フリーランスとして活躍する人が年々増えてくる中、今では人事からフリーランスになる方も比較的に増えてきています。
(人事からフリーランスなんてなれるの?)と思う方もいるかもしれませんが、実際に人事からフリーランスになった方は数多くいます。
今回はそんなフリーランス人事を目指している方のために、そのなり方やおすすめのエージェント等について詳しくご紹介していきますね。
- フリーランス人事を目指している方
- フリーランス人事という働き方に興味がある方
- フリーランス人事のメリットやデメリットを知りたい方
フリーランス人事とは?
フリーランス人事とは、その名の通り会社の人事のような仕事をフリーランスとして行うことを言います。
フリーランス人事としての詳しい仕事内容や年収などは、上の動画を見てもらったらお分かり頂けると思いますが、やっていることは主に私たちがイメージする人事と変わらず、会社に必要な人材を発掘し採用することがメインですね。
その他にも企画立案したりどのような人材が今後必要になるのか上司に提案したりと、様々なことを行うのが人事の仕事です。
「そんな大事な仕事を外部のどこの馬の骨か分からないフリーランス人事に任せていいの?」
という方もいらっしゃるかと思いますが、今はどこの会社も人材が不足しており特に責任が重く忙しい人事の仕事は、続ける人も少なく経験が浅い人事が多いのが現状。
猫の手も借りたい状態なので、会社はフリーランス人事に声をかけて契約社員として雇い、アドバイスを貰ったりプロの目で人材を判断してもらったりするのです。
このあたりに関しては、実際にフリーランス人事を雇っている会社の様子をまとめた記事があるのでそちらも参考にしてみてください。
フリーランス活用で社内に新風 人事のプロが老舗企業で起こした「革命」
フリーランス人事の仕事内容と働き方
フリーランス人事の仕事内容と気になる働き方に関して、分かりやすくまとめてみました。
フリーランス人事と一言でいってもその働き方としては、多種多様で一人一人の強みを生かした仕事のやり方があるので、一概にこれが(フリーランス人事だ!)とは言い難いですが、だいたい以下の4つの項目に当てはまると思います。
①企業での人事の経験を生かしてライター業を行う
フリーランス人事は何も企業へ行ってアドバイスしたり、人事としての仕事をサポートしたりするだけではありません。
ライターとして会社の人事として培ってきた経験を生かして、記事にして発信する作業も仕事に入ります。
実際に数年会社の人事をやっていた人がライター一本でフリーランスとして活動している方もいるので、これもフリーランス人事の一つの働き方といっても過言ではないでしょう。
多くのフリーランス人事は、複業を行っており収益を分散してうまく稼いでいる方が多いのです。
こういった方々を「パラレルワーカー」とも言いますね。
②フリーランス人事として企業のコンサルティングを行う(CtoB)
フリーランス人事の中には企業へのコンサルティングを行う方もいます。
この仕事を取れる人はかなりのスキルがないと難しいですが、それでも凄腕のフリーランス人事は企業へうまく営業をかけて案件をゲットしているのです。
企業へのコンサルティング案件が取れるフリーランス人事の方は、かなりの額を稼いでいるといっても過言ではなく、駆け出しのフリーランス人事もこのようなプロをお手本としながら仕事を取っていく方が良いですね。
③個別コンサルティングとしても仕事が取れる(CtoC)
法人にコンサルティングを行う一方で、個人にもコンサルティングとしてアドバイスするフリーランス人事もいます。
個人に行う場合は知り合いや友達などの場合が多く、実績作りにも役立ちますので駆け出しのフリーランス人事も出来るハードルの低い仕事の取り方ですね。
特にフリーランス人事として始めた頃は、アピールできる実績が少ないので友人や知り合いにお願いして、個人向けのコンサルティングを何回か行うのが良いかもしれません。
④契約社員として一定期間企業で働く(自由出社)
フリーランス人事の多くが人事の人員が不足していう会社と契約して、一定期間コンサルティング的なことを行うこともあります。
会社に出勤するのは週に2、3回程度で、あとは他の仕事をしたりまた他の会社の人事コンサルを行ったりしているフリーランス人事もいますね。
このようにフリーランス人事は一つの会社だけではなく、複数の会社でマルチに活動することも可能です。
フリーランス人事に求められるスキル
フリーランス人事に求められるスキルは大きく分けて4つあります。
- マネイジメントスキル
- 現場経験
- 企画・戦略立案力
- コミュニケーション能力
どれも大事なスキルなので、分かりやすく一つずつ解説していきますね。
①マネイジメント:社員の特性を見極め企業のために活かす
マネイジメント能力はフリーランス人事には必要不可欠です。
人事として企業にアドバイスする際には、会社としてとても重要な社員の特性を見極めて企業へ活かさなければなりません。
とても重要な人事の仕事には企業が行なっているビジネスの全体像が見えてないといけませんし、それらを把握した上で人事採用を行わなければなりませんので、マネイジメントの能力はかなり問われます。
②現場経験:担当採用に関する経験とノウハウがあること
現場経験はフリーランス人事にとってはとても大事なことです。
会社の人事としての経験がないとフリーランス人事として活動するのは正直難しく、独学で学ぶことも出来るかもしれませんがそれだと企業や個人に営業をかけた時に信用してもらえません。
フリーランス人事になるには、しっかりと会社の人事として現場でスキルと経験を養って初めて出来る仕事なのです。
③企画・戦略立案力:フリーランスとして仕事を取るために必要不可欠
フリーランス人事に限らず、この「企画・戦略立案力」は他のフリーランスの方にも重要なスキルです。
フリーランスは特に仕事を得るために営業を数多く行わなければなりませんが、フリーランス人事においては会社のビジネス戦略的観点からみて個人で考えた人事採用戦略立案を企画として提出しなければいけません。
ですので、このスキルもフリーランス人事としてはかなり必要なものなのです。
④コミュニケーション能力:人事の仕事はフリーでも人相手
コミュニケーション能力はフリーランス人事になったとしても必要なスキルです。
人事とはフリーランスになっても人相手に仕事を行いますので、「私は人見知りです。」なんていっていたら仕事なんてできません。
人材採用に大きく関わる仕事が人事の役割なので、しっかりと会社の意見を汲み取りそれに合った人材を採用するためにもコミュニケーション能力は必要不可欠です。
また、以下の記事にはここまで解説した人事のスキル以外にも、求められることを詳しく解説してあるので参考にしてみてください。
人事担当者に求められる能力、仕事とは?(人事担当者アンケートから見えてきたもの)
フリーランス人事になる方法
フリーランス人事になるには、まずは準備が必要です。
準備として必要なものは、大きく分けて以下の3つです。
- 営業のための資料作り
- ポートフォリオ(実績)作り
- クラウドサービスのアカウント作成
クラウドサービスとはchatworkや、Slack、Skypeなどのクライアントとの通信手段に使うツールのことを指します。
また、自分の実績に不安がある方はクラウドソーシング等で実績を作るのもありですね。
これらの準備ができた方は、本格的にフリーランス人事として活動を始めてみましょう。
以下から2つの方法をご紹介していきます。
①安定的な売り上げがある状態でフリーランスになる
フリーランス人事になる方法としては、会社に勤めながら個人で複数の業務委託を契約している状態で、安定的な売り上げの目処が立っていた方が正直無難です。
何もない状態からいきなりフリーランスとして活動を始めても、最初の数ヶ月は営業に時間を割かれお金にならないので、会社員をやりながら副業としてそういったフリーランス人事としての準備をしっかりと行っておくことが大事ですね。
また、会社によっては副業が禁止されているところもあるので、その場合は注意してください。
②業務委託の仕事が見つかってからフリーランスになる
勢いでフリーランス人事になってしまう場合もありますが、そういった方はあまり長続きしないか潰れてしまうケースが大変多いので、最低でも会社を辞める前に業務委託の仕事が見つかってからフリーランス人事になることをおすすめします。
仕事の目処が立ってからフリーランス人事になるのと、仕事が何もない状態からフリーランス人事になるのでは全く違いますので、まずは落ち着いて今の自分でも取れそうな案件に応募して業務委託の仕事をゲットしておきましょう。
フリーランス人事におすすめのエージェント6選
フリーランス人事におすすめのエージェントについて、数ある中から6つに絞ってまとめています。
それぞれ現役のフリーランス人事がよく使っているエージェントなので、その特徴をしっかりと確認してからご自身に合っているエージェントサービスをご利用くださいね。
おすすめのエージェント①:Workship
公式サイト:https://goworkship.com/Workship
週3日から関われるお仕事をフリーランスの方に紹介してくれるサービス「Workship」。
「Workship」は、高度なスキルや実績を持っているプロのフリーランスの方向けに案件を紹介してるサービスサイトで、高収入の案件だけに絞った内容となっています。
クラウドソーシングサイトのような低単価な案件がないため、しっかりと稼げる案件を受注することが可能です。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- プロのフリーランス人事の方
- 腕に自信があるフリーランス人事のかた
- 高単価な案件が欲しい方
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おすすめのエージェント②:人事プロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/hr/
人事に特化したエージェントサービスサイト「人事プロパートナーズ」。
人事に関連した仕事がとりたい方におすすめのエージェントで、合わせてライターとしての仕事も取る事ができます。
フリーランスの方の活動をしっかりとサポートしてくれるので、駆け出しの方にもおすすめのサービスですね。
<利用料金>
サービス利用料金は、公式サイトから直接お問い合わせください。
<こんな人におすすめ>
- IT関連の人事の仕事に携わりたい方
- ライターとしての仕事をとりたい方
- フリーランスのサポートを手厚くしてくれるところが良い方
おすすめのエージェント③:クラウドワークス
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クラウドソーシングサイトの大手といっても過言ではない「クラウドワークス」。
フリーランスを志す人事の方で、まずは副業として仕事を探している方にもピッタリのサービスです。
豊富な案件を取り揃えてあり、様々な有名企業も参入しているので、運が良ければ大口のクライアントも捕まるかもしれません。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- 駆け出しのフリーランス人事の方
- まずは副業として初めてみたい方
- 長期的な案件が欲しい方
おすすめのエージェント④:ランサーズ
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ランサーズはクラウドワークスを同じく日本で最大級のクラウドソーシングサイトです。
様々な案件が募集されており、人事や採用代行系の案件も豊富に取り揃えています。
有名企業も登録をして案件掲載しているので、受注をすると継続的に案件を続けることができるかもしれません。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- 様々な案件を比較したい方
- 有名企業の案件を受注したい方
- 人事以外の案件も受注したい方
おすすめのエージェント⑤:Warisプロフェッショナル
公式サイト:https://waris.jp/index.html
一人一人に合った働き方を提案してくれるエージェントサービス「Warisプロフェッショナル」。
女性にもおすすめできるエージェントサービスで、フリーランス人事の方にピッタリな案件もかなり豊富に取り揃えてあります。
具体的な実例とともに、サービスも分かりやすく紹介してあるため初心者の方でも扱いやすいエージェントサービスですね。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- フリーランス人事として働いている女性の方
- 駆け出しのフリーランス人事の方
- フリーランス人事として仕事が欲しい方
おすすめのエージェント⑥:コトラプロ
公式サイト:https://www.kotorapro.jp/
あなたのこれまでの実績から、今のあなたにピッタリの案件を提示してくれるエージェントサービス「コトラプロ」。
様々なジャンルの仕事からあなたに合った人事関連の仕事を提示してくれるので、好きな案件を自由に選んでトライする事ができます。
また、セミナー情報や業界の情報なども公式サイトから確認できるので、フリーランスとしてもっとスキルを磨きたい方にもおすすめのサービスですね。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- 豊富なジャンルから仕事を選びたい方
- 今の自分に合った案件を知りたい方
- 駆け出しのフリーランス人事の方
おすすめのエージェント⑦:スタッフサービス
公式サイト:https://www.022022.net/
派遣の仕事を紹介してくれるサービスのスタッフサービスは様々な仕事を紹介してくれます。
紹介してくれる仕事の数が多く、特に人事職の仕事の保有数は業界でも有数です。
運営媒体はリクルートグループが運営をしているのも案件の多さの理由。
フリーランス案件が獲得できるか心配な際は是非とも利用したいサービスです。
<利用料金>
無料
<こんな人におすすめ>
- 豊富なジャンルから仕事を選びたい方
- 大手の安定したサービスを利用したい方
- 駆け出しのフリーランス人事の方
まだまだフリーランス人事はマイナーな存在
サービスサイトをご紹介しましたがまだまだフリーランスの人事はマイナーな存在です。
というのも会社に重要な人材を採用するのには多大なお金がかかります。いざ採用を進めたはいいものの思った人材とは違った場合も簡単に解雇するわけにはいきません。採用したからには企業にも雇用し続けなければいけない責任があります。
そんな重要な人事の仕事を「外部の人材に任せていい」と思う企業は少ない現実があります。
もちろん案件を紹介してくれるサイトがあることからニーズはもちろんあるものの、相当信用できる方でなければ案件を勝ち取ることはできません。
フリーランスは一つの案件で食べ続けることは少ないです。案件を獲得しても継続して案件を受注することは難しいです。まずは人事に拘らずいろいろなフリーランスの案件を受注した方がフリーランスとしての実力も身につきます。
当サイトではその他にもいろいろフリーランスに関する記事があるので参考にしてみてください。
<フリーランス関連記事>
フリーランス人事になるために今から動き出そう!
フリーランス人事になるのはとても簡単ですが、継続して稼ぎ続けるのはとても難しいです。
何事も継続するのが難しいとよく言われますが、フリーランスは特に継続して仕事を受注し続けなければなりませんので、特に最初のうちは苦労が絶えないと思います。
しかし、ある程度慣れてくると自分のペースで自由に好きな時に好きな場所で仕事を行うことも可能なので、そういった働き方に憧れている方は、是非とも今から動き出しましょう!