SNSの流行とともに企業がSNSを運用する事例が増えています。
宣伝効果が高く、企業の認知度アップにも役立つSNSですが、「社内でSNSを運用するのは不安」という企業もあるでしょう。
- 本業と並行してSNS対応を行うのが大変
- ユーザーのコメント等への対応が追い付かない
- 炎上などネガティブイメージが付くリスクもある
こうした不安があるなら、企業に代わってSNSの運用を担ってくれるSNS運用代行がおすすめです。
従業員に負担をかけず効率的なSNS運用を行うことができる上、炎上リスクも大幅に軽減できますよ。
今回はおすすめのSNS運用代行について、選び方や料金相場を含めてご紹介します。
SNS運用代行のおすすめ一覧
本記事で紹介するおすすめのSNS運用代行サービスを一覧表にまとめました。
SNS運用代行は、サービスによって対応しているSNSや料金は様々。
サービス | 対応しているSNS | 料金 | 特徴 |
---|---|---|---|
ライトアップ | 30,000円 / 月~ | 専門的なアドバイスが受けられ安心 | |
ソーシャルメディアラボ | 要問合せ | 監視体制が万全で炎上リスクを極限まで抑える | |
フロントサポート | 要問合せ | 各SNSの強みを生かした戦略立てが得意 | |
エアリク | 要問合せ | 人材採用に特化 | |
SAKIYOMI | 要問合せ | Instagramに特化した運用で高い実績 | |
BRIDGE | 300,000円~ | 細かなプラン設定で必要なものだけが選べる | |
サムライト | 300,000円~ | 目標に合わせた専門的なサポートが受けられる | |
グローバルリンクジャパン | 要問合せ | 企業ごとに必要な機能だけ外注OK |
以下より、ニーズ別に3つに分けて各SNS運用代行の特徴をひとつずつ紹介するので自社に合ったサービスを見つけてくださいね。
一気通貫のサポートで安心のSNS運用代行3選
まずご紹介するのは、SNSへの投稿はもちろん、企画やコンサルタントまで一元でお任せできるSNS運用代行です。初めてSNS運用を始める企業にもおすすめですよ。
①ライトアップ | 専門的なアドバイスが受けられるので安心
公式サイト:ライトアップ
- 実績数が高く信頼できる
- 企画からフィードバックまで一連の流れをサポート
- 専門的なアドバイスが受けられる
ライトアップはファンとフォロワーの総数が1,500万人超(※2022年3月調査)という、確かな実績を持つSNS運用代行サービスです。投稿やコメントへの返信だけではなく、企画や改善方法に対するアドバイスを受けることもできます。
スタッフの専門性が高く、相談窓口も一元化されているため、困ったことがあればスムーズにサポートを依頼できるのも安心。TwitterやInstagramをはじめとした主要SNSに対応しています。
運営会社 | 株式会社ライトアップ |
料金 | 30,000円 / 月~ ※応相談 |
導入企業例(2022年5月時点) | AOKIホールディングス、ビズリーチなど |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、LINE |
こんな企業におすすめ |
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②ソーシャルメディアラボ | 監視体制が万全で炎上リスクを極限まで抑える
公式サイト:ソーシャルメディアラボ
- 年中無休の監視体制で、炎上させないSNS運用を行う
- 運用結果を基にした改善案を随時提案
- 企業に対する学習会もあり、社内ノウハウの蓄積も可能
炎上リスクをなくすため、24時間365日の監視を行うソーシャルメディアラボ。問題があればすぐに対応できるので安心です。合わせて月ごとに運用結果の報告があり、それを基にした改善案も提案。リスクから守りつつ、より効果の出るSNS運用を行っていきます。
さらに従業員に対する炎上対策の学習会も実施できるので、「外注すると社内にノウハウがたまらない」という問題も解消します。ネット上で公開されている資料も、ダウンロードして利用できます。
運営会社 | 株式会社ガイアックス |
料金 | 要問合せ |
導入企業例 (2022年5月時点) | ハワイ州観光局、ジャパンフリトレー株式会社 |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、LINE |
こんな企業におすすめ |
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③フロントサポート | 各SNSの強みを生かした戦略立てが得意
公式サイト:フロントサポート
- 企業に合ったSNSの使い方を提案
- 確認と元データの提供以外はすべてお任せ可能
- よりSNS運用の効果を出すための関連サービスも充実
フロントサポートは各SNSの強みを生かした提案が得意です。そのため企業の状況に合わせ、適切なSNSツールの選択や効果的な運用方法を知ることができます。
「これからSNS運用を始めたい」という場合も大丈夫。フロントサポートでは開設支援や市場調査、実際の投稿や監視など、ほぼすべての工程を代行しています。関連サービスも充実しているので、より効果を高めたい場合は検討してみましょう。
運営会社 | アディッシュ株式会社 |
料金 | 要問合せ |
導入企業例(2022年5月時点) | 映像配信サービス、航空会社など |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、LINE |
こんな企業におすすめ |
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専門性の高いSNS運用代行2選
次にご紹介するのは、専門性の高いSNS運用代行です。ターゲットを絞っている分、その分野におけるノウハウや実績が高いという特徴があります。
①エアリク | 人材採用に特化したSNS運用代行
公式サイト:エアリク
- SNS運用を通じ、企業に合う人材を見つけられる
- 運用実績が高く、トレンドリサーチの調査では5冠を達成
- Web知識がなくても、充実したサポートがあるので安心
人材採用に特化したSNS運用代行という独自路線を切り開いているエアリク。近年では採用にもSNSが大きく関わっており、効果的な運用を行うことでエントリー数を増やすことができます。
その実績は高く、トレンドリサーチの調査ではSNS運用代行の「2022年注目」「採用担当者におすすめ」など、5部門で第1位に輝くほど。戦略の立案や広告運用などほとんどの工程を任せられるため、担当者にWeb知識がなくても安心です。
運営会社 | 株式会社リソースクリエイション |
料金 | 要問合せ |
導入企業例(2022年5月時点) | 株式会社リンガーハット、株式会社OGIなど |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、TikTok |
こんな企業におすすめ |
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②SAKIYOMI | Instagramに特化した運用で高い実績
公式サイト:SAKIYOMI
- 感覚ではなくアルゴリズムに基づいたInstagram運用
- 分析ツールを使えば運用の内製化も可能
- 定期的なレポートと会議を通した継続的な支援が可能
SAKIYOMIはInstagramに特化したSNS運用代行で、企業のブランディングはもちろん実際の売り上げアップにも貢献しています。いくつもの運用データを分析して導いたアルゴリズムを使っているので、着実に効果を出す仕組みです。
アルゴリズムを基に効果の出る方法を生み出しているので、それを使えば将来的に企業内で運用することも可能です。運用代行として利用するだけでなく、分析ツールを学ぶために利用することもできます。月に1度のレポートがあるので、効果測定もできますよ。
運営会社 | 株式会社SAKIYOMI |
料金 | ①運用代行 :要問合せ ②分析ツール:10,000円/月~ |
導入企業例(2022年5月時点) | auコマース&ライフ、トヨタホームなど |
対応しているSNS | |
こんな企業におすすめ |
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必要な機能が選べるSNS運用代行3選
企業ごとに課題やニーズは異なります。次にご紹介する3つは、プラン設定が豊富だったり必要な機能が選べたりと、企業に必要なサポートだけを受けられるので無駄がありません。
①BRIDGE | 細かなプラン設定で必要なものだけが選べる
公式サイト:BRIDGE
- プラン設定が細かく、必要な機能だけを無駄なく取り入れ可能
- 競合の口コミやトレンドを把握しており、ユーザーのニーズに合わせられる
- 企画から効果の検証までPDCAサイクルに基づいて行う
BRIDGEの特徴は、細かなプラン設定があること。Instagramを例に挙げると、「ブランドサイトとして競合と差別化したい」「SHOP機能を活かして成果を上げたい」「フォロワーを増やしたい」といった目的ごとに最適なプランがあるのです。
しかもソーシャルリスニングを活用しているため、ユーザー目線に立った投稿ができるのも嬉しいところ。PDCAサイクルに則ったサポート体制なので、結果を次に生かせる効果的な運用ができます。
運営会社 | 株式会社サイバー・バズ |
料金 | 300,000円~ |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok |
こんな企業におすすめ |
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②サムライト | 目標に合わせた専門的なサポートが受けられる
公式サイト:サムライト
- 目標や課題に特化したサポートが受けられる
- ピンポイントなサポートも一気通貫のサポートも可能
- 複数のSNS間の連携や他施策との連携にも柔軟に対応
サムライトには様々な課題を抱える企業に最適なプランが用意されています。「SNSを始めたいが、何から始めたら良いか分からない」という悩みはもちろん、「視聴数を増やしたい」「広告と組み合わせたい」などの希望もOK。丁寧なヒアリングの上、企業に合ったプランを提案してもらえます。
キャンペーン運用やライブ配信などのピンポイントなサポートプランもあれば、運用全般のサポートプランもあります。さらにSNS間、あるいは他施策との連携もとりやすいので、多くの企業のニーズに合わせて対応可能ですよ。
運営会社 | サムライト株式会社 |
料金 | 300,000円〜(Instagram運用設計の場合) ※プランにより異なる |
導入企業例 (2022年5月時点) | レック株式会社、withnews(運営:朝日新聞社)など |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、LINE、TikTok |
こんな企業におすすめ |
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③グローバルリンクジャパン | 企業ごとに必要な機能だけ外注OK
公式サイト:グローバルリンクジャパン
- 必要な機能だけを追加できるので無駄がない
- 対応しているSNSの種類が豊富
- 外国語対応も万全
グローバルリンクジャパンの特徴は、企業ごとに機能のカスタマイズができること。投稿やコメント返信はもちろん企画やレポート、広告など細かな機能の中から必要なものだけをチョイスできます。
さらにInstagramからWeibo(中国語版SNS)まで、多くのSNSに対応しています。外国語対応も整っており、英語や中国語だけでなく、なんとスペイン語やタイ語までカバー。投稿はもちろん、YouTubeのライブ配信やウェビナー開催もできますよ。
運営会社 | 株式会社グローバルリンクジャパン |
料金 | 要問合せ |
導入企業例 (2022年5月時点) | Panasonic、ベネッセコーポレーションなど |
対応しているSNS | Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、Wechat、Weibo |
こんな企業におすすめ |
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SNS運用代行を利用するメリット
SNS運用代行では、下記のような様々な業務を行います。
- SNSへの投稿
- コメントへのアクション
- コメントの監視
- アクセス解析
- コンテンツの企画
これらの業務によって、大きく3つのメリットが生まれます。
各メリットについて詳しく説明しますね。
①従業員の負担軽減
SNSを効果的に運用するには、定期的な投稿が必要です。また、ユーザーへのコメントに対する返信や「いいね」等を行うことで、ユーザーが企業のファンになることもあるでしょう。
ただ、従業員が本業と並行して定期的な投稿やコメントへのアクションを行うのは、かなり負担が大きいですよね。SNS運用代行を利用することで、従業員に対する負担が大幅に軽減されるのです。
②ネガティブイメージの事前回避
SNSを利用していると、非難や誹謗中傷の声が溢れかえる、通称「炎上」と呼ばれる状態になる場合があります。投稿に問題がある場合もありますが、悪意を持ったユーザーが現れて悪質なコメントをつける場合もあるのです。
炎上を防ぐためにはユーザーのコメントを監視し、事前に炎上しそうなコメントを削除するなどの対応が必要となります。監視機能が含まれているSNS運用代行を選べば、ネガティブイメージを事前に回避できます。
③専門家による効果的な戦略
SNSの投稿が多くの注目を集める状態を「バズる」ということがあります。もし企業のPRが「バズる」状態になれば、広告宣伝の効果は抜群ですよね。ただ、意図的にバズらせるのはなかなか難しいのが現状です。
一方でSNS運用代行を通すと、マーケティング知識や経験のある専門家の力を使って宣伝効果を高められます。さらにアクセス解析やターゲット層の分析を行うことで、より効果的なコンテンツを企画することもできるのです。
SNS運用代行の選び方3ポイント
ここまでご紹介した通り、SNS運用代行には多くの種類があります。その中から最も企業のニーズに合ったものを選ぶため、次の3点を意識してみてください。
①同じ業界・同じSNSツールで実績があるか
公式サイトなどで導入事例を調べて、自社と同じ業界や同じSNSで実績があるかを確認しましょう。
例え500件の実績があったとしても、全く違う業界の実績である、あるいは使われているSNSツールが異なる場合は参考になりませんよね。
実績が高いほど信頼感は増しますが、「自社と同じであるか」という視点でも確認してみてください。
②どこまでが業務範囲に含まれるか
SNS運用代行が対応できる業務は幅広いですが、自社に必要な業務が含まれているか契約前にしっかり確認しましょう。
例えば「良い企画が出ない」という場合は企画からサポートが必要ですし、「SNS運用状況の分析をしたい」という場合は運用結果のレポートが必要です。
業務範囲が広ければその分コストも高くなりますので、自社に必要なものを精査しておきましょう。
③企業に合わせたサポートが受けられるか
事前に市場分析を行ってくれる、企業に合わせて機能のカスタマイズができるなど、企業に合わせたサポートが受けられるとより効果的な運用が可能となります。
逆にシンプルな投稿だけを依頼したいのであれば、企業に合わせたサポートが必要ない分コストを抑えることができます。
SNS運用代行の料金相場
SNS運用代行の料金相場は、対応できる業務によって異なります。
価格帯 | 利用目的 | 業務例 |
---|---|---|
10万円以下 | SNSへの投稿を定期的に行う | 記事の作成、投稿代行 |
20万円~30万円 | SNS運用によって効果を上げる | コメントに対する返信、簡易的な運用レポート |
40万円以上 | マーケティング手法としてSNSを活用する | 詳細な運用レポート、定期ミーティング、広告 |
「情報を発信し続けたい」という目的であれば、10万円以下で十分対応できるものが見つかるはずです。投稿の質にこだわらなければ、さらにコストを下げることもできるでしょう。
ただ、「SNS運用でファンを獲得したい」「顧客を広げたい」など一定の成果を求める場合は、コメントの返信やレポートがあるものを選んでください。SNS運用代行は、20万円~30万円の価格帯が最も多いです。
さらにマーケティングの1つとしてSNSを有効に活用する場合は、専門知識を持つスタッフと定期的なミーティングをすることも必要です。ある程度コストをかけ、信頼できるSNS運用代行を見つけましょう。
SNS運用代行を利用する際の注意点
企業にとってメリットが大きいSNS運用代行ですが、注意点もあります。事前に知っておき、対策を練っておきましょう。
コストがかかる
SNSの利用自体は無料ですが、運用代行を活用すると一定のコストがかかります。SNSを「無料の広告ツール」と捉えている企業にとっては、負担が大きく感じられるかもしれません。
とはいえ企業に合ったSNS運用代行を見つけることができれば、ファンの獲得や顧客拡大を通して企業に還元することができます。事前に費用対効果を確認しておいてください。
企業イメージの共有が難しい
従業員は企業の風土や強み、PRポイントなどを把握していますが、SNS運用代行を使った場合は別会社のスタッフがSNS投稿を行います。そのため企業のイメージを明確に伝えられないと、無難で個性の出ない投稿にもなりかねません。
- SNS運用の目的
- ターゲット層
- 企業イメージ
SNS運用で効果を得るためには、最低限こうした内容をはっきりさせておき、ズレがないようにしておきましょう。
まとめ
SNSは個人で楽しむだけでなく、企業にとっても様々な可能性のあるツールです。宣伝や広告になるのはもちろん実際の商品購入につながることもあれば、人材採用に活かすこともできます。ただ、SNS運用で効果を上げるためには、時間や手間がかかるのも事実。
使い方によって効果に大きな差が出るSNSだからこそ、SNS運用代行を利用するのも良い選択でしょう。ぜひ企業に合ったSNS運用代行を見つけ、リスクや負担を減らしながら大きな効果を生み出していってください。