「職場で嫌な事ばかり…自分にはこの仕事は合わないんじゃないか」
仕事を辞めたいけど「辞めたら生活に困るかも」と考えるとなかなか辞められない…
しかし、ストレスを抱えたまま仕事を続けてもいいことはありません。
あなたの心と体に負担がかかりすぎれば、いつかあなたが壊れてしまうからです。
まずは「仕事を辞めたい」と感じる理由を一緒に探しましょう。
「仕事に行きたくない」と思った時にあなたが少しでも楽になれる対処法が見つかれば幸いです。
記事後半では、円満退社するための手順や転職活動のポイントも解説しています。ぜひ最後までご覧になってくださいね。
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仕事を辞めたい理由を明確に
そもそも、自分なりになぜ仕事をやめたいのかを明確にしましょう。
これから、いくつか一般的に仕事をやめたくなる理由を挙げますが、明確にしておかなければ、次の仕事もミスマッチになりかねません。
これからあなたのキャリアを明るいものにするためにも、この記事を読みながらよく考えてみてくださいね!
仕事を辞めたいと思う代表的なその理由を7つ紹介していきます。
仕事を辞めたいと思う代表的なその理由を7つ紹介
1.お金
今の仕事をやめたいと思う大きな理由にお金の問題があります。自分の働きに対して収入が納得のいかない金額だと仕事を続けるモチベーションが下がります。以下のようなときに仕事を辞めたいと思ってしまいます。
仕事の内容が大変な割にお給料が安い
仕事の内容がハードであるにもかかわらず給料が安いと自分のやっていることが報われていないなあと感じます。
仕事の作業量が多い、または、専門的な分野の内容であるにもかかわらず激務で長時間仕事をしているのに給料が安いと、条件の良い違う会社に移りたくなります。
残業が多いのにお給料に反映されていない
残業が毎日のようにあり月間でも相当の時間残業しているのに、月末の給料の明細を見ると残業代が思ったよりも少ないときがあります。
そんなときはあの時間は何だったんだ、と思ってしまいます。働いた分は正当に給料に反映してもらわないとやる気が無くなくなってしまいます。
以上がお金が原因で仕事を辞めたいと思う理由です。
仕事を頑張っているのにベースアップしない
年々一定のベースアップはあるけれど、それが経験年数に応じての一律ベースアップで仕事の業績が考慮されない会社があります。
そうなるとどんなに頑張っても仕事の業績に対してのベースアップではないので努力して業績をあげても給料が上がらない結果になり、今働いている会社を辞めたくなります。
2.人間関係
お給料の面での不満も仕事を辞めたいと思う大きな理由ですが、それ以上に職場の人間関係の問題が仕事を辞めたいと思う理由にあげられます。
働く上で人間関係はとても重要なのです。
上司とそりが合わず精神的に苦痛である
直接の上司と性格的な部分でそりが合わないと毎日の仕事が憂鬱になります。あまりそのそりがあわない上司とかかわらないのであればなんとか持ちこたえることができるでしょう。
しかし、毎日指示を仰いで仕事をしているのであれば、そこで上司の嫌な部分に触れてしまいます。性格的な部分の相性の悪さはどうしようもないことなので、改善するためには自分の感情を抑えるしかありません。これが精神的な苦痛を感じさせます。長期になればなるほど耐えられなくなり仕事を辞めたくなってしまいます。
先輩と気が合わずやる気が出ない
仕事のペアの先輩と気が合えば仕事をするのがスムーズになり効率も良くなるうえに、気分的にも楽な気持ちで仕事をすることができます。
しかし、気が合わない先輩社員と仕事をするのは仕事をする前から気分がのらずやる気がでません。移動がない限り気が合わない先輩社員とは付き合うことになりますから、これが毎日のことになれば苦痛で仕方がなくなります。
同僚との人間関係が悪く孤独感がある
同期の社員や同じ立場の社員との人間関係が一番会社では重要です。上司や先輩と気が合わなくても同僚との人間関係が良好であればいろいろなことを相談することができます。それによって悩んでいることも解決することが多いのです。でも、同僚との人間関係が悪い場合は仕事上の面でも支障が出てくる上にちょっとした相談もできず孤独になってしまいます。会社で孤独感を感じると仕事への影響は大きく会社に行きたくなくなります。
以上が人間関係で仕事を辞めたいと思う理由になります。
3.仕事の内容
仕事の内容に不満があるときも仕事を辞めたいと思うようになります。自分が思い描いていた仕事の内容と今の仕事内容を比べてみてあまりにもかけ離れていると感じるときは仕事を辞めたい、変えたいと強く思います。
自分のやりたかった内容とかけ離れている
会社に就職し仕事をし始めてみると入社のときに言われていた仕事内容とは大きく違い、予想していなかった仕事を与えられてしまい入社時の説明と違うなあと感じることがあります。
新入社員であればあらゆる業務を一通り覚えるために当初とは違う仕事内容を一定期間することもあるでしょう。
しかし、長い期間働いていても希望する仕事内容を与えられなかったり、仕事内容が自分のやりたかったこと違うことを任せられてしまうと仕事に対するモチベーションをあげることができなくなります。
ずっと同じ作業の繰り返しで飽きてしまった
決まっている作業の繰り返しを長い時間していると人間の集中力は低下します。仕事でも同じです。
決まった仕事内容を繰り返しするだけであれば仕事に刺激がなく、それが単調作業であればあるほどだんだんと飽きてきます。本当に単純な作業の仕事を長期間していると、もうこの仕事は辞めたいと思ってしまいます。
仕事の達成感が無い
単調な作業でもここで最後の仕上げで終了だという工程があればメリハリがあって仕事がやり遂げたという達成感があります。作業ではなく業務の場合も同じようにプロジェクトを進めていき、これで最終の仕上げが済むぞという段階が完了するとやりきった達成感があります。販売であれば目標金額に届いたときに達成感を感じることができます。
でも、仕事がたんたんと進んでいくだけのものであればやりきったという達成感を味わうことができず仕事自体の興味が薄れていきます。
どんな形の仕事でも大切ではありますが、目標があり達成感を大きく味わえる仕事が魅力的に感じ、その仕事を長く続けられる原動力になります。達成感がない仕事は長く続けようという原動力が弱く、仕事内容を変えようと考えるようになります。
以上が仕事の内容で仕事を辞めたいと思う理由になります。
4.時間
1日の中で多くを占める仕事の時間。人によってもっと短くしたい、いや長く働きたいと要望は様々です。仕事の時間が自分の希望するようなものであればいいのですが、自分の希望する時間と違うことが仕事を辞めたくなる理由になります。
給料のわりに長時間労働である
仕事の拘束時間が長い割に給料が思っているよりも安いと、もっと時給で換算して高い仕事に変えようかと思うのは当たり前のことです。
自分のやりたい仕事であればそのようなことは思わないかもしれませんが、今している仕事内容が気に入っていても長時間ずっと働いて給料が安ければもうっと条件が良い同業他社への転職も考えざるを得なくなります。
もっと働きたいのに働く時間が短い
会社の規定によって1日の労働時間が決められている場合はもっと長く働いて残業代を給料に上乗せしてほしいと思っていても叶いません。
長く働いてその分収入を上げたいと思っていても労働時間が限られている会社で働いていれば希望は通りませんから、働いた分だけ収入につながる仕事に変えようと考える人もいます。
有休があるのに使おうとすると嫌がられる
有休の取得は認められているのに有給を使おうと思って申請をするとあからさまに嫌がられると会社の福利厚生に対する姿勢に不信感を覚えます。
仕事が忙しい時期に有給休暇を申請すると困ったなあと言われるのは仕方がないとしても、忙しくないときにも有休をとるのを嫌がられるとこの会社で大丈夫かと思ってしまいます。
以上が時間が原因で仕事を辞めたいと思う理由になります。
5.会社の方針
自分の考えと会社の方針が違っていれば目指す方向が違うので、結局今の会社で働き続けるのが難しくなります。それだけに会社の方針は働く従業員にとって重要なものです。
一般的な常識とかけ離れている
働いている会社の方針が一般常識とかけ離れていて独自の価値観の中で業務が進んでいると、働く側にとってはとても苦痛になることが多いです。一般常識を重んじる人ほど一般常識が通用しない会社で働くのは精神的に辛くなります。会社として一般常識を逸脱しないということは大切です。働く側も常識が通用しない会社では働きたくはありません。
会社の目指すものに賛成できない
会社の目指すものがどこであり、その目指すものに自分が共感し、それに向けて頑張ろうと感じることができなければ会社にいつづけることは大変です。例えば、会社の目指すものがとにかく業績第一でそのためにはどんな方法を使ってでもやり遂げるというものであったり、店舗を拡大することだけにこだわり、人材が育っていないのにそれに向けて急激な勢いで次々に店舗をオープンするなど自分が考える方向性と違うことがあります。実際に働いてみて会社が目指すものがなにかがはっきりとわかることも多いので、目指すゴールに共感できなくなれば働く意欲が起きません。
以上が会社の方針で仕事を辞めたいと思う理由になります。
6.自分に対する評価
仕事で成果をあげたり、期限通りにしっかりと仕事を完了させたりすると誰だって認められたり、褒められたり、報われたいと思います。
自分への会社、上司、後輩からの評価が低いことも仕事を辞めたいと思う主な理由になります。
一生懸命働いているのに褒められない
一生懸命働いているのに褒められない
大した成果は上げていなくても淡々と期限に合わせて仕事をこなしていても誰からも評価されない。評価をされるのは上司にゴマをする同期や後輩ばかり。と思って仕事を辞める方も多くいます。
自分への評価が明らかに低かったり、仕事の内容に対して、報われるような評価を受けていないと誰でもその仕事に対してやりがいを失ってしまいます。
自分への扱いが不当
自分の担当している仕事や自分に対しての態度が不当であったりすると人間誰しもが、心が痛くなります。仕事に対してならまだしも、人格や自分の趣味、家族のことなどを否定されると非常に傷つきます。決められた仕事を全うし、それに見合った正当な評価を受ける。当たり前のことができていない会社も数多くあり、自分への扱いが不当で会社をやめてしまう人も多くいます。
7.働きたくない
上記の6つで紹介した理由だけではなく、ただ単に働きたくない。という方も中にはいるのではないでしょうか。
仕事をするということに対して活力が湧かない。そもそも働きたくない。と思って仕事を辞めることはよくあります。
仕事をしたくない
ただ単に働きたくない。というのも率直で素直な意見です。自分の時間を売ってお金に変えている感じが歪めない。毎週月曜日が来るたびに、頭が痛くなる。ずっとだらだらと過ごしていたい、仕事をすることに活力を感じない。という考えも仕事を辞めたいと思う理由になります。
以上が会社の方針で仕事を辞めたいと思う理由になります。
会社を辞める前にしておきたい4つのこと
今働いている会社を辞めようと思ったときにはどうすればいいのでしょう。働いている会社を辞める機会はそう多くはないので、辞めるときの手順はなかなかわからないものです。仕事を辞めるときはどうすればいいのか、また、仕事を辞めるときに気をつけなければならない注意点とはどのようなものなのでしょう。
1.次の仕事の目星をつけておくまたは探しておく
仕事を辞めたいと思ってすぐに辞めてしまうのは得策ではありません。会社を辞めて退職金がまとまってあるのならまだいいのですが、長期間働いていない場合は退職金は出ないか、出ても微々たるものでしょう。辞めた後、次の仕事を探すための就職活動をしたり職業安定所に通ったりしないといけないので、その期間失業手当があるにせよ確実に収入は減ります。
それを避けるために「仕事を辞めよう」と思ったときから次の仕事を探すようにしてください。辞める前に次の仕事を見つけておくと仕事をしていない空白の期間を短くすることができます。
再就職先が確定できないときにも、次の仕事先の候補を複数探しておき、今の仕事を辞めてからすぐに就職活動ができる状態にしてから仕事を辞めるようにしましょう。感情のまますぐに辞めてしまうのはできるだけ避けてある程度の道筋を整えておいて次に移るようにしてください。
下記の記事などを参考にしてください。
2.1か月前に辞めることを伝える
会社の規定の中に退職を希望する1ヶ月前にその旨をを伝えることとされているところが多いです。
規定がなくても1ヶ月前に退職することを上司に伝えるのは一般常識です。退職を伝えてから退職をするまで会社側は用意する書類も複数ありますし、退職する側も引き継ぎや残っている有休の消化などある程度の時間が必要です。いくら自分に合わない会社だと思っていてもあとのことを考えて退職希望日の1か月前には辞めることを上司に伝えてください。
3.自分の仕事の引継ぎをする
退職の意向を伝えてから退職するまでにすることの中で一番大切なことは仕事の引き継ぎです。自分がやめた後の仕事の担当者に業務内容の事細かい流れや注意点をしっかりと伝えて引き継ぎを行っておきましょう。自分が辞めた後も後継の担当者が困らないように最善を尽くすのが最後の仕事です。できるだけお互いが良好な関係のまま退職するために引き継ぎは非常に重要です。
4.取引先やお世話になった方に挨拶をする
後継の担当者に仕事の引き継ぎをするのと同時に取引先に自分が退職し、後の担当が誰々になりますという挨拶回りは引き継ぐ担当が決まった早い段階でやっておきましょう。後の担当者と取引先がスムーズに仕事ができるように橋渡しをしておき、担当者が困らないような状況を作っておくのが望ましいです。
また、現在の取引先でなくても、過去にお世話になった方々に自分が退職することを伝え、その時点で次の会社が決まっている場合はそのことも伝えておくと良いでしょう。次の仕事でまた縁があるかもしれませんから、人脈を絶やさないことも大切なことです。
円満退社をするための4つの手順
ではもしあなたが会社を辞めるとなった時の手順を解説していきます。
1.退職日を決める
実際に会社を辞めようと決意したのであれば、まず会社を辞める退職日を自分で仮決定しましょう。その時に気をつけたいのが、明日にでもすぐに会社を辞めることができるわけではないことです。会社を辞めるまでに、仕事の引き継ぎや書類の提出などによって、実際は1ヶ月~3ヶ月ほどかかってしまいます。
今の仕事やプロジェクトが落ち着く日にちをよく考えて退職日を決定するようにしましょう。
2.直属の上司に退職の意向を伝える。
退職日を仮で決めたら直属の上司に会社を辞める意向を伝えるようにしましょう。
この時に以下の点に注意が必要です。
直属の上司に退職を報告する
この時に必ず自分の直属の上司に伝えることが大切です。
あなたが退職をする事実を周囲から聞いてしまえば、直属の上司の立場がなくなってしまいうからです。もしも直属の上司以外の人に先に相談して、そのことが上司の耳に入ればトラブルの原因にもなりかねません。
社会人のマナーとしても直属の上司に報告するようにしましょう.
ネガティブな退職理由は言わない
上司に退職の報告をする時にはネガティブな退職理由は言わないようにしましょう。
部署の移動、人間関係、給与の見直しなど、開演を考えれば引き留めることが可能だと判断される可能性もあるためです。
例えば、別の会社で自分の力を試してみたいことや転職して自分の視野を広げたいことなどを伝えるようにしましょう。
以上の点に注意して直属の上司に退職の意向を伝えるようにしましょう。
3.会社に書類を提出する
上司の承諾を得たあとは、会社に退職をするための必要な書類を提出するようにしましょう。会社に提出する書類は会社によって異なり、会社によっては、氏名記入欄や退職日記入欄などのフォーマットが用意されているところもあるようです。上司にしっかりと確認をとって、遅れないように提出しましょう。
4.お世話になった人に挨拶をし、仕事の引き継ぎを行う
会社に書類を提出したら、取引先やお世話になった方に挨拶をして、仕事の引き継ぎをするようにしましょう。
引継ぎの際のポイントは、仕事の手順をわかりやすく説明することです。
順序や注意点を記した書類を作成しておくと、印象がよく、後任者も理解しやすいです。退職日を迎えすべての手続が終わるまでは仕事の一環です。責任をもって果たすようにしましょう。
そして、今までにお世話になった社内の人に挨拶回りをするようにしましょう。
社内への挨拶のタイミングは、退職の承諾を受けて人事から社内への通達があり、退職願が受理されたあとが理想的です。
社内に報告した後は取引先など社外にお世話になった人に挨拶を回るようにしましょう。
あなたが転職した後やや今後の人生に置いてもまた繋がることがあるかもしれません。
挨拶回りはしっかりと行うようにしましょう。
以上が実際に仕事を辞める時の手順になります。
順序とマナーをしっかり守って円満退社ができるようにしましょう。
転職活動のタイミング
最後に転職活動のタイミングを説明していきます。
仕事を辞めると決意してから転職するまでの重要なポイントは「いつ転職活動をすれば良いのか」ということです。転職活動を仕事を辞める前と辞めた後のどちらのタイミングで行えば良いのでしょうか。
ここでは仕事を辞める前と辞めた後どちらのタイミングで転職を始めればいいのかをメリットとデメリットから比較していきます。
在職中に転職活動をするメリット・デメリット
メリット
- 退職後の金銭的不安を抱えなくて済む
退職後に職がなくなり、収入がゼロになってしまうのは誰しもが不安であると思います。
貯金があるならまだしも、まだ若い年齢で貯金が少ないのであれば、仕事をやめた後にでもすぐに収入を確保したいところです。在職中に転職活動をし、転職先が決まれば、退職後から次の仕事までの収入を気にしなくてすみます。 - 今の仕事に対する悩みが和らぐ
在職中に転職活動をすることで今までに見たことのない景色を見ることになり、次の職へのやる気も湧いてきます。新しいステージへの期待とともに、「今の職場で苦しみながらがんばる必要がなくなった」という解放感も得られるでしょう。在職中に職を決めることで今の仕事に対する悩みも緩和されるでしょう。
デメリット
- 転職活動の時間が思うように取れない
在職中の転職活動は思うように時間をとることができません。
面接を入れたくても思うように日程を合わせられるとは限らず、また一度の面接で転職先が決まるとも限りません。
本業をしながら転職活動をするのには体力も必要になり、忙しい日々が続きます。在職中に転職活動をする場合にはそれなりの覚悟を持ってするようにしましょう。
退職後に転職活動をするメリット・デメリット
メリット
- ゆっくり休むことができる
退職を決めてから、仕事の引き継ぎや書類の提出、挨拶回り、飲み会など、前職でかなり疲れ切っていることが予想されます。退職後に一定期間休養をすることで、ゆっくりと休めることができます。またこれから進むキャリアや今後の人生についてもゆっくり考えることができます。
デメリット
- 次の仕事までにブランクを抱える
休暇期間中の時間の使い方によりますが、次の仕事までにブランクがあるといざ仕事を始めた時に休暇モードが抜けず、なかなか気合が入らなかったり、空回りしてしまうことがあります。また転職活動においてもブランクがあるとそのブランク中に何をしていたのかを面接で問われることがあります。結果、転職活動に少なからず不利益な影響をもたらすかもしれません。 - 収入がないことに不安を抱える
仕事をやめれば一気に収入が減るか、収入がなくなります。
金があるのであれば、大丈夫ですが、転職先が思うように決まらず、期間が長引けば長引くほど、金銭面で苦しい日々が続くかもしれません。
以上が転職活動のタイミング、メリット・デメリットの解説になります。
どちらがいいかは人によって違うので一概に言えませんが、共通して大切なのが「計画をしっかりと立てて、転職活動をすることです。
在職中に転職活動をするのであれば、退職日から逆算して、退職後に転職をするのであれば、どのくらい休んで、いつまでに転職先を決めるのか、だらけてしまうことが内容にしっかりと転職活動をするようにしましょう。
うつになるくらいなら仕事をやめてしまおう
いまだに「うつは心の風邪のようなもの。放っておけば治るし、うつ病にかかる人は軟弱な人」という言動をみます。しかし、うつ病は放っておけば治るような単純な病ではありません。なってしまった本人も家族も、とても苦しい思いをする重大な病気です。
うつ病は、心理的なストレスなどを原因に発症し、重症化するほど脳の働きが鈍くなり、本人さえも「うつ病になった」と自覚しにくい恐ろしい病。「壊れた心は元には戻らない。継ぎができた状態を保っていくのみ」と言われるように、発症後に元の生活に戻るには長い年月が必要だったという体験者もいます。
あなたも「うつ病がきっかけで仕事を辞め、趣味さえも楽しめなくなった人」の話を見聞きしたことがありますよね。
あなた自身がそうなってしまわないように、うつを発症する前に仕事を辞めた方が、将来のあなたのためになる可能性が高いでしょう。
うつになる原因
うつ病は、心理的な負担(ストレス)がきっかけで発症することが多いです。心理的な負担は、職場の人間関係や過重労働はもちろん、大切な人との別れや身内の結婚、自身の妊娠・出産などがあります。
他人から見ればストレスの原因になりそうにないおめでたいことでも、本人にとっては負担になっていることがあるので要注意です。例えば、独身の姉が歳の離れた妹の結婚を負担に感じ、うつ病を発症してしまうケースもあるのです。
自分がうつ病かどうかを判断するには、「2週間以上、無気力で憂鬱な状態が続いている」かどうかが指標になります。
「何もしたくない」「好きだったゲームもできない」「あたり一面が霧に包まれているかのように憂鬱」といった状態が続き、身体的にも「よく眠れない」「常に疲れている」「全身がだるい」などの症状があるなら、うつになっている可能性があるでしょう。
うつになる前にできること
厚生労働省の「こころの耳 働く人のメンタルヘルス・サポートサイト」によると、うつ病の予防は、ストレスに気をつけることが重要です。
具体的には、このようなことを心がけましょう。
- 他人は変えられない前提で人間関係を見直す
- 仕事の進め方を見直す
- ストレス発散法を身に付けておく
- 周囲の「最近変だよ」に耳を傾ける
- 専門家に相談できるようにしておく
1.他人は変えられない前提で人間関係を見直す
うまくいかない人間関係にストレスを感じる人は多いもの。「あの人はどうしてこうなのか」「あいつさえいなければ…」と考えてしまいがちですが、自分が変えれるのは自分だけです。
呪いの藁人形伝説のように他人をどうにかすることは不可能なので、自分ができる範囲で対策を練りましょう。自己啓発本では、「嫌な人でもポジティブに接していけば、いつかは態度が変わるもの」と書かれているものもありますが、そううまくはいかないのが現実。
ストレスの元になっている人とできるだけ関わらないですむ方向に対策を練るのがいいでしょう。
2.仕事の進め方を見直す
オーバーワークになっていませんか?
優秀な人ほど仕事が集まってしまうものですが、仕事に追われてあなた自身が追い詰められたのでは本末転倒です。本来なら、あなたがしなくてもいい仕事を押し付けられている可能性はないでしょうか。
心当たりがあるなら、上司や職場の担当部署、労働組合に相談してもいいでしょう。
ネット上では「結局、何もしてもらえなかった」という評判の多い労働基準監督署ですが、あなたのケースもそうとは限りません。職場が頼りにならない場合は、遠慮なく相談しにいきましょう。
3.ストレス発散法を身に付けておく
ストレスを上手に発散する方法を身に付けておくことも大切です。歯磨きで歯の汚れを落とすように、毎日溜まるストレスを、自分なりの発散法で「さよなら」しましょう。
また、ストレス発散になる趣味を楽しめなくなったときが「うつ病になってしまったかも」のサイン。ストレスを発散するだけでなく、自分がどんな気持ちで取り組んでいるかも観察しておくと自分では気が付きにくい異変を感知できます。
4.周囲の「最近変だよ」に耳を傾ける
うつ病は、本人が気がつかないうちになってしまう目に見えない病気です。でも、あなたの周囲は、あなたの様子がおかしいことに気が付きやすいもの。「最近、怒りやすくなったんじゃない?」「目が死んでるけど、何かあった?」など、「最近、変だよ」と知らせてくれたなら、注意しましょう。
あなたは「いつものことだし、なんともない」と考えていても、心と体は限界に近づいているのかもしれません。
5.専門家に相談できるようにしておく
専門家といっても、すぐに精神科にいったり、カウンセリングを受けれる状態にしておく必要はありません。「何か様子がおかしい」と思ったときに、どこに頼ればいいのか、誰が話を聞いてくれるのかが分かっていればいいのです。
かかりつけの内科医に「最近、自分の様子が変だと思う」と相談したことから、抑うつ病が判明し、そのまま紹介された精神科に入院する人もいます。
仕事に行きたくないと思った時の対処法
仕事にいきたくないなと思ったときは、仕事に行きたくないと思う原因を考え、それを潰していくのが一番です。しかし、仕事に行きたくない原因を考えるといっても、時間がないとなかなか考えられないですよね。
思いきって仕事を休んで、「なぜこんなに仕事が嫌なのか」を考えてみるのがおすすめです。できるだけ、仕事のことを考えずに「どうして行きたくないのか」を出しましょう。
ありがちな「仕事に行きたくない」原因と対処法をあげますね。
仕事がうまくいかないときは朝のうちにタスクを整理する
仕事がうまくいかず憂鬱で仕事に行きたくないときは、朝のうちにやるべきことをタスク化して整理しておきましょう。
このとき、タスクは「何も考えずに体を動かしてもできる」状態まで、細かく落とし込んでおくのがポイント。タスクを細分化することで、優先順位もつけやすく、タスク完了までにかかる時間も予測できます。
仕事がうまくいかないときは、段取りが悪い場合がほとんど。朝の頭がすっきりしているうちにその日の仕事をタスク化してみましょう。
人間関係が嫌なときは関わらない方法を考える
人間関係が嫌で仕事に行きたくないときは、その人たちと関わらなくてすむ方法を考えましょう。わかり合えない人とはわかり合えないですし、自分が変わっても他人も変わるとは限りません。
無理に関わる必要はないので、必要最小限の関わりですむように工夫しましょう。
もし、あなたがその人たちを嫌う理由がはっきりしていて、自分の考え方次第で「なんとも思わなくなれる」なら、そうなるように努力するのもいいでしょう。例えば「上司が嫌いなのは、人前で私を責めたから。でも、そもそも私が仕事で凡ミスをしなければ上司は責めなかったし、あの出来事がなければなんとも思っていなかった」といった理由があるなら、あなたがするべきは、仕事でミスを減らすことですし、上司に「人前で責めないでほしい」と告げることになるでしょう。
労働条件が悪く、待遇にも不満があるなら転職を
労働条件も待遇も今の会社にいるままで変更するのは困難です。
労働条件が悪く、待遇にも不満がある場合は、転職を視野に入れた活動を開始しましょう。転職活動の際は、転職エージェントと転職サイトを併用するのがいいですね。
転職エージェントは、今の職場のあなたの不満や転職先への希望をきき、あなたの転職市場での価値を教えてくれます。転職サイトは、あなたが「こういう待遇がいいな」と感じる転職先の情報を探すのに役立ちます。
疲れ果てて仕事に行きたくないなら休む
疲れ果てて仕事に行きたくないなら、休みましょう。
「他のメンバーも我慢している」「私が休んだら代わりがいない」と感じるなら、退職や転職も視野に入れてみて。自分を犠牲にしてまでその職場にすがらなければいけないのか、考えてみましょう。
もし、お休み明けでなのに疲れ果てているなら、睡眠の質に問題がある可能性が。入眠前にカフェイン飲料・タバコを摂取していないか、スマホを触っていないかチェックしてみましょう。
どれにも当てはまらないのに、慢性的に疲れているなら、睡眠障害や睡眠障害を伴う病気になっているのかもしれません。産業医や生命保険などについてくるカウンセリングサービスを利用したり、病院を受診しましょう。
嫌いな仕事を好きになる方法
嫌いな仕事を好きになる即効性のある方法はありませんが、「嫌いな仕事をしなければならない苦痛」を和らげる方法はあります。
- 何のために仕事をしているのか意識する
- なぜ、仕事が嫌なのか分析する
- 大きな仕事は細かくタスク化する
- 嫌なことほど先にやる
- 達成できたら自分を褒める
1.何のために仕事をしているのか意識する
仕事をする目的を意識すると、嫌な仕事でも「あの目的のためだから」とがんばれます。学生時代に「旅行資金のため」「恋人へのプレゼントのため」にアルバイトをした経験がある人もいますよね。それと一緒です。
たとえそれが「生きるための生活資金のため」だったとしても、「自分が生きるために必要だから」という目的を意識すれば、多少の嫌なことは目をつぶれるはず。もちろん、無理に耐える必要はありませんよ。
2.なぜ仕事が嫌なのか分析する
なぜ自分は仕事が嫌なのかを分析して、嫌な理由を潰していくこともできます。中には自分ではどうしようもないこともありますが、嫌な理由を棚卸しすることで、妥協点を見出すことも可能です。
転職を考えた場合に、どんな業界に行きたいかにもつながります。
3.大きな仕事は細かくタスク化する
大きな仕事をふられて「嫌だな」と感じるのは、先が見えない不安があるから。人は、正体のわからないものには不安を覚えるものです。大きな仕事や全体像がぼんやりとしか見えない仕事は、全体のスケジュール感をマインドマップやガントチャートにまとめ、細かいイベントごとにタスクを細分化するのがおすすめです。
どんな作業があるのかや期限を決めて「あとはやるだけ」の状態にしておけば、取り掛かりがスムーズです。嫌な気持ち取り掛かっても、やり始めると動きやすいですよ。
4.嫌なことほど先にやる
嫌な仕事の中でも特に嫌なことを先に済ませておくことで、後の仕事が楽になります。1日の始まりほど、仕事の効率がいいものなので、真っ先に嫌なことから手をつければすぐにタスクをこなすことができるでしょう。
5.達成できたら自分を褒める
どんなに小さなタスクでも、期限内に目標値まで達成できたら、自分を褒めましょう。他人にとっては「そんな些細なこと」でも、自己肯定感を高めることができます。
ゲームのクエストをこなす雰囲気で、タスクを片付けていけば、ゲームと同じようにタスク達成が楽しみになる可能性がありますよ。
もし仕事をやめたらどうする?
もし、仕事をやめたら、めんどうでも最初に役所関係の手続きを済ませましょう。転職活動はいつから始めてもかまいませんが、健康保険や年金の手続きには期限があります。
- 健康保険の手続き
- 国民年金の手続き
- 雇用保険(失業保険)の手続き
健康保険の手続き:退職日の翌日から使用不可に
健康保険が一番シビアです。会社に勤めていたときに加入しているのが、協会けんぽだった場合、あなたの健康保険証は退職日の翌日から使用できません。健康保険が使えないということは、病気になったときの自己負担額が100%になるということ。絶対に避けたいですよね。
退職後の健康保険は、3つの選択肢の中から選びます。退職前にどれにすべきか考えておきましょう。
- これまでの保険を任意継続する
- 国民健康保険に加入する
- 家族の健康保険の扶養に入る
任意継続する場合は、これまで会社が負担していた保険料も自分で負担するので、保険料がこれまでの倍になります。でも、扶養していた家族はそのまま扶養できるので、家族分の保険料はお得です。
国民健康保険は、収入によって保険料がかわります。もし、あなたの退職が会社都合なら、減免制度が利用できるので、窓口に問い合わせておきましょう。ただし、協会けんぽの保険に比べると保険内容は充実していません。扶養という概念もないので、たとえ赤子であっても一人分の保険料に支払いが必要です。
家族の健康保険の扶養に入れば、保険料の支払いもしなくてすみます。ただし、扶養に入るには条件を満たす必要があります。
国民年金の手続き:退職後14日以内が期限
会社員から、無職になると厚生年金から国民年金への移動手続きが必要になります。厚生年金からの脱退手続きは会社が行うので、あなたはお住まいの市区町村の年金窓口で手続きをするだけです。
そのときに必要なのは、年金手帳のみ。もし、年金手帳が見当たらない場合は会社から返却されていない可能性が。退職先の会社に問い合わせてもわからない場合は、再発行手続きもできますので、年金窓口に行きましょう。
雇用保険(失業保険)の手続き:失業保険のために早めに
会社をやめたら、失業保険を受けて休職中の生活費にあてましょう。失業保険は以下の条件を全て満たした人が受けられます。
- 就労の意思と能力がある
- 雇用保険加入期間が一定期間ある
・自主退職の場合は1年以上(離職日以前の2年間で)
・会社都合の場合は6ヶ月以上(離職日以前の1年間で) - ハローワークに求職の申し込みをしてから7日以上の待機期間がある
- 4週間に1回の失業認定日に失業の認定を受ける
- 職を探している
ただし、自己都合退職の場合は給付制限期間が3ヶ月間あります。申し込んでもすぐには受けられないからこそ、早めに申し込むことが必要です。
まずは体を休めてから転職活動を
役所関係の手続きが終わったら、まずは疲れ切った心と体を休めましょう。
「早く仕事を探さなければ」と焦る気持ちもわかりますが、心身ともに疲れ切っていると判断力が低下します。そんなときに、転職活動を始めても、うわべの条件だけがいい職場を選んでしまう可能性が高いでしょう。
転職活動は、何日間か仕事のことを考えずに休んでからでも間に合います。
転職エージェントに登録し、自分のことを客観的にみてもらいながら、ハローワークや転職サイトも利用しながら、次の仕事を探しましょう。
未経験の職場につきたい場合は、ハローワークの職業訓練に通えば給付金をもらいながら技術を手に入れることができるかもしれませんよ。ハローワークには、失業認定日に必ずいくことになるので、聞いてみるといいでしょう。
まとめ
「映画をとるように人生をデザインしなさい」という言葉があるように、あなたの人生はあなたがプロデュースするものです。
人生の中で一番長いのが、社会人として働く期間。「仕事が辛い」「仕事を辞めたい」と感じたら、うつになる前に対処しましょう。
「収入のために我慢する」という人ほど、真綿で首を絞められるように心が病んでいってしまいます。うつ病を発症する前に、自分の異常に気がつけるような体制を整え、辞めると決めたときに慌てないようにしておくのが大切です。
「私の代わりはいない。だから、頑張らなければ」と気負う必要はありません。仕事よりも大切なのは、何よりもあなた自身。辛いと感じたら、思い切って休みましょう。
いろいろな理由で仕事を辞めたいと思うことがあるでしょう。また実際に仕事を辞める方向で進めている方もいらっしゃるでしょう。
仕事を辞めるときに重要なことは次の仕事先の確保と今働いている会社の業務内容の引き継ぎです。
仕事を辞めて次の会社に移るにしても今まで働いていた会社を円満に退社できるように、そして、辞めた後は新しい職場で気持ちよく仕事ができるように事前準備をしっかりとしておいてくださいね。
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