電通の平均年収が1000万超えるって本当?福利厚生や口コミも徹底解説!

電通ではどのくらいの年収が貰えるのか気になっている方が多いのではないでしょうか。

電通は日本国内でも有数の大企業ですので、転職や就職を考えている方もいるでしょう。そうなると、年収の情報は必須になりますよね。

他にも、福利厚生や会社の口コミなどといった情報を知っておくと良いでしょう。

そこで、今回は電通の年収やその他知っておきたい情報について詳しく徹底解説していきます。

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電通の平均年収は1,168万円

電通の平均年収は、2019年12月時点で1,168万円です。

2018年に国税庁が行った民間給与実態統計調査の結果によりますと、国民の平均年収は441万円ですので、電通の年収は他の一般企業と比べ、非常に高いと言えるでしょう。

2015年から2018年に提出された電通の有価証券報告書を見ても、全ての年で平均年収が1,100万円を超えていました。

ですので、電通では年収の変動が少なく、安定した給与が貰えると言えるのではないでしょうか。

以下が、2019年以降の電通の平均年収の推移になります。

  • 2015年:1,228万円
  • 2016年:1,247万円
  • 2017年:1,272万円
  • 2018年:1,179万円

(出典:https://www.group.dentsu.com/jp/ir/library/financialstatements.html
(出典:https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm

ですが、平均年収が分かっても、実際に転職や就職をしたときに自分がどのくらいの年収を貰えるのかは、まだわかりませんよね。

そこで、職種・階級・年齢・ポジションなどに分け、電通の年収事情について詳しく解説いたします。

”職種別”で比較した場合の電通の平均年収

職種 年収
総合職 1,659万円~1,759万円
技術職 1,131万円~1,231万円
一般職 1,157万円~1,257万円

(出典:https://heikinnenshu.jp/kininaru/dentsu.html

電通の職種は、大きく分けて総合職・技術職・一般職に分けられます。電通の職種の中では、総合職の年収が飛び抜けて高いですね。

総合職は、技術職や一般職と比べると、管理職や主要なポストに就く可能性が高いため、平均年収も高くなる傾向があります。

一方で、技術職や一般職にも管理職や主要なポストに就く可能性はあります。ですが、総合職と比べると管理職や主要なポストに就く可能性が低く、平均年収も低くなってしまうのです。

電通だけではなくどの企業においても、入社時の年収は、総合職・技術職・一般職など職種で差が出ることはありません。

ですが、勤続年数が長くなるにつれて総合職の年収が高くなるのが一般的です。

”年齢”で比較した場合の電通の平均年収

年齢 年収 月額給与
20~24歳 354万円 24万円
25~29歳 892万円 59万円
30~34歳 981万円 68万円
35~39歳 1,014万円 70万円
40~44歳 1,136万円 79万円
45~49歳 1,285万円 88万円
50~54歳 1,398万円 94万円
55~59歳 1,385万円 93万円
60~65歳 918万円 64万円

(出典:https://heikinnenshu.jp/kininaru/dentsu.html

年齢ごとの年収をまとめると、以下のように言えるでしょう。

一番高いのは50〜59歳の1398万円
入社したばかりの20代前半では年収354万円

入社したばかりの年収は、354万円と日本の平均より低いのにもかかわらず、20代後半には892万円と倍以上に跳ね上がるのが特徴的ですね。

また、年齢別で比較した電通の平均年収を見ると、電通では年功序列であると言えるでしょう。

電通では、年齢が上がるごとに平均年収も上がっていき、50代後半から年収が下がり始めています。このような年収の上がり下がりは、年功序列である企業の典型的なパターンです。

ですが、どの年代においても非常に高い年収であるため、年収において不満を持つことがなく働くことができると言えるのではないでしょうか。

また、電通の年収を年齢別で比較した場合、以下のような図もあります。

(出典:https://heikinnenshu.jp/kininaru/dentsu.html

以上の図で電通の年収を見ると、以下のようなことが言えるでしょう。

20代は年収が上がりやすい
30代以降は昇給するのが難しい

電通では、30代以降から上の役職に就くのが難しいことが、図から伺えます。

上の役職が詰まっているため、30代以降に上のポジションに就けない人が一定層いるのでしょう。ですので、30代以降は全て1000万円が最低年収となっているのです。

もちろん、1000万円は、年収の最低値ですので、努力次第では年収を上げることが可能と言えるでしょう。

実際に、電通の平均年収は1168万円ですので、30代以降で年収1000万円以上貰えている人が多いのは事実と言えるのではないでしょうか。

”ポジション”で比較した場合の電通の平均年収

役職 平均年収
主任 1,224万円
係長 1,382万円
課長 1,827万円
部長 2,019万円

(出典:https://heikinnenshu.jp/kininaru/dentsu.html

ポジションで比較した場合の年収をみると、部長になれば、なんと年収2000万円を超えるそうですね。

また、課長でも年収1800万円以上と非常に高い年収となっています。ですので、電通に入社した際は、上の役職を目指して働くと良いのではないでしょうか。

電通の月収・ボーナスはいくら?

平均ボーナス(万円)
新卒 96
30代 271
40代 326.7
50代 368.3

電通のボーナス支給は、3月と9月の年2回ですので、上記の図の金額を2で割った数字が1回に支給されるボーナスの金額です。

上記の図から、月収を計算すると以下の通りになります。

  • 新卒の月収:約21〜24万円
  • 30代の月収:約57〜69万円
  • 40代の月収:約64〜88万円
  • 50代の月収:約81〜92万円

30代以降の月収はそれなりに高いですが、年収の高さの要因はボーナスだと言えるでしょう。

30代以降は、ボーナスが300万円程度貰えるため、どの年代でも高い年収を貰えていると言えるのではないでしょうか。

電通グループの年収は高い?低い?

電通 1179
電通国際情報サービス 896
電通コンサルティング 780
電通テック 760
電通デジタル 750
電通ライブ 750
電通パブリックリレージョンズ 740
電通クリエーティブx 700
電通キャスティングアンドエンタテインメント 700
電通名鉄コミュニケーションズ 650

(出典:https://career-media.net/27422/#i-4

以上が電通の主要グループ会社10社の平均年収です。推定であるものの、グループの大元である電通よりは年収が低いことが伺えます。

グループ会社の年収が電通の年収より低い理由は、電通が請け負った仕事の下請けで仕事を行っているからです。

実際に、電通国際情報サービス以外の企業は、全て広告代理店や広告制作会社など広告に関するサービスを行う会社ですので、電通から仕事を下請けでもらっているのがわかります。

ですが、電通より年収が低いからといって一般的な年収よりも低いわけではなく、ある程度は高い水準の年収だと言えるでしょう。

電通国際情報サービスに関しては、主要グールプ会社10社の中でこれから唯一電通よりも年収が高くなる可能性があると言える企業です。

電通国際情報サービスは、総合情報通信サービスを提供する企業で、電通とGEのジョイントベンチャー企業として設立された会社になります。

ですので、現段階ではまだベンチャー企業ですが、これから業績を伸ばせば、電通よりも高い年収を貰える可能性があると言えるでしょう。

電通の福利厚生

次に電通の福利厚生について詳しく解説いたします。

まずは、ホームページを参考に電通には、どのような福利厚生があるのか確認していきましょう。

勤務体系/休日に関する福利厚生

  • 完全週休2日制
  • 有給休暇
  • 積立休暇
  • 時間給制度
  • フレックスタイム制度
  • インプットホリデー

電通の勤務体系/休日に関する福利厚生で特徴的なのは、インプットホリデーです。

インプットホリデーは、

月に1日の休暇が取得できる制度で、社員がそれぞれ何らかのインプットできる日として導入されています。

インプットするものの決まりが特にないため、美術鑑賞・旅行・ボランティア体験などさまざまな過ごし方が可能です。

現在はトライアルでの実施となっていますが、インプットホリデーでは仕事の息抜きとしても使えるので、社員のこと考えた制度だと言えるでしょう。

保険に関する福利厚生

  • 社会保険
  • 介護保険
  • GLTD(団体長期障害所得保証保険)
  • 各種保険の団体割引加入

GLTDとは、病気や怪我により働けなくなった時に、長期間の所得を補償する制度です。

GLTDに加入していることによって、病気や怪我で働けなくなった場合でも、3年から最長定年まで所得を得られます。

GLTDは、目に見える病気や怪我だけではなく、うつ病などの精神疾患による就業疾患も補償の対象です。

住まいに関する福利厚生

  • 独身者用借上げ社宅

電通は、東京・大阪・名古屋に独身者用借上げ社宅を用意しています。

入居には一定の条件があるものの、社宅に入ることによって、通常よりも安い家賃で入居が可能です。

福利厚生として使える施設

  • 健康管理センター
  • 社員食堂
  • 電通会
  • 契約施設
  • 八星苑・八星苑スタジオ

健康管理センターとは、全ての事業所内にある社内医療施設や薬局などのことです。

体調が悪くなっても速やかに診察を受け、薬が買えるので、社員の健康管理対策は万全だと言えるでしょう。

他にも、電通会では部活動に参加できるため、仕事でのストレスをリフレッシュできる環境が整っていると言えるのではないでしょうか。

その他の福利厚生

  • ベネフィット・ステーション
  • ファミリーデー
  • SOS総合相談グループ
  • Yourコンシェルジュ

電通は、総合福利サービス「ベネフィット・ステーション」に加入しているため、国内・海外旅行の宿泊費の補助、レストランやフィットネスクラブなどの割引を受けることが可能です。

また、電通は仕事だけではなく、プライベートでの悩みも解決できるように、悩みを相談できるSOS総合相談グループ・Yourコンシェルジュを導入しています。

(出典:https://www.career.dentsu.jp/recruit/2021/culture/welfare.html

電通の口コミ

実際に電通で働いている社員は、電通に対してどのように感じているのか、ここでは評価制度・社員教育・ワークライフバランスについて、生の声を集めました。

電通の評価制度に関する口コミ

電通は、年功序列の文化から実力主義に変わろうと、最近になってミッショングレード制が導入されました。

ミッショングレード制では、成績によってどのグレードになるか評価されるので、しっかりと実力が評価できる制度になっています。

ですが、やはりまだ導入されたばかりということで、あまり上手く機能できていないのが現実です。

ミッションの妥当性や設定方法には、まだまだ改善の余地があります。

(営業職/26歳)

ミッショングレード制とは、企業側から果たすべき役割を提示され、その役割の達成度合いによって、評価される制度です。

そのため、勤続年数や部門、役職などに左右されることなく、与えられた役職を果たせればしっかりと評価されます。

現在の電通では、ミッショングレード制が導入されたばかりということで、まだ上手く機能できていないそうですが、しっかりと機能すれば公平に評価できる制度です。

電通は、年功序列の文化から実力で評価できるよう変わろうとしているので、ミッショングレード制はこれから改善されていくと言えるのではないでしょうか。

電通の社員教育に関する口コミ

電通の社員教育は、OJT主体です。ですので、教育制度自体は、そこまで機能しておらず、現場で学んで成長するのが電通の基本的なスタイルになります。

教育制度が機能してないからといって成長できないわけではなく、入社してから仕事を任されるスピードはとてつもなく早いので、成長できるかできないかは自分次第です。

ただし、教育制度を強化している側面も見えるので、やる気があればさまざまな研修に参加させてくれます。

(マーケティング職/28歳)

OJTとは、「On-the-Job Training」の略で、実際の業務を通しながら従業員の育成をする方法です。

電通は、入社してから仕事を任されるスピードが早いので、実践的に取り組めるOJTを取り入れているのでしょう。

実際に職場で働いている先輩社員が業務を教えてくれるため、研修などよりも実務を理解しやすいのがOJTの特徴になります。

ただし、OJT以外にもやる気があれば研修に参加できるそうです。ですので、初めて行う業務で足も手も出ない場合は、研修などを利用し、業務に対して理解を深めるのも良いでしょう。

電通のワークライフバランスに関する口コミ

電通と言えば、ワークライフバランスが取れないというイメージがありますが、現在はだんだんと変わってきています。

22時までに完全退社するように義務付けられたため、残業時間はかなり減りました。

以前は終電ギリギリまで働いていましたが、現在ではそのようなことは完全になくなりましたね。フルフレックス制度も導入されているので、私的な都合に合わせて仕事ができます。

ただし、部署によっては22時ギリギリまで働かないといけないところもあるので、まだ完全にワークライフバランスがよくなったとは言い切れないです。

有給休暇も希望を出せば、特に問題なく取得できます。

(企画職/25歳

現在の電通は、ワークライフバランスが比較的取りやすい環境であると言えるのではないでしょうか。

22時に完全退社が義務付けられたことによって、夜遅くまで会社に残り、残業することはないでしょう。

また、フルフレックス制度を導入したことにより、好きな時間に出勤・退勤ができるようになっています。

そのため、朝子供を学校に送ってからの出勤や夜の予定に合わせて仕事するなど、プライベートの予定に合わせて仕事することが可能です。

ただし、22時まで仕事をしなくては回らないような部署もあるので、ワークライフバランスが取れるかは配属次第で決まると言えるでしょう。

電通と同じような企業と年収を比較

日本の平均年収と比べると、圧倒的に年収の水準が高い電通ですが、同じようなサービスを提供している企業と比べると、年収の水準は高いと言えるのでしょうか。

そこで、発表されている中で最新の有価証券報告書を参考に、電通と同じようなサービスを提供している企業5社の平均年収を図にいたしましたので、確認していきましょう。

博報堂DYグループ 1,078万円 ※2020年3月時点
ADK 756万円 ※2016年12月時点
サイバーエージェント 681万円 ※2019年9月時点
オプト 692万円 ※2019年12月時点
セプテーニ 614万円 ※2019年9月時点

電通の平均年収は1,168万円ですので、電通は他の企業よりも圧倒的に年収水準が高いことが伺えます。

唯一、博報堂DYグループの平均年収のが1000万円を超えていますが、それでも電通とは100万円ほどの差があります。

一方で、サイバーエージェントやオプト、セプテーニは、平均年収が600万円代と、日本の平均年収に近い数値です。

以上のように、電通は業界など関係なく、日本の中でもトップクラスの年収水準を誇る企業だと言えるでしょう。 

電通に向いている人

年収や制度に関して充実している電通で実際に働くとしたら、どのような人が電通に向いているのでしょうか。

以下から具体的に、電通に向いている人について確認していきましょう。

バリバリとキャリアを積んで行きたい人

電通は他の企業と比べて圧倒的に年収が高いので、バリバリとキャリアを積んで行きたい人は電通に向いていると言えます。

電通では、課長の役職につけば、年収2000万円を超えることが可能です。

ただし、年収が高い分、電通では多くの人がキャリアを争っています。

そのため、上の役職が常に飽和状態にあり、厳しい争いの中でキャリアを積んでいく必要があると言えるでしょう。

ハードワークをこなせる人

先ほど説明したように電通では、厳しい争いの中でキャリアを積んでいく必要があります。

そのため、電通ではハードワークをしなくてはいけません。

また、広告代理店というサービスを行っている性質上、お客さまが納得するようなコンテンツを作る必要があります。

作成した広告がお客さまの納得を得られなければ、何度も広告を作り直す必要があり、非常に大変です。

ですので、電通ではハードワークをこなせる人が向いていると言えます。

電通に転職するならマイナビエージェントを利用しよう

公式サイト:マイナビエージェント

電通への転職を検討しているのであれば、転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは、無料で転職のサポートを行ってくれます。

転職エージェント利用するのであれば、マイナビージェントがおすすめです。

マイナビエージェントのおすすめポイント

マイナビエージェントがおすすめな理由を3つご紹介いたします。

  • 国内で1番多い求人数
  • さまざまな業界や職種に対応可能
  • 豊富な経験による転職のノウハウ

以上からわかるように、マイナビエージェントは、国内最大級の規模を誇る転職エージェントです。そのため、全体的なサービスの質が高く、自分にあった求人を見つけられます。

電通への転職に興味がある人は、是非、マイナビエージェントを利用してみてください。

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まとめ:電通の平均年収は1168万円

電通は、一般的な年収水準と比べると、非常に高い年収水準の企業と言えます。

実際に日本の平均年収と電通の平均年収の差を比べると、その差は一目瞭然です。また、年収以外にも福利厚生など、さまざまな面で充実した企業だと言えるのではないでしょうか。

電通への転職や就職を検討している方は、是非、こちらの記事を参考にしてみてください。