「この仕事、合わないし、向いてないなぁ」とため息をつくことってありますよね。
仕事が合わないと感じるとモチベーションが下がって、合わない仕事がますます上手くいかない悪循環に陥ってしまうことも。
「いっそ辞めて、転職しようかな」とは考えても、実際に辞めるとなると話は別。「辞めていい状態なのか、自分が甘えているだけなのか」判断に苦しんだ結果、いつまでも辞められない人も多いですよね。
この記事では「仕事が合わない…辞めようかな」と悩んでいる人向けに、
- 「仕事が合わない」と感じる代表的な理由
- 今の仕事を辞める場合の判断基準
- 仕事をしながら転職活動をするポイント
をまとめました。あなたがこれから進む道のヒントにしてくださいね。
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仕事が合わないと感じる10の理由
仕事が合わないと感じる理由は人それぞれですが、代表的なものは10個あります。
なんとなく「仕事が合わない気がする」と感じている人は、自分が「合わない」と感じている理由を探してみてください。理由によっては、会社を辞めなくても改善が見込めます。
- 仕事内容が苦手・不得意
- 労働環境・待遇に納得できない
- 人間関係に耐えられない
- 自分の能力が正当に評価されていない
- 給与に不満がある
- 社風が合わない
- 成長できない環境だ
- 会社の将来性に不安がある
- 会社に貢献できていない気がする
- 他にやりたいことができた
仕事内容が苦手・不得意
がんばって仕事をこなしているのに思うような成果が出なかったり、注意していても似たようなミスをしてしまうと「この仕事は苦手だな」と感じてしまいますよね。
同僚はなんの問題もなくこなしているのに自分だけ失敗してしまうと、精神的にも滅入ってしまいます。先輩やメンターに「あいつはできるのに」と比較して怒られると、仕事に行くのさえも嫌になってしまうでしょう。
労働環境・待遇に納得できない
ノルマをこなしたのに「部署全体の売り上げが落ちているから」と自分のノルマ分が他の人の補填に回ったり、来客へのお茶出しのためだけに残らなければならなかったり、環境に不満があると「この仕事は向いていない」と考えてしまいます。
セキュリティ面を考えてスマホは会社預かりで退勤まで触れないといった、合理的な理由があるなら納得もできます。でも、上長の気分や慣習で理不尽な要求をされると仕事に対する印象が悪くなりますよね。
人間関係に耐えられない
いじめやハラスメントが横行している職場は嫌ですよね。訴えるほどではないにしても、配属時点ですでに派閥ができていて会話に入れなかったりすると、仕事の内容は気に入っていても居心地が悪く感じます。
人間関係は「自分が変わることで改善できる」と言われますが、仕事に支障が出るほどに悪化している人間関係は、改善するための努力をしても砂漠に水を注ぐようなものです。虚しい努力の積み重ねが無気力につながる心配もあります。
自分の能力が正当に評価されていない
同じ成果を出しているのに同僚と扱いに差をつけられると「えこひいきがある」と感じます。上司に媚を売っている人は高評価で何をしても文句を言われないのに、同じ営業成績でも上司との飲みに付き合わない人は「もっとできるのに仕事をサボっている」と言われるような状態です。
上司や先輩・同僚、お客さんから正当な評価をされないと仕事に対するモチベーションが下がりますよね。
給与に不満がある
1ヶ月がんばって働いた報酬に不満があると一気に働く意欲が失くなります。「受からなかったけど、第一志望の会社ならもっともらえていた」などと考え始めてしまったら、自分の境遇に涙が出そうになることもあるでしょう。
先輩社員の給与と比べて「きちんと勤めれば、もっともらえるようになる」と感じられるならいいですが、そうではない場合は絶望感が漂いますよね。
社風が合わない
「家族のように仲の良い職場です」「飲み会はありませんが、家族も参加できる運動会があり、コミュニケーションが活発です」といった求人と話やすい人事担当者の雰囲気に惹かれて入社したものの、単なる体育会系気質で論理性がなく辛いという話を聞いたことがありますよね。
会社にいる間は、会社用の人格を作って誤魔化すという人もいますが、限界があります。空気感が合わない職場にいると、だんだんと息苦しくなりますよね。
成長できない環境だ
将来的にやりたいことがあり「関係するスキルが身に付けられる」と感じて会社に入ったのに、関連業務につけなかったり、資格取得の時間がなかったりすると「ここでは成長できない」と感じてしまいます。
会社は学校ではないとはいえ、少しも自分の成長につながらない無意味な作業の連続でしかない仕事はやる気が削がれます。
会社の将来性に不安がある
会社の業績に不安があったり、新規役員の素行に問題があると、会社の将来性への不安から「仕事に行くよりは、転職活動をした方がいいのでは」と感じてしまいますよね。
新しい事業を立ち上げるというときに事業の目的がよくわからなかったり、縁故採用の従業員がきたりしても「この仕事とは縁を切った方がいいかもしれない」と思ってしまいます。
会社に貢献できていない気がする
「失敗して当たり前だから、気にしないで」「営業成績が悪くても、他のみんなががんばっているから大丈夫」と声をかけてもらうのは嬉しいですが、自己肯定感が低いと「足を引っ張ってばかりいる自分がいるのが申し訳ない」と考えてしまいます。
人間関係のいいホワイト企業なら自分を磨く努力を積み重ねればいいだけですが、嫌味も含めて言われている場合は、嫌味だと気づいた瞬間に自信がなくなってしまいますよね。
他にやりたいことができた
仕事は楽しいし、向いていると思っているけれど、もっとやりたい没頭したい何かができたときは、「この仕事よりももっと向いている仕事がある」と感じるものです。
やりたいことを考えるばかりで仕事に手がつかない状態になってしまったら、「やりたいことを実現させるために」転職を考えましょう。
合わない仕事でも続けた方がいい5つのパターン
「この仕事、合わないなぁ」と感じていても、転職をするよりも今の職場に止まった方がメリットが大きい場合があります。この5つのパターンのどれかにあてはまるなら、少しの辛抱だと思って耐えましょう。
- 数年以内に人事異動の可能性がある
- 自分の提案が通る可能性が0ではない
- 現職に就いて半年程度しか経っていない
- 給与・福利厚生などが他社よりも優れている
- 転職についてまだ誰にも相談していない
数年以内に人事異動の可能性がある
配転教育を導入しているなど、2年から3年単位で人事異動がある企業に勤めているなら、異動の対象になるまで待ちましょう。
今の仕事が合わないと感じていても、異動先では違うかもしれないからです。短いサイクルで人事異動がある会社なら部署異動の希望も受け付けている場合が多いです。希望部署があるならアピールするのも手ですよ。
自分の提案が通る可能性が0ではない
業務の改善提案やハラスメントの通報など、自分の改善案が通る可能性がゼロではないなら、一度提案してみましょう。
提案が通らなかった前例があるなら、見込みは薄いですが、退職する前に清水の舞台に飛び込むつもりでした提案が通って職場が改善したなら儲け物です。
現職に就いて半年程度しか経っていない
今の仕事について半年程度しか経過していないなら、退職するのは思いとどまりましょう。
あなたが合わないと感じている仕事は、あなたの仕事の一部でしかない可能性が高いです。慣れていないから合わないと感じている可能性もあります。3年は同じ会社にいなければならないとまでは言いませんが、せめて1年程度は様子をみましょう。
給与・福利厚生などが他社よりも優れている
仕事が合わないと転職しても、転職先の仕事が合うとは限りません。仕事は好きだし合うけれど、給与や待遇が悪くて食べるのに困るというのもよくある話です。
仕事が合わないと感じていて、具体的に「こんな仕事ならしたかった」があるなら、したい仕事ができる業界の給与や待遇について調べましょう。満足できる程度の待遇なら転職を検討してもいいですが、悪いようなら考え直した方が無難です。
転職についてまだ誰にも相談していない
仕事が合わないという悩みを誰にも相談せずに退職・転職を決めるのはおすすめできません。
職場の先輩や同僚、家族には相談しにくいと感じているなら、転職サービスを利用するのがいいでしょう。転職エージェントのように対面で相談できるサービスもあれば、LINEやメールで簡単に相談できるものもあります。
仕事が合わないから辞めるべき5つのパターン
仕事が合わないと感じるからこそ積極的に退職を検討すべき場合もあります。具体的にはこの5つのパターンのどれかにあてはまるなら、転職活動を始めた方がいいでしょう。
- 待遇が下がっていっている
- 人事異動や環境の変化は起こらない
- ハラスメントなど法令違反が多く改善する気がない
- 提供サービスや会社の方針に不信感しかない
- 他にやりたいことがあり現職では実現不可能
待遇が下がっていっている
入社当初はついていた手当てがなくなった、仕事内容は変わらないのに変更された肩書きに迫力がない、残業手当が出なくなったなど、待遇が落ちてきている場合は退職を考えましょう。
業績が悪化している可能性が否めませんし、会社側が暗に「辞めてほしい」と伝えている可能性が高いです。
人事異動や環境の変化は起こらない
人事異動や環境の変化が起こる可能性が低く、待っていても「合わない」と感じている要因が変わらない可能性が高いなら退職を考えましょう。
あなたからの改善提案も受け入れてもらえないなら、合わない原因がなくなることもありません。
ハラスメントなど法令違反が多く改善する気がない
ハラスメントやサービス残業、罰金制度などブラックな体質があり、労働基準監督署から警告がきても改善される気配がない場合も転職先を探した方がいいでしょう。
公的機関からの注意を受けて、一時的に改善されたとしても一瞬である可能性が高いです。
提供サービスや会社の方針に不信感しかない
販売や営業系の仕事で、会社が提供している商品やサービスに不信感を抱いてしまったら、売る気持ちがなくなりますよね。 「他社製品の方が優れている」
「これって詐欺に近いのでは?」
と感じてしまったなら、売りたいと思える会社への転職を検討しましょう。
顧客のメリットがわからないサービスを販売するのは、販売する側の良心を削ります。ノルマがあるなら、時間が経つとともに追い詰められていくので早めに見限る方が賢明です。
他にやりたいことがあり現職では実現不可能
他にどうしてもやりたいことがあり、今の仕事をどれだけ続けても実現不可能なら、早めに見切りをつけましょう。思い立ったが吉日と言いますが、や紹介して欲しいサービス、サイトがある方はに方はこちら
転職する前に、アドバイスを受けるのも忘れないようにしたいですね。
仕事が合わないと感じたときに今すぐできる対処策
仕事が合わないとは感じるけれど、諸事情あってすぐには辞めれないときにできる対処策を5つ紹介します。
- 苦手で不得意な仕事は周りに頼る
- 何が不快なのかを分析する(人間関係)
- 仕事について第三者に相談する
- 自分の市場価値を分析する
- 休暇をとって心と体を休める
苦手で不得意な仕事は周りに頼る
苦手な作業や不得意な仕事は、周囲に頼りましょう。メモも取らずに何度も同じことを聞くのはNGですが、失敗しがちなことを努力して改善しようとしている人に冷たい人はいないはずです。ミスしがちなことやつまづきがちなことをリスト形式にして、一緒にチェックしてもらうなど、何か手段を考えましょう。
何が不快なのかを分析する
人間関係や社風が原因で「仕事が合わない」と感じているなら、何が不快で「合わない」と感じているのが分析しましょう。
改善案を提案するにしても不快な原因がわからないとどうしようもありません。不快な原因の除去が自分の努力でできそうなら、対策を考えてPDCAサイクルを回してみるのもいいですよ。
仕事について第三者に相談する
仕事について第三者に相談するのもおすすめです。転職エージェントに頼るのもいいですし、心身に不調が出ているならメンタルヘルス系の医療機関を受診するのもいいでしょう。
転職や退職とまでいかない軽めの相談なら同僚や家族にしてみると、心が軽くなる場合があります。
自分の市場価値を分析する
転職を考える前に、自分の市場価値を分析しておくと現職に止まるメリット・デメリットが見えてきます。
あまり市場価値がない状態で転職市場に足を踏み入れても惨めな思いをするだけです。退職したとして、自分に合う仕事につけるのかどうか、つけたとしてどれくらいの待遇なのかを知るなら転職エージェントのカウンセリングを受けるのがおすすめです。
関連記事:転職エージェントおすすめランキング!利用方法やメリットを徹底解説【55サイトから分析】
休暇をとって心と体を休める
仕事が合わないと感じるのは、疲れきっているせいかもしれません。休暇をとって心と体を休めれば心機一転する可能性もあります。現実的に休暇を取れる状況にはないかもしれませんが、休暇をとる計画を立ててみてはどうでしょう。
現職を続けながら転職活動をするポイント
退職して落ち着いてから転職活動をするよりも、在職中から転職活動をした方が収入が途切れることもありませんし、安心して転職活動に打ち込めます。
仕事をしながら転職活動をするときの、5つのポイントについて紹介します。
- 転職活動中だからこそ現職の仕事を丁寧に
- 転職成功までの計画をしっかり立てる
- 限られた時間を有効に使い有給は使い惜しみしない
- 自分のリソースを最大限に使うために手段は選ばない
- 転職サイトで自社ブロックを忘れない
転職活動中だからこそ現職の仕事を丁寧に
今の仕事が合わないと感じているからこそ、転職活動に集中してしまいがちですが、転職活動中だからこそ現職の仕事は丁寧にこなしましょう。
「素早く、丁寧に」を意識していないと、転職活動に意識が向いている分、今の仕事が疎かになりがちです。つまらないミスで評価が下がるのは惜しいですし、実績につながる機会を逃してしまうかもしれません。
転職成功までの計画をしっかり立てる
転職成功までの計画をしっかり立てましょう。「いいところが見つかったら転職する」という意識では、応募先も決まりません。「3ヶ月後の月末には退職して、4ヶ月後は新しい職場に行く」というように、新しい職場に行く日や退職日を設定して、それに合わせて動くのがおすすめです。
限られた時間を有効に使い有給は使い惜しみしない
退職予定日を決めたら、「その日までに絶対に転職を決める」意識で行動しましょう。有給も「有給使うのもったいない」などと考えずに、転職活動に必要なら遠慮なく使いましょう。
仕事をしながらの転職活動に使える時間は限られているはずです。複業をしているようで辛く感じるかもしれませんが、転職が決まるまでの辛抱と考えてがんばりましょう。
自分のリソースを最大限に使うために手段は選ばない
転職活動にあてる自分のリソースは最大限に使いましょう。例えば、有給取得で同僚に迷惑をかけたとしても、去る職場の予定よりも自分のこれからの方が大切です。
あまりにも横暴な態度だと問題がありますが、今までは遠慮してきた権利の行使も「将来の自分のため」を考えて積極的に利用しましょう。
転職サイトで自社ブロックを忘れない
在職中の転職活動で忘れてはいけないのが、自社ブロックです。転職サイトや転職エージェントでは、あなたが勤めている会社があなたのプロフィール情報にアクセスできないようにブロックできる機能がついています。必ず設定しましょう。
ブロックできる会社の数は1社だけではないので、取引先や関連企業など「転職を知られたくない」会社はまとめてブロックすることをおすすめします。
まとめ:辞める前にできることをやってみて
「仕事が合わない」と悩んでいる人向けに、仕事が合わないと感じる代表的な理由10個と、退職を思いとどまるべきとき・退職すべきとき、今すぐできる対処策を紹介しました。
仕事が合わないと感じている理由によっては、すぐに退職を検討した方がいいですし、理由によっては退職すると後悔する場合もあります。「仕事に向いていないから辞めます」と上司に告げる前に、「辞めないと解決しないのか」について考えた方がいいでしょう。
転職エージェントのように「転職するかどうか悩んでいる状態だけど相談したい」に応えてくれるサービスもあります。転職サイトを利用すれば、自分と似た職種の人の待遇ややりたい仕事の情報を得ることもできます。積極的に利用して、情報を探しましょう。
転職活動を始めてから転職先が決まるまでの期間は3ヶ月が目安です。仕事をしながら転職先を探すのは時間的にも体力的にも辛いですが、3ヶ月間がんばってみましょう。