IT業界で働きたい方にとって、最大の困難が仕事探しです。
仕事を自分で見つけることができなければ、全く稼ぐことができません。
人脈がない限り、自力で仕事を探すのには限界があります。
そこでおすすめなのが、派遣会社に登録することです。
派遣会社を利用すれば、仕事探しの大部分の手間を省くことができます。
この記事では、IT業界で働きたい方におすすめの派遣サービスを紹介していますので、是非参考にしてください。
IT業界に働く際にいい派遣会社を見極めるポイント
一口に「派遣会社を利用すべき」と言っても、それぞれの派遣会社により長短はあります。
劣悪な派遣会社に登録してしまうと、思うような案件が見つからない、紹介された会社の待遇が最悪だった、なんていうことになりかねません。
では具体的に、派遣会社を選ぶ際にどんなポイントに注目すればいいのでしょうか。
主なところで言えば、
- サポートは充実しているか(福利厚生や就業前後)
- 求人の質は求めるものか
- 担当者との相性
といったようなポイントです。
各派遣会社を実際に利用した方の口コミや評判は大きな差校になるでしょう。
しかし、実際に自分で使ってみなければ分からない部分もあります。
1つしか利用しないのでは、優劣を比較することができないので、基本的には3社程度を登録して、同時に利用するのがおすすめです。
IT業界のおすすめ派遣サービス
ITエンジニアにおすすめの派遣サービスを紹介します。
パーソルテクノロジースタッフ
公式サイト:パーソルテクノロジースタッフ
- 派遣就業が決定で通勤交通費は別途支給
- 専門性に優れ満足度の高い対応
- 安定した就業に向けての徹底的フォロー体制
おすすめ度→★★★★★
パーソルテクノロジースタッフは、豊富なIT関連の案件を紹介しています。
2000円や3000円といったような高時給の案件も豊富で、自分の実力に応じて稼ぐことができるでしょう。
元々の派遣契約が短期間であった場合にも、就業者が希望する場合には、積極的にパーソルテクノロジースタッフの担当者が契約延長交渉をしてくれ、実際に契約延長を勝ち取ったという事例も少なくありません。
契約終了後に就業の空白ができてしまった場合にも、再就職先を確保するために、担当者がかなり頑張ってくれます。
パーソルテクノロジースタッフに登録しておけば、「一人で仕事を探さなければならない不安」を解消することができるので、登録しておいて一切損はありません。
求人数 | 2万件以上 |
対応エリア | 日本全国 |
modis
公式サイト:modis
- 世界20か国に展開するアデコグループ
- 正社員の求人も取り扱いあり
- 充実の福利厚生
おすすめ度→★★★★★
Modisは世界ナンバーワンの人材サービス企業であるアデコグループが運営しているとあって、大手の優良案件が多数用意されています。
他の人材派遣サービスにはなかなか見られない無期雇用派遣、つまり正社員の求人も多数あり、安定を求めるエンジニアにもおすすめです。
無期雇用派遣の場合、アデコの正社員として働くことになります。
そのため、仮に派遣先が見つからず、就業期間に空白がある場合でも正社員として給料が保障されるので安心です。
エンジニア特化の派遣サービスだからこそ、エンジニア養成のプログラムも充実しており、講座を受講することでスキルアップにつなげることもできます。
求人数 | 2000件以上 |
対応エリア | 関東/関西/宮城/愛知/三重/岐阜/福岡 |
リクルートスタッフィング
公式サイト:リクルートスタッフィング
- リクルートグループで信頼度抜群
- 充実の福利厚生制度
- スキルアップ研修が豊富
おすすめ度→★★★★
リクルートスタッフィングは、リクルートから派生した人材派遣会社です。
リクルートのネットワークが基盤にあるため、エンジニアの仕事案件も豊富に用意されています。
実際にエンジニアで仕事を検索してみると、大手企業からスタートアップまでずらり。
時給4000円というような、かなり高条件の求人もあります。
他社では紹介のない、リクルートスタッフィング独自の案件も少なくありません。
単に仕事の紹介を受けられるということだけではなく、ビジネスで役に立つ研修制度が充実しているのも特徴です。
リクルートの業界でのプレゼンスの大きさや豊富な案件のおかげで、就業期間に空白が生じにくいということも大きなメリット。
厚生労働省が「優良派遣事業者」にも認定しているので、安心して利用することができます。
求人数 | 3000件以上 |
対応エリア | 日本全国(中国は広島、九州は福岡のみ) |
エンジニアガイド
公式サイト:エンジニアガイド
- エンジニアに特化した人材派遣会社
- 正社員と同等レベルの福利厚生
- 安心のサポート体制
おすすめ度→★★★★
エンジニアガイドは、エンジニアに特化した人材派遣会社です。
大手メーカーを中心に全国7500社と提携し、実際に1万2000人ものエンジニアが、エンジニアガイドを経由して現場で活躍しています。
また福利厚生も、正社員レベルに充実しているという点もエンジニアガイドの魅力です。
社会保険も完備しているため、万が一病気やケガにより就業できなくなったとしても、安心して休むことができます。
また、就業前の仕事探しはもちろんのこと、就業中の悩み相談、そして将来的なキャリア形成まで、エンジニア支援のプロフェッショナルに相談できることも大きなメリットです。
エンジニアならば、エンジニアガイドに登録しておいて一切の損はありません。
求人数 | 4万8000件 |
対応エリア | 日本全国 |
typeのIT派遣
公式サイト:typeのIT派遣
- 多様な雇用形態を取り扱い
- Type転職エージェントの姉妹サイトで就業支援ノウハウを継承
- IT・Web業界に圧倒的に強い
おすすめ度→★★★★
type転職エージェントのうち、ITやWeb業界に特化しているのがIT派遣です。
東京、神奈川、千葉、埼玉で多数案件を抱えており、首都圏で働きたい多くのエンジニアが利用しています。
紹介されている職種も幅広く、システム開発系からネットワーク・サーバ系、運用サポート系、クリエイティブ系と様々です。
エンジニア一人ひとりが自分のスキルを最大限生かせる環境を見つけられることでしょう。
また、派遣社員、紹介予定派遣(派遣のち正社員)、契約社員、正社員と雇用形態も好きなタイプから選べます。
IT・Web業界に特化したキャリアアドバイザーも常駐しており、将来的なキャリア形成にも大いに役立つはずです。
求人数 | 500件 |
対応エリア | 首都圏 |
パソナテック
公式サイト:パソナテック
- 正社員と同等の福利厚生
- スキルアップ制度が充実
- エンジニア専門のキャリアアドバイザーが丁寧に対応
おすすめ度→★★★
パソナテックの実際の利用者の多くが口をそろえるのが、「スキルアップ制度が充実している」ということ。
実際に、RPA人材育成プログラムやAIエンジニアの研修など、最新の業界トレンドに即した内容のプログラムが多数用意されています。
仕事の紹介を受けることはもちろん、それらのプログラムを受講することで、さらに自分のスキルや市場価値を高められるのが大きな魅力です。
ほかにも、TOEICの無料講座など、エンジニア関連以外のプログラムを受講することもできます。
ただ、求人内容としてはほとんどがシステムエンジニア系。
そのため、SE希望と決まっている方にはおすすめですが、もっと幅広く仕事を探したいという方は、使うメリットが少ないかもしれません。
求人数 | 900件 |
対応エリア | 関東・東海・関西・北海道・九州・中国(広島のみ)・四国(愛媛のみ) |
テンプスタッフ
公式サイト:テンプスタッフ
- 国内オフィス400か所以上で近くのオフィスでいつでも相談可能
- 人材ビジネス業績ランキング8年連続1位
- きめ細やかなサポート体制
おすすめ度→★★★
テンプスタッフは国内最大手の人材派遣会社です。
近年はオンラインでの求人検索が中心ですが、全国400か所以上に設置されているオフィスを訪問すれば、直接仕事の案内を受けることもできます。
実際の利用者からは、非常に親身にサポートしてくれるということで、上々の評判です。
大手の会社だからこそ、案件数も豊富で、超有名な大企業での常駐案件から、未経験からでも挑戦できる案件まで様々。
時給5000円以上という超高単価の案件もあります。
エンジニアならば、テンプスタッフに登録しないメリットがありません。
求人数 | 3500件 |
対応エリア | 日本全国 |
エンジニアが派遣で働くメリット・デメリット
エンジニアが派遣として働くのには、メリットもデメリットもあります。
それぞれ簡単紹介します。
もし、「派遣で働くのはデメリットが大きい」と感じる場合には、フリーランスのエンジニアとして独立するのもおすすめです。
派遣エンジニアのメリット
- 様々な会社で幅広いプログラミングスキルを習得できる
- 自由度が高い
- やりたい仕事を選ぶことができる
- 人脈がどんどん広がり、将来的なヘッドハンティングなどのチャンスが生まれる
派遣社員の場合、1つの会社でずっと勤めるという、正社員のような働き方はできません。
その代わり、正社員が経験できない
「好きな仕事を選べる」「様々な環境で経験を積める」という経験をできます。
将来的に独り立ちを検討しているようなエンジニアの場合は、正社員として勤めるよりも、派遣社員として様々な場で活躍し、スキルを高めつつ、人脈も獲得していくというのがおすすめです。
派遣エンジニアのデメリット
- 正社員と比較して待遇が悪い
- 契約期間以上は働くことができない
- 社会的な信用度が低い
派遣エンジニアは、やはり待遇面で見ると正社員には劣ってしまいます。
特に、ボーナスがない、福利厚生がないといった点は、仕事をしているうちに如実に痛感させられるでしょう。
また、派遣社員には契約期間があるため、本人がどれだけ希望しても、契約を更新しない限りは、契約満了後に働くことはできません。
特に暖かな人間関係に囲まれた時などは、悲しさを覚える派遣エンジニアも多いようですね。
また、派遣社員は正社員と比較して社会的信用度が低いというデメリットもあります。
現代は正社員でもスキルがなければどんどんリストラされていくような環境なので、「正社員だから安心」なんていう認識は古くなっていますが、それでも世間の潮流としては、まだこの認識が根強く残っているのが現実です。
【派遣もあり】IT業界のフリーランス系エージェント
エンジニアには、フリーランスになって働くという選択肢もあります。
派遣エンジニアとは違い、
- 同時期に複数の会社と契約できる
- 成果に応じて収入を増やすことができる
- より自由度の高い働き方ができる
- 出社の必要がなく、完全リモートでの仕事もできる
といったようなメリットがあります。
特に収入面は大きな魅力で、フリーランスエンジニアならば年収1000万円以上は当たり前という世界です。
そこで、フリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを3社紹介していきます。
レバテックフリーランス
公式サイト:レバテックフリーランス
- フリーランス特化型のエージェント
- 平均年収862万円という高水準
- 派遣の求人も探すことができる
おすすめ度→★★★★★
どのエージェントに登録すればいいのか迷った時、レバテックフリーランスを選択しておけば間違いはありません。
そう言われるほど、フリーランサーから絶大な信頼を寄せられているのがレバテックフリーランスです。
案件数も圧倒的に多く、案件受注手続きの多くをコーディネーターが代行してくれるため、使わないメリットがありません。
強いてデメリットを挙げるならば、フルリモート案件が少なく、常駐型が中心であるということ。
そのため、在宅で複数の案件をかけもちしたい、というように考えている方は、不足を感じるかもしれません。
まずは常駐型でも、フリーランスとしての一歩を踏み出したいという駆け出しのフリーランスエンジニアなら満足して使うことができるでしょう。
求人数 | 1万件以上 |
対応エリア | 関東・関西が中心 |
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関連記事:レバテックフリーランスの口コミ・評判を徹底調査【案件の質・稼げるのかを比較】
ITプロパートナーズ
公式サイト:ITプロパートナーズ
- 週に2日という条件からも検索可能
- スタートアップやベンチャー案件が豊富
- フリーランスエンジニアの不安を解消する支援制度が充実
おすすめ度→★★★★★
ITプロパートナーズは、週に2日という条件の求人も多く、複数の案件を同時にこなしたいと考えている方におすすめです。
猫の手も借りたいようなスタートアップ企業の求人も多いため、かなりスムーズに案件を受注することができます。
また、フリーランスエンジニアとして不安の大きい税金周りや保険関係の制度も手厚く整えられているのが特徴です。
一つ懸念点を上げれば、報酬の支払い日が、締め日から35日後と遅いこと。
そのため、キャッシュフローに余裕がない場合には、なかなか賃金が振り込まれずに、苦しい思いをする可能性があります。
ある程度経験を積んで、資金にも余裕が出てきたフリーランサーにおすすめですね。
求人数 | 2000件以上 |
対応エリア | 首都圏 |
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関連記事:ITプロパートナーズの口コミ・評判を分析!週2・3日案件は本当にあるの?メリット・デメリットまとめ
Midworks
公式サイト:midworks
- 正社員並みの福利厚生制度
- 柔軟な働き方が選択可能
- スキルアップのための費用を負担してもらえる
おすすめ度→★★★★
Midworks最大の特徴は、フリーランスらしからぬ制度の充実ぶりです。
通常、フリーランスは正社員と違い、会社に守られておらず、かなり大きなリスクを背負って働かなければなりません。
しかし、Midworksは正社員並みの福利厚生制度や支援制度を用意。
例えば、Midworksから民間の保険を紹介してもらうことができ、しかもその支払いを折半にしてくれる、といったような制度があります。
フリーランスとして働くと、将来的に厚生年金を受給する権限がないだけに、将来に不安を抱えるという人にもおすすめの制度です。
ほか、月額契約単価の8割が保障されるという給与保障のような制度もあります。
このため、万が一案件がなかなか見つからない期間があったとしても安心です。
求人数 | 1100件 |
対応エリア | 首都圏 |
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関連記事:Midworksの口コミ・評判を徹底調査【利用者の本音から見る福利厚生と案件内容の真実】
まとめ:派遣会社は3社程度かけもちが基本!自分と相性のいいところを見極めて!
この記事では、ITエンジニアにおすすめの派遣会社について詳しく紹介しました。
人によっては向き不向きがありますので、1つの派遣会社に固執するのではなく、3社程度かけもちするのがおすすめです。
なかなか完璧な会社がなくても、複数の人材会社それぞれが補い合ってくれるでしょう。
また、エンジニアはフリーランスとして働くというのも1つの手です。
いきなりフリーランスとして独立するのは難しい部分もあるので、派遣エンジニアとして経験を積んだのち、その経験を活かしてフリーランスになるというキャリアプランを描きながら、仕事探しや毎日の仕事、そして継続的なスキルアップに励むようにしましょう。