【相見積は必須!】SEO対策会社の選び方・比較する際にチェックしておくこと

SEOをする上でインハウスで対策していくのにはなかなか難しいものがあります。

実際多くの会社がSEOをおこなってくれる会社に外注しています。ただ、知識がないために騙されているというケースが多いのも事実です。ではどのような基準で会社を選んだらいいのでしょうか?今日は選定のコツについてご紹介します。
(今回の記事では、SEOをおこなってくれる会社を「SEO会社」と記載しております。)

SEO会社を選ぶ際にチェックすべきこと

定期的に会社のブログやオウンドメディアで情報を発信しているか?

SEOは常に最新の知識を得ていく必要があります。そしてその情報はネット上に出るわけではなく検証の結果得られることが多いです。SEOの担当者や責任者が動向を発信している会社はノウハウの蓄積もしっかりできており知識がある可能性が高いです。

またSEOを行う上で定期的なコンテンツ更新は必須の作業と言えます。自社サイトの集客力を高めるために情報を発信しているのは、ある程度信頼できる会社と言えそうです。

ただここで注意が必要なのは質の高いコンテンツを更新しているかどうかということです。どういったコンテンツを更新しているかは事前に確認しておきましょう。

ペナルティになる可能性がある対策をしている会社ではないか?

ほとんどのSEO会社は、「外部施策(ブラックハットSEO)」を行う会社です。外部施策とは、被リンクを設置し対象サイトを押し上げるGoogleが推奨しない方法です。被リンクは簡単に言えば、SEO会社があなたのことをほめている架空のサイトを作成し、そのサイトからあなたのサイトへリンクを設置するものです。

Googleはたしかにリンクがついているサイトを評価します。ただ、それは正しいSEOとは言えません。最悪の場合、Googleから手動対策を受けて検索結果に表示されなくなるという可能性もあります。

数年前のSEOはほぼこの対策でしたが、今は良い施策とは言えません。「内部対策(ホワイトハットSEO)」を行ってくれる会社を選びましょう。

対面でMTGを定期的に行ってくれる会社かどうか?

SEO会社の問題点としてよく聞くのが「実際になにをしているのかわからない」というケースです。SEOが分からない方がこのような悩みを抱えてもおかしくありません。

そのため自分の疑問が解決するまでは対面で月々の施策を丁寧に説明してくれる担当者を選ぶことで自分にも知識がつき、双方協力し合いながら成果を出すことができます。すでにMTGを行っている方も、疑問点はどんどん質問し解決するようにしましょう。

目標KPIを提案してくれる会社かどうか?

SEO会社によくあるのが、「上位表示できます」という提案のみのケースです。これでは、ただ単にサイトへの流入が増えるだけで終了してしまいます。ではなく、「対策キーワードで流入を増やすことでどういった効果が見込めるのか」というのが大切です。

上位表示するだけなら、リスティングの方が費用対効果が高いケースもあります。SEOを行うことでどういう効果を見込んでいるのか、そこを事前にしっかり決めてから問い合わせしましょう。

対策実績が多数ある会社か?またその実績開示数が多いかどうか?

SEOは、独自の知見も大切になってきます。多くの実績がある会社ほど、さまざまなサイトを対応してきており通常起こり得ないケースも多数解決してきているため安心してお任せすることが出来るはずです。
初回商談の際には、「どのような実績があるのか」「開示できる実勢はどれくらいあるのか」をチェックしましょう。実績が多い会社は公式サイトなどでもしっかりとクライアント先を開示しています。またそういった会社は前述した「定期的にブログやオウンドメディアで情報を発信している会社」であることが多いです。

初心者にもわかりやすい言葉(あいまいではなく明確な答えを出せる)を使えているか?

提案の際、難しい言葉ではなく初心者にもわかりやすい説明ができているかも重要なポイントとなります。

またわからない言葉が出てきた際には必ず質問してみてください。そこで初心者にもわかりやすく回答できる担当かどうか判断することも重要になります。これから依頼する会社の言葉をよく理解できないまま進めてしまうと数か月後、なにをしてくれているのかわからなくなりKPIを達成するためのアイデアも出なくなってしまいます。

見積もりすべきSEO対策会社一覧

SEO対策は制作会社でも「SEO対策しています」とよく話に上がりますが実際は、知見はほぼないと判断して間違いありません。基本的に、SEOを主軸の事業とおいている会社でないと、最新のSEO対策は行えないと考えて間違いないでしょう。

今回は、知名度・実績・社内に研究チームがあるかないかなどから総合的に判断しておすすめの会社を紹介していきます。

SEOの大手「サイバーエージェント」

https://www.cyberagent.co.jp/

SEOの大手といえば株式会社サイバーエージェントです。京都大学と一緒にSEOの研究をしていることからも社内に知見がしっかりと溜まっており、その情報をクライアントへのアウトプットにも利用している会社です。(研究部署はSEOラボという名前です)

サイバーエージェントSEO情報ブログというオウンドメディアも運用しているため、今回この記事でご紹介した情報のアウトプットを積極的に行なっています。

各分析結果などから、課題や改善点を見つけKPI達成に向けて具体的な道筋を伝えてくれる紳士的なコンサルティングが魅力です。

SEOの情報量ならピカイチ「アイレップ」

http://www.irep.co.jp

SEOのサイト設計だけでなく、コンテンツSEOやコンテンツマーケティングにも強いのが、アイレップです。検索順位だけにとらわれず、検索エンジンをどのように活用してお客さんを集めてきたらいいのかを真剣に考えて取り組んでくれる会社です。

定期的にセミナーが開催されており、最新情報の共有を積極的に行なっている会社です。アウトプットをするためには会社としてしっかり情報を公開しないといけないためその辺りまで本気を出しているあたりが信頼できます。(ほとんどの会社がセミナーまで行えません…。)

オウンドメディアも運営する「アユダンテ」

https://ayudante.jp/

アユダンテは、自社のオウンドメディアで広告やSEOについての情報を発信している会社です。情報の精度も高く、お世話になったSEOコンサルタントも多いのではないでしょうか?経験豊富なコンサルタントとエンジニアが実装部分までアドバイスをしてくれるケースもあり、ECや巨大サイトという複雑なパターンでも力になってくれるので依頼したい方も多いのではないでしょうか?

現状のサイト診断も積極的に行なってくれるので、自分のサイトがどういう状況かチェックしたい人は連絡してみるといいかもしれません。

国内外の企業対応可能「セプテーニ」

https://www.septeni.co.jp

国内外に9カ国、13の拠点があるのがセプテーニです。SEOはもちろんのこと、最近ではオンライン動画やブランド広告にも積極的に力を入れています。

デジタルマーケティングをクライアントにもわかりやすく説明し、整理し、いかに費用対効果よく目的達成できるかを判断して提案してくれるので運用側としては助かります。定期的にMTGで改善点を提案してくれるのでSEOに疎い方でももちろんですが依頼可能です。

アプリサイトを運営する「ナイル」

http://nyle.co.jp/

ナイルは、自社でもSEOに関するオウンドメディアやコンテンツに関するオウンドメディアを展開しています。またApplivというアプリサイトを収益化させているため、SEOを活用してどのように稼いでいくかがよくわかっている会社だと思います。

検索行動をよく理解しており、顧客化・リピートまでの一連のシナリオ設計、コンテンツ企画や導線設計まで丁寧に施策を行なってくれます。ブラックSEOではなくホワイトのみで施策することでも有名です。

SEO対策の古株「アイオイクス」

http://www.ioix.com/

2002年からSEOコンサルティングサービスを行なっているのが、アイオイクスです。長年SEOを取り組んできたノウハウを生かしてサイトをより良い方向に運用してくれます。

コンテンツマーケティング事業に関しては、株式会社エコンテが行なっています。質の高いコンテンツを納品してくれるため、コンテンツにこだわりたいという方は利用してみることをおすすめします。

オプトの子会社「クロスフィニティ」

https://www.crossfinity.co.jp

SEOからSXOに考え方を進化させて運用を行なっているのがクロスフィニティです。プランニング、施策、運用と3つに分けて運用しています。

グーグルフレンドリーとユーザーフレンドリー双方から考えてプランニングしてくれるので、SEOだけを考えたダサいサイトになるなんてことがありません。 統合管理ツール「SEO Clarity」を活用してスピーディーに施策を行なってくれるのも売りです。

対策実績数4000以上「プランビー」

https://www.plan-b.co.jp/

対策実績数4000以上で、SEO対策のノウハウもしっかり持ち合わせているのがプランビーです。対策実績数が多いため、大規模サイトから小規模サイトまで対応可能です。

コンテンツの外注も対応しているため、自社でコンテンツを作る時間がないという方も相談してみると良いでしょう。

マーケティングゴール達成を一緒に目指す「DMソリューションズ」

https://www.dm-s.co.jp/

ディーエムソリューションズは、SEOコンサルティング「3D-SEO」という名前のサービスを展開しています。3つのDは、デザイン・デジタル・ディティールからなりなっており、コンテンツだけではなく見栄えやユーザーにどのように映るかまで考えて設計されているSEOコンサルティングサービスです。

DM事業も好調で最近上場したことでも話題になりました。アクセス解析を元に具体的なアクションに落とし込んでくれるので助かります。

ミエルカが魅力的「Faber Company」

https://www.fabercompany.co.jp/

セルフデザイン・ホールディングスからFaber Companyに社名変更した会社です。MIERUCAというSEOツールを開発しています。コンテンツをどのように改善したら上位表示するのかAIが判定してアドバイスをくれるためたくさんの企業に愛されています。

またSEOコンサルティングもMIERUCAを活用して行うためクライアントにとっては、しっかりとしたデータを元に提案がもらえるため納得して次に進むことができます。対策実績もブログに多数載っているため気になる方はチェックしてみてください。

よく聞くけど、SEO会社を選ぶ際に実はあまり気にしなくてもいいこと

SEO会社を選ぶうえでよく聞くけど実際はあまり気にしなくてもいいものも存在します。

テレアポで集客をしている会社

まずよく聞くのが「SEO会社なら検索エンジンから集客すればいいのでは?なぜテレアポが必要なの?」という疑問です。この疑問は誰もが抱くことですが、実際テレアポしている会社がすべて悪い会社とは言えません。自社でオウンドメディアを持ち運用している会社でもテレアポを行っている会社は多数あります。

テレアポも大事なマーケティングの一環です。しっかりした提案をしてくる会社もあるのでテレアポだからダメということはありません。重要なのは提案の中身です。テレアポもすぐに断るのではなく電話で提案をうけてみるのも1つの手です。

有名な会社ではない

SEOで有名な会社に依頼できれば、ある程度の結果が出るケースが多いのは事実です。ただ、大手は会社規模などの問題でサービス内容があまり多くないのに割高という場合もあります。

裏を返せば、有名ではない会社は割安な場合が多いです。実は有名上場企業の下請け(実際の施策を行っていた会社)という可能性も十分あるので会社のネームバリューだけではなく、提案の質を見て会社を判断するようにしましょう。

まとめ:必ず相見積を取ろう

SEO会社を選ぶうえで、2-5社と商談をし、「どんな提案をもらえるか」「Googleのアルゴリズムに適した対策になっているか」「信頼できる会社かどうか」見極めてから依頼するのがより良い選択をする第一歩です。

数社から話を聞けば上記がなぜ大切なのかわかってくるはずです。正直「担当者との相性」というのも大切になってきます、納得するまでたくさんの話を聞き、納得できる会社に依頼しましょう。