2020年最新版!Facebookキャンペーンの目的の種類を全て紹介【適切にターゲティングをしよう】

最近、「Facebook広告がアツい」とよく聞くようになりました。みなさんの周りでも「Facebook広告いいよ!」と言っている方、いませんか?きっと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

「でも実態がわからなくて不安、、、」と思っているマーケターの方、安心してください。

今日は、やってみたいけど何が出来るかわからない、なんでそんなにみんなから人気なのかわからないという方に向けて、Facebook広告の種類について説明します。

Facebook広告って何ができるの?

Facebook広告は、大きくわけて二つの配信方法があります。

  • 趣味や関心など、Facebookの指定するセグメントを利用した広告配信
  • 自分のサイトに訪れた人を追いかけるリターゲティング広告、訪れた人に似ている人に向けて配信する類似ターゲティング広告

ターゲティング広告

Facebookは、最初に登録した情報だけでなく、好きな曲や職業等をどんどん追加出来ます。ユーザーにとっては、登録はただ単にプライベートな情報を友人や知り合いにわかりやすく伝えるだけのものですが、Facebookはこれを広告のセグメントの一つ一つとして整理しており、広告主はそのセグメントを利用して、自分の商材にマッチするユーザーに的確に広告を配信することができます。ほかの広告メニューにはない細かいセグメントがあるのがFacebook広告の魅力で、「婚約中(3ヶ月以内)」「1週間以内に旅行から帰ってきた」などバリエーションはWeb広告の中でもピカイチです。

ターゲティング広告については下記の記事で詳しく紹介しています↓
こんなセグメントもできるの?Facebook広告のターゲティング項目を紹介します!

※セグメントとは・・・ユーザーを購入者の年齢・性別・職業などによって区分けしたもの。

リターゲティング・類似ターゲティング広告

リスティングやDSP広告のように、自分のサイトに訪れた人にだけ配信できるリターゲティング広告ももちろん配信可能です。
それだけではなくFacebookはこのユーザーデータを生かして、ユーザーデータを分析し、似ている属性の人に対しても広告を配信する(類似ターゲティング)機能を備えています。

リターゲティング広告は、GoogleやYahooのリマケ、リタゲで効果がある方はFacebookも一定数効果が出る可能性があります。予算もあまりかからないので試してみてください。

類似ターゲティングができた当初は、あまり良い精度ではありませんでしたが、今ではかなり精度がよく、「CPCが下がる」「CVが増える」と比較的いい効果が出やすくなってきています。こちらもやったことがない方にはぜひ1度お試しいただきたい機能です。

Facebook広告の配信パターンは多種多様

Facebook広告のクリエイティブ配信パターンは4つです。Facebook独自の広告パターンもありますので、いろんな配信を試して商材に一番合う訴求方法を探しましょう。

画像での広告配信

画像での配信は、皆さん想像通りの機能です。画像サイズは、どの広告の種類でも「1200×628pxを推奨している」場合が多いので、1200×628pxと覚えておけば問題ありません。
画像の制限として、画像の中のテキスト量が、画像全体の20%を超えてはいけないというルールがあります。配信する画像が決まったらこちらのツールでチェックしましょう。

アップロードをすれば、広告出稿の際に審査を通るかチェックできます。(あくまで画像内のテキスト文字量のみ)
SNS広告は品質ランクの比重が「クリック率やユーザーの反応」にかなり偏っているため、配信後反応が悪そうな画像はすぐに差し替えてユーザーが反応してくれそうな画像を設定しましょう。

動画での広告配信

動画は、ユーザーの反応が高く、今人気の配信方法です。
出稿の際、推奨されているフォーマットは「MOV・MP4」ですが、対応可能なのは以下のとおりです。

  • 3g2 (モバイル動画)
  • 3gp (モバイル動画)
  • 3gpp (モバイル動画)
  • asf (Windows Media動画)
  • avi (AVI動画)
  • dat (MPEG動画)
  • divx (DIVX動画)
  • dv (DV動画)
  • f4v (Flash動画)
  • flv (Flash動画)
  • m2ts (M2TS動画)
  • m4v (MPEG-4動画)
  • mkv (マトロスカフォーマット)
  • mod (MOD動画)
  • mov (QuickTimeムービー)
  • mp4 (MPEG-4動画)
  • mpe (MPEG動画)
  • mpeg (MPEG動画)
  • mp4 (MPEG-4動画)
  • mpg (MPEG動画)
  • mts (AVCHD動画)
  • nsv (Nullsoft動画)
  • ogm (Ogg Mediaフォーマット)
  • ogv (Ogg Videoフォーマット)
  • qt (QuickTimeムービー)
  • tod (TOD動画)
  • ts (MPEGトランスポートストリーム)
  • vob (DVD動画)
  • wmv (Windows Media動画)

フォーマットはMOV・MP4でなくても審査は通りますが、推奨はMOV・MP4となっています。それ以外でも今のところ問題なく設置できます。

動画で配信する際は以下の項目に気をつけると、いい反応が得られる可能性があります。初めて試す際のチェックリストとしてお役立てください。

  • 冒頭に会社ロゴや人物のアップを利用する。
  • 自分が伝えたい事は必ず最初に含める
  • 音声がなくても伝わるようにする。(場合によっては字幕を入れる)

「人物アップ」「動画は最後まで見てくれない前提で進める」「電車の中で見る人がいる事も考えて」と覚えておくとある程度効果がある動画を作成できます。

カルーセルでの広告配信

カルーセルは、画像が横に数枚並びユーザーが画像をスライドするで次が見れる広告です。画像を数枚設定し、誘導するURLも画像事に設定することが出来ます。Facebook広告立ち上げ初期の頃はなかった機能です。

出稿の際の推奨サイズは、「1080 x 1080px」です。

例えばECを運営しているサイトでは、商品をカルーセルで表示して様々なユーザーを満足させるための配信を行っていたりします。ユーザーに様々な選択肢を与え、クリック率を上げるためには最適な広告配信パターンです。

インスタントエクスペリエンスでの広告配信

キャンバスは、Facebook独自の広告メニューです。他の広告に関しては、リンクをクリックするとFacebookの外へ飛ぶ設計ですが、このキャンバス広告はFacebookの中でコンテンツを確認することが出来ます。
ユーザーにとってはサイトが重くて飛べないなどの問題が起こりづらいため、海外でかなり人気となり、2016年に日本でも設定できるようになりました。

キャンバスは、画像(単一、カルーセル表示)・動画(GIFアニメ、シネマグラフ)・テキスト・リンクを組み合わせ、自分でLPを作ることができます。無料で作ることができるので、いままではできなかったいきなり申し込みフォームにユーザーを誘導するという事ができるようになります。

(例)
Facebook広告

インスタントエクスペリエンス(FB内 商品詳細ページ)

サイト申し込みフォーム(自社サイト)

いままではFacebookから商品詳細ページに飛ばしていたものをFacebook内で完結させ、ニーズが高い人だけをサイトに訪れさせることができます。LP作成を省略できるので、サイト作成予算のない広告主の方も手軽に始める事ができます。

サンプルサイトはこちらをご覧ください。

Facebook広告の種類はどれくらいあるの?

Facebook広告には、様々な配信方法があり、大きく分けて3つの配信方法から選ぶ事ができます。

  • 認知
  • 検討
  • コンバージョン

3つの配信方法の中でも更に細分化されており、10種類以上の広告メニューが存在します。

認知

認知は文字通りブランドの認知度を高める広告の配信方法です。

潜在層にアプローチしたい場合に有効的な目的です。

ブランドの認知度アップ

広告を覚えてくれる可能性が高い利用者を対象にして広告を表示する方法です。

この目的では、推定広告想起リフトの指標が得られます、このキャンペーンをの効果を正確に測定するためには「ブランドリフト調査」を会社で行うことが必須となります。

リーチ

ターゲットオーディエンスのできるだけ多くの利用者に広告を表示します。

インプレッションを最も稼ぐことができるキャンペーンなのでなるべく多くの人に広告を配信したい場合に利用しましょう。

エンゲージメントやクリックなどを目的とする配信方法ではないので、いいねやクリック率は悪くなることが多いですが、インプレッションを稼ぎたい場合に有効です。

検討

検討は商品やサービスを知っていてどの商品にしようか検討をしている人に向けて広告を配信する広告の目的です。

純顕在層に向けた広告に適しています。

トラフィック

Facebookから、自社のウェブサイトのランディングページ、ブログ投稿、アプリなど指定したURLへと利用者を誘導することに適しているキャンペーンです。

広告をクリックしてサイトに移行しやすい人に広告を配信しやすくなります。

エンゲージメント

投稿にエンゲージメントする可能性の高い利用者にリーチできます。

エンゲージメントは、

  • いいね
  • コメント
  • シェア
  • ページからのクーポン利用

が含まれます。

FacebookページやInstagramのアカウントを育てたい場合に利用しましょう。

アプリのインストール

アプリを購入できるストアにターゲットを誘導することができます。

ABテスト機能などもあるので、アプリを運営している方は利用してみましょう。

動画の再生を増やす

PRなどのために、動画を配信したい場合に使用するメニューです。

動画を視聴する可能性が高いユーザーに広告を配信してくれます。

あくまで沢山の人に見てほしいときに使う機能なので、CVを増やしたい場合はトラフィックを利用しましょう。

リード獲得

自分のビジネスに興味を持っている人の情報を集めるために利用します。

FacebookやInstagram内でメールアドレスなどを入力するフォームが表示されるため、離脱率が少ない広告です。

ただ、広告文とクリエイティブだけで申し込みさせるような仕組みを作る事は難しいため、リストを取るため工夫して広告を配信する必要があります。

コンバージョン

ビジネスに関心を示したターゲットに、商品を購入したりサービスを利用したりしてもらうための目的です。

広告の目的では一番利用する目的になります。

顕在層向けの広告となります。

コンバージョン

遷移したのサイト上で利用者に特定のアクションを起こす可能性が高いユーザーに広告を配信することができます。

アクションは、

  • 商品のカートへの追加
  • アプリのダウンロード
  • サイトへの登録
  • 購入

などが含まれます。

一番利用するキャンペーンの目的になります。

来店数を増やす

店舗などが使いやすい広告です。最寄りの店舗の場所とそこへの道順を一目で知らせることができます。

電話をかけたり、メッセージを送信したりするメニューも追加できます。

製品カタログ

ターゲットがウェブサイトで見た商品を抽出し、パーソナライズされた広告を動的に配信できます。(EC向きの広告メニューです)

Facebook広告の種類は今後もどんどん増えていく

Facebookは様々な目的で広告を配信することができます。

どの状態のユーザーをターゲットとするかでキャンペーンの目的が変化しますが、意外と利用する目的は限られてくるかもしれません。

紹介したいサービスに応じて適した目的を設定するようにしましょう。

(当記事の画像は、https://www.facebook.com/business/を引用しております。)