LPOツールとは、LP制作を効率化できるシステムです。LP制作にかかる時間やコストを抑えて、より効果の高いLPを作れるとあって、導入する企業も増えています。
しかし、たくさんのLPOツールを前に「どれが自社サイトに適しているか判断できない」とお悩みの企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、LPOツールの概要やメリット、おすすめのLPOツール、導入時の注意点について、詳しくご紹介します。
ぜひ、導入検討時の参考にしてみてくださいね。
LPOツールとは?
LPOとは「Landing Page Optimization」を略したもので、「ランディングページ最適化」という意味です。
ランディングページ(LP)とは、検索結果や広告、SNSなどを経由して、ユーザが最初にアクセスするページを指します。ユーザが一番最初に見るページのため、商品の購入や会員登録など、コンバージョンに直結させるためのコンテンツを設置すると、収益が出やすい傾向にあります。
つまり、LPOとは制作したLPを何度も細かく分析し、事業の収益アップにつながるように最適化させる仕組みのことであり、その機能を備えたツールが「LPOツール」なのです。
LPOの手法
LPOには、主に以下2つの手法が使われています。
- ABテスト
- 行動ターゲティングLPO
ひとつずつ解説していきます。
ABテスト
LPOを行う際に最もよく使われている手法がABテストです。
ABテストでは、キャッチコピーやレイアウトの異なるLPパターンを2つ以上用意して、テストを一定期間行います。そのテストの結果、ユーザから最も反応のあるLPはどれなのかを検証します。
このとき、検証したい要素以外はすべて同じ条件にするのがポイント。テストの結果、コンバージョン率が最も高かったLPを採用します。
行動ターゲティングLPO
行動ターゲティングLPOとは、ユーザの属性や行動によって、ターゲットを分類(セグメント)し、それぞれのユーザの属性や行動ごとに、最適なWEBページを表示させる手法です。
たとえば、以下のような方法があります。
- 訪問者が居住する地域をIPアドレスを利用して割り出して、近隣地域の情報を表示する
- ユーザの性別や年齢によってページのデザインやレイアウトを変更する
- 検索されたキーワードごとに、よりニーズが高いと推測されるページを表示する
行動ターゲティングLPOによって、ユーザはより簡単に必要な情報を入手しやすくなり、その結果、コンージョンにつながる可能性が高まります。
この手法では、ユーザのニーズを読み取り、便利かつ魅力的な情報を伝えられるかどうかが非常に大切です。
LPOツールの選定ポイント
LPOツールの選定ポイントは以下の通りです。
- 料金体系の事前確認
- 効果が見込めるかどうか
- LPO専任の担当者を確保できるか
ひとつずつ確認しましょう。
料金体系の事前確認
LPOツールの料金体系には、固定料金制とクリック率やPV数に応じた従量課金制の2つがあります。
固定料金制のツールを利用した場合、LPO施策の効果が高く出た際の料金は安く済みますが、効果が出なかった場合にはコストが高くなってしまいます。
一方で、従量課金制の場合は、思うような効果を得られなかった場合に費用を抑えられる反面、クリック率・PV数が高くなるに従って料金も高額になるというデメリットも。
どちらの料金体系を選択すべきかを検討しておくのはもちろん、丁寧な事前相談を行っているサービスを選択するのがおすすめです。
効果が見込めるかどうか
LPOツールを導入しても、すべてのサイトに効果があるわけではありません。
一般的に、LPOの効果が出やすいサイトとは、コンテンツ量が多いサイトや、検索キーワードになりやすいアイテムやサービスを取り扱っているサイトです。
たとえば、飲食店紹介や不動産サイトなどがこれに該当します。
反対に、取扱商品数の少ない企業や、検索キーワードの汎用性が低い場合には、LPOの恩恵を受けにくく、効果が出にくい傾向にあります。
自社サイトのコンテンツ量や検索キーワードを含めた流入状況を確認したうえで、LPOツールによって十分な効果が得られるかどうかを見極めましょう。
LPO専任の担当者を確保できるか
LPOツール導入後は、運営会社のサポートを受けられるため、ある程度は誰でも使えるようになるでしょう。
しかし、LPOの施策は一度行えば十分な効果を得られるというものではありません。
LPOによって、どのような効果が得られたのか、また、十分な効果が得られなかった場合には、どこを改善すべきなのかを、さまざまな角度から考えることが必要です。
これらの作業は、一朝一夕にできるものではないため、LPOの経過を長期的に確認できる専任の担当者をつけることをおすすめします。
また、サービスによっては、LPO施策のアドバイスを長期的に行ってくれるところもあります。運営会社のサポートをうまく活用しながら、長期的な運用をしていくのも1つの手です。
LPOツールのおすすめ10選!
ここからは厳選したLPOツールのおすすめを10つ紹介していきます。各ツールに特徴やメリットがあるので参考にしてみてください。
DLPO
公式サイト: https://dlpo.jp/
DLPOの特徴とメリット
DLPOは、ABテスト、多変量テスト、パーソナライズを活用して、コンバージョン率の改善を実行するLPOツールです。700社以上の導入実績を持ち、ABテストやパーソナライズのアイディアを生み出す活用事例を豊富に紹介しています。
LPだけでなく、オウンドサイトやECサイトなど、あらゆるページに導入できるのが特徴。基本的なABテストや多変量テストを、さまざまなウェブページで自由に実験・分析できます。
DLPOには、コンバージョン改善をよりスピーディーに行うための仕組みがあります。
たとえば、テスト実施中に得られる結果に基づき、最適ではないと判断されたLPは自動的に配信を停止。コンバージョンにつながりにくいLPを弾くので、より早く効果的なLPを導き出せます。
また、得られた結果は、ユーザ全体での分析だけでなく、セグメントごとの分析も可能です。
さらに、DMP・CDP、ウェブ解析ツール、タグマネジメントツールなど、複数のデジタルマーケティングプラットフォームとの連携にも対応しています。さまざまなデータを活用したテストを実施できるほか、ウェブ解析ツールを活用して、テスト結果をより詳しく分析することも可能です。
DLPOの料金
DLPOの料金は個別見積もりとなるため、詳細は問い合わせが必要です。
DLPOの口コミ
ABテストの設計やアイディアなど、多くの面で的確なサポートをいただいています。
ABテストアイディアで迷っているときなどは、豊富にある知見から成功例を紹介していただけていますし、ABテストを開始して判断に足る結果が出るまでの期間もシミュレーションいただき、時間のかかるものよりも、まずは早く結果の出るテストを優先するというアドバイスも役立っています。
引用:https://dlpo.jp/casestudy/watabe-wedding.php
Kaizen Platform
公式サイト: https://kaizenplatform.com/
Kaizen Platformの特徴とメリット
Kaizen Platformは、顧客1⼈ひとりのニーズに合わせたコミュニケーションの提供を可能にする、⾃由度の⾼いパーソナライズエンジンです。
1行のタグをWEBサイトに挿入するだけで、パーソナライズ環境を構築できる手軽さが魅力。既存のDMPおよびCRMデータの統合・分析が可能なため、顧客理解をさらに深められます。
また、Kaizen Platformは、外部のベンダー制約やCSM、各種ASP・パッケージの制約を受けません。新たな開発のための時間や工数を必要としないので、パーソナライズをすぐに実施できます。
自社サイトのどの部分を解決すべきなのかを、具体的に把握できずに困っている企業もあるでしょう。
Kaizen Platformでは、この問題にも着手しています。過去2万件にも及ぶ実績データから、サイトごとの課題をあぶり出して、優先的に着手すべき課題を発見。効果的な課題改善計画の立案・実行にスピード感をもって取り組めます。
また、人材不足により効果的なサイト運営が難しいといった企業の悩みにも対応しています。Kaizen Platformには、あらゆる課題をスピーディーに解決する優秀な専門人材が多数在籍。必要な専門人材を外部化できる仕組みを用意しており、あなたに最適なマーケティングチームを素早く構築します。
Kaizen Platformの料金
Kaizen Platformの料金は、利用する機能や、アクティブユーザ数によって価格が変わります。目安についても月額¥150,000〜1,000,000と幅広くなっています。そのため、詳細は問い合わせが必要です。
Kaizen Platformの口コミ
Kaizenさんは私たちのコンテンツを新しい目で見て、提案を出してくれます。特に嬉しいのは、他業界の事例も教えてくれること。金融以外の事例をもとにアイデアを出していただけるので、助かっています。
引用: https://media.kaizenplatform.com/n/n61b239859b1b
どこどこJP
公式サイト: https://www.docodoco.jp/
どこどこJPの特徴とメリット
どこどこJPは、IPアドレスに対して、企業名、業種、従業員規模、位置情報などのビジネスデータを紐付けたデータベースを搭載したAPI。地域性が強いLPを運営している企業におすすめのツールです。
どこどこJPでは、IPアドレスからユーザの位置情報を自動で判別し、地域コンテンツを優先的に表示できます。そのため、 地方からの問い合わせ数アップや売上、地方コンテンツへのアクセス数を増やしたい場合に効果があります。
また、Googleアナリティクスやそのほかのアクセス解析ツールとの連携が可能。キーワード検索によって、サイトに訪れている企業を特定し、顧客獲得を強力に支援します。
さらに、IPアドレスに紐付けられたビジネスデータは、MAツールとの連携にも対応。CRM・SFAのシステムに未登録のサイト訪問者へ企業データの付与を可能にします。
MAツールを併用することで、見込み客を発見・選定できたという事例もあり、ビジネスのさらなる拡大に期待できます。
そのほか、通信元を秘匿したアクセスをIPアドレスから判別する「匿名ネットワーク機能」も有料オプションとして提供。金融や証券取引時などに発生する不正アクセス対策や、映像や音楽をデジタル配信する際の著作権管理などに活用されています。
どこどこJPの料金
どこどこJPの料金は以下の通りです。初期費用として¥100,000がかかりますが、API発行より14日間は無料で利用可能。オプション機能については、別途問い合わせが必要です。
月間リクエスト数 | 月額料金 | 備考 |
0〜50,000 | ¥10,000 | ー |
50,001〜100,000 | ¥20,000 | ー |
100,001〜300,000 | ¥30,000 | ー |
300,001〜500,000 | ¥50,000 | ー |
500,001〜1,000,000 | ¥80,000 | ー |
1,000,001〜10,000,000 | ¥100,000
〜¥260,000 |
100万リクエストを超えた場合、1,000万リクエストまでは、100万リクエストごとに+20,000円。 |
10,000,001〜100,000,000 | ¥280,000
〜¥440,000 |
1,000リクエストを超えた場合、1億リクエストまでは、1000万リクエストごとに+20,000円。 |
どこどこJPの口コミ
営業をするために月初めにアプローチリストを作ります。要は「よし、ここに電話して、ニーズがないかどうか聞いてみよう」という、攻めのテレアポ対象企業リストですが、今まではここに優先順位をつけられませんでした。「ここは有望だ」というのがわからなかったわけです。それが、どこどこJPを利用することによって、50件の確度の高い見込み客を選び出せました。営業が非常に楽になりました。
引用:https://www.docodoco.jp/analytics_ga/cu_gaiax.html
Visual Website Optimizer
公式サイト: https://www.assion.co.jp/lp/05b/
Visual Website Optimizerの特徴とメリット
Visual Website Optimizer(VWO)は、豊富な機能と直感的に操作できる使い勝手のよさに定評のあるLPOツール。世界4,500社・国内400社以上に導入されています。
VWOは、WEBサイトにタグを埋め込むだけで、同一URL内でのABテストを簡単に始められる手軽さが魅力です。最もコンバージョン率が高かったレイアウトやデザインを自動計測して、結果を導き出します。
また、サーバーに上がっているデータはそのままに、サイトページの見た目のみの変更が可能。最小限の作業で、大きな効果を生み出せます。
さらに詳細なサイト分析を行うための、サイト訪問者の行動を可視化できるヒートマップ機能や、訪問者のマウス動作と滞在時間を録画できるマウストラッキング機能も搭載。
セグメント設定機能もあるため、細かな設定でのユーザターゲティングも可能です。
加えて、解析ツールとVWOを連携して、VWOで制作したテストページごとの解析データを閲覧することもできます。
サブアカウント数やテストドメイン数、登録ユーザ数は無制限で、追加費用が一切かからない点もポイント。コストを抑えながら効果的なLPO施策を実施できます。
Visual Website Optimizerの料金
Visual Website Optimizerの料金は以下の通りです。プション追加費用不要ですが、例外もあるため、詳しくは問い合わせが必要です。また、ツールを十分に活用できるまで、専任コンサルタントのサポートが受けられます。
プラン名 | 月額料金 | 備考 |
通常プラン | ¥150,000〜 | 無料サポート:〜3回/月 |
サポートプラン | ¥300,000〜 | 実装代行・分析など要相談 |
Visual Website Optimizerの口コミ
独自ツールを駆使しながら、社内では思いつかない改善案をロジカルに提案してくれます。テスト設定やレポート作成をすべてお任せできることも嬉しいです。
引用:https://www.assion.co.jp/lp/05b/
WebAntenna
公式サイト: https://www.bebit.co.jp/webantenna/
WebAntennaの特徴とメリット
WebAntennaは、アトリビューション分析機能を搭載した広告効果測定ツール。管理画面から間接的な効果のある広告を素早く把握できる仕組みを搭載しています。
たとえば、広告に接触後に自然検索やお気に入り登録などを経由してコンバージョンした回数や、最終的にコンバージョンした広告以前に接触した広告までをしっかり可視化。どの広告が、どのタイミングで効果を発揮しているのかがわかります。
さらに、リスティング・バナー・メルマガ・ソーシャル・SEO・自然検索など、データ元の違う施策の効果を一元管理できるのも特徴です。WebAntennaでは、異なる施策のすべてを同一基準で評価できるため、データ集計に伴う煩雑な作業を削減が可能。効率的に広告の成果貢献度を把握します。
また、ひとつの成果を複数の広告でカウントするようなこともないため、各広告の正確な費用対効果を割り出すことが可能。正確な広告投資とLPOによって、コンバージョン率を最大化します。
WebAntennaの料金
WebAntennaの料金は従量課金制を採用しており、初期費用は無料。
月額料金=基本料金(¥20,000〜¥500,000)+追加サービス(¥50,000〜)となっていますが、詳細は問い合わせが必要です。
WebAntennaの口コミ
ウェブアンテナでは、自然検索、リスティング広告、自社媒体に載せたバナー広告、メールマガジンと、さまざまな流入経路別の成果を一目で把握できる。何時間もかけてまとめていたレポートの内容を数分で確認できるようになった。
これまで月次でしか追えなかった施策の結果が日次で分かるようになり、ど の施策からどれくらいの費用対効果でどんな成果が出たのか、容易に把握できるようになった。(原文ママ)
引用:https://www.bebit.co.jp/webantenna/case/client/suntory.html
Gyro-n LPO
公式サイト: https://www.gyro-n.com/lpo/
Gyro-n LPOの特徴とメリット
Gyro-n LPOはユーザの属性や行動履歴、使用デバイスなどに合わせて、最適なコンテンツを表示できる、ASP型のLPOツールです。
該当箇所にタグを挿入するだけで、ウェブサイトを訪れたユーザの目的・興味に合わせた最適な情報の提供が可能。ユーザを目的のページへ的確に誘導することで、コンバージョン率をアップさせます。
アクセス解析機能では、ABテストを用いて効果検証を行います。登録されている複数コンテンツの中から、各LPのコンバージョン率を比較検証。効果の高いものへと自動で最適化する機能を搭載しています。従来のLPO対策でネックとなっていたページ作成やアクセス解析などの作業負担を大幅に削減できます。
また、有料のオプション機能を利用すれば、外部DMPデータとの連携も可能。性別や年齢といった基本的な情報から趣味・関心にいたるまで、あらゆる属性に応じたセグメントの最適化に対応しています。
そのほか、WEB接客オプション機能も利用可能。ユーザの顧客満足度を高めるためのクリエイティブ作成のサポートや接客シナリオのノウハウ提供など、コンバージョンに結びつけるためのさまざまな支援が用意されています。
Gyro-n LPOの料金
Gyro-n LPOの料金は以下の通りです。
項目 | 料金 | 備考 |
初期費用 | 別途見積もり | ― |
月額料金 | ¥40,500~ | 設置ページ数およびクリエイティブの登録制限なし。
契約PV数の範囲内であれば、複数ドメインでの利用可能。 |
また、オプションは次のようになっています。
オプション名 | 料金 | 備考 |
IntimateMerger
(外部データ連携) |
¥100,000~ | 契約期間:初回3ヶ月 |
Web接客 | 要問い合わせ | ― |
Gyro-n LPOの口コミ
Gyro-n LPOを導入した決め手は、ターゲティング機能が充実している点です。
タグを挿入するだけで、流入元・行動履歴・ユーザ環境・時間や曜日など細かい条件に合わせて、最適なコンテンツを自動配信してくれます。また、ABテストの結果、より効果の高いLPを自動的に最適化してくれるので、作業効率もアップしました。
LPOアドエビス
公式サイト: https://www.ebis.ne.jp/function/lpo.php
LPOアドエビスの特徴とメリット
LPOアドエビスは、優れた効果測定機能を備えたLPOツールです。すべての流入チャンネルを一元管理できるので、データの重複や抜け漏れを起こすことなく、マーケティング施策の全体像を把握できます。
アドビエスでは、コンバージョンに至るまでのユーザとの接点を洗い出しが可能です。コンバージョンに関わったコンテンツについて、どの施策がどのタイミングでアシストしたか・直接的に効果があったものはどれかなどの情報を明確にします。
また、Web上で発生したコンバージョンへ、購入金額や購入商品などの顧客情報を紐づけられるのも、アドビエスの特徴のひとつです。
さらに、ユーザの流入施策評価とサイト内行動を紐づけることも可能。情報をまるごと把握できるため、サイトをより効果的に改善できます。
これらの機能を駆使して計測したデータは、外部サービスとの連携によって柔軟に活用できます。利用できる外部サービスは、広告配信や運用管理、DMP、レポーティング、MA/CRM/SFA、Web接客などさまざま。あらゆる施策展開を可能にします。
LPOアドエビスの料金
LPOアドエビスの料金は以下の通りです。初期費用無料で、導入支援や電話サポートも無料で利用できます。
プラン名 | 月額料金 | 備考 |
ライト | 要問い合わせ | ~50,000 クリック数/月 |
スタンダード | 要問い合わせ | ~400,000 クリック数/月・~3,000,000 PV数/月 |
月のクリック数が400,001回を超えた場合、またPV数が3,000,001回を超えた場合には、個別の見積もりが必要です。
LPOアドエビスの口コミ
重複コンバージョンを排除して、正しいコンバージョン数が計測できるようになり、CPAとLTVも正しいデータで可視化することができました。
さらに目的別に広告のグルーピングを設計したことで、既存向け・新規向けの広告予算を分けられるようになり、経営的戦略に基づいた適切な広告予算のアロケーションができるようになりました。
引用:https://www.ebis.ne.jp/actual/colorzoo/
Optimizely
公式サイト: https://www.optimizely.com/
Optimizelyの特徴とメリット
Optimizelyは世界トップクラスのシェアを誇るLPOツールです。LP改善のためのテストを、デバイス・チャネル問わず、あらゆる場所で効率的に行えるツールとして、高い実績を誇ります。
特に、ユーザエクスペリエンスの最適化促進のための機能に優れており、場所、時間、参照元、そのほか任意で設定した条件での、細かいターゲティングが可能。テストの目標はツール上から簡単に設定できるようになっているため、素早いサイクルでテストを実施できます。
また、得られたテスト結果はさまざまな角度から確認できるので、正確性の高いツールとしても認知されています。
さらに、Optimizelyでは、テスト結果を組織全体で管理・共有できる仕様になっており、プログラムの生産性アップにも効果的です。テストしたプログラムの効果もレポートとして可視化されるため、ダッシュボードを通じてチーム全体で共有できます。
レポートのデータは、長期間蓄積されていくことで効果検証がしやすくなります。これらの情報をチームで管理・共有できれば、最適な施策を計画・実行できるようになるでしょう。
Optimizelyの料金
Optimizelyの料金は個別見積もりとなるため、詳細は問い合わせが必要です。
Optimizelyの口コミ
Optimizely導入後、エンゲージメント率が飛躍的にアップし、またサイトからの収入も増加しました。ユーザが必要としている情報まで的確に誘導し、常に最適化されたコンテンツを提供できたために得られた結果だと考えています。
CVX
公式サイト: https://lpo.conversion-x.jp/lp02
CVXの特徴とメリット
標準搭載されたおよそ200種類のデザインテンプレートから、効果的なLPを簡単に作成できるのが、CVX最大の強みです。
必要な作業は、ライティングや画像素材の準備といった編集作業のみ。LP制作に必要な作業工数を大幅に削減すると同時に、LPのスピーディーな立ち上げおよび内製化を実現します。編集機能は特に優れており、画像やテキストの差し替えもマウスのカーソル操作のみで簡単に行えます。
また、テキストのカラーやサイズはもちろん、行間や字間の微調整、リンク設定なども編集画面から容易に変更可能。直感的な操作で、希望通りのカスタマイズを実現します。
画像編集に関しても、CVX内の操作だけでリサイズ・トリミングが可能。専用ソフトの用意不要で、同じデザインテンプレートからまったく異なった印象のページを作成できます。作成されたLPはレスポンシブデザイン対応です。
コンバージョン最適化に必要な、ABテストや効果分析、クリエイティブ改善などのLPO機能も複数搭載。一部の外部ツールとの併用にも対応しています。
CVXの料金
CVXの料金は個別見積もりとなるため、詳細は問い合わせが必要です。
CVXの口コミ
豊富なデザインテンプレートの中から、管理画面上で直感的かつ自由にLPを制作・編集できます。PCで資料を作った経験のある方なら簡単に操作できると思います。
無料お試し期間が設けられているので、本当に活用できるのか、期待できるような効果が得られるか、といったことも事前に試せるので安心感がありました。
LACNE LPO
公式サイト: http://lacne-2014-test.invogue.jp/lpo/
LACNE LPOの特徴とメリット
LACNE LPOは、シンプルでスマート、かつ誰にでもわかりやすい管理画面が特徴のLPOツールです。サーバーにインストールして利用するパッケージ型のため、月々に発生する基本料金やオプション料金などのランニングコストは不要。表示コンテンツの登録数制限もありません。
導入に必要な作業は、コンテンツ書き換えのためのJavascriptファイルの読み込み指定と、コンテンツ最適化を行うページの任意の箇所へ指定されたIDを割り振るだけ。簡単な操作で、既存のWebサイトおよびFlashコンテンツへの導入が可能です。
また、LACNE LPOで利用できる、コンテンツ最適化を行うためのユーザ条件は「検索キーワード」「曜日・時間帯」「地域別」のみ。効果測定にはABテストを利用し、あらかじめ登録していたコンテンツを、任意の割合で振り分けて表示します。
高頻度で利用されるユーザ条件およびABテストを提供することで、煩雑な操作をカット。誰にでも扱える、スマートで効率的な運用を可能にしています。
LACNE LPOの料金
LACNE LPOの料金は、基本料金として¥120,000かかり、サイト制作費用・機能カスタマイズ費用は別途必要。また、サーバー要件によっては別途費用がかかる場合があるので確認が必要です。
LACNE LPOの口コミ
さまざまな機能を搭載しているLPOツールが多い中、LACNE LPOはよく使う機能のみに厳選されているので、無駄がなく、誰でも簡単に扱える点が最大のメリットです。
また、一度インストールしてしまえば、月額費用や細かいオプション料金がかからないので、コストを気にすることなく安心して利用できます。
LPOツールを導入すべき企業
LPOツールを導入すべき企業は以下の通りです。
- コンバージョン率をアップさせたい企業
- LPの制作費を抑えたい企業
ひとつずつ解説していきます。
コンバージョン率をアップさせたい企業
LPOツールを利用すると、訪問者ごとに異なるニーズに合わせた最適なコンテンツの提供が可能になります。訪問者にとって最も必要な情報をLPに表示できれば、ページ内容への興味や関心が深まるのは明らか。
その結果、会員登録や商品購入といったコンバージョンにつながりやすくなります。
LPの制作コストを削減したい企業
LPOツールには、効率的にLPを制作するための機能が搭載されています。
たとえば、LPの一部分を変更したい場合には、変更が必要な箇所のみを選択して差し替えるだけで作業完了。LPを複数作る必要がある場合でも、テキストや画像などを適宜編集し、別パターンのLPを制作することも可能です。
その結果、1からLPを制作する必要がなくなり、制作費や作業時間を大幅にカットできるようになります。
LPOツールを導入するときの注意点
LPOツールを導入する際には、自社サイトがLPOの恩恵を受けられるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
選定ポイントの説明でも触れたように、LPOはサイトの種類によって効果を得にくい場合があります。
なぜなら、LPOツールは、ユーザのニーズに合わせた「検索キーワード」に合わせたコンテンツを提供する役割を担っているためです。
一般的によく利用されているサービス名や商品名で検索されているサイトであれば、LPO施策は効果的です。しかし、企業を特定するようなキーワードで検索される場合や、取扱商品が少ない場合には、LPOの効果を得ることは難しくなります。
- サイトへのアクセス数
- 流入キーワード
- 取扱商品やサービスの数
これらをしっかり分析・確認したのちに、LPOツールの導入を検討しましょう。
まとめ
企業の売上を大きく伸ばす可能性を秘めたLPOツール。
どのサービスも、制作時間やコストを抑えつつ、効果的なLP制作を強力にサポートしてくれる機能を多数備えています。
しかし、各ツールの特徴や費用はそれぞれ異なるため、事前にサービス内容を比較しておくことが大切です。
コンバージョン率向上と作業負担の軽減を目指して、この記事を参考によく検討してみてください。