久々の投稿となりますが、2017年4月に話題になったWebサービス&アプリを11コご紹介します。
4月も様々なサービスやアプリがローンチされましたが、その中でもアイデアが優れていたり、ソーシャル上で話題になったりしたものをピックアップしてみました。
Mastodon(マストドン)
突如現れ、瞬く間に拡がったSNSです。
知識さえあればだれでもMastodonでオリジナルのインスタンス(サーバー)を構築することができ、ユーザーは趣味や特定のテーマで盛り上がることができます。
「Twitterのようなもの」ではありつつも、インスタンス、CW(コンテンツワーニング)、ローカルタイムラインや連合タイムライン、500文字まで投稿できるなど、独自の文化やルールが存在しており、Twitterとは違った楽しみかたが生まれています。
日本では、大学院生のnullkal氏が立ち上げた「Mstdn,jp」がはじめに話題となり、ピクシブが運営する「Pawoo.net」やドワンゴ運営の「friends.nico」など、個人・法人問わず様々なインスタンスが立ち上がっています。
それぞれに独自の文化があるので、自分に合ったインスタンスを見つけるのもMastodonの楽しみ方のひとつです。
今後、Mastodonブームがどこまで続くのかは誰にもわかりませんが、今一番ホットなサービスであることは間違いないでしょう。
まだアカウントを持っていない人は、ぜひ登録して、はじめてのトゥートをしてみましょう!
※iOSやAndroid向けのMastdonアプリもいくつかリリースされています
※インスタンスは誰でも立ち上げられる反面、セキュリティの問題も危惧されているので、パスワードの流用は避けましょう
polca(ポルカ)
クラウドファンディングサービスの「campfire」が仕掛ける新たなファンディングサービス。
詳細はほとんど明かされていませんが、「よろこびを、あつめよう」という素敵なキャッチコピーで、いくつかのプロジェクトっぽいメッセージが表示されています。
“フレンドファンディング”という新たなファンディングを定義しており、6月サービスローンチの予定。
家入一真氏が代表に就任してからのcampfiregは、短期間でいくつかの特化型クラウドファンディングをリリースしており、国内で最も勢いのあるクラウドファンディングといっても過言ではないほど流通額を伸ばしているだけに、
新たなサービスにも注目が集まります。
perapera
PeraPeraは、海外の著名人のブログなどを日本語で読むことができるニュースアプリ。
Web業界に身を置く以上、トレンドや最新サービスを知るために海外の情報をつかんでおくことはとても重要です。
しかし、多くの日本人にとっては英語という壁が立ちふさがり、海外のブログやニュースを読むことに対してどうしても苦手意識を持ってしまうものです。
PeraPeraでは、そんな海外の重要なテキストコンテンツや有名起業家のブログが日本語翻訳されており、無料で記事の半分以上を読むことができます(無料プランでは記事の60%、月額500円で全文を閲覧可能)。
原文も一緒に閲覧可能なので、英語で海外の情報をキャッチしながら英語の勉強をすることもできそうですね!
Google Optimize
もともと、Googleオプティマイズ360として主に法人向けに提供していたA/Bテストツールが、誰でも利用できるサービスとして利用可能になり話題となりました。
A/Bテストは、サービスやアプリの最適化に欠かせない施策のひとつですが、導入のハードルが少し高いというのがネックでした。
もちろん、いくつか有名なA/Bテストツールはありますし、独自にツールを構築している企業も多いでしょう。
しかし、できれば簡単に導入できて使いやすいツールがあれば一番良いのは間違いありません。
Google Optimizeは、グーグルが提供しているだけあり、大規模サービスでも十分に運用できるほどの機能をもったサービスをすべて無料で、しかも簡単に利用できるという優れもの。
導入したいけど躊躇していた企業は、試しに利用してみてはいかがでしょうか。
Microsoft To-Do
Microsoftが提供するタスク管理サービスです。
Microsoftといえば、日本国内でも多くのユーザーを抱えていたWunderlistを買収したことが話題になりましたが、そのWunderlistの機能を備えたサービスがMicrosoft To-Doとなります。
それに伴い、Wunderlistは提供を終了する予定だそうですので、利用ユーザーは移行を検討する必要がでてくるかもしれません。
・プロモーションムービー
ANiUTa(アニュータ)
ANiUTaは、アニソンの定額聞き放題アプリです。
定額の音楽配信サービスはレッドオーシャンともいえますが、アニソン特化の定額聴き放題は初です。
月額600円で、現在放送中の最新アニメのテーマソングから、過去の懐かしいアニソンまで、約5万曲が聴き放題となっています。
一部大手レコード会社のアニソンがなかったりはしますが、それでもアニメファンにとってはなかなか満足度の高いアプリではないでしょうか。
他にも、ANiUTaが主催するライブイベントやチケット先行販売など、公式だからこそできる機能が備わっています。
Googleストリートビュー
Googleストリートビューで、東京駅や新宿駅、名古屋駅、京都駅の構内を見られるようになりました。
特に新宿駅はダンジョンとも言われるほど観光客にとっては難易度の高い駅でしたが、Googleストリートビューで改札の位置やエレベーターの場所、構内のお店などが詳細に見られることにより、待ち合わせや乗り換えが少し楽になりそうです。
・新宿駅の様子
事前にストリートビューでルートなどを予習しておくと、当日はスムーズかもしれません。
それにしても、改めてストリートビューで新宿駅を見てみると、本当に複雑ですね・・。
DIGLE
音楽聞き放題サービスのSpotifyと連携したプレイリスト共有サービスです。
DIGLE上には、メジャーレーベルやアーティストなどが作成したプレイリストが共有されており、Spotifyのユーザーであれば誰でもプレイリストを聴くことができます。
Spotifyは世界中の音楽が聴けるだけに、新たな曲やアーティストを探すのが大変だったりします。
そんなときに特定のアーティストや音楽メディア、レーベルが独自の視点で選曲したプレイリストがあれば、新たな曲との出会いも増えるのではないでしょうか。
DIGLEでは「DIGGER」として自分が作成したプレイリストを共有することもできます(※応募条件あり)。
popcorn
popcornは、誰でも映画を上映できるサービスです。
「映画を上映する」というのは権利関係や費用など、非常にハードルが高いものでした。
しかし、popcornを使えば、プロジェクタや音響などの設備、上映場所さえあれば、カフェやバーなどで上映会が行えます。
上映できる映画のラインナップはすべて運営が許諾をとっている作品ばかりであり、入場者数に応じた上映料を支払うことで上映会を開催できます。
popcornはもともともクラウドファディングサイトのMotionGalleryではじまったプロジェクトであり、約170万円を集めています。
どこでも上映会ができる、というのはアイデア次第で映画の楽しみ方が拡がりそうですね!
Njalla
Njallaは、完全な匿名でドメインを使用できるドメイン登録サービス。
通常、ドメインを取得するとWhois情報の開示が義務づけられており、多くの人がドメイン登録サービスによるWhois情報代理公開を利用しています。
しかし、あくまで代理であるため、完全に匿名とはいえないかもしれません。
Njallaは、Njallaがドメインを購入し、ユーザーはNjallaからドメインの使用権を購入するという仕組みで、完全な匿名性を実現しています。
どこまでメジャーになるかはわかりませんが、一部の人には需要のあるサービスになるかもしれません。
Reduce GO
Reduce GOは、月額定額制で飲食店などの余剰食品をテイクアウトできるサービス。
ユーザーは月額1980円を支払えば、毎日2回まで周辺の飲食店の残ってしまいそうな料理をテイクアウトすることができます。
飲食店はフードロスを減らすことで廃棄コストを減らせる上に収益を得ることができ、ユーザーは毎回決済をせずに安く料理をテイクアウトすることができるという、双方にとってメリットの大きなサービスです。
2017年中のローンチを目指しており、現在は事前登録と参加飲食店を募集中です。
おまけ
ゆるい運用にはなりますが、creiveの公式Mastodonアカウントを作りました。
基本的には、記事の更新情報をトゥートしていきます。
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