アクセス解析ツールは、全てのメディアにおいて導入必須のサービスです。
「導入していない企業はほとんどない」といってもいいほど、メディア運営には標準装備となるツールです。
しかし、「アクセス解析ツールが多くてどれが自社に適しているかわからない!」と思っていませんか?
今回はそんな疑問を解消する「アクセス解析ツールのおすすめ」や、アクセス解析ツールの選び方や特徴・種類についても詳しく解説をします!
アクセス解析ツールのおすすめ12選!
Googleアナリティクス
公式サイト: https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
Googleアナリティクスの特徴とメリット
Googleアナリティクスは、アクセス解析ツールで最も有名なGoogleが提供しているツールです。
広告の投資収益率測定やSNSサイト・アプリケーションのトラッキングが可能。売上やCV測定・ユーザーの行動・訪問経路を解析できるといった機能を搭載しています。
インターフェイスも見やすく無料で利用できます。法人から個人事業主、初心者~上級者まで多く導入・活用されているツールです。
導入は専用のコードを入れるだけ。関連書籍も多く出版されているので、取り扱いに困ることは少ないでしょう。
機能面としては、やはりGoogleの独自機械学習が魅力です。
独自の機械学習を活用してデータから新しいインサイトを発見。コンバーションの可能生が高いユーザー層・収益につながりやすいユーザー層を特定することもできます。
また、データ分析も素早く、大量のデータを瞬時に分析して共有可能です。
さらに、GoogleアナリティクスはGoogle 広告やAdSenseといった他のGoogleのサービスとの連携ができます。細かいレポートやデータ分析までデータ活用に必要な機能を全て搭載していると言っても過言ではありません。
Googleアナリティクスの料金
Googleアナリティクスは無料で利用できます。
Googleアナリティクスの口コミ
やはりGoogleのサービスなので、すでに導入済のツールとの連携ができたのが良かったです。他のツールと連携しながらサイトアクセス状況を可視化できるのは助かっています。販売戦略に活かし、最新の動向を探るときにも欠かせないツールです。
Googleサーチコンソール
公式サイト: https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Googleサーチコンソールの特徴とメリット
Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと同じくGoogleが提供するツールです。Googleアナリティクスでは、サイトにアクセスされる前のデータに取得はできなかったのですが、Googleサーチコンソールでは可能。
SEO対策に便利なツールで、ユーザーがサイトに訪れる前の貴重なデータを取得できるのです。たとえば、Googleからのアラートメッセージの閲覧・管理やHTMLの改善・構造化データの確認など。
これらの組み合わせによってより効果的なSEO対策が無料でできるといったツールなのです。
Googleサーチコンソールの料金
Googleサーチコンソールは無料で利用できます
Googleサーチコンソールの口コミ
検索アナリティクスやインデックスステータスなど基本的な情報に加え、構造化データやAMPの対応状況も見ることができます。SEOを進めていく上で最も見るサービスです。また、公式ドキュメントがしっかりしているかつ読みやすいので一般の書籍よりもドキュメントを読むことをおすすめします。
忍者アクセス解析
公式サイト: https://www.ninja.co.jp/analyze/
忍者アクセス解析の特徴とメリット
忍者アクセス解析はリアルタイムに全ての検索結果が表示されるツールです。とはいえ、全体の統計を取るだけではありません。細かく情報をキャッチし、アクセスログとして4ヵ月間の保存が可能です。
また、携帯の解析もできます。docomo・SoftBankはメーカー名、auの場合は機種名まで解析でき、現代では多数のアクセスを誇る携帯を十分に解析できるのです。
さらに、Internet ExplorerやSafari・Chromeなどのブラウザはもちろん、PSPやPS3といったブラウザの解析まで。
導入もHTMLソースの中にタグを貼るだけといった簡単な操作で完結できます。
忍者アクセス解析の料金
基本的に無料で利用可能ですが、月額310円で広告の非表示もできます。
忍者アクセス解析の口コミ
必要な機能は揃っており、シンプル。アクセス解析の使用が始めてでも直感的に使えるので良いと思います。
SimilarWeb
公式サイト:
SimilarWebの特徴とメリット
SimilarWebは競合調査ができるツールです。自社サイトの分析であれば、通常のアクセス解析を使えばできますが、競合調査までは難しいものです。
SimilarWebは、競合サイトの数値や参入しようとする業界の動向まで探ることができます。操作も簡単で、調査対象のサイトのURLの入力のみ。訪問者数や参照Webサイト・上位検索キーワードなどがわかるのです。
さらに、国別やカテゴリー別といったようなカスタマイズもでき、サイトを5ドメインまで比較することもできます。
競合サイトの出稿広告まで把握できるといった機能もあり、競合調査のためのツールと言えるでしょう。
SimilarWebの料金
SimilarWebは、無料プランと有料プランがあります。
無料から有料になると機能も大幅にグレードアップしますが、詳細は問い合わせが必要です。
SimilarWebの口コミ
新分野に進出する場合には重宝しています。とくに海外サイトのマーケティングには役立っており、インバウントの推計や市場規模の想定といった場合に活用しています。。
アクセス解析研究所
公式サイト: https://accaii.com/
アクセス解析研究所の特徴とメリット
アクセス解析研究所は、サイトの反応速度が早いことが特徴です。
無料アクセス解析ツールは多くありますが、反応速度が遅い場合も多くストレスになってしまうこともあるなかアクセス解析はそのデメリットを解決しています。
また、無料の解析サービスでありがちな広告も非表示。PC・スマホどちらの場合でも広告は非表示となっており、訪問者のストレスや警戒心を取り除いています。
このように性能が高いのにもかかわらず、操作は簡単です。アクセス解析研究所は、左サイドのメニューに大半の情報が記載されています。各設定もありますが、複雑ではないので少し慣れれば使いこなせるでしょう。
アクセス解析研究所の料金
アクセス解析研究所は無料で利用できます。
アクセス解析研究所の口コミ
ネット上でアクセス解析研究所の口コミは見つかりませんでした。
しかし、直感的に使える機能があり、複数サイトの運営にも使える点が好評のサービスです。
User Local
公式サイト: http://smartphone.userlocal.jp/
User Localの特徴とメリット
User Localは、スマホ・PCの解析ができて、端末やOSはどのバージョンを使用しているかといった計測も可能です。特に、iPhone 5やiPhone 3GSなどの比率の分析は、他のアクセス解析ではできない機能です。
さらに、「ユーザー属性解析」機能は優秀です。サイト訪問者の業界分布や都道府県別・大体の年齢層や男女比などといったデータの解析もできます。
料金は無料・HTMLタグをサイトに埋め込むだけの手軽さも特徴と言えるでしょう。
User Localの料金
User Localは無料で利用できます。
User Localの口コミ
ネット上ではUser Localの口コミは見つかりませんでしたが、細かいアクセス解析が無料でできるとマーケティング担当者からも好評です。
リサーチアルチザンPRO
公式サイト: https://pro.research-artisan.net/
リサーチアルチザンの特徴とメリット
リサーチアルチザンは、直感的な操作で誰でもすぐに使いこなせるアクセス解析ツールです。解析結果はリアルタイムに反映され、モバイル・SSLサイト対応にも対応しています。
マップ解析も可能で、ヒートマップやスクロールマップによってクリック箇所や閲覧箇所の確認を可視化しています。
その他には、コンバーション測定や解析結果のお知らせといった機能も充実。解析結果はCSVファイルや画像ファイルにエクスポート可能で最大2年間の保存が可能です。
リサーチアルチザンPROの料金
料金は、契約のプランと対象サイトの月間PVによって異なります。初期費用は無料で、最初にお試し期間1ヶ月があります。支払いは一括払いのみで、契約期間は3種類です。
月間ページビュー | 1年契約(16%OFF) | 6ヶ月契約(8%OFF) | 1ヶ月契約 |
0 ~ 30万 | 5,880円 | 3,240円 | 590円 |
30万 ~ 60万 | 11,880円 | 6,540円 | 1,190円 |
60万 ~ 90万 | 17,880円 | 9,840円 | 1,790円 |
90万 ~ 120万 | 23,880円 | 13,140円 | 2,390円 |
120万 ~ 150万 | 35,880円 | 19,740円 | 3,590円 |
150万 ~ 200万 | 47,880円 | 26,340円 | 4,790円 |
200万 ~ 300万 | 59,880円 | 32,940円 | 5,990円 |
300万 ~ 350万 | 74,880円 | 41,160円 | 7,490円 |
350万 ~ 400万 | 89,880円 | 49,440円 | 8,990円 |
400万 ~ 450万 | 109,920円 | 60,420円 | 10,990円 |
450万 ~ 500万 | 129,840円 | 71,400円 | 12,990円 |
表示価格は税別です。
また、無料で利用できるリサーチアルチザンLITEもあります。
リサーチアルチザンPROの口コミ
ネット上ではリサーチアルチザンPROの口コミは見つかりませんでしたが、低価格で高機能が使える点が好評のサービスです。
Ahrefs
公式サイト: http://ahrefs.jp/
Ahrefsの特徴とメリット
Ahrefsは、世界60万人のデジタルマーケティング担当者が導入しているSEO解析ツールです。さまざまな切り口からSEO分析できるため、企業のSEO・Web担当者を始めとして、アフィリエイターといった個人にも多く支持されています。
その機能は、競合サイトの被リンク分析や検索上位表示のコンテンツ・想定流入キーワード・SNSまで分析可能。広告の把握もできます。
しかし、最大の特徴はデータ数。12兆という世界最大級の被リンクデータや3兆のURLを網羅しており、日々増え続けています常に最先端のデータをユーザーに提供しているのです。
また、データの見やすさにこだわっており、CSV形式でもダウンロードできます。
Ahrefsの料金
上位プランになるほど利用可能ユーザー数や調査できるデータ量などが大きくなります。支払いは、日本のクレジットカードで問題なく決済できます。
また、解約はいつでも可能です。次の支払日までに解約すれば、当月分の使用後に契約延長をストップできます。支払いはドルでの決済になるため、詳細は問い合わせが必要です。
Ahrefsの口コミ
ページ数が多くてもAhrefsなら簡単にワードや順位・ページの確認できます。
ワード指定ができるので、SEO分析も簡単なので重宝しています。
FC2アクセス解析
公式サイト: http://analyzer.fc2.com/
FC2アクセス解析の特徴とメリット
FC2アクセス解析は、自分のIPアドレスを解析対象から除外できるので、より確実なアクセス解析が可能です。
他にも、リンククリック数の解析や、広告の自動消滅といった機能も。特に広告の表示時間は8秒と決まっているため、従来の広告表示と比較してユーザーのストレスも減るでしょう。
広告のサイズは大きなものではなく、業界最小サイズ。サイトの見た目にも配慮した表示となっています。
操作も簡単で、FC2アクセス解析の管理画面は業界トップクラスのシンプルさ。
複雑な操作は必要なく、知りたい情報をすぐに確認できます。
FC2アクセス解析の料金
FC2アクセス解析は、無料で利用できます。
FC2アクセス解析の口コミ
ネット上ではFC2アクセス解析の口コミは見つかりませんでした。
しかし、無料で使い勝手のよい機能が評判サービスです。
Juicer
公式サイト: https://juicer.cc/
Juicerの特徴とメリット
Juicerは、国内導入サイト数30,000 件以上の実績を持つツールです。月間 1 億 UB以上のオーディエンスデータや250 万 件以上のリサーチデータがあり、サイト改善率78.1 %や成果UP率163 %といった実績もあります。
Googleアナリティクスとの連携もできるので併用すると効果を最大限にできるでしょう。
さらに、ペルソナの設定も優秀。たとえば、「投資に興味があるけど、何から始めればいいのか」や「似合う時計は何」といった点まで分析します。
属性データやインターネット行動データといったデータを分析できるのです。これによって、ユーザーをリアルな人物像として認識できます。
加えて、ユーザーに合わせたポップアップの表示や、セグメントに合わせた広告配信へつなげることも可能です。
Juicerの料金
Juicerは無料で利用できます。サイト・ユーザーに関する分析データを詳細に確認できる有料プランもあります。ただし、こちらは個別見積もりとなるため問い合わせが必要です。
Juicerの口コミ
「無料」かつ「小さなリソースで試せる」という点に大きなメリットを感じました。専門知識が無くても簡単にA/Bテスト、ポップアップなどの施策が実行でき、日頃のチューニングも手軽に出来るので、PDCAが高速で回り始めました。大幅なサイトリニューアルではなく、こんなに小さな改善で大きな成果が得れるとは思っていなかったので驚いています。
Mouseflow
公式サイト: https://mouseflow-jp.com/
Mouseflowの特徴とメリット
Mouseflowは、直感的に扱えるサイトデザインにしています。必要なものがわかりやすく、不要なものは取り除いたデザインとなっており、これによってコンバーションの増加を促進しています。
また、コンバーションしたユーザーの動向や、コンバーションしなかったユーザーのストレスといった要素を見つけることも可能。その統計はヒートマップ化されるので、改善点を円滑に見つけることができるのです。
さらに、導入後のサポートも充実しています。現状の英語表記をカバーできるように、日本の公式代理店が電話やオンラインマニュアル・メールなどで細かいサポートを行ってくれます。
Mouseflowの料金
プラン名 | 月額 | 1年契約時の月額 | 計測PV | 月間計測サイト数 | データ保存期間 |
無料プラン | 無料 | 無料 | 〜500 | 1サイト | 1ヶ月 |
スタータープラン | 3,151円 | 2,607円 | 〜10,000 | 1サイト | 3ヶ月 |
グロースプラン | 10,756円 | 8,583円 | 〜50,000 | 3サイト | 6ヶ月 |
プロプラン | 43,349円 | 32,485円 | 〜500,000 | 10サイト | 6ヶ月 |
各プランの価格は為替レートにて計算されるため、価格は他所前後する場合があります。
Mouseflowの口コミ
従来のヒートマップは金額が高いイメージだったのですが、Mouseflowは無料で導入できるので助かっています。
メディア立ち上げ段階から導入しておけば、より早く改善点の洗いだしができることも魅力ですね。
アクセス解析 i2i.jp
公式サイト: https://www.i2i.jp/
アクセス解析 i2i.jpの特徴とメリット
i2i.jpは、アクセス数や検索ワード・リピーター・リンク元などの分析が可能。ユーザーのサイト再訪までの時間がわかったり、ユーザーが使用している環境の分析ができたりと機能はさまざま。
スマホも分析でき、高性能アクセス解析ツールとして人気があるツールです。ブラウザ種別や機種・画面文字数・ウェブ画面サイズなどまで詳細なスマホ分析が可能になっています。
アクセス解析 i2i.jpの料金
アクセス解析 i2i.jpの料金の料金は、PC・スマホともにPV数による従量課金制となっているので、詳細は問い合わせが必要です。
また、有料版でも無料版の全ての機能が利用できますが、アクセス数の上限が設定されます。有料版の上限アクセス数は、原則1日1万アクセス・年間累計360万アクセスまでです。
このアクセス数を超えると、オーバー分に対して広告が表示されるので注意が必要です。
アクセス解析 i2i.jpの口コミ
ネット上ではi2i.jpの口コミは見つかりませんでした。しかし、有料版と無料版の機能の違いがない点が好評のサービスです。
アクセス解析ツールを導入すべき企業
「導入すべき企業」というよりは、アクセス解析ツールはメディア運営をするにあたって導入必須のツールです。
メディアの運営には、滞在率や直帰率などのユーザー回遊データや、コンバージョンやトランザクションなどの目標達成データは必要です。
ユーザー属性、特に「地域」「性別」「デバイス」のデータは詳細なデータ分析が必要となります。
商用サイトでは、アクセス解析をしないと戦略や戦術がたてられなくなるでしょう。
アクセス解析ツールを導入するときの注意点
導入目的を明確にする
まずは、導入目的を明確にする必要があります。第一に、KGIやKPIといった数値が確実に計測できることが重要です。その上で、メディアの運用目的に合致したツールの導入をしましょう。
たとえば「定期的にホームページに訪問してリピーターを作る」といった目的であれば、ユーザーの識別ができるツールがいいでしょう。
一方で、公的期間のように「ホームページの安定した稼働が重要」といった場合は、サーハーへの負荷が極力少ないツールの選択が必要です。
このように、メディア運用にあたって計測や譲れない条件について最初に洗い出しをする必要があります。
費用対効果を考える
導入目的や必要な機能が明確になったら、費用も考慮する必要があります。初期費用や毎月の運用にかかるコストを検討しましょう。
もちろん、アクセス解析ツールは無料のものが多く費用はかかりにくいですが、有料や有料バージョンのあるアクセス解析ツールは注意が必要です。
たとえば、無料ツールだと有料ツールと比べて計測できるデータや使える機能に制限がある場合もあります。
自社にとって必要な機能があるのか・予算はどれくらいかを見積もった上でツールを絞っていきましょう。
担当者が使いこなせるかどうか
導入後、担当者が使いこなせるかどうかも忘れてはいけません。ここが一番大切な部分で、どんなに機能が優秀で安かったとしても担当者が使いこなせなければ意味がありませんよね。
意外と盲点なのは、安く・使いやすいデザインであったとしても、「集計作業に時間がかかる」「とにかく起動に時間がかかる」といったことも。
最終決定をする前に、デモ画面を操作してみるといったことが必要になってくるでしょう。
加えて、サポート体制を確認することも大切です。公式ページやサポート担当があるかいないか、といった環境が整っているかどうかも導入の大きなポイントです。
まとめ
アクセス解析ツールはメディア運営を行うにあたって、導入必須のツールです。
また、ほとんどのものが無料で導入できるものの、サービスによって実績や機能・コストはさまざまです。
導入ハードルが低いツールがほとんどなので、導入して自社のメディア運用より効果的にしましょう!