「人事評価システムの種類が豊富すぎてどれが自社に合っているのか分からない…」
といった疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
これまで年功序列に重きが置かれていた人事評価制度。
しかし近年では各社員の成果や貢献度が重視されるようになってきました。
こうした背景もあり、社員の成果や貢献度を適切に評価できるよう「人事評価システム」を導入する企業が増えてきています。
ただ人事評価システムには多数の種類があり、機能や費用も様々なので選ぶのが難しいですよね。
そこで本記事では、多数の人事評価システムを徹底比較した上でcreive編集部で厳選したおすすめの人事評価システムを6つ紹介します。
人事評価システムの機能や選び方のポイントも解説するので、ぜひ導入時の参考にしてくださいね。
【比較】使い勝手の良いおすすめの人事評価システム4選
それでは早速、おすすめの人事評価システムを紹介します。
「使い勝手の良いシステム4選」と「中小企業に特化したシステム2選」に分けて、全部で6つ紹介するのでぜひ参考にしてくださいね!
まず、使い勝手の良いおすすめの人事評価システムを4つ紹介します。
カオナビ
公式サイト:カオナビ
- セキュリティレベルが高い
- 社員データベースが顔写真メインで視覚管理しやすい
- 社員同士のコミュニケーションツールにもできる
セキュリティの高さで有名なカオナビ。
二段階認証だけでなく、端末の紛失時には遠隔で利用停止ができデーターベースを二重化しています。
社員のデータベースは顔写真がメインになっているところがポイント。
顔写真を頼りに必要情報にすぐに辿り着け、組織図を作る場合も顔写真のドラッグ&ドロップだけで簡単に完成します。
「カオナビのデータは視覚で管理でき、作業がより効率化できた」と好評です。
それに加えて個人のデータベースは、細かな情報も記入可能。
仕事に直接かかわるものではないですが、ペットの飼育や趣味・愛車・好きなテレビ番組を記入する欄まであります。
導入企業によっては、社員同士が同じ趣味の仲間を見つけてコミュニケーションが活発になったという反響もありますよ。
カオナビの口コミ
社内では、数名ずつに分けて説明会を開き、カオナビを利用することへの目的などを説明しました。
社員からは、『会社でコミュニケーションをとるきっかけを作ってくれることはありがたい』という声を聞きました。また、機能がシンプルなので、管理者によるデータの入力や各種設定でも苦労することはなく、社員への説明会を含めても導入決定から約1カ月で運用を開始することができました。
引用:カオナビ公式サイト
提供企業 | 株式会社カオナビ |
提供形態 | クラウド(パソコン、タブレット、スマホアプリ) |
料金プラン | 要問合せ |
無料トライアル | 無料デモ・トライアルあり |
評価方法 | MBO・360度評価・コンピテンシー評価・1on1も含め独自の評価制度も再現可能 |
おすすめ企業 | テレワーク導入企業やコミュニケーションを活発にしたい企業 |
sai*reco(サイレコ)
公式サイト:sai*reco(サイレコ)
- 過去の組織構成を呼び出せる
- 給与明細や社内申請の電子化
- 複数の会社に所属する従業員の管理ができる
サイレコの一番のポイントは、組織人事の情報を蓄積できるところ。
過去データを今のデータと比較することで、戦略的な人事が実施できます。
給与明細や社内申請なども電子化でき、定型業務の自動化も可能。人事の業務がぐっと効率的できます。
また会社内で多数のグループ会社を展開していたり、グループ会社内で複数所属している社員がいたりしても一元管理可能です。
そのぶん効率化がはかれますよ。
sai*reco(サイレコ)の口コミ
私がおこなっていた人事業務全般も、最近では新卒採用部分を管理部に任せられるようになり、戦略的な時間の使い方ができるようになったと感じています。
またサイレコは、操作画面のUI(ユーザーインターフェース)がシンプルで使いやすく、アラート設定などの細やかな機能も充実しているので重宝しています。
提供企業 | 株式会社アクティブ アンド カンパニー |
提供形態 | クラウド(パソコン、タブレット、スマホ) |
料金プラン |
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無料トライアル | あり |
評価方法 | MBO・コンピテンシー評価・OKRなど |
おすすめ企業 | グループ会社の従業員情報を一元管理したい企業 |
HRMOSタレントマネジメント
公式サイト:HRMOSタレントマネジメント
- 採用管理システムと連携可能
- カスタマーサポートが手厚い
- 1on1支援がある
HRMOSタレントマネジメントは、HRMOS採用と連携すれば入社前から評価管理システムで管理が可能。
同期できるため転記の必要もなく、人事業務の効率化がはかれます。
サポートは電話とメールだけでなく専属スタッフが配置され、操作方法など3カ月間しっかり教えてもらえて安心ですよ。
従業員育成や評価に大切な1on1の支援も充実しています。
SlackやGoogle カレンダーとの連携や1on1の運用状況・目標の連携などもでき評価の透明性がはかれますよ。
HRMOSタレントマネジメントの口コミ
在宅での仕事にも特に支障はなく、労務は家でできるなという発見がありました。
在宅勤務に切り替えた後に採用した社員がいますが、実際に入社まで一度も会わずに書類の回収までスムーズに完結できました。
時間が短縮され、かつ確実に情報が収集できている感覚があります。
提供企業 | 株式会社ビズリーチ |
提供形態 | クラウド(パソコン、スマホブラウザ) |
料金プラン | 要問合せ |
無料トライアル | なし(2022年2月28日まで3カ月無料キャンペーン実施中) |
評価方法 | MBO、OKR、コンピテンシー、MBO、1on1など |
おすすめ企業 | 初めて人事評価を利用する企業 |
ヒトマワリ
公式サイト:ヒトマワリ
- BIによる組織の横断的な分析ができる
- ダッシュボードなど管理が楽になる機能が満載
- 勤怠・給与・評価・異動履歴・採用など一元管理
ヒトマワリは「人事担当者が選ぶ人事管理システム」など3部門でランキング1位を獲得した人事管理システムです(2019年 日本マーケティングリサーチ機構調べ)。
ヒトマワリを導入すれば、勤怠や給与・採用・異動・評価など、人事の仕事がほとんどの内容を一元管理できます。
ダッシュボード機能では、採用・人事・分析のデータや情報がまとめて閲覧でき、人事業務の効率化につながります。
人員基本推移や離職・給与など細かい分析ができるので、人事での経営戦略が可能です。
ヒトマワリの口コミ
「○○さんの年齢っていくつだっけ?」とか「○○さんってどこの現場に行っていたっけ?」というような場面で、パッと探せて一目で分かるようになりましたね。
弊社が他の会社と違うのは、社員が常にお客様先に出てしまっていること。
離れて働いているのに個人個人の情報の集約ができていなかった、という困っていたポイントを改善できました。引用:ヒトマワリ公式サイト
提供企業 | 株式会社Touch&Links |
提供形態 | クラウド(基本はパソコン、スマホとタブレットではマイページ機能のみ) |
料金プラン |
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無料トライアル | あり |
評価方法 | コンピテンシー、360度評価など自社の使っている評価を使用できる |
おすすめ企業 | 初期費用なしでデータを活用した戦略的な人事をしたい企業 |
【比較】中小企業に特化したおすすめの人事評価システム2選
続いて、中小企業に特化した人事評価システムを2つ紹介します。
こちらでも各特徴を比較しながら紹介するのでぜひ参考にしてくださいね!
MINAGINE人事評価システム
公式サイト:MINAGINE人事評価システム
- シンプルな操作性
- 自社専用の評価シートを作成可能
- 価格がリーズナブル
MINAGINE人事評価システムは、Excelで管理が大変だったデータを一元管理でき操作も非常にシンプル。
評価項目をカスタマイズできるので、自社にあった評価シートを作成可能です。
また導入時に初期設定の代行や、評価シートの作成を支援してくれます。
MINAGINE人事評価システムは人数によって月々の料金が変わり、30名以下なら10,000円とリーズナブルに利用できます。
30名以上の場合でも、1名ごとの人数課金プランになっているので必要な分だけコストを支払えばOK。
運用コストをなるべく抑えたい中小企業におすすめの人事評価システムです。
MINAGINE人事評価システムの口コミ
思い描いていた組織風土と現状がだんだん一致してきたと思います。
フラットに評価し、できる社員には良い報酬を与え、まだ至らない社員は発憤させられる体制をさらに浸透。
若い社員にもどんどん手を挙げていってもらい、組織全体の底上げを進めていきたいですね。
提供企業 | 株式会社ミナジン |
提供形態 | クラウド(パソコン、スマホ) |
料金プラン |
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無料トライアル | 要問合せ |
評価方法 |
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おすすめ企業 | 自社専用の評価シートを作成したい企業 |
人事評価ナビゲーター
公式サイト:人事評価ナビゲーター
- 必要な機能がしっかり備わっている
- 月5,500円から利用可能
- コンサルティング会社ならではのポイントを押さえた機能
人事評価システムの一番のポイントは月額料金の安さ。
従業員数にもよりますが、月額5,500円からの低コストでシステムを利用できます。
中小企業によっては、評価にだけ使いたかったり、データだけをまとめたかったりする場合もあるでしょう。
そのような中小企業にぴったりの人事評価システムが「人事評価ナビゲーター」。
機能は必要なものだけがついていて、使いこなせなかったり操作に迷ったりする心配がありません。
シンプルながらも、行動管理メモ機能やフィードバック面接の記録を残せる便利機能が付随。導入企業からの満足度が高いシステムです。
人事評価ナビゲーターの口コミ
現在は人事評価Navigatorで非正規職員を含めた全職員の評価を行っています。
PCに慣れていない職員も少なくないのでシステムを上手く運用できるか心配していましたが、職員からは「使いやすい」という声が多く安心しています。
提供企業 | 株式会社日本経営 |
提供形態 | クラウド(パソコン、スマホ・タブレット) |
料金プラン |
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無料トライアル | あり |
評価方法 | MBO評価・コンピテンシー評価 |
おすすめ企業 | データ管理や評価管理のみに人事評価システムを活用したい企業 |
人事評価システムとは:具体的な活用方法2つ
人事に関係する業務全般のデータ管理ができる人事評価システム。
人事の仕事は従来Excelや書類での管理が一般的でしたが、評価方法も複雑になり人事担当の社員にとって負担は相当なものですよね。
しかし、人事評価システムを利用すれば、人事部門の負担が大幅に減らせます。
活用方法は大きく分けて2通り。
【人事評価システムの活用方法】
- 昇給やボーナス時の評価制度として、人事評価システムを活用する
- 人事に関するトータルタレントマネジメントとして活用する
企業によって使い方は異なるので、自社にとって一番ベストな人事評価システムを選べると良いですよね。
人事評価システムが必要になった背景
人事評価システムが必要になった背景としては、
- 評価の仕方が変わったこと
- 仕事の仕方が変わったこと
が挙げられます。ひとつずつ詳しく解説しますね。
1.評価の仕方が変わった
人事評価システムが必要になった背景として、評価や仕事の仕方が変わってきたことが挙げられます。
1つ目は評価の仕方が年功序列から、成果やスキル・貢献度などの評価にかわってきたことです。
上のグラフは、日本の企業がどのような評価制度で社員に賃金を支払ってきたのか、約10年間の変化を表したものです。
左側が管理職層の賃金制度(体系)導入状況、右側が非管理職層の賃金制度(体系)導入状況を示しています。
1999年の非管理職層においては、年功序列制度にあたる「年齢・勤続給」が78.2%に対して、成果制度にあたる「役割・職務給」が17.7%。
大多数の企業で年功序列制度がメインになっていたのが分かります。
しかし、2018年には「年齢・勤続給」が47.1%に対して「役割・職務給」が57.8%と、成果制度の割合が多くなっています。
今までは勤務年数に応じて昇給すれば良いという傾向があったのですが、現在では従業員の成果(頑張り)を会社がしっかりと把握して評価する必要性が出てきました。
各従業員の目標に対する進捗把握や評価制度の見直しが必要になったものの、評価が細かくなればなるほど人事の仕事は増えて業務に時間がかかってしまいます。
このため、人事評価を適切かつ効率的に行える人事評価システムの必要性が高まってきたのです。
2.仕事の仕方が変わった
人事評価システムが必要になった2つ目の背景は、テレワークやフレックス制などで仕事の仕方が変わったことです。
オフィスに集まって仕事をしていた時と比較すると、企業側が従業員の業務進捗を把握するのが難しくなりました。
総務省のテレワーク導入状況によると、新型コロナウイルスの影響によって、大企業、中小企業ともにテレワークの導入率は近年増加しています。
オフィス外で仕事をする各従業員の目標や進捗状況をしっかりと可視化するためにも、人事評価システムが必要になってきたのです。
人事評価システムの主な機能9つ
人事評価システムの代表的な機能を9つにまとめました。
機能 | 内容 | |
---|---|---|
1 | 従業員のデータ管理機能 | 従業員の個人データ(基本情報・スキル・資格・キャリア・特徴など)を管理 |
2 | 組織図作成 | 部門やプロジェクトごとに組織図を作成 |
3 | 目標や進捗の管理 | 従業員やチームで決めた目標の進捗状況を管理 |
4 | 評価シートのカスタマイズ | 自社に合わせて評価シートをカスタマイズ |
5 | データ移行・出力機能 | 集計データをExcelなどに移行・出力できる |
6 | 個別面談のデータを管理 | 過去の面談も含めてデータを保管 |
7 | 集計・絞り込み検索機能 | 従業員データの集計や絞り込み検索 |
8 | 離職予兆分析 | 従業員データや面談履歴、評価などから総合的に離職の予兆を割り出せる |
9 | To do・リマインド機能 | 評価シート未提出の従業員などを一目で確認でき未提出者に催促 |
人事評価システムは「従業員のデータ管理機能」や「離職予兆分析」に至るまで、人事に関する業務全般に対応しています。
自社にとってどのような機能が必要なのか、今一度チェックしてみてくださいね。
人事評価システム導入のメリット6つ
人事評価システムを導入するメリットは、大きく6つ。
- 人事部門の作業効率化
- 公平な人事評価とモチベーションアップ
- 従業員のデータを元に適切な配置が可能
- 従業員のデータを全てまとめられる
- 従業員の育成に役立てられる
- 場所や機器の特定をせず利用可能
ひとつずつ解説しますね。
1.人事部門の作業効率化
人事評価システムを利用すれば、人事部門の作業効率が大幅にアップします。
各部門や各課に、Excelまたは紙で目標記入やフィードバック・評価シートの共有をしていませんか?
従業員数が多いと、評価シートの集計だけでも時間や労力がかかりますよね。
また、提出期限をすぎているのに書類が届かない場合には催促の連絡をしなければいけません。
人事評価システムを活用すれば、各従業員の評価シート提出状況や、目標・振り返りなどの進捗状況もリアルタイムで確認できます。
リマインド機能の設定をしておけば、未提出者に個別に連絡しなくてもシステムにより自動で催促してくれますよ。
評価項目が増えて人事の管理が煩雑になっていた企業でも、人事評価システムを導入すればそれらの問題が一気に解決するでしょう。
2.公平な人事評価とモチベーションアップ
人事評価システムを導入によって公平で透明性のある評価ができるため、従業員の納得度が増しモチベーションアップにもつながります。
人事評価は収入に直結するので、評価の内容に従業員側が納得できないとモチベーションが下がってしまいます。
引用:PR TIMES
上のグラフは、従業員として企業で働いている方に「自社の人事評価において不満に思うこと」を尋ねてまとめたものです。
グラフをみると、「評価の基準が不明確」「評価する人によって厳しさに差がある」といった回答が多く集まっており、評価制度の不透明さを不満に思っている社員が多数いることがわかります。
こうした不満は、人事評価システムを活用して評価基準を明確化することで解決につながります。
また、1on1ミーティングなどで人事評価システムを活用すれば、従業員に丁寧な指示やフィードバックができ、モチベーションのアップにもつながりますよ。
3.従業員のデータを元に適切な配置が可能
人事評価システムを活用すれば、人事異動もデータに基づいて適切に行えます。
人事異動を長年のカンで行っていると、従業員側から不満が出たり、せっかくのスキルを活かし切れなかったりする可能性も。
人事評価システムのデータを活用すれば、異動先にぴったりの従業員を探すことも可能ですし、異動希望を出している人を取りまとめることもできます。
異動した従業員の満足度が高まってスキルアップにつながる可能性もあります。
4.従業員のデータを全てまとめられる
人事評価を手作業で行っていると、従業員の個別データや履歴書・評価シートなどがバラバラで、ほしいデータを探すのが大変といったことも。
人事評価システムの場合、従業員のデータをひとまとめにできるので、必要な情報がサクッと探せて非常に便利です。
人事情報をすべて一元化することで、作業効率がぐっとあがります。
5.従業員の育成に役立てられる
人事評価システムは、従業員の育成にも役立てられます。
人事評価システムの種類によってはタレントマネジメントの機能も備わっており、育成に役立つキャリアシートが用意されている場合も。
人事評価システムを活用して、1on1ミーティングや360度評価システムの内容を見える化することで公平な育成が可能。
育成の進捗なども、システム内で確認できるので従業員・指導者ともにステップアップできます。
6.場所や機器の特定をせず利用可能
人事評価システムがクラウドの場合、場所を問わず利用が可能です。
テレワークであったとしても、自宅で人事評価に関する業務が遂行できます。
パソコンに限らず、スマートフォンやタブレットで利用可能な人事評価システムも多数ありますよ。
人事評価システムを選ぶときのポイント6つ
自社に人事評価システムを取り入れる際、どのようなことを検討の材料にすればよいでしょうか。
ここでは自社に合った人事評価システムを選ぶための6ポイントを紹介しますね。
- 目的に合った機能が備わっているか
- 他システムとの連携
- セキュリティが万全か
- 使用環境の確認
- 先行導入済みの企業の口コミ
- 無料トライアルの活用
ひとつずつ詳しく説明しますね。
1.目的に合った機能が備わっているか
自社にとって必要な機能が備わっているか確認しましょう。
たとえば、今使っている評価制度をそのまま継続できるかは見ておくべきです。
360度評価やMBOなど、使っている評価方法は企業によって異なります。
それら利用中の評価方法を、システム導入後も問題なく使えるかどうかはしっかり確認しましょう。
また、人事評価システムをどのような目的で使うかはっきりさせておきましょう。
たとえば、昇給やボーナスのタイミングでしか使わないのであれば、評価シートの作成や評価進捗の把握、データの蓄積機能が付いているものを選べば良いでしょう。
データから経営戦略を練りたいのであれば、BI機能があると便利です。
他にも、社員の適材適所をデータからみたいのであれば、組織シミュレーションができる機能を選ぶと良いですね。
人事評価システムをどのように使っていきたいのかイメージしておくと、自社に合った機能が明確になりますよ。
2.他システムとの連携
使用中の他システムと連携できれば、人事の仕事をより効率化できます。
給与計算や採用・勤怠・日報の管理に労務手続きなどのシステムを導入している企業も多いでしょう。
使用しているシステムが多くバラバラであれば、その分手前がかかり、間違いも起きやすくなりますよね。
そのような場合、人事評価システムと連携できるものを選べば、仕事の効率が上がります。
すでに利用している他システムと連携ができるか確認してみましょう。
3.セキュリティが万全か
セキュリティが万全な人事評価システムを選びましょう。
人事は企業にとって、一番大切な機密情報です。
万が一、大切な従業員情報やプロジェクト情報が外部に漏れてしまったら一大事。
たとえば、人事評価システムには以下のようなセキュリティ対策があります。
- 24時間バックアップ管理している
- データ通信はすべて暗号化している
- 2段階認証でセキュリティを強化
- 遠隔で利用停止操作が可能
導入を検討している人事評価システムがあれば、事前にセキュリティ対策についてしっかり確認しましょう。
4.使用環境の確認
使用環境にあった人事評価システムを選ぶのは重要なポイントです。
人事評価システムはクラウド型に切り替わってきていますが、オンプレミス型やパッケージ型の人事評価システムもあります。
出先でも利用したいのであれば、クラウド型の人事評価システムがおすすめです。
テレワークを実施している企業であれば、マルチデバイス機能が備わっているクラウド型を選ぶとより活用できますよ。
社内でしか使わずランニングコストを抑えたいのであれば、ソフトウェアを購入するだけのパッケージ型にする方法もおすすめです。
5.先行導入済みの企業の口コミ
気になる人事評価システムを見つけたら、導入している企業の口コミや導入事例を確認しましょう。
導入事例を確認する際は、同一規模・同一業種の企業や、導入目的に共通点がある企業の口コミを特にしっかり確認するようにしましょう。
システム導入済みの企業と自社を比較しながら確認すると、導入時のイメージがつきやすくなりますよ。
6.無料トライアルの活用
導入を検討している人事評価システムで無料トライアルが実施されている場合はぜひ有効活用しましょう。
無料トライアルを活用して、人事担当の方や、可能であれば従業員の方も使い勝手や各機能をお試し利用することで満足いく人事評価システムを見つけやすくなります。
その際、サポートの有無や導入時の移行は簡単かも確認しておきましょう。
まとめ:自社にあった人事評価システムを選ぼう
自社に合った人事評価システムを導入すれば、人事に関するデータを一元管理でき業務がぐっと効率化されます。
人事評価システムはコミュニケーションツールにしたり人事戦略に活かしたりもできますよ。
ぜひ本記事を参考にして、自社にあった人事評価システムを見つけてくださいね!