飲食店に限らず様々な業種でセルフオーダーシステム・アプリを目にする機会が急増しています。
「自社でもセルフオーダーシステム(アプリ)を導入しよう!」と思い立っても、種類が多いため
セルフオーダーシステムのサービスはたくさんあるけど違いが分からない…
と悩みますよね。
そこで本記事では、各特徴を比較しながらおすすめのセルフオーダーシステム・アプリを紹介します。
選定ポイントやメリットも解説するので、セルフオーダーシステム・アプリの導入で悩んでいる方はぜひ参考にしてください!
【比較】おすすめのセルフオーダーシステム・アプリ7選
creive編集部で厳選したおすすめのセルフオーダーシステム・アプリを7つ紹介します。
各システムの特徴を比較しながら、どんな企業に特におすすめかも解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
L.B.B.Cloud:カスタマイズ可能であらゆる業種に対応
公式HP:L.B.B.Cloud
- ユーザーごとにカスタマイズ可能で柔軟性◎
- あらゆる業種に対応可能
- 多彩な外部サービス連携機能
「L.B.B.Cloud」は、カスタマイズ機能が充実していているセルフオーダーシステム。様々な業種に対応できる万能型のサービスです。
飲食チェーン、スポーツチーム、イベント会社など多様な業種で活用されています。
会員データと購買情報を紐づけることで、顧客に合ったクーポン発行やマーケティング分析も可能。オーダー以外の機能も充実しているのが強みです。
POSレジ連携やLINE公式アカウント連携などの外部サービスとも連携可能で、便利に活用できます。
自社仕様にカスタマイズし、マーケティング分析まで実施したい事業者に特におすすめです。
提供企業 | 株式会社LBB |
料金プラン |
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おすすめの業種 |
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特におすすめ | 自社仕様にカスタマイズしマーケティング分析まで行いたい事業者 |
Autoreserve Oredr:業界最安値で利用可能
公式HP:Autoreserve Oredr
- 会計までスマホ1つで完結できる
- 売上分析や顧客管理まで対応
- 月額費用は業界最安値の5,000円
「Autoreserve Oredr」は、オーダーからお会計までスマホ1つで完結するセルフオーダーシステム。
お客様が非接触でサービスを受けることができ安心ですね。
スタッフハンディ機能や売上げ分析、顧客管理など多様なサービスを兼ね備えています。
充実した機能を備えているにもかかわらず、月額5,000円という低価格で導入できるのも魅力。
実際に導入した方からは、少人数でお店を効率的に回せるようになったという口コミが多数上がっています。
コストメリットを重視したい事業者に特におすすめです。
提供企業 | 株式会社ハロー |
料金プラン |
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おすすめの業種 | 飲食店 |
特におすすめ | コストメリットを重視したい事業者 |
Opn Tag:タグをタップでアプリ起動も不要
公式HP:Opn Tag
- NFCタグを活用したスムーズな体験
- 店舗側で簡単にデジタルメニューの作成・編集が可能
- 動画も利用可能でリッチなメニューを作成
「Opn Tag」は、「NFCタグ」という非接触タイプのタグをお客様がスマホにかざすだけでデジタルメニューやデジタルカタログが表示されるサービスです。
アプリの起動やQRコードの読み込みが必要ないので、お客様はストレスフリーで簡単ににオーダーが可能。
シンプルなUIでメニューやカタログの作成・編集が簡単にでき、追加した内容はリアルタイムで反映されます。
デジタルメニュー(カタログ)には写真だけでなく動画も掲載できるので豊かな表現が可能。メニューや商品の魅力がお客様に伝わりやすくなりますね。
お客様に負担をかけず、顧客体験を向上させたい事業者に特におすすめです。
提供企業 | opn株式会社 |
料金プラン |
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おすすめの業種 | 飲食店 |
特におすすめ | 顧客体験を向上させたい事業者 |
テイクイーツ:お手軽にテイクアウトサービスを提供
公式HP:テイクイーツ
- テイクアウト特化のシステム
- 即日で開設
- 初期費用・月額費用0円
テイクイーツはテイクアウト特化のサービス。スシローやBIG ECHO、ポポラマーマなどが利用しています。
初期費用、月額費用ともに0円で始められるのが特徴。テイクイーツを介して売れた分に対して手数料がかかる仕組みになっています。
商品や店舗の登録に追加料金が発生しないため収支の計算がしやすく安心して利用できますね。
専用タブレットが必要なく、手持ちのスマホやタブレットがあればOKなのも嬉しいポイント。
また、公開タイミングを予約しておき新商品の情報を登録できるなど便利な機能が豊富です。
テイクアウトサービスをお手軽に取り入れたい事業者に特におすすめです。
提供企業 | 株式会社ランプ |
料金プラン |
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おすすめの業種 | 飲食店 |
特におすすめ | テイクアウトサービスを手軽に取り入れたい事業者 |
beepデリバリー:デリバリーのデジタル化を実現
公式HP:beepデリバリー
- URL・カラー・ロゴを決めるだけで注文サイトを簡単作成できる
- GPSを使いデジタル化された自社配達
- スタッフシェアリングサービスですきま時間を有効活用
「beepデリバリー」は、デリバリーのDX化で高収益を実現できるサービス。
URL・カラー・ロゴを決めるだけで、オリジナルの注文サイトが簡単に構築できます。メニュー登録も直感的な操作でできるので負担がかかりせん。
また、一般的なデリバリーサービスは、大手宅配サービスから注文を受け、配達も代行してもらうのが主流ですが、beepデリバリーではGPSを使った効率的な配達オペレーションで少ない人員でも管理できるのが特徴。
また、スタッフシェアリングという特徴的なサービスでは、配達員を簡単に他社の配達に行かせることができます。
すきま時間を有効活用して配達でも売上げアップができますね。
デリバリー事業で高収益化を目指したい事業者に特におすすめです。
提供企業 | beepnow systems株式会社 |
料金プラン |
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おすすめの業種 |
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特におすすめ | デリバリー事業で高収益化を目指す事業者 |
Cloud Menu:設備不要で個人店・中小企業でも導入しやすい
公式HP:Cloud Menu
- 個人店・中小事業向け
- シンプルな料金プラン
- いつでも解約可能
「Cloud Menu」は設備不要で導入可能。個人店や中小企業でも簡単に導入できるテーブルオーダーシステムです。
料金プランは2種類用されており、違いは注文機能の有無のみ。シンプルで明確なので、自社にあったプランを選択しやすいですね。
低価格でありながら機能が充実しているのが特徴。
例えば、食べ飲み放題の注文も設定でき、食べ飲み放題の対象商品は時間内の注文が0円になります。
解約がいつでも可能で縛りがないので、お試しで利用してみたい事業者に特におすすめです。
提供企業 | 株式会社CloudMenu |
料金プラン | 【ベーシックプラン】
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おすすめの業種 |
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特におすすめ | お試し利用したい中小規模の事業者 |
Square オンラインビジネス:効率的な決済を実現
公式HP:Square オンラインビジネス
- 支払いが発生した際の3.6%の決済手数料のみ
- QRコードによる事前注文が可能
- Square Payで効率的な決済を実現
「Square オンラインビジネス」はレストラン向けのセルフオーダーシステム。
QRコードによる事前注文が可能なので、接客時の接触をおさえてスタッフの作業効率が上がります。
お客様はスマホからキャッシュレス決済が可能。オーダーから決済までスマホで完結できます。
また、「Square Pay」で決済情報を保存しておけば、次回からより効率的に決済ができます
お客様の手間を減らしたい事業者に特におすすめです。
提供企業 | Square株式会社 |
料金プラン |
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おすすめの業種 |
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特におすすめ | お客様の手間を減らしたい事業者 |
セルフオーダーシステム・アプリの選定ポイント
ここからはセルフオーダーシステム・アプリを選定する際のポイントを3つ解説します。
自社に合ったシステム選びに役立てていただけると嬉しいです。
- カスタマイズが必要か
- 周辺機器や設備との連動性
- サポート体制
1.カスタマイズが必要か
まずは、システム側が提供している基本プランで運営可能なのか、それともカスタマイズが必要なのかを確認しましょう。
セルフオーダーシステム・アプリには飲食店向けやデリバリー向け、小売店向けなど様々なサービスがあります。
自社のオペレーションに適したサービスを選定しないと、業務に支障が出たり、余分なカスタマイズ費用がかることも。
自社のオペレーションの棚卸しをして、導入後に適切な運営ができそうかしっかりとチェックしておきましょう。
2.周辺機器や設備との連動性
導入時にタブレットなどの機器が必要なのか、既存のシステムとの連動が可能なのかを確認しましょう。
セルフオーダシステム・アプリには、タブレットをテーブルごとに設置するタイプや、お客様のスマホのみで対応できるものなどいくつか種類があります。
システム以外に機器の導入費用がかかる可能性もあるので、予算やお客様満足度のバランスを検討しておきたいですね。
お店ですでに使っているPOSレジと連動できるかどうかも確認が必要です。
連動できないと一括管理ができず余計な手間がかかってしまいます。
また、テーブルごとにタブレット端末が充電できるコンセントがあるかどうかも意外に見落としがちなので注意しましょう。
3.サポート体制
セルフオーダーシステム・アプリの導入時のみでなく、運営後のサポートが整っているのかどうかも確認しましょう。
セルフオーダーシステム・アプリではインターネットの回線やWi-Fiの通信が必要です。
混雑時にシステムがダウンしてしまって何も回らなくなってしまうなど考えたくもないですね。
不測の事態でも早急に復旧できるように想定しておかなければなりません。
自社内で解決できそうなのか、できない場合はすぐにサポートしてくれるのかを確認しましょう。
セルフオーダーシステム・アプリの導入メリット
次に、セルフオーダーシステム・アプリの導入メリットについて解説します。
運営側のメリットとお客様側のメリットに分けて詳しく説明しますね。
運営側のメリット3つ
運営側のメリットは大きく以下の3つになります。それぞれ解説しますね。
- 生産性の向上
- 人件費の削減
- 非接触での接客が可能
1.生産性の向上
セルフオーダーシステム・アプリの導入により、店舗作業の生産性が大幅に向上します。
従来はオーダーや会計業務は従業員の作業でしたが、セルフオーダーシステム・アプリの導入によりこうした作業がカットできます。
また、多言語対応しているシステムの場合、海外のお客様向けに外国語のメニュー表を別途作成する必要がありません。
お客様をレジで待たせる時間が減り回転率も高められるため、売上げアップが期待できますね。
顧客管理やマーケティング施策への連動も可能なため、大きなメリットを享受できるでしょう。
2.人件費の削減
セルフオーダーシステム・アプリを導入すると、人件費の削減につながります。
オーダーや会計などの集計をシステムが行うため人的作業が減り、少ない人数で効率的に運営できます。
オーダーの聞き間違えや集計のミスなど、ヒューマンエラーが起きづらい点も嬉しいですね。
3.非接触での接客が可能
セルフオーダーシステム・アプリを導入すると、従業員がお客様から対面でオーダーを受けることがなくなります。
新型コロナウイルスなどの感染予防にもつながりますね。
決済まですべて非接触で完結するサービスもあるので、従業員もお客様も安心できます。
お客様側のメリット3つ
続いて、お客様側のメリットを大きく3つに分けて解説します。
- 待ち時間が減る
- 多様な支払い方法から選べる
- 言語の壁がなくなる
1.待ち時間が減る
お客様側のメリットのひとつは待ち時間が減ること。
テイクアウトの場合は事前に注文を済ませ、店舗到着後に待つことなく商品を受け取ることが可能。
店内型の場合でも店員を呼ぶことなく自身のペースでオーダーできます。
また、スマホ決済に対応しているサービスだと、レジ待ちをすることなく支払いまで済ませられます。
2.多様な支払い方法から選べる
多様な支払い方法から選べるのも利用者側の大きなメリット。
テイクアウトでの事前決済や店内でのスマホ決済など決済シーンが選べるほか、現金やキャッシュレス決済など多様な支払い方法を選べます。
非接触で決済まで完結できるのも嬉しいポイントですね。
3.言語の壁がなくなる
セルフオーダーシステム・アプリは多言語対応しているものも多く、日本語以外の言語へ瞬時に切り替えができます。
日本語が分からない方や海外からの観光客にとって、言語の壁がなくなって馴染みのある言語でオーダーできるため安心ですね。
セルフオーダーシステム・アプリのデメリット
先ほどセルフオーダーシステム・アプリのメリットを解説しましたが、デメリットもあります。
大きなものを3つ紹介するので、自社にとって致命的な事項にならないか・対策ができるか確認してください。
1.お客様とのコミュニケーションが減少
セルフオーダーシステム・アプリの導入により接客の機会が大幅に減少します。
接客の質の高さによってリピーターが増えるなど、コミュニケーションの心地よさが強みの店舗もあるでしょう。
オーダー以外での接客を増やすのか、オペレーションの一部のみシステム化するのかなど、自社の強みを失わないようにしましょう。
2.機器の故障による機会損失
セルフオーダーシステム・アプリの導入により、オペレーションの多くをシステム上で対応できる’ようになります。
効率的になる一方で、そのシステムが使用できなくなってしまうとオーダーや会計業務が滞ってしまいます。
結果的にお客様に迷惑がかかったり、復旧まで販売できないために機会損失が生じてしまいます。
また、タブレットでのオーダー形式ではお客様自身が乱暴に扱うケースもありコントロールできないため、修理や買い替えに余計な出費が出ることもあります。
トラブルが起きた際のサポート体制や、復旧までにどの程度の時間を要するのかを事前に確認しておきましょう。
3.機械が苦手なお客様にはストレスになる場合も
高齢者など機械が苦手なお客様にとっては、操作方法が分からなかったり間違った注文をしてしまったりすることがあります。
システムの操作説明にかえって従業員の時間を割いてしまうこともあるでしょう。
- 一目で操作方法がわかるマニュアルを用意する
- 高齢者のお客様には事前に操作ができそうか確認する
など、機械が苦手なお客様にもストレスフリーで利用してもらう対策をとっておきましょう。
セルフオーダーシステム・アプリを導入して自社にもお客様にもメリットを!
セルフオーダーシステム・アプリを導入すると運営側にもお客様側にも多数のメリットがあります。
本記事で紹介した選定ポイントを参考に、ぜひ自社に合ったセルフオーダーシステム・アプリを見つけてくださいね。