった方が良いので、フロントエンド等に限らず他のプログラミング言語等も知っておくと、かなりあなたの市場価値も上がりますよ。
データベースエンジニアはフリーランスという働き方もアリです!
データベースエンジニアとして会社で働いている方は、別にフリーランスになるのを無理強いして考える必要もなく、フリーランスという働き方もあるということを知っているだけでも、かなり仕事に対する考え方の幅が広がると思います。
今はフリーランスエンジニアとして働く方が年々増えてきていますが、自分の市場価値を知るためにも一度「レバテックフリーランス」などのエージェントサイトで、今のあなたのスキルや知識でどれくらい稼げるのか知っておくことも大事ですね。
フリーランスという働き方は、これからも増加傾向にあるので是非とも興味がある方はチャレンジしてみてください!
<フリーランスエンジニア関連記事>