エンジニア以外の副業IT人材の不足が危ぶまれる中、2030年には約80万人ものIT人材の不足が予想されています。
それほど人が足りない状況なので、エンジニア職の方は自分たちの本業以外でも稼げることに目をつけて「副業」として取り組んでいる方も少なくありません。
IT企業でも
- ヤフー
- ソフトバンク
- サイバーエージェント
- NTT
などなど続々と副業を解禁しています。
今回はそんなエンジニアとして本業を持ちながら、「副業」でも上手く稼ぎたいと考えている方のために、エンジニアの副業のやり方とおすすめのサービスサイト等を詳しくご紹介しています。
- 今以上に稼ぎたいと思っているエンジニアの方
- ゆくゆくはフリーランスとして活動したいと思っている方
- 副業を始めてみたいけど、どうやったら良いのかわからない方
などは是非ともこの記事を参考にしていただき、「副業」を始めてみてくださいね。
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エンジニアの副業で得られる収入
「副業」をやるにしてもエンジニアの副業で得られる収入はいくらぐらいなのか、最初に知りたいですよね。
実際に以下は「副業」としてよく使われている大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスで提示されている、エンジニア向けの案件内容になります。
エンジニアが副業で働く際に受ける案件の種類としては、
- ホームページの作成
- 簡単なプログラムの修正対応または実装など
が多く相場は案件や利用するサービスサイト等によっても違ってくるので、あるようでないようなものと言っても過言ではないかもしれません。
主な仕事となるホームページの作成などは筆者個人もクラウドワークスを3年ほど利用していますが、10,000~100,000円が相場と言えるかもしれませんね。
エンジニアが「副業」として仕事を始めるにあたり、どのぐらいの金額なら仕事を受けても良いのかまずは自分でボーダーラインを決めておくことが大事になります。
後は、しっかりと工数管理を行い受託した案件のクライアントとしっかりと話し合い、価格を決めていくことが重要です。
中には取り敢えず案件を受注してみたけど、予想外に制作に時間がかかってしまい時給換算したら100円程度だったという方もゴロゴロいますので、稼ぎたいのであれば営業する際のクロージングはとても大切なことですね。
エンジニアの副業に必要なスキル
エンジニアが「副業」に必要なスキルとは、一言でいうと
「営業スキル」
です。すでにエンジニアとしてあなたが会社に勤めながら、業務を行なっていることは「副業」を始めるにあたりとても強みになります。
あなたのバックボーンをしっかりと受注しようとしている案件のクライアントにアピールすることが出来れば、高単価の条件でクロージングすることも可能でしょう。
それほど市場ではエンジニア人材が求められており、案件を選ばなければあなたが副業初心者の方でも、沢山の仕事が受注できると思います。
ただ、それには「営業スキル」が必要不可欠で闇雲に仕事を受注しても自分の首を締めるだけなので、しっかりとクライアントと話し合い単価を決めて作業に当たることが重要ですね。
「副業」を行うということは会社で働くのとは違い、最初から自分の手で案件を取得しクライアントと話し合い、商品制作し納品しお金を頂くまでがあなたの仕事になります。
一通りの流れに慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、あくまでも対人相手に仕事することになるので、コミュニケーション能力や営業スキルというのは必ず必要になりますので覚えておきましょう。
エンジニアが副業するメリットとデメリット
エンジニアが副業する際のメリットとデメリットを、ここでは詳しくみていきましょう。
「副業」というと聞こえはいいですが、やっぱり何事にも合う合わないということがあるので、しっかりと副業するとどのようなメリットやデメリットがあるのか始める前に確認しておくことはとても大事なことですね。
エンジニアが副業する4つのメリット
エンジニアが副業するメリットは大きく分けて4つあります。
- 副収入が得られる
- スキルアップに繋がる
- フリーランスとしての準備に最適
- 自由に仕事が選べる
この中で一番のメリットはやっぱり「副収入が得られる」ことでしょう。
始める方の多くがこれを目的に行いますので、これがないと誰も始めようとは思いませんよね。
また、企業はあなたに業務委託をして案件をくれます。自分で考えて仕事をしなくてはいけないのでかなりのスキルアップにつながります。
その他のメリットとしては、フリーランスとしての準備に最適なことも大きな特徴です。
副業といえども、案件を受注して仕事をしていることに変わりありません。言い方を変えれば週末起業ともいえます。
今は会社に雇われているエンジニアだけど、ゆくゆくは独立してフリーランスエンジニアとして活動したいと思っている方は少なくありません。
エンジニアが副業をしていて本業の収益を超えてしまったから独立してフリーランスになる機会も少なくはありません。
エンジニアが副業を始めるということはフリーランスへの足掛かりになるともいえます。
会社員と比べて副業やフリーランス等の働き方は、とても自由度が高く仕事も選べて、働く場所や時間に縛られることはありませんので大変魅力的ですね。
関連記事:【稼ぎ方】フリーランスエンジニアの仕事の探し方【9つの案件受注の仕方】
エンジニアが副業する3つのデメリット
次にエンジニアが副業を行う際に伴う、3つのデメリットを見ていきましょう。
- 本業に支障が出る場合がある
- 会社にバレる恐れがある
- 締め切りに追われる
副業を家で40時間するといえば聞こえは良いですが、その分余計に仕事をしていることになります。
残業を40時間しているといえばとたんに感じ方が悪くなると思います。普段の業務に追加して40時間追加で副業をすることは想像以上に疲れます。そのことも念頭に入れおかないと本業に支障を来す場合もあります。
副業をOKとしている会社ならば良いのですが。エンジニアが「副業」を始めるにあたり、一番気にしていることは会社にバレることではないでしょうか。
そういった方は、副業で得た分の収益は会社と別にして住民税や所得税を納める必要性があります。
禁止している場合はかなりプレッシャーを感じると思います。副業で得た分の収益は会社と別にして住民税や所得税を納めていればバレることはほぼないのですが、バレた際のリスクは高くなります。
自分は副業として軽い気持ちで受注をすることもありますが、相手からすれば、「業務委託」に仕事をしてもらうことと同じです。もちろん求める納品物の質や納期はしっかりと設定されているので注意しましょう。
エンジニアの副業の探し方
エンジニアが副業を探す方法は大きく分けて3つあります。
- 友人・知人から紹介してもらう
- SNSで営業する
- クラウドソーシングやサービスサイトを使う
人によっては、会社取引先に紹介してもらう場合もありますが、本業との関係性を考えると避けておいた方が無難です。
友人・知人から紹介してもらう
知人や友人に紹介してもらう方法です。友人がエンジニアとして働いている場合やサービス開発などをしている方がいる場合は紹介してもらうこともできます。
友人ということで、表には出回らないような仕事を紹介してくれることもあります。
ただし、報酬が友人価格になってしまったり納期も適当に設定されてしまうこともあるので注意が必要。詳細まで詰めて受注しなくてはいけません。
また、友人に紹介してくれそうな人がいない場合はそもそも受注することができません。
SNSで営業する
SNSではエンジニアを募集していたり、自分から「〇〇ができます」と発信することで案件を受注することができます。
フォロワーが多い場合はより効果的に募集できます。
などがエンジニアの副業案件募集に向いています。
ただし、相手の会社がよくわからない場合や、中には詐欺のような案件も存在することが事実です。
よく案件をみてから受注しなくてはいけません。また、残念なことにいくら募集に応募しても受注できないこともあります・・・
エンジニアの副業にはクラウドソーシングサイトがおすすめ!
1番のおすすめはクラウドソーシングやサービスサイトを使うこと。
エンジニアが「副業」を始めるにあたり最初は何から始めたら良いのか右も左も分からない人が多いと思います。
そういった方は、まずはクラウドソーシングサイトを利用して簡単な案件を受注してみて、仕事の流れに慣れることが大切ですね。
おすすめのクラウドソーシングサイトは次の章で詳しくご紹介しますが、副業初心者の方はそういったクラウドソーシングサイトで実績を貯めながら効率よくスキルアップし、同時にお金も稼いで一石三鳥を狙いましょう。
前述したようにクラウドソーシングサイトで案件に提案をする際には、最初は実績0の状態ですので今エンジニアとして会社に勤めていることを上手くアピールして案件をゲットする方法がおすすめです。
個人で営業をかけるよりもプラットフォームを利用した方がはるかに効率が良いので、最初は慣れるまでクラウドソーシングサイトを上手く活用してみてくださいね。
ある程度慣れてプラットフォームで実績が貯まってきたら、高単価の案件を狙って直接営業なども行ってみましょう。
エンジニアの副業におすすめのサービスサイト5選
エンジニアの副業におすすめのサービスサイトを、ここでは5つに絞ってそれぞれ詳しくご紹介します。
それぞれサービスの特徴が異なりますので、ご自身にあったサービスサイトを探してまずは一つに絞って案件を受注してみてください。
おすすめのサービスサイト①:ITプロパートナーズ
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エンジニアの副業にとてもおすすめのエージェントサイト「ITプロパートナーズ」。
エンジニアやデザイナー、ディレクター、マーケター等様々な案件を扱っているサービスサイトで、短期のプロジェクトから長期にかけてのプロジェクトまで様々な案件を取り扱っています。
「副業」を経て将来的にはフリーランスとして独立を考えているエンジニアさんには、大変おすすめのサービスサイトです。
<こんな人におすすめ>
- 初めて副業を行う方
- 将来的にはフリーランスとして独立を考えている方
- 豊富な案件を取り扱っているサービスサイトが良い方
関連記事:ITプロパートナーズの口コミ・評判を分析!週2・3日案件は本当にあるの?メリット・デメリットまとめ
おすすめのサービスサイト②:Midworks
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フリーランスエンジニアの独立支援サービスを行なっている「Midworks」。
こちらは高い収入を得たい方や正社員並みの保証が欲しい方におすすめのサービスで、実際に案件の中にはそのようなものがゴロゴロあります。
勿論、「副業」としても利用することができるので、本業と合わせて上手く活用することができると本業以上に稼げる可能性も無きにしも非ずですね。
<こんな人におすすめ>
- 出来るだけ高単価な案件が欲しい方
- 将来的にはフリーランスへの道を考えている方
- 本業以上に副業で稼いでみたい方
関連記事:Midworksの口コミ・評判を徹底調査【利用者の本音から見る福利厚生と案件内容の真実】
おすすめのサービスサイト③:クラウドワークス
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日本最大級の大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」。
公開されている案件の数は今回ご紹介したサービスサイトの中ではダントツに多く、クライアントもワーカーの数もかなりの人が利用しています。
案件の種類としては多種多様で、とても安価なものもあれば高額な案件も多数存在します。
筆者も3年利用していますが、駆け出しの「副業初心者」にはかなりおすすめのサービスサイトですね。
<こんな人におすすめ>
- 副業を始めたばかりの方
- 出来るだけ多くの案件があるサービスサイトを利用したい方
- ゆくゆくはフリーランスの道を考えている方
おすすめのサービスサイト④:Workship
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「副業」であっても高収入にこだわりたい方におすすめのエージェントサイト「Workship」。
こちらもITエンジニアやデザイナー等に特化した案件を扱っているサービスサイトで、実務スキルだけではなくマネイジメントスキルなどもこれから伸ばしていきたい方にとてもおすすめです。
また、副業を経てフリーランスとして独立する方のサポートもかなり手厚いので、これから独立を考えている方にはうってつけのサービスサイトと言えるでしょう。
「Workship」のサービス利用すると、もれなくクラウド会計支援の「freee」 が無料で使えるのも特徴の一つ。
<こんな人におすすめ>
- 副業からフリーランスへと将来的には考えている方
- ITエンジニアに特化した案件を受注したい方
- 副業で様々なスキルアップを目指したい方
おすすめのサービスサイト⑤:クラウドテック
公式サイト:https://crowdtech.jp/
「クラウドテック」とは株式会社クラウドワークスが運営しているサービスの一つです。
主にプロのフリーランスのキャリアサポート支援を行なっており、取り扱っている案件の多くはエンジニアやデザイナー、マーケター等の仕事がメインになります。
登録者数は14万社以上もあるので、有名企業からあなたの地元の中小企業まで様々な案件が見つかるでしょう。
<こんな人におすすめ>
- 副業を経て将来的にはフリーランスを考えている方
- 出来るだけ多くの企業が参入しているサービスを利用してみたい方
- キャリアサポート支援がしっかりとしているサービスが良い方
関連記事:クラウドテックの口コミ・評判を徹底調査【副業として使えるの?】
追記:エンジニア以外の副業おすすめ
ここまではエンジニアの副業をおすすめしましたが、副業を行うのはプライベートの時間。
つまり、エンジニアで働かれている方はプライベートの時間も本業の「エンジニア」としての仕事をしなければいけません。
エンジニアとしての仕事が大好きな方なら良いのですが、
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もアプリ開発を副業でしたことがありますが、仕事外で仕事と同じことをするのは意外と疲れます。
そんな時は「エンジニア」と関係ないことで副業をしてみるのも一つの手。普段と違うことをすることでストレス発散にもなりますしおすすめです。
自転車でフードを配送:Uber Eats
公式サイト:Uber Eats
Uber Eatsはアメリカ発のサービスでアプリやサイトをを通じて料理を注文することで、レストランやファストフード店から料理を好きなところにデリバリーしてくれるアメリカ発のデリバリーサービスです。
配送パートナーになり、料理を配送することで収入を得ることができます。
配送パートナーと聞くと車が必要なイメージですが、車ではなく自転車やバイクを利用して配送を行うことができます。9:00~24:00の間であれば1件からでも好きな時間に配送を行うことができます。
普段、座り仕事の多いエンジニアだと運動する機会も少ないですし、体を動かしながら仕事ができるので気持ちいいです。
登録して簡単な講習を受けるだけで始めることができるのでとりあえず登録してみると良いですね。
あなたの技術を販売:ココナラ
公式サイト:ココナラ
ココナラは自分のスキルや経験を販売できるサービスです。
エンジニアであれば「簡単なコードレビュー」や「エンジニアの転職相談」なんかもサービスとして販売することが可能です。
ただ、エンジニアとしての仕事でなくても、「恋愛相談にのります」「ゲームの攻略法教えます」などどんなことでも販売することができます。
販売できるものはあなたのアイディア次第なので少しでも得意な物がある方は販売してみると良いですね。
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スマホで隙間時間にできる:マクロミル
公式サイト:マクロミル
マクロミルは企業が発注するアンケートに答えて報酬をもらうことができるサービスです。
アンケートの種類はあなたの生活環境から女性の化粧品のアンケートまで多種多様。レストランに行って覆面調査員をするなんてものまであります。
空いた時間にスマホでポチポチするだけでできるので移動時間などにも手軽に行うことができます。
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物を販売したい:BASE
公式サイト:BASE
BASEは自分でネットショップを作って販売することができるサービスです。自分でサイトを作ることも可能ですが決済や集客などの問題もあるので既存のサービスを使ってしまった方が楽です。
自分で作った小物やアクセサリーから便利グッズまでなんでも販売することもできますし、本格的に輸入をして販売することも可能です。
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あなたが撮った写真を販売: Snapmart
公式サイト:Snapmart
あなたが写真撮影が好きならば撮影した写真を販売するという方法もあります。
Snapmartは写真や動画などを公開して、気に入った人が自分の写真を購入してくれるサービスです。本格的な写真でなくてもニーズさえあれば購入してもらえますし、発送などのやりとりも必要ありません。
何より在庫がいらないので登録しておいた写真はずっと売れ続けるという特徴があります。
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エンジニアが副業をする場合は本業に支障がでない程度にコツコツ稼ごう
どんな働き方をするのかはそれそれ違うと思いますが、エンジニアが副業をする場合は初めは簡単なものからコツコツ稼いでいくことをおすすめします。
と言うのも副業といえどもは働いていることに変わりありません。
仕事から帰ってきてからまた働くことは意外とストレスのかかるものです。初めから難しい案件を行おうとすると、タスクフルになってパツパツになることが目に見えています。
副業はロールプレイングゲームのように
と順を追っていきましょう。
それがあなたのためにもクライアントのためにもなります。
要領がわかれば、うまく副業と本業を回すことにもつながります。ゆくゆくはフリーランスにもなることができるのでじっくりと仕事をしていきましょう。
エンジニアの副業が会社へバレない方法と確定申告のやり方
エンジニアが副業をする際に一番気にしていることは、やっぱり会社にバレることですよね。
前述したように会社が副業を許可している場合であれば、問題ないのですが禁止している場合はどうしてもバレてはいけないためプレッシャーを大いに感じながらコソコソとやらなければなりません。
では、会社にバレないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?
普通は住民税は会社がまとめて払っているものですが、あなたが副業で大きく稼ぎ出すとこの住民税が増えて会社の会計係にそれがばれ、上司に耳に入ることになります。
そうなってはまずいので、まず最初に会社に住民税の増額がバレないように最寄りの役所へ出向いて「普通徴収」の手続きを行いましょう。
簡単に言ったら(副業で得たお金にかかる税金は自分で納めますよ。)という手続きです。
これを行なっておくと会社が支払ってくれる住民税には影響が出ないので、副業がバレることはありません。
また、エンジニアが副業で年間20万円以上の収入を得た際には「確定申告」が必要になります。
その場合は、便利なクラウド会計ソフトを利用すればどんな初心者の方でも簡単に確定申告できますので、是非ともそちらをご利用ください。
エンジニアは今以上に稼ぎたいなら副業をやるべき!
エンジニアの多くは副業をやるべきと言っても過言ではないぐらい今は、市場にエンジニアが不足しています。
それだけ不足しているからこそ、副業だけでも大きく稼ぐことができる可能性があるため、できれば誰もが一回は挑戦して欲しいところですね。
「稼ぐこと」に対して消極的な方であれば強くはおすすめしませんが、少しでも今以上にお金が欲しいと思う方は是非とも一度トライしてみてはいかがでしょうか。
<エンジニア副業系記事>