ビジネスで名刺交換は度々行われますが、大事なのがその管理です。
昨今ではテレワークの普及によって名刺交換自体が行われないケースも増えてきました。このような状況により、名刺を電子化した名刺管理ソフトが注目されています。
本記事では、オンラインで利用できるおすすめの名刺管理ソフトをご紹介します。
ビジネス向けから個人で気軽に使える無料のものまで、特徴を比較しながら紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
記事後半では、選ぶときのポイントや導入時の注意点も紹介しているので合わせてお役立ていただけると嬉しいです。
おすすめ名刺管理ソフト比較6選|使い勝手の良さに定評あり
それでは早速、creive編集部で厳選したおすすめの名刺管理ソフトをご紹介します。
「使い勝手が良い6選」と「無料で使える4選」に分けて特徴を比較しながら解説していきますね。
まずは、使い勝手が良いおすすめの名刺管理ソフトから紹介していきます。
Sansan
公式サイト:https://jp.sansan.com/products/sansan/
- 名刺管理サービスで国内トップシェアを誇り、約8000社の企業に導入実績あり
- AIとオペレーターの目視による修正により、99.9%の精度でデータ化
- 英語、中国語以外にタイ語、インドネシア語など11言語に対応
「Sansan」は法人向けクラウド名刺管理サービスです。
名刺管理だけでなく、顧客管理(CRM)機能、コミュニケーション機能、外部サービス連携機能により、顧客情報をあらゆる業務に活用できます。
名刺情報は社内で共有・可視化できるだけでなく、人事異動などの情報の更新通知、各種ニュースのメール配信機能もあります。また接触履歴を名刺に紐づけて管理し、活動報告としても活用できます。
名刺管理だけでなく顧客情報全体を管理したい企業におすすめです。無料トライアルも利用できるため、導入を検討したい方は利用してみるとよいでしょう。
Sansanの口コミ
Sansanは、導入してすぐに利用が定着しました。
営業担当者たちからは、顧客に関する情報を検索する時間が「月2時間くらい短くなった」とフィードバックをもらっています。
現在、Sansanを活用している営業メンバーの人数は500人ほどになりますので、単純計算すれば組織の業務効率が一カ月当たり約1000時間分も改善されたということになります。
提供企業 | Sansan株式会社 |
提供形態 | クラウド |
料金 | 要問合せ |
無料トライアル | あり |
おすすめ | 社内全体で顧客情報を共有したい企業向け |
ホットプロファイル
公式サイト:https://www.hammock.jp/hpr/
- 名刺管理だけでなく営業支援も可能
- OCRとオペレーターによる精度の高い取込
- 英語・中国語(簡体字・繁体字)に対応
「ホットプロファイル」は、クラウド型の営業支援ツールです。名刺管理以外にも、自動マーケティング(MA)、営業支援(SFA)の機能を持ち、営業活動全体の効率化を実現します。
名刺をスキャナやスマートフォンで読み込むことで自動的に顧客データベースを作成するだけでなく、名寄せや企業属性情報の付与も自動で行います。これらの機能で名刺に記載されていない企業情報も一括管理します。
加えて、より効率的に営業活動ができるようタスク管理や営業アプローチリスト、商談・案件管理も可能です。目標達成状況などをダッシュボードでリアルタイムに確認できるなど、豊富な営業支援ツールが活用できます。
ホットプロファイルの口コミ
今まで蓄積してきた大量のデータをホットプロファイルに移行・整理し、2021年7月より本格運用を開始。業務効率が格段に上がり、手入力が減ったおかげで情報の精度も向上しました。
他にもお客様情報の修正やアンケートの回収・集計作業など、これまで複数のリストやツールを組み合わせて行っていた作業がホットプロファイルだけで完結できるようになりました。
提供企業 | 株式会社ハンモック |
提供形態 | クラウド |
料金 | 要問合せ |
無料トライアル | あり |
おすすめ | 営業活動全体を効率化したい企業向け |
アルテマブルー
公式サイト:https://ultimablue.jp/
- 使いやすさにこだわった優しい設計
- 人脈マップの可視化や営業日報の作成など、営業活動を効率化する機能が充実
- kintone、Dynamics 365、Salesforceとの連携が可能
「アルテマブルー」は現場の使いやすさにこだわった、法人向け名刺管理サービスです。名刺はスキャナ、スマートフォン、複合機などから取り込み、修正は外部オペレーターによる「フルモード」と自分で修正することでコストを抑える「ゼロモード」で選択できます。
名刺から得た「人脈マップ」で可視化し、効果的な営業活動ができるようになります。またメール一斉配信によりマーケティング活動の支援も可能です。
導入前には2週間のトライアルと、専任担当によるコンサルティングが無料で利用できるため、スムーズに導入できます。
アルテマブルーの口コミ
各個人の管理に任されていた名刺情報を可視化して部門内はもちろん、全社的に共有することができ、営業活動をより効率的に行うことが出来るようになりました。
既に20万枚超の名刺のデジタル化を終え、より積極的なデータの活用を計画中です。 また、名刺情報の可視化、共有により、部門内のみならず、部門間のコミュニケーションも活発になりつつあります。
具体的な営業活動での効果として、新規顧客開拓も飛び込みでアプローチするのではなく、まず他部門の顧客データを参照した上で、同部門にお客様の状況を確認したり、合同で営業をかけることが可能になりました。
それによりご提案の精度が上がり、最短で商談まで実現できるようになりました。
提供企業 | キャノンエスキースシステム株式会社 |
提供形態 | クラウド |
料金 |
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無料トライアル | あり |
おすすめ | CMRやSFAと連携して活用したい企業向け |
名刺de商売繁盛
公式サイト:https://www.nekonet.co.jp/service/meishi-hanjyo
- 月額3万円、利用人数無制限でOCRによる20万枚のスキャンが可能という高コスパ!
- プライバシーマーク、ISMSの認証を受けており、セキュリティ面でも安心
- 日本語と英語のデータ化に対応。中国語ではベストエフォート
「名刺de商売繁盛」は初期費用無料、月額30,000円で導入できる名刺管理サービスです。
利用人数無制限で利用できるので、全社内で利用しても費用が変わりません。
データの取り込みはOCRとオペレーターの併用により、ほぼ100%の高い精度でデータ作成を行います。
またオプションとして、メール配信やアンケート、外部システムへの連携も可能。マーケティングへの二次活用も行えます。
名刺de商売繫盛の口コミ
生産者の方たちは収穫作業の後に商品の梱包や送り状の宛先記入をおこなっているため、時間通りに仕事を終えられないことが多々ありました。また、商品の誤発送をしないように、生産者の方には細心の注意を払って送り状の記入をしていただいてました。
Web出荷コントロールサービスを導入した事で、生産者はヤマト運輸が持参した宛名印字済みの送り状を荷物に貼るだけで出荷が可能となり、業務時間負担が軽減されたと生産者よりお声を頂きました。
また、商品が発送されたら購入者へメールで案内し、遅延しそうな際は催促の連絡を実施することで、お問い合わせ件数が月2件~3件程度まで削減されました。
提供企業 | ヤマトシステム開発株式会社 |
提供形態 | クラウド |
料金 |
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無料トライアル | あり |
おすすめ | 従業員数が多い企業向け |
メイシー
公式サイト:https://maysee.jp/
- たまった名刺を郵送すれば全て人力でデータ化、出張スキャンサービスもあり
- 名刺の情報から地図表示、乗り換え・経路情報や会社HPなどワンクリックで表示
- 複数ユーザー管理機能あり
「メイシー」は簡単に名刺を管理・活用できるソフトです。たまっている大量の名刺を郵送や、出張スキャンサービスを利用することでデータ入力を代行してもらえます。
名刺の情報を検索・閲覧はもちろんのこと、地図や経路情報、連絡帳としての利用など、ワンクリックで簡単に利用できる機能が充実しています。名刺管理だけでなく活用という面でも使いやすさにこだわっています。
ISMS取得のデータセンターで厳重にデータを管理し、複数ユーザー管理での機能制限や、IPアドレス制限機能など、セキュリティ対策機能も充実しています。
メイシーの口コミ
やっと名刺管理がしっかりできて、お会いした方が全て手元から検索できるという状況になりました。
自社でトライしていたときは、まずどのように入力をすればいいのか。などのルールも決めなければそもそも入力も難しかったのですが、今はメイシーさんに送付すれば同じルールの元でデータ化されますので非常にデータの品質が安定して、ちゃんと使えるデータとして管理することができるようになったなと実感してます。
提供企業 | 株式会社もぐら |
提供形態 | クラウド |
料金 |
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無料トライアル | なし(デモあり) |
おすすめ | 名刺のデータ入力を全て代行したい企業向け |
CAMCARD BUSINESS
公式サイト:https://www.camcard.jp/business/
- 最短5秒で名刺をデータ化できるOCRとオペレーターによる併用で精度の高い取込
- オンライン名刺交換・共有が可能
- ヨーロッパ主要言語、北欧系など計17言語に対応
「CAMCARD BUSINESS」は法人向けの名刺管理ソリューションです。最短5秒という取込速度とオペレーターによる補正作業により、精度の高いデータ取込が可能です。取り込んだデータは全社で共有できるだけでなく、クラウドでの一元管理によりセキュリティ対策にも繋がります。
豊富な外部連携機能もあり、SalesforceやDynamicsCRMなどの外部サービスとの連携が可能です。またメールマガジン配信機能によりマーケティング活動の効率化も行えます。
STANDARDプランとPROFESSIONALプランの2種類があり、違いはID/月あたりの構成枚数に違いがあります。現在10日間の無料トライアルも受付中なので、導入を検討している方は一度無料トライアルを利用してから、プランを検討するとよいでしょう。
CAMCARD BUSINESSの口コミ
元々、情報共有については、各自が都度まとめたり、口頭などを含めて共有する形が主でした。管理方法はというと、各部門毎に別々の管理ツールを活用していたこともあり、全社で統一されている状態ではありませんでした。
従来、名刺情報の管理は、基本的に個々人に任されていました。今回のCAMCARD BUSINESSを導入したことで自社システムと連携できましたし、名刺データの入力がスマートフォンで名刺を撮影するだけになり、大幅に業務工数の軽減につながりました。
提供企業 | INTSIG Information Co, Ltd. |
提供形態 | クラウド |
料金 |
※最低利用者数:5ID~ |
無料トライアル | あり |
おすすめ | 外部システムの連携先が複数ある企業向け |
無料で使える名刺管理ソフト比較4選
続いては、無料で使えるおすすめの名刺管理ソフトを4つ紹介します。
特に、フリーランスなど個人で活動している方や、なるべく費用をかけずに名刺管理を行いたい方におすすめです。
有料ソフトと比べ一部機能が制限されますが、スマートフォンで手軽に利用できる点やデータの共有には十分利用可能です。
Eight
公式サイト:https://8card.net/
- AIと手入力の併用により、高い精度でデータ化
- Eightを使っていない相手ともオンラインで名刺交換可能
- メッセージ機能や通知機能あり
「Eight」はSansan株式会社が提供する個人向け名刺管理アプリです。スマホで撮影した名刺の情報はAIおよびオペレーターの手入力により、素早くデータ化されます。データの管理はラベル機能でグループ化も可能です。
メッセージ機能や通知機能が備わっているため、Eightアプリで繋がった相手とのやりとりや近況情報の通知など、SNSのような使い方ができます。
有料のEightプレミアムに加入することで、名刺データのダウンロードや連絡先アプリとの連携、画像メモ機能などのオプションがつけられます。
提供企業 | Sansan株式会社 |
提供形態 |
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料金 | 無料(月額480円または年額4,800円のEightプレミアムあり) |
おすすめ | 名刺管理だけでなくコミュニケーションも行いたい方 |
Wantedly People
公式サイト:https://people.wantedly.com/ja
- 独自開発のOCRで50言語以上に対応
- 最大10枚同時撮影した名刺をリアルタイム解析
- スマートフォンだけでなくPCにも対応
「Wantedly People」は、ウォンテッドリー株式会社が提供する無料の名刺管理アプリです。特徴は同時に1回の撮影で同時に10枚の名刺を読み込み、効率よくデータ化が可能という点です。データ化した情報は連絡先との同期や、CSV出力もできます。
他にも、独自開発のAI(人工知能)を搭載したOCRにより、画像や文字の解析精度が格段に高く、さらに広範囲の多言語に対応しています。海外を飛び回る人におすすめです。
提供企業 | ウォンテッドリー株式会社 |
提供形態 |
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料金 | 無料 |
おすすめ | 海外を飛び回り、より多くの言語対応が必要な方 |
myBridge
公式サイト:https://jp.mybridge.com/home
- オンライン会議でも名刺交換ができる「オンライン名刺機能」
- OCR機能とオペレーターによる補正で正確なデータ化
- ISMSの国際規格の認証も取得しており、セキュリティも万全
「myBridge」は、LINE株式会社が提供する無料のスマートフォンアプリです。スマホで撮影するだけで電子化でき、検索や共有もスムーズに行えます。また、Excelファイルでのダウンロードや他の連絡帳アプリ、サービスへの連携も可能です。
セキュリティ対策の国際規格ISO27001(ISMS)の認証も取得しており、データの暗号化や24時間365日の監視など、セキュリティ対策が徹底しています。
多言語には、日本語以外に英語、韓国語にも対応しています。
提供企業 | LINE株式会社社 |
提供形態 |
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料金 | 無料 |
おすすめ | テレワークを行っている企業向け |
名刺ファイリングCLOUD
公式サイト:https://cloud.mediadrive.jp/
- スマートフォンだけでなくスキャナでの取込にも対応
- 取り込んだデータは自分で修正・加工が可能
- マルチデバイス対応(Windows/Android/iOS)
「名刺ファイリングCLOUD」は、基本無料で利用できる名刺管理サービスです。登録可能枚数は100枚であり、100以上の登録は有償サービスで提供されています。
高精度のOCR処理により数秒でデータ化。自分自身での訂正はもちろん、1枚あたり40円でオペレーターに依頼するサービスも提供されています。
他システムとの外部連携はできず、複数人でのデータ共有を行うにはモバイルトークン(有償)が必要など、注意が必要です。
提供企業 | 株式会社 NTTデータNJK |
提供形態 |
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料金 | 無料(100枚以上の登録は有料。1,000枚までで年間2,400円) |
おすすめ | 管理する名刺枚数が100枚以内の方 |
そもそも名刺管理ソフトとは
名刺管理ソフトとは、スマホのカメラで名刺を撮影することで自動的に電子化してデータとして管理するソフト。
クラウドサービスであれば、インターネットに接続するだけでPCでもスマートフォンでも端末問わず利用できます。
それまでの名刺は、紙で管理していました。紙だと大量に保管する際にかさばったり、目的の名刺がすぐに見つけられないなど不便な点がありました。また、名刺を持つ場合も印刷コストが発生します。
名刺管理ソフトを活用してデータ管理すれば、必要な名刺がすぐに見つかる、共有・連携が容易になるなどさまざまなメリットが得られます。そのため、名刺は今では紙からデータ化へとシフトしていきつつあります。
名刺管理ソフト導入のメリット5つ
ここからは、名刺管理ソフトを導入した場合のメリットを5つあげて具体的に解説します。
1.営業活動の効率化
名刺のデータを社内で共有することで営業活動の効率化につながります。所属する部署では取引のない担当者であっても、社内の別の部署で取引があれば、その情報を共有してもらうことで連絡を取ることが可能です。
紙ベースで名刺交換をしていると、対個人とのやりとりになるため、同じ会社でも担当者が別であれば何度も名刺交換することになりかねません。このような重複も避けられます。
2.DMやメルマガ配信など二次利用ができる
名刺に記載されている情報を連絡先に登録するだけでなく、DMやメルマガ配信、年賀状など他の用途で利用することも簡単です。データ化されていれば他システムとの連携が容易になるからです。
たとえば、名刺管理ソフトの情報をメール配信システムに連携することで、宛先データを手入力で登録することなく、一括配信することも可能です。
3.場所を問わずアクセスできる
オンラインで利用できる名刺管理ソフトであれば、社内だけでなく自宅や外出先でも登録されている情報を確認できます。たとえば営業先であればスマートフォンやノートPCから確認できるのはもちろん、在宅ワークであっても自宅から確認が可能です。
紙ベースの名刺だと、社内で保管している場合は外出先で確認できません。持ち歩くにしても一部に限られるなど制限があります。場所を問わず情報にアクセスできるのは大きなメリットです。
4.情報入力の効率化
紙の名刺を管理する場合、それまでは手入力する必要がありました。最近ではカメラで撮影すれば文字を自動認識してデジタル情報として読み取ります。そのため情報入力が格段に効率よくできるようになりました。
また、メールやDMなどで頻繁に連絡を取る場合も、1度登録しておけば情報を引き出すことができるため、入力の手間がなくなります。
5.タイムリーな情報キャッチ
名刺管理サービスには、顧客の昇進や異動といった情報の更新ができたり、関連ニュースの配信ができたりする機能があることも。これによって、常にタイムリーな情報を得られ、営業力の強化にもつながるでしょう。
SNSとの併用や連携で名刺1枚から大きく人脈を築くことも可能です。
名刺管理ソフトを選ぶ時のポイント5つ
名刺管理ソフトは数多く存在するため、どれを選んだらよいかわからない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、名刺管理ソフトを選ぶ際に見るべきポイントを5つ解説します。これから名刺管理ソフトの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.データの取り込みやすさ
名刺がデータ化しやすいかはよく確認しておきましょう。手間がかかるようだと、面倒に感じて取込そのものを行わなくなります。それではソフトを有効活用できません。手間なく取り込めるのが理想です。
1枚1枚スマホから撮影して取り込むものもあれば、スキャナから高速で取り込むことができるものもあります。さらに、取り込む作業を代行してくれるサービスもあるので、大量に名刺がある場合は代行するのも方法の1つです。
2.データ入力の精度
自動でデータ登録できたとしても、入力の精度が悪いと意味がありません。データの入力には
- 機械的に文字を読み取るOCR
- オペレーターによる手入力
- 上記2つの併用
というパターンがあります。
文字だけの名刺であればOCRでも認識されますが、イラストや写真があるものだと誤認識される可能性もあります。その場合は、オペレーターを利用するなどの選択が必要です。
3.料金体系
名刺管理ソフトは無料で利用できるものと有料のものがあります。ビジネス向けのものは大半が有料で、管理できる枚数や機能の有無によって料金体系が変わります。
また、社内でソフトを利用する部署が営業など一部なのか全社なのか、規模によっても変わってきます。複数のサービスを比較し、用途とコストパフォーマンスにあったサービスを選択するようにしましょう。
4.セキュリティ対策
名刺から得られる情報は企業にとって重要であるため、漏洩することがないよう十分なセキュリティ対策が必要になります。情報共有にあたっては、閲覧権限などを設定できるかどうかチェックが必要です。スマートフォンアプリから名刺情報を確認できるものでは、アプリ内でパスワードロックができるものかどうかを確認しておきましょう。
5.多言語対応しているか
海外の企業と取引がある場合や、外国の人が社内にいる場合では、多言語対応している名刺交換システムを選ぶと便利です。OCRで海外の言語にも対応していると、入力の手間が省けますよ。
海外出張がある場合や、海外に事業所を置く企業など、海外での活動がある場合は、多言語に対応できるかどうかを確認しておきましょう。
名刺管理ツールを導入するときの注意点2つ
名刺管理ツールを導入するときの注意点は大きく2つ。
- 定期的にバックアップをとる
- 個々人がしっかりセキュリティ管理する
注意点それぞれについて詳しく説明しますね。
1.定期的にバックアップをとる
名刺管理サービスのリスクのひとつとして、データの喪失があります。クラウドサーバーといった格納方法であれば、バックアップサーバーがあることも多いもの。
しかし、自分のPCやスマートフォン・社内サーバーであれば、サーバーの破壊でデータが全て消滅してしまいます。そのようなリスクは理解しておき、こまめにバックアップを取る習慣はつけておくべきでしょう。
2.個々人がしっかりセキュリティ管理する
名刺は個人情報のかたまりなので、セキュリティ管理は最も重要視される部分です。
自分でパスワードの設定をしっかり行うといった対策は必須です。自社でのセキュリティ管理への取り組みが十分か確認しておきましょう。
PCやスマートフォンの紛失は論外ですが、社員の意識の向上のためにセキュリティ管理の研修機会を作っておくのが望ましいです。
自社にあった名刺管理ソフトを選ぼう
本記事では名刺管理ソフトについて紹介しました。今まで紙による手渡しで名刺交換を行っていましたが、今では名刺管理ソフトを利用することで、管理が楽になるだけでなく情報の有効活用にも繋がるという大きなメリットが得られるようになります。
サービスによって使える機能やデータ取込精度、料金など多くの違いがあります。利用したい人数や規模、機能を考慮し、自社にあった名刺管理ソフトを選択するようにしましょう。