WEB広告の種類を一気に紹介します。【必要なものや料金の種類まで】

みなさんは、自分でWEB広告を実際に運用することはありますか?運用を行っている方でも、まだ運用したことが無い方でも「最新の知識を知っておきたい」というニーズはあると思います。

今回は、WEB広告の種類や料金体系、実際に運用する際に何が必要なのかなど網羅的に紹介していきます。運用を行っていて、成果が頭打ちしている方はぜひこれを機に別の広告手法も試してみることをおすすめします。きっと自分にあった新たな広告が見つかるはず。

初心者の方には、「これからどの広告を運用するのがいいのか?」「WEB広告とはなにか?」といった疑問解消の手助けとなれば幸いです。

WEB広告とはなにか?

WEB広告は、インターネット上で見ることが出来るサイトやメールに掲載されている広告をさします。画像の広告・文字だけの広告が主流でしたが、今では動画広告も色々なところで見かけるようになりました。

スマートフォンの登場により、インターネットを活用した広告は今まで以上に様々な企業が試行錯誤しながら運用しており、近年では比重がかなり高かったTV広告を抜き、日本の広告費比率No.1となりました。
SNSのアクティブユーザー数もどんどん増えており、TV離れも叫ばれているため今後はさらにこの流れが加速するのは間違いないかと思われます。

WEB広告の種類はどれくらいあるのか?

WEB広告は毎年新しい種類が出てきており、すべてを網羅することは難しいです。ただ、コアとなる部分は変わりませんので今回は数あるWEB広告の中でも有名なものを紹介していきます。

基本的には以下の種類さえ抑えておけば、WEBの広告はある程度網羅したと言っても過言ではありません。

リスティング広告

リスティング広告は、みなさんが日頃利用する検索エンジン(Google,Yahoo!JAPAN,Bingなど)に配信できる広告になります。
例えば、ピアスを探している人に向けて配信したい場合「ピアス」と検索したユーザーにだけ配信することが可能です。

またみなさん日頃見かける「自分が見たサイトの広告が出て来る、追いかけてくる」というのもリスティング広告の機能の一つです。殆どの広告主にとってリスティング広告は重要なチャネルの一つですのでまだ利用したことの無い方にはおすすめです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、広告主にとって心強い広告です。「お問い合わせや申込みが発生した時だけ、広告費を払う」という広告です。

そのためもし1件もお問合わせが発生しなければ月の広告費はASP(アフィリエイト広告をまとめている仲介会社)に掲載費を固定費で少し払うだけとなります。これだけきくとメリットが沢山ですが、実際には求めていないレベルのユーザーから問合せが来てしまうこともあったり、
アフィリエイトを始めなくても獲得できていたユーザーがASP経由に変わってむしろ払う額が増えたという可能性もあるため十分検討してから行うようにしましょう。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、Webサイトやブログ、オウンドメディア、SNSなどを多数集めて1つのネットワークを作り、その1つのネットワークに配信できるサービスです。

昔は、それぞれのWebサイトへ直接連絡しないと広告を配信できませんでしたが現在ではアドネットワークを利用することで様々な媒体にたいして一気に配信する事が可能です。

DSP広告

複数のアドネットワーク、Ad Exchange、SSPへの横断的な広告配信管理をするツールがDSP広告です。これは広告というよりツールに近いです。様々なSSPを横断しながら、1秒の間に何回も広告枠の入札が行なわれ大量にインプレッションを稼ぐことが出来ます。

実際は「自動的に買い付け、配信」をしてくれるので、手間はかかりません。またアルゴリズムで分析し、最適な箇所に配信してくれるので効果も高いです。

動画広告

「動画の視聴がテレビからネットにシフトしてきていること」で、動画広告の需要も年々高まっています。YouTubeなどの動画サイトへの配信はもちろんのこと、サイトの広告枠にも動画で配信することができるようになってきました。

SNSでも動画を見かける機会が増えてきたのではないでしょうか。動画はユーザーにとっても文字を読まなくていい&視覚的でわかりやすいという理由から、効果の出やすい広告の1つとなってきています。

SNS広告

SNS広告は、Twitter・Facebook・Instagramに配信できる広告になります。ユーザーのプロフィール・趣味嗜好から最適なターゲットを探し、その属性にだけ配信ができるのが魅力です。

例えば、Facebook広告であれば「30代・女性・未婚」のユーザーのみに「結婚準備の品」を紹介する広告の配信が可能です。大体のユーザーはSNS広告のセグメントで指定できるのでまず試してほしい広告です。運用するメリットは、ターゲティング精度が他の広告に比べ格段に高いことです。

関連記事:2017年最新版!Facebook広告の種類を全て紹介! , Twitter広告のターゲティングの種類をすべて紹介します!

記事広告

記事広告は、どの方でも想像しやすいのでは無いでしょうか?お金を払い、有名なメディアや人気のメディアに記事を配信してもらうサービスの事です。

最近では昔より効果のないと言われている記事広告ですが、自分の狙いたいユーザーが読んでいそうなメディアに記事を配信することでいい効果を出すことはまだまだ可能です。たとえば、人事系のメディアに対して「人事労務システム」の記事を発信すればほかの広告に比べ読んでいるターゲットが明確なので
ほかの広告より良い数値が出る可能性があります。

メール広告

メール広告は、様々な会社が保有する顧客に対して配信できる広告のことです。上記の記事広告に似ており、自分の狙いたいユーザーに対して配信が出来るためターゲットを間違わなければいい効果を出すことができます。
メール広告の種類としては、会社運用のメルマガの中に1行だけ文字を入れられる「一行広告」、メルマガ全体を埋めつくせる「埋め尽くし広告」などメール広告のサービスがある会社ごとに形態が違います。

純広告・バナー広告

純広告は、特定の媒体に掲載する広告を指します。決まった媒体の決まった枠に配信することが多いです。

いままではWEB広告といえば、純広告・バナー広告ですがDSPの出現によりその数は少しずつ少なくなってきました。しかし、決まった枠に出し続ける事も出来るためいまだに一定数人気のある広告です。

WEB広告の料金請求の種類

WEB広告は、種類だけでなく料金体系も様々です。ここではそのなかの1部をご紹介します。

インプレッション課金

広告が表示されるたびに料金が発生する広告。DSP広告やアドエクスチェンジによくある料金体系です。

クリック課金

広告がクリックされるたびに料金が発生する広告。リスティング広告やSNS広告でよく採用されています。

期間保証課金

ある一定期間、決まった金額で配信できる広告。純広告・バナー広告に採用されていることが多いです。

成果報酬課金

CV(コンバージョン)が発生した時のみ、料金が発生する広告。アフィリエイト広告で採用されています。

また広告代理店によっては、成果報酬型で広告運用代行しているところもあります。

配信数による課金

決まった配信セグメントに対して配信し、それによって料金が発生する広告。メール広告で採用されています。

動画再生回数ごとの課金

動画再生回数ごとに料金が発生する広告。動画広告、Youtube広告で採用されていることが多いです。

WEB広告を行う際に必要なもの

さてここまで、WEB広告の概要について触れてきて「実際に配信してみたい」という方も多いのではないでしょうか?

配信するためには事前にある程度準備して必要があるものがあります。

  • サイト・LP
  • ショッピングカート
  • クレジットカード
  • メールアドレス

これを最低準備しておけば配信できるので、WEB広告予算が無い方でもいつか広告を出すときのために準備しておきましょう。

関連記事:初心者でもすぐにWordPressでオリジナルのECサイトを開設する方法

まとめ:多様化する広告の流れに遅れることなく、最適な広告をどんどん試していきましょう

広告はだれでも運用できます。広告代理店が運用することが多いものの、実際騙されているケースも少なくありません。

広告運用代理店・自分で運用、どちらであったとしても業界知識をしっかりつけ、最短で良い効果が出るようにしましょう。