Python学習で早々に出てくるfor文。
for文は、コードを簡潔に書く際に欠かせない文法です。
しかし、for文を学ぶ際に「リスト」や「range関数」といった別の単語も出てきてしまい難しいと感じる人も多いはず。
この記事では、for文の基本的な書き方、リストやrange関数を使用した記述例を紹介します。
記事自体は短いので、サクサク読んでfor文の基本をマスターしましょう!
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Pythonで使用されるfor文とは
Pythonにおけるfor文は、一定の回数だけコードを実行する際に使用します。
例えば、あるリストに入っている文字列を取り出す際、あるリストに入っている数字を取り出して足し合わせる際などです。
for文を使用することで、簡潔なコードが書けるようになります。
Pythonにおけるfor文の基本的な書き方
for文は、以下のような書き方をします。
繰り返したい処理
①先頭にforを書く
②処理をする際に取り出したデータを代入する変数名を書く
③inを書く
④取り出したいデータの集まり(リストやrange関数)を書く
⑤「:」を書く
⑥改行+インデントをして、繰り返したい処理を書く
Pythonでは、コードのブロック下げにより、繰り返したい処理を指定することができるので、処理の最後にendを書く必要はありません。
また、「:」はfor文を書き慣れるまで記述忘れが多いので、注意しましょう。
Pythonのリストを使ったfor文の書き方
では実際に、Pythonのリストを使って、リストから文字列を取り出す例を紹介します。
リストについてまだ詳しく知らないという方は、以下の記事をご覧ください。
【Python】リストの使い方|基本からメソッド・リスト内包表現まで
[code language=”python”]names = [‘Sakamoto’, ‘Hirokawa’, ‘Matsuda’, ‘Kodama’, ‘Mishina’] #リストの定義
for name in names: #変数名とリストの指定
print(name + ‘さん、ようこそ’) #繰り返す処理[/code]
これを実行すると、nameに「Sakamoto、Hirokawa、Matsuda、Kodama、Mishina」が順番に代入され、
Hirokawaさん、ようこそ
Matsudaさん、ようこそ
Kodamaさん、ようこそ
Mishinaさん、ようこそ
と出力されます。
Pythonのrange関数を使ったfor文の書き方
続いて、1〜100をすべて足し合わせる処理を紹介します。
1〜100までのリストがあれば、そこから数字を順番に取り出して足し合わせれば良いので簡単ですが、1〜100まで順番に並んだリストを作るのはとても面倒です。
そこで活用したいのがrange関数。
規則的な数字の並びをfor文に使用する際にrange関数は欠かせません。
range関数の書き方
range関数は、
と書きます。
例えば、
と書けば、
を意味します。
また、
と書けば、
を意味します。
ステップとは、次の値にいく際に増やす量のことを指します。
ステップが1の際は省略することができるので、range(3, 10, 1)はrange(3, 10)と書くこともできます。
range関数を用いたfor文
では、1〜100をすべて足し合わせる処理を紹介します。
[code language=”python”]total = 0 #totalを初期化する
for i in range(1, 101): #1に1, 2, 3, …, 100を代入していくように指定
total = total + i #totalにiを代入する
print(total) #totalの最終的な値を出力[/code]
print(total)はブロック下げしていないので、繰り返しがすべて終了してから実行されます。
Pythonのfor文内で、break文やcontinue文を使う
Pythonのfor文内では、ループと相性の良いbreak文やcontinue文を使用できます。
break文 | ループ節を抜け出す |
continue文 | ループの先頭に戻り、ループ条件式を再評価する |
必要な際は、適宜使用しましょう。
まとめ: Pythonのfor文を使って、コードを簡潔に書こう
for文は、Pythonのプログラミングを続けていく際に、ずっとお世話になる文法です。
for文を使いこなして、かっこよく簡潔なプログラムを書けるようにしましょう!