サイトユーザの好みに合う商品を提案するシステムであるレコメンドエンジン。
ユーザ一人ひとりのニーズを把握して、商品や情報をおすすめするので、サイトの売上や回遊率を向上させます。そのため、利便性の高いサイト運営するにあたり、導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。
しかし、レコメンドエンジンには種類と機能が数多く存在するので、どのサービスが自社サイトに適しているのかわからないという声も多く聞かれます。
そこで今回は、レコメンドエンジンのおすすめ12選とそのメリットと特徴、導入時の注意点についてお伝えしていきます。
レコメンドエンジンとは
レコメンドエンジンとは、サイトユーザの好みに合った商品や情報を表示するためのツールです。
ユーザの閲覧履歴および購入履歴から興味傾向を分析し、それに沿った情報や関連性の高い商品を優先的に表示します。
「あなたにおすすめの商品はこちら」などのコメントと一緒に、商品が表示されるのが一般的です。他にも、おすすめ商品の購入を促したり、アクセス数のアップやサイト離脱回避やリピーターの確保をしたりにも有効です。
また、ユーザにとって魅力的な商品の人気ランキングや、お得なクーポン情報を通知する機能も搭載。サイト運営側はもちろん、ユーザにとっても利便性の高いツールです。
レコメンドエンジンの仕組みと機能
レコメンドエンジンがおすすめする情報は、一定のルールに従って表示されています。レコメンドエンジンの主な仕組みと機能は以下の通りです。
- 協調フィルタリング
- ルールベースレコメンド
- パーソナライズドレコメンド
ひとつずつ解説していきます。
協調フィルタリング
レコメンドエンジンにとって協調フィルタリングは欠かすことのできない仕組みです。ユーザの閲覧履歴や行動履歴などの情報を蓄積し、あるユーザと興味傾向が似ている他のユーザへ、自動的に関連性の高い商品やコンテンツをおすすめします。
サイトを閲覧しているとよく見かける「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」といった表示と共に商品をおすすめするのが一般的です。
協調フィルタリングには、主にアイテムベースとユーザベースの2つの方法があります。
アイテムベース
1つめは、実際に購入・閲覧された商品や情報をもとにしてアイテムをおすすめする「アイテムベース」です。
アイテムベースでは、あるユーザが商品を選んでいる際に、似通った購買履歴を持つユーザが購入した商品をピックアップしておすすめできます。
ユーザベース
2つめは、購買履歴や閲覧履歴をもとにアイテムをおすすめする「ユーザベース」です。
ユーザベースでは、ユーザの行動履歴から似通った嗜好を持つほかのユーザが購入・閲覧したアイテムをピックアップしておすすめできます。
ルールベースレコメンド
サイト運営者があらかじめ商品表示ルールを指定できる機能を、ルールベースレコメンドといいます。
特定の商品やコンテンツが購入もしくは閲覧された場合、サイト側が設定した関連情報を表示させることが可能です。
特定の商品をピンポイントで露出できるので、期間限定のおすすめアイテムやキャンペーン情報、ログの少ない新商品の表示に使われることが多くなっています。
パーソナライズドレコメンド
パーソラナイズレコメンドでは、ユーザの行動履歴から興味や嗜好を分析した結果から、おすすめ商品を表示します。
ほかのユーザの行動ではなく、ユーザ本人の好みや行動をベースに分析しているので、個人のニーズに合った商品やコンテンツを的確におすすめできます。
ハイブリッド・レコメンデーション
ハイブリット・レコメンデーションとは、複数の手法を掛け合わせて、より効果的なレコメンドが行えるシステムのことです。
1つの方法では最適なレコメンデーションができない場合に用いられ、精密なレコメンドが可能です。
レコメンドエンジンのおすすめ12選!
Rtoaster
公式サイト: https://www.rtoaster.com/
Rtoasterの特徴とメリット
Rtoasterは、複数の機能を持った高機能なレコメンドエンジンです。閲覧URL・PV数・属性・興味のあるキーワードなど、多様なデータから顧客を細分化。高い精度でターゲットを絞り込めるのが強みです。
また、多彩なアルゴリズムで、ユーザの興味・関心の傾向や購買周期、商品同士の関連性を考慮しています。
顧客一人ひとりに最適な商品や記事を提案し、効果的なレコメンデーションを実行可能です。さらに、記事や商品間の類似度によって商品の提案ができる、コンテンツマッチレコメンド機能も搭載。
マルチチャネルアクション機能ではWebやアプリのポップアップ表示や、広告やメールなどの複数施策で適切なメッセージをユーザへ届けます。
さらに、Rtoasterでは豊富な知見を持ったコンサルタントによる手厚いサポートが受けられます。導入時のプラン提案から、使用方法に関するハンズオンセミナーや運用支援まで、サポートの種類はさまざま。
コンサルティングを受けながら効果的な運用を継続しい企業におすすめです。
Rtoasterの料金
Rtoasterの料金は月額150,000円〜となっています。この価格はラッキング数によりするため、詳細は問い合わせが必要です。
Rtoasterの口コミ
Rtoasterはもともと、データ分析企業が開発したリコメンドエンジンのため、顧客データを軸にしたリコメンデーション機能が充実しています。また、ユーザの要望によるバージョンアップやサポート体制が充実しており、導入企業が多いので安心して利用できます。
NaviPlusレコメンド
公式サイト: https://www.naviplus.co.jp/recommend/
NaviPlusレコメンドの特徴とメリット
NaviPlusレコメンドでは、4つの分析機能により、ユーザ一人ひとりに合わせた最適なコンテンツを表示します。
行動履歴分析では、ユーザ全員の行動履歴情報を用いて、アイテム間の相関性を算出。カテゴリや価格、在庫などのアイテム情報を評価・判別できます。
アイテム属性分析では商品の属性情報を解析し、アイテム間の相関性を把握します。ログのない商品も、過去の行動履歴に左右されない情報提供を実現しているのです。
訪問者導線分析では、ユーザ個人の閲覧履歴や購入履歴をリアルタイムで反映。訪問者属性分析では、ユーザの性別や年代などの属性から、パーソナライズ性の高いレコメンドを算出します。
そのほか、ユーザが閲覧・購入した商品のリマインドや、新着・再入荷・値下げアイテムや売れ筋商品の表示にも対応可能です。さまざまなデータを収集し、有効に活用できる点も魅力です。
導入後は、最適な実装プランや運用アドバイス、適切に活用されているかなどを適宜確認してもらえます。さまざまな取り組みをワンストップで提供しているので、マーケティングにおける課題を総合的に解決したい企業におすすめです。
NaviPlusレコメンドの料金
NaviPlusレコメンドの料金は、初期費用200,000円・月額は100,000円~利用可能です。NaviPlusレコメンドのサーバーへのアクセス数に応じた従量課金制となっており、月間3000万件を超える・特別な要望がある場合は別途見積りが必要です。
NaviPlusレコメンドの口コミ
NaviPlusレコメンドを導入したことによって、レコメンドシステムを自社運用していたときと比較して運用の手間が省け、さらに導入コストや時間的コストを大幅に削減できました。また、表示するレコメンド商品の精度も改善され、満足しています。
コンビーズレコ
公式サイト: https://reco.combz.jp/
コンビーズレコの特徴とメリット
コンビーズレゴは、おすすめ商品を購入スパンに応じてメールとWebサイトの双方からお知らせするレコメンドエンジンです。
Webサイト訪問後、商品購入まで至らなかったユーザを追跡し、レコメンドメールを送信する機能を搭載。サイト脱落ユーザを引き戻せるほか、日用品の買い忘れを防止にも効果があります。
特に、定期購入が見込まれる商品のアプローチには最適です。
また、リターゲティングメールの配信はユーザごとに最適な時間で行われるため、メール開封率やリピート率のアップも期待できます。
導入はサイト上にタグを設置するだけの簡単操作。対応しているショッピングカートやEC構築サービスも幅広いため、HTMLの知識がなくても気軽に利用できます。
Web表示およびメール配信には、自動A/Bテスト機能を搭載。レコメンドの表示パターンを事前に複数設定しておくだけで効果を自動検証します。これにより、手動で効果検証に充てていた時間を大幅にカットできるでしょう。
利用料金はクリック数によって変動します。コンバージョンにつながるアクションが行われて初めて課金されるので、無駄な経費をカット。あらかじめクリック数の上限設定を行っておけば、予算内での運用も可能です。
コンビーズレコの料金
コンビーズレコの料金は以下の通りです。30日間も無料トライアル期間がありmす。
項目 | 利用料金 | 備考 |
初期設定費用 | 50,000円 | 初回のみ支払い |
月次費用 | 39,800円~ | 申込から30日までは無料 |
クリック課金 | 1クリック 15円 | 3,000回まで無料 |
スポット配信メール | 毎月1回10,000通まで無料 | 10,001通以上は100通ごとに100円
10,000円/月5回 20,000円/月12回 |
コンビーズレコの口コミ
コンビーズレゴは、 商品情報の取得からおすすめ商品の選出、レコメンドメール配信に至るまで、すべて自動化されています。そのため、今まで手動で行っていた紐づけ作業や、メルマガの文面作成、配信後の効果検証の時間を大幅に削減することに成功しました。
チームラボレコメンデーション
公式サイト: https://www.team-lab.com/teamlabrecommend
チームラボレコメンデーションの特徴とメリット
チームラボレコメンデーションは、ユーザのニーズをくみ取り、適切な商品や情報をおすすめするレコメンドエンジンです。高精度マッチングを実現し、ユーザの商品購入の機会を増やします。
特徴の1つに、ユーザごとに最適なページを自動構成できるパーソナライズレコメンド機能があります。ユーザ側に表示されるページはパーツ同士を組み合わせて構成。
さらに、そのパーツはすべてユーザの行動パターンの学習結果に沿った、最適なものを表示できるよう設定されています。パーツの中身をユーザに合わせて変えられるので、より訴求力の高いレコメンドができるでしょう。
また、パーソナライズメールの種類も豊富です。
ユーザの行動履歴からおすすめ商品のメルマガを配信するのはもちろん、カート内の未購入商品のプッシュ通知、誕生日クーポンの配信などにも対応。内容やタイミングがユーザごとに最適化されているため、メールの開封率やクリック率、サイトへの誘導率もアップします。
さらに、ディープラーニングを使った画像認識エンジンも活用可能。ユーザが閲覧した商品の画像を解析し、それに近い商品をおすすめできる便利な機能です。
チームラボレコメンデーションの料金
チームラボレコメンデーションの料金は、サイト規模により異なるため個別に見積もりが必要です。
チームラボレコメンデーションの口コミ
ユーザ個人の嗜好性に合わせた情報や、関連情報・おすすめ情報を自動で表示してくれます。そのため、ユーザが興味のある情報を見つけやすくなり、サイト内回遊率がアップしました。あらゆるページが主役として魅力的になり、ページ単位でコンテンツとしてシェアされるようになりました。
ECレコメンダー
公式サイト: https://exp-data.com/
ECレコメンダーの特徴とメリット
ECレコメンダーは、ハイブリッド方式を採用したECサイト特価型のレコメンドエンジンです。低価格で高機能。豊富な機能を手軽に長期間利用できます。
ECレコメンダーでは、顧客一人ひとりの嗜好を行動ベースで把握し、個別のレコメンド配信を行います。遷移前のページ内容や検索キーワードから行動を解析。商品をおすすめしたり、最近チェックした商品のレコメンドを表示したりと、状況に応じたレコメンドが可能です。
一般的に、ログのない状態の商品は適切にレコメンドされません。しかし、ECサイトレコメンダーでは、日本語文章解析機能により、テキストデータを読み取ることで導入直後から高精度のレコメンドを実現します。
また、商品の人気ランキングの表示にも対応。レビューの少ない商品も、閲覧履歴や購買ログ、価格などから考慮してランキングを自動生成します。
そのほか、人気急上昇中の商品のお知らせやタイムセールの案内、在庫情報の案内なども表示可能です。これらの機能はサイトの活性化につながり、顧客の購買意欲をかきたてます。
売れ行きがよくない商品はアラート機能でお知らせ。商品ごとに販売戦略を立てることも容易です。
ECレコメンダーの料金
ECレコメンダーの料金は、月額4,743円で利用可能です。ただし、月間50万PVを超える場合は、50万PVごとに5,250円の追加料金が必要になります。
ECレコメンダーの口コミ
費用を安く抑えつつ、さまざまな規模のサイトや商品の数に柔軟に対応できる点で優れています。特に「カテゴリ絞り込みロジック」と「急上昇ランキングロジック」は大変便利です。これら2つのロジックを掛け合わせることで、消費者に常に新しい提案を行うことが可能となり、ECサイト内での回遊率も向上しました。
パーソナライズド・レコメンダー
公式サイト: http://recommend.appirits.com/
パーソナライズド・レコメンダーの特徴とメリット
パーソナライズド・レコメンダーは、既存のサイトに低コストでレコメンド機能を導入できます。効果的な導入ノウハウと、利用者のニーズに合わせて追加されていくASP新機能、導入後の改善コンサルティングが強みです。
導入工程は簡単3ステップ。最短1週間程度でリリース準備が整います。最適化されたおすすめ情報は、サイト上に毎日自動更新。これまで導入時に必要だった人的コストや時間的コストを大幅にカットできます。
機能面では、協調フィルタリングと商品情報、さらに運営者指定のルールを組み合わせたハイブリッド型レコメンドを搭載。新商品やロングテール商品のおすすめをリアルタイムで表示することで、クロスセルのチャンスをアップさせます。
導入後は、クリック率やロングテール分析、販売機会損失などのさまざまな効果測定機能を提供。結果から得られたデータを基にロジックを調整したい場合は、管理画面から操作できます。
運用改善コンサルティングでは、多業種200サイトの事例に基づいたノウハウを駆使。レコメンド枠の設置箇所やデザインの改善など、他社の事例を交えながら施策を細かく提案しています。
パーソナライズド・レコメンダーの料金
パーソナライズド・レコメンダーの料金は、初期費用200,000円〜で特別な対応が必要な場合、別途費用が必要です。また、月額は1サイト50,000円〜となっており、サーバーアクセス数に応じた従量課金制を採用しています。
パーソナライズド・レコメンダーの口コミ
『マルイウェブチャネル』 では、レコメンドサービスを導入後、常に前年を上回る売上を達成し、高伸張しています。商品詳細ページで、関連性の高い商品が表示されるようになった為、ユーザがより多くの商品に辿り着きやすくなりました。また、今まであまり見られていなかった商品の露出が増加し、ユーザに十分な情報提供ができるようになりました。
引用: http://recommend.appirits.com/
アイジェント・レコメンダー
公式サイト: https://www.silveregg.co.jp/service/recommender.html
アイジェント・レコメンダーの特徴とメリット
アイジェント・レコメンダーは、 シルバーエッグ社が提供しているレコメンドエンジンです。自動学習するAIがリアルタイムでデータを解析し、ユーザのデバイスには常に最新のレコメンドが表示されます。
アイジェント・レコメンダーでは、ユーザの過去の閲覧履歴や購入履歴を分析し、個々のニーズにあわせた商品をおすすめ。たとえば、同じ花柄のワンピースを閲覧している場合でも、そのユーザがワンピースと花柄のどちらに興味があるのかまでは一見判断がつきません。
そこで、過去のデータを分析し、そのユーザの嗜好やニーズから最適な商品をおすすめ。実店舗にいるような細やかな接客をWeb上で提供します。
また、導入の効果を最大化するため、経験豊富なコンサルタントとカスタマーサポートチームが継続的な支援を行っています。
導入のサポートやレコメンド設定、ABテストなどのサポートはもちろん、分析や仮説検証も実施。ビジネス環境の変化に合わせて、レコメンドの成果を向上させるためのフォローが随時、受けられます。
アイジェント・レコメンダーの料金
アイジェント・レコメンダーは成果報酬型の料金体系になっています。導入当初のサービスの最適化のためのコストはシルバーエッグ・テクノロジーが負担。サイト売上や成果を改善していくインセンティブ方式です。
ただし、APIへのリクエスト数に応じて、月額費用が発生するので注意が必要です。
アイジェント・レコメンダーの口コミ
シルバーエッグ社のサービス導入後、ログイン率とエントリー率は上昇しており、ユーザーのアクティブ化はもちろん、1ユーザー当たりの応募数向上にも大きく貢献していると考え、高く評価しています。また、定期的に実施する報告会等で次々と改善提案を行って頂き、単にツールを提供するベンダーとしてではなく、対等なパートナーとしてお付き合いが出来ている点は本当に感謝しています。
引用:https://www.silveregg.co.jp/archives/casestudy/gakujo
Logreco
公式サイト: https://info.logreco1.jp/?from_alb=1
Logrecoの特徴とメリット
Logrecoは、独自設計のアルゴリズムを採用し、ヒト・モノ・コトを最適なマッチングを実現させるための高精度なレコメンドエンジンです。
ユーザのあらゆる履歴を独自のシステムで徹底解析。その結果、コンバージョン率が向上し、売上アップが狙えます。個々に合わせた細かいニーズや情報の関係性に基づいた高い精度のレコメンドを実現しています。
Logrecoの強みは、レコメンドに関する機能が豊富に備わっている点です。
多種多様な機能に、行動ログやフィルタリングをかけ合わせることで、ユーザにさらに有益な情報を提供。ついで買いや新たな商品との出会いの機会を増やすなど、あらゆる状況に対応します。
おすすめ情報は自動で更新されるので、手間や時間をかけることなく活用できるメリットも。
得られた効果は数値として視覚化し、確認。その結果をもとに、サポートスタッフから適切な支援やアドバイスが受けられます。PCDAの取り組みを見直し、新たに対策を練ることで、さらに効果的な運用ができるでしょう。
また、通常のレコメンドに加えて、レコメンドメール支援機能を併用することも可能です。
Logrecoの料金
Logrecoは2ヶ月のトライアル期間があり、初期費用は100,000円~です。
月額はレコメンド利用回数によって変動しており、以下のようになっています。
項目/レコメンド利用回数 | ~5万回 | ~100万回 | ~500万回 |
月額 | 10,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
加えて、レコメンドメール支援機能利用料金は以下の通りです。
項目 | 利用料金 | 備考 |
初期費用 | 50,000円~ | Logreco本体を利用の場合の価格。 |
月額 | 10,000円~ | 別途、メール配信ツール利用費が必要。 |
Logrecoの口コミ
自動で顧客の好みや嗜好にあった商品を提示でき、工数の削減に成功しました。また、購入の意欲がある顧客は、探さなくとも欲しい商品が次々に提示されるため、ユーザから見たサイト自体の価値も高くなったようです。その結果として、サイト滞在時間や閲覧数が向上し、コンバージョンへと結びつきました。
おてがるレコメンド
公式サイト: https://www.otegaru-recommend.com/
おてがるレコメンドの特徴とメリット
おてがるレコメンドは、手軽に導入・運営できるのが特徴的なレコメンドエンジンです。
同じドメインであれば、1契約でスマートフォンサイトとPCサイトでそれぞれ異なるデザインのレコメンドを、基本料金内で表示可能。PCサイトでは全てのレコメンドを表示し、スマートフォンでは横にスライドさせることで、すべてを閲覧できる仕組みです。
また、タグをコピーして貼り付けるだけで簡単に導入できるのもポイント。商品情報収集タグや表示用タグのほか、ランキングや閲覧履歴、新着アイテムの表示もタグを貼り付けるだけで完了。難しい作業は必要ありません。
メール配信システムでは、HTMLメールに顧客固有のIDを埋め込めむだけで、顧客ごとに最適化されたレコメンドを簡単に作成できます。
導入時のサイトの表示デザインは、詳細な打合せを行いながら作成を進めていきます。デザインの設定はHTMLとCSSを使用。Webページを作るようなイメージで自由な編集も可能です。ページ作成代行サービスもあるので、HTMLやCSSについて知識がない方でも安心です。
おてがるレコメンドの料金
おてがるレコメンドは初期費用33,000円が必要となっており、月額の詳細は以下の通りです。
項目/PV数 | 50万PV未満 | 150万PV未満 | 250万PV未満 | 250万PV以上 |
月額 | 22,000円 | 44,000円 | 66,000円 | 別途見積もりが必要 |
おてがるレコメンドの口コミ
コピペだけで手軽に導入できるのに、機能が豊富でさまざまな方向から商品をレコメンドできます。また、管理画面も使いやすく、 アイテムの管理や表示デザインの編集・登録、アクセス解析まですべて管理画面上で行える点もよかったです。
Yusp
公式サイト: http://yusp.jp/
Yuspの特徴とメリット
Yuspは、Gravityが提供する世界中で活用されているパーソナライゼーションエンジンです。顧客のあらゆるデータを優れたスキルで分析。機械学習と専門家によるサポートを掛け合わせ、さまざまな企業の収益成長を支援しています。
Yuspでは、ページのトップにレコメンデーションボックスを表示できます。おすすめ商品を見やすく配置することで訴求率もアップ。また、サイト上の情報は個々のユーザに合わせた最適な順序で表示されるため、ユーザの導線を確保しやすくなります。
また、サイト上だけではなく、メールやプッシュ通知を利用したマーケティングも可能。おすすめ商品のリマインドのほか、顧客別に最適なクーポンを配布。より効果的に商品購入の機会を増やします。
また、パーソナライズ化されたリターゲティング広告を表示させることで、離脱したユーザにもアプローチできるでしょう。
Yuspには、将来の行動を予測できる高性能な学習分析機能が搭載されており、他社の競合サービスとの圧倒的な差別化を図っています。他社サービスとのA/Bテストでは常にYuspが勝利。
実際にYuspを導入した企業の売上額が、既存商品枠と比較して2.3倍になったという結果も発表されています。
Yuspの料金
Yuspの料金は個別見積もりとなるため、問い合わせが必要です。
Yuspの口コミ
YuspとNTT-X Storeの既存商品紹介枠比較する大規模なA/Bテストの結果、パーソナライゼーションエンジンの付加価値が明確に示されました。Yuspによって、売上額とクリックスルー率がどちらも大幅に増加しています。
引用: http://oi.nttdata.com/program/forum/history/20180507/pdf/04_Gravity.pdf
さぶみっと!レコメンド
公式サイト: https://recommend.submit.ne.jp/
さぶみっと!レコメンドの特徴とメリット
さぶみっと!レコメンドは、簡単導入で高い費用対効果を実感できるレコメンドエンジンです。豊富な導入実績を誇り、導入数は1,400サイトを突破しています。
さぶみっと!レコメンドは、導入からわずか1週間でレコメンド表示を開始。データの蓄積前から効果を実感できます。
その理由は、閲覧履歴の不足を自動で補填する機能が備わっているから。自動補填させたいアイテムを、サイト側で個別に設定できるため、アイテムの表示抜けによる機会損失を防ぎます。
テンプレートは50種類以上用意しています。プレビュー画面を見ながら、いつでもデザインを変更できます。テンプレートのカテゴリは季節物から、セール、キャンペーンなどさまざまです。
変更は即時に反映されるのでタイミングを逃さず、効果的なレコメンドが可能です。HTMLとCSSの知識があれば、その場でデザイン編集もでき、リアルタイムでの反映もできます。
さらに、リピーター獲得に効果的なレコメンドメール機能も標準搭載。サイト内の行動履歴や購入履歴からユーザを分析し、おすすめ商品をメールにてお知らせします。
既に利用しているメール配信サービスを利用して簡単に導入できるため、複雑な設定やシステム連携は一切不要です。
さぶみっと!レコメンドの料金
さぶみっと!レコメンドは最大2ヶ月のトライアル期間があります。初期費用は99,000円です。
また、月額の詳細は以下の通りです。
PV数 | ~20万PV | ~50万PV | 100万PV | ~1,000万PV |
月額 | 39,000円 | 59,000円 | 79,000円 | 99,000円 |
さらに、オプションとしては次のようなものがあります。
項目 | 利用料金 | 備考 |
再アカウント発行
設定サポート |
初期費用:¥50,000 | サイトリニューアル等、サイトに大幅な変更が発生する際に必要。 |
XML・TSVファイル出力 | 初期費用:¥50,000
月額費用:¥10,000 |
データベースにあるアイテムデータをリアルタイムに同期させたい場合や、javascriptが使用できない場合に使用。 |
さぶみっと!レコメンドの口コミ
低価格で導入ハードルも低く、まずは使ってみたいと考えたときにサポートも丁寧で導入を決めました。機能も充分に備わっており、大変満足しています。
ECサイト上での機能拡充ができ、ユーザーの回遊率が上がりました。また機会損失なく、ユーザーに商品を届けるられるのが魅力です。
引用:https://recommend.submit.ne.jp/case/
Adobe Target
公式サイト: https://www.adobe.com/jp/marketing/target.html
Adobe Targetの特徴とメリット
Adobe Targeは、アドビシステムズ株式会社が提供するAdobe Experience Cloud製品の中の1つ。顧客一人ひとりに快適な顧客体験を届けるための機能を豊富に有するパーソラナイゼーションエンジンです。
テストやパーソナライゼーション機能、人工知能を効果的に活用することで、顧客のエクスペリエンスの質の向上を目指せます。
Adobe Targeでは、顧客の情報を統合することで、オンラインストアや実店舗など、顧客があらゆる販売や流通のチャネルを渡り歩いた形跡を視覚化しています。
そのため、顧客が商品購入に至るまでのどの段階においても、ニーズや反応を細やかにくみ取り、それに応えることが可能です。
また、チャネルをまたいでのA/Bテストや多変量テストも実施しています。
これにより、さまざまな選択肢に対する顧客行動を正確かつ直感的に把握。顧客体験の全体的な傾向から、個々の興味や嗜好に基づくアクションまで、あらゆる要素に関する顧客インサイト情報を入手できます。
さらに、Adobe Experience Cloudが提供する他の情報システムと連携させれば、キャンペーン管理やコンテンツ管理など、他のデジタルマーケティング活動にも効果を発揮します。
Adobe Targetの料金
Adobe Targetの料金は個別見積もりとなるため、詳細は問い合わせが必要です。
Adobe Targetの口コミ
顧客情報を統合し、チャネルをまたぐ顧客行動を可視化できるようになりました。また、グループ企業のサイト内行動や商業施設の来館データ、パブリックDMP のデータを統合分析できる基盤を整備も実行しました。
レコメンドエンジンを導入すべき企業
レコメンドエンジンの導入をすべき企業は以下の通りです。
- ユーザファーストなサイトを構築を目指したい
- リピーターや顧客単価を増やしたい
このような目的を持つ企業は、導入を前向きに検討することをおすすめします。
ひとつずつ解説していきます。
ユーザファーストなサイトを構築したい企業
ユーザにとって魅力的なサイトを構築して、ファンを増やしたい企業こそ、レコメンドエンジンを導入すべきです。ユーザは、自分にとって最適なタイミングで必要な情報が提供されるサイトやアプリを求めています。
しかし、ユーザがストレスなく必要なコンテンツを入手できるようなサイトにするためには、それなりの工夫が必要です。なぜなら、多くの有益情報や魅力的な商品をたくさん投入しても、欲しいものが手に入らなければユーザはサイトを離脱してしまうからです。
サイト上でユーザーとよい関係を築いていけるのも、レコメンドエンジン導入の大きなメリット。個々の行動履歴に基づき、個人にとって価値の高い商品をおすすめできれば、ユーザはサイト訪問を繰り返し楽しみながら、商品を選べるようになるでしょう。
リピーターを増やし、購入率や顧客単価を上げたい企業
どのチャネルにおいても、顧客の商品購入率を上げたり、新規客をリピーターへと育てたりする作業は必要不可欠でしょう。その作業を、少ない手間で的確に行ってくれるのがレコメンドエンジンです。
一般的に、取扱商品の多いECサイトほど、ユーザが自分に必要なものを探し出すことが難しくなります。しかし、レコメンドエンジンを活用すれば、個々の嗜好にそったものを自動的に表示させることが可能。商品がユーザの目にとまり、購入へ繋がる機会を圧倒的に増やします。
また、レコメンデーションは関連商品を表示させて「あわせ買い」を促すのにも最適です。一般的に、あわせ買いは顧客単価が高くなります。
加えて、購入予定だった商品よりグレードの高い商品を比較検討の対象としておすすめすることで、より高額な商品を購入してもらえることも。
ユーザが商品選びを行うほどデータはどんどん蓄積され、行動データが増えるほどレコメンデーションは的確になります。その結果、顧客体験が向上し、満足度がアップ。リピーターの増加も期待できるでしょう。
レコメンドエンジンを導入するときの注意点
レコメンドエンジンを導入するときの注意点は以下のようなものがあります。
- 導入する目的と活用したい機能を明確にすること
- 他サービスとの連携ができるかどうか
- 毎月、どの程度のコストがかかるか
こちらのひとつずつ解説していきます。
導入する目的と活用したい機能を明確にする
レコメンドエンジンの導入を検討する際は、自社サイトの課題の改善や目標数値の達成のために必要な機能はなにかを洗い出す必要があります。導入によって得たいメリットを明らかにすれば、機能の過不足を理解し、導入すべきツールを正しく選択できるようになるでしょう。
また、レコメンドエンジンの中には、基本使用料だけでほぼすべての機能が実装できるものと、後から必要なオプション機能を追加できるものがあります。
一見、最初からすべて活用できるほうが便利に感じるでしょう。しかし、導入時に作業負荷がかかったり、実際には活用せず無駄になったりすることも。
さらに、カスタマーサポートに作業委託ができるものもあります。どのパターンが自社に適しているのかも、あわせて明確にしておくことが大切です。
他サービスとの連携ができるか
今現在、自社サイト運用のために使用しているツールと、導入予定のレコメンドエンジンの相性の確認は忘れずに行いましょう。中には、併用不可のツールもあるので注意が必要です。
また、効果的なレコメンデーションを行うには、匿名顧客のニーズをしっかり把握して最適化された情報を提供していく必要があります。そのニーズを満たし、煩雑な業務を自動化および可視化するのが、マーケティングオートメーションツールです。
これらのサービスとレコメンドエンジンを連携させることができれば、レコメンドエンジンの活用の幅を広げ、さらに大きな効果を生み出すことができるでしょう。
どの程度のコストがかかるか
レコメンドエンジンの価格は、サイトのPV数によって変動するものが大半です。自社サイトのアクセス数を明確にし、ツールの導入後に毎月どのくらいの金額がかかるのかを想定しておきましょう。
加えて、利用する機能と運用にかかる費用のバランスも忘れずに考えておくことが大切です。豊富な機能を有しているものや、導入時・運用時のサポート内容が充実しているものなど、魅力的なツールはたくさんあります。しかし、それが今の自社サイトの規模に合っているとは限らないのでじっくり検討する必要があります。
まとめ
レコメンドエンジンは、うまく活用することで顧客数を増やし、単価を上げ、サイト全体の売上を伸ばすことが可能です。
サイトの利便性を高めたい、売上をアップさせたい、リピーターを増やしたい企業は、レコメンドツールの導入を前向きな検討をおすすめします。
また、レコメンドエンジンには運営企業によって特徴や価格もさまざまです。
この記事を参考に、自社サイトに必要な機能と運用にかけられるコスト、導入後に得られるメリットをしっかり把握し、最適なツールを選択しましょう。