8月になりましたので、2017年7月に話題になったサービスやアプリを紹介します。
7月は5月、6月に比べて多くのサービスがリリースされていたように見受けられました。
そんな中から、ネットで話題になったサービスを中心にピックアップしてみました!
Timebank
メタップスによる「個人の時間」を売買できるサービス。今年の秋にリリース予定。
「経済と時間の再発明」を掲げており、SNSの影響力をスコア化して一定のスコアをもった個人が時間の発行を行うことができます。
発行された時間は、株式のように取引ができ、保有や売却ができるほか、保有時間の分だけ使うことが可能です。
最近はVALUが話題になりましたが、Timebankしかり、”個人の影響力”がより高まることによって、今後の人々の生き方や働き方も少しづつ変わっていきそうですね。
ojizo(旧Nyafoo!)
1次情報に特化した検索エンジンです。リリース時はNyafoo!というサイト名でした。
Googleのようなロボット型検索エンジンではなく、最近終了を発表したYahoo!カテゴリのようなディレクトリ型の検索エンジンとなっています。
自治体や上場企業の公式サイト、飲食店や大手ニュースサイトなど、信頼性の高いページのみがインデックスされています。
現在(2017年8月1日時点)では約200万件がインデックスされており、目標は1000万件としているそうです。
まだまだ完全にニーズを満たせるほど情報数はないですが、制作者の方が積極的にアップデートされているので、今後に期待です!
(余談ですが、creiveは当然ながらヒットしません笑)
Abstract
デザインファイルのバージョン管理サービスです。
ソースコードでいうGitHubのデザイン版で、デザインファイルを複数人で管理し、ブランチを切っての作業やコミット、マージ、コンフリクトの解決も可能となっています。
現在はベータ版としてリリースされており、管理できるファイルはSketchのみですが、アカウントを作って一部機能を利用するこができます。
psdやaiファイルも管理できるようになれば、デザイナーの間での利用が大きく広がりそうですね。
CAMPFIREレンディング
クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」による融資サービス。
クラウドファンディング(CF)で成功したプロジェクトオーナーが対象で、条件にあった追加融資を受けることができるというものです。
CFは成功すればプロジェクト開始の資金を調達することができますが、その後の展開や規模によってはさらに資金が必要になることがあります。
いままでは銀行からの融資やVCからの出資などが主な手段でしたが、新たな資金調達の方法ができたことでよりプロジェクトに専念できるオーナーも増えるのではないでしょうか、
CAMPFIREの積極的な事業展開は今後も要注目ですね。
Google Hire
Googleによる求人&採用サービスです。
企業が求人を掲載し、応募を受け付けすることができるというもので、日本での展開は未定のようです。
Googleが求人サービスを展開すれば、Googleアナリティクスやその他サービスとの連携など、分析や改善がしやすく可能性もあります。
また、求人サイトの多くはGoogle検索が主な集客手段であるため、日本での展開がはじまれば脅威となる企業もあるのではないでしょうか。
HR領域はまだまだ盛り上がっていきそうですね。
YADOKARI
コンバージョンに特化した新たなメディアプラットフォームサービスです。
専用のエディタで誰でも簡単に記事が書ける、というのはよくあるメディア&ブログサービスのようですが、YADOKARIは「コンバージョンに特化」という通り、採用サイトやアプリダウンロードにつなげることを前提としています。
いままでイマイチ目標とするコンバージョン数を得られなかった採用担当者やマーケターにとって、使ってみる価値がありそうです。
Supershipがはじめた新たなサービスとして、けんすうさんが先行して記事を公開しています。
Stack Overflow Channels
エンジニア向けのQ&Aサービスである「Stack Overflow」がはじめる新たなサービス。
特定のチーム内や企業内で、プライベートなQ&Aをベースとした情報共有&コミュニケーションが行えるというもので、Stack Overflowユーザーはスムーズに利用できそうですね。
日本語対応は完全に未定ですが、現在はプライベートベータとして先行公開されています。
Balloon
チャット形式で小説が読めるアプリです。
基本的には従来のケータイ小説のような位置付けですが、チャット形式というだけあり、登場人物の会話のみでストーリーが進んでいきます。
連載をメインとしており、毎日新しいストーリーが読めるようになっています。
いまのところ、そこまで作品数は多くないですが、ファンタジーやサスペンスなど幅広くジャンルは用意されています。
今後、どのように盛り上がっていくか注目していきたいところです。
予約キャンセルDB
飲食店の予約を無断キャンセルした人の番号を飲食店間で共有するサービス。
運営者によってアカウントを発行された飲食店のみが利用可能で、無断キャンセルした客の電話番号を登録&検索できる、いわゆるブラックリストのようなもの。
小さな飲食店にとっては大人数の予約をドタキャンされることは死活問題にもつながるため、こういったサービスによってリスク回避につながるようです。
(共有されている電話番号は暗号化されているため運営者にもわからなくなっているそうです。)
※大人数で予約をしてどうしてもキャンセルする必要がでてきた場合は、必ず早めにお店に連絡するようにしましょう。
※個人情報の観点がきになる方はねとらぼさんの記事が詳しいです。
SYAKERAKE
任意の金額をプレイ後に支払うゲーム投稿サイトです。
SYAKERAKEは、クリエイターがPCゲームを投稿でき、ユーザーは無料でダウンロードしプレイすることができます。
そして、ユーザーはプレイ後にゲームの評価として支払いたい金額を任意の時期・回数で支払う「任価」という独自の支払い方式で支払うようになっています。
支払い金額が評価になっているので、0円=最低評価となっており、それぞのゲームには合計任価額が表示されています。
サービス紹介ページによると「任価」によって海賊版や不正コピーの問題を解決することを目指していくそうです。
イカクロ
「スプラトゥーン2」のギア構成を検索したり、管理、共有できるサービス。もともとは「イカコーデ」というサイト名でした。
プレイヤーであれば、サービスの内容について説明は不要でしょう。
非プレイヤー向けに説明すると、スプラトゥーンにはフクやアタマ、クツといったギアが多数用意されており、それぞれにギアパワーという能力がついています。
このギアとギアパワーをうまく使い分けていくことでバトルを有利に進めることができます。
しかし、構成パターンが多いのでかなり悩まされる部分でもあり、イカクロのようなサービスにニーズがあります。
イカクロは個人で運営されておりますが、サービスとしてのクオリティが高く、使いやすさもピカイチです。
まとめ
7月もユニークなサービスが多かったですが、気になるサービスはありましたか?
今後も面白いサービスやアプリを紹介していくのでお楽しみに!