【エンジニア採用担当必読】脱採用難の為に知っておくべき5つの傾向

現代は、ITエンジニアの売り手市場です。全国の採用担当者の皆さんは、過去に類をみない企業からのプレッシャーに耐え続けていることでしょう。

そんな、業界規模の採用難を一体どうやって乗り切り、優秀な人材を確保できるのでしょうか。

  • SNSを活用する
  • 打てる求人広告は打ち切った
  • ヘッドハンティングや知り合いを片っ端から当たる

打てる手は全て打ち尽くしてしまった、と嘆いている方もいると思います。会社の人材不足という問題は、あまりにも重く責任を強く感じる方もいるでしょう。

そこで当記事では、新たな切り口を提案すべく、ITエンジニアはどんな企業なら入社したいのかを徹底リサーチしました。ターゲットが求める環境や要素を知ることで、より強く最適な人材へ訴求することが可能になります。その結果、従来とは異なる結果を得ることができるかもしれません。

改めてリサーチをすると、特別なことは何もなく、企業と求職者との間にズレがあるのではないか?という結論に至りました。すぐに取り入れられるものも多くありましたので、まずはご一読ください。



ITエンジニアの求める職場環境を知り、作ることが脱採用難への道


あなたは現代のITエンジニアが求める職場環境について、的確に答えることができますか?当記事のテーマはここです。企業側と求職者の理想の環境への相違が、御社の採用難の原因かもしれません。

ターゲットの求めるニーズを的確に捉えることで、脱採用難は見えてきます。

企業側とITエンジニアとの立場は逆転していることを知る

そもそもですが、現代はエンジニアの超売り手市場、故に採用難であるという状況を理解されているでしょうか?頭では分かっているつもりでも、内心は『きっと大丈夫だろう』程度にしか受け止めていない場合は危険です。

全国の企業が、のどから手が出るほどにITエンジニアを欲しているのです。業界内での採用倍率がどんどん高くなり、今や採用難は激化の一途を辿っています。

まずは改めて、状況を冷静に把握することも大切です。

現代はITエンジニアの超売り手市場で採用難が前提の時代

巷では、ITエンジニアになれば、仕事には困らないだろうとまで言われる世の中です。それは高いスキルがあれば、というわけではなく、エンジニアという肩書さえあればよしとされかねない勢いです。現に、未経験エンジニアを募集している企業も増えています。

ポテンシャル採用で、あとは内部で育てていく。今やエンジニアを目指している人、というだけでも企業からすると価値のある人材、原石なのです。採用難は当たり前、それだけ多くの競合がいるということを知っておきましょう。

脱採用難への道は、エンジニアのニーズを的確に汲み取ること

企業が人材を獲得する方法は、ただ1つ。求職者にとって魅力ある企業であること、それだけです。ですが、このニーズを的確に掴むことが難しくなっています。

なぜなら、業界内での働き方に関する価値観の変化が速すぎるからです。ほんの数年前までは、エンジニアは薄給で残業も多く、辛い仕事のようなイメージがありました。しかし、最近はAIやアプリ開発、Iotの普及などで、エンジニアやプログラムといったものが身近になり、世の中の需要も急速に高まっていったのです。

そのため、現代は世の中や求職者の価値観が大きく変化する、転換期にあるのです。その変化を的確に捉えることは、簡単ではありません。だからこそ、ITエンジニアのニーズを掴んだ企業には、この採用難の中でも人材が局所的に集まります。

企業情報の透明度が高い時代、魅力のない企業に人は集まらない


先ほどから出てくる、ニーズとは言い換えれば『魅力』です。求職者にとって求めるものがニーズならば、そのニーズを満たした魅力のある企業でなければ当然、人は集まりません。

また、ネットツールが普及した今、情報の透明度は良くも悪くも高いです。この透明度をいかにポジティブに活用できるかが、脱採用難の鍵になります。

「口コミ」「SNS」など、求職者の握っている情報量は多い

企業を選ぶ際、誰にでも必ず共通していることがあります。それは『企業情報を隅々まで調べている』ということです。そのリサーチ範囲は求人広告や会社HPだけに留まりません。SNSや口コミはもちろん、該当企業の社員と直接コンタクトを取ってまで内部事情を聞きだす者もいます。

つまり、御社の職場環境になどの内部情報は、全て漏れていると思ってください。良い情報だけを発信することは不可能なのです。下手に悪い情報を隠蔽しようとすれば、バレた時の影響は計りしれません。ターゲットには現場環境は筒抜けであるということを忘れないでください。

中の人のリアルな声も簡単に手に入る世の中に、嘘は通じない。

情報の透明度が高い世の中だとはいえ、求職者も手放しでその情報だけ信じるわけにもいきません。となると、実際に中で働いている人に聞く、もしくは確認するのが定石です。現代はFacebookなどのツールで、簡単に検索しコンタクト取ることができる時代。情報を手に入れるための手間もコストも大したことはありません。

そのため、どんなに取り繕っても、真の正体はたった一言で見破られてしまうのです。仮に、表向きの顔と裏の顔のギャップが強ければ強いほど、世間や求職者に対する印象は悪くなります。改めて言うまでもないですが、嘘をついて得をすることは何ひとつありません。

現代のITエンジニアに訴求できる要素を、明確に打ちだす

ネットツールが発達したということは、言い換えれば、『ターゲットの情報感度が高い』とも言えます。つまり、悪い情報も伝わりやすい一方で、良い情報も伝わりやすいのです。当然、脱採用難を目指すには、いい情報の発信が不可欠。

ITエンジニアにとってのニーズ、魅力をこれでもかと伝えていくことこそ、御社の求める優秀な人材を獲得するための方法なのです。そのためには、御社の持つ魅力を明確にし、ターゲットに強く訴求できる内容にまで落とし込まなくてはなりません。

優柔な人材が集う「魅力ある企業」のヒントは「信頼」

では、魅力ある企業とはどのような特徴がるのでしょう?その鍵を紐解くのが『信頼』です。ここで言う信頼とは、社員から企業へのものを指します。この会社なら安心して仕事ができる、そんな価値を提供できている企業が魅力ある企業なのです。

当然、優秀な人材が集まり、その規模はどんどんと膨れていくでしょう。反対に、魅力を見出すことができなかった企業は、目まぐるしく変化する渦の中にのみ込まれていくのです。そうした最悪の事態を避けるためにも、内部からの信頼を得る努力をし続けなければなりません。

長期視点で働きやすい環境を求めている

求職者の多くは起業家でもない限り、最終的には腰を据えて長く働ける場所を求めています。だから、信頼できる企業を求職者も必死に探しているのです。

先ほど、『ターゲットの情報感度は高い』という話をしました。つまり、本当に信頼できる企業は、どこからどんな情報が洩れても全く問題がないのです。求職者側からすれば、あらゆる角度から叩いてみたけれど、埃は全く出てこないという結果になるわけです。

すると、その結果がまだ見ぬ企業への信頼となり、新たな仲間となって向こうから来てくれるんですね。これが、ITエンジニアのニーズを的確に掴んだ企業に、人材が局所化するメカニズムです。『長期視点で、安心して働ける職場ですよ』という情報を、いかに届けられるかが鍵になります。

脱採用難!ITエンジニアが求める5つの環境を知ってください


一度、ここまでの内容をまとめておきます。

  1. ITエンジニアを採用するには、仕事に対する価値観の変化を的確に捉える必要があるということ
  2. 企業の現場環境なの内部情報は、ネットツールの発達により全て筒抜けで、嘘は突き通せない時代であるということ。
  3. 採用難の現代でも人材が豊富な企業は、社員から企業への信頼が厚い。

大まかですが、以上が現代特有の脱ITエンジニア採用難へのヒントです。ここからはさらに、具体的な気づきを得てもらえるように、現代のITエンジニアが求めるニーズをリサーチ結果をもとにお伝えします。

1:過剰労働や不当な評価はNG

時間外労働や、サビ残などが横行している企業には、人は集まりません。特に過剰労働による自殺や死亡事故などが報道されてからは、求職者の目もシビアです。
自分の身を守る意味でも、この点は厳しい判断をする人は多いでしょう。

もし、御社でこのような環境が黙認されているなら、早急に改善するべきです。人が集まらないどころか、減る一方です。一度人が流れ出せば、歯止めが効かず、企業の将来はなくなってしまうでしょう。

2:ITエンジニアに裁量権を

業界ならではの意見もありました。一般的に大手や開発事業を軸とする企業でない限り、多くのエンジニアは下請けとして、トップダウンで振ってきた仕事をこなします。そのため、途中段階で何か意見があっても、上の承諾なしに変更、手を加えることは決して許されません。

つまり、創造する仕事でありながらも、その実態は単なる作業なのです。自分の意思を、目の前のプロダクトに反映させることができるのはごく一部。

その点にもどかしさを感じ、不満を抱える求職者もいます。

3:開発に最適な作業環境

ITエンジニアは自身ぁら湧き出るアイデアや、スキルも当然重要ですが、それと同じぐらい開発に使用するツールやマシンも大事です。ですが、開発費や予算が十分でなかったりすると、非効率的な作業を余儀なくされる場合があります。

しかし、仕事である以上締め切りがあり、急かしてくる取引先もいます。作業環境のせいで、仕事が進まないことはとてもストレスなのです。

4:スキルアップできる職場

下請けを主に扱う企業の場合、人によってはある程度経験を重ねることで、同じ環境ではそれ以上に成長ができないことがあります。常に似た仕事をこなす毎日に、スキルアップを感じることができずに不安や不満を抱くケースです。

ITエンジニアは技術職です。そのため、様々な経験を糧にするためにと、人の動きが速いということも業界の特徴です。社内勉強会や、資格取得費の援助など、仕事以外の面でスキルアップができる環境を用意することも、企業側の重要な責務です。

5:会社の展望に将来性を感じる

最も重要なことがこれです。長期視点を持つ多くの求職者にとって、会社の将来性は重要な基準となります。一般的に大手企業よりも稼げる可能性がベンチャー企業にあったとしても、人気のない理由はこの将来性の有無なのです。

会社の展望がはっきりとしていれば、求職者に対して強い訴求力を持ってアピールできます。

ITエンジニアを採用するなら、魅力あるホワイト企業であることが大前提


これまでのお話のように、人材確保の鍵は、魅力ある企業であることに尽きます。求職者の情報感度が高い以上、ブラックな悪い情報を隠しきることはできません。
そのため、大前提としてホワイト企業であり、社員からの信頼が厚い企業である必要があります。

現場環境のどこかに不備があるのなら、早急な改善に取り掛からなくてなりませんね。

「残業過多」「デスマーチ」「低賃金」が当たり前ではなくなった

ITエンジニアの需要が高まると共に、働き方やエンジニアに対する価値観も変わってきています。プロダクト完成のためなら、徹夜はあたりまえ。下請けだから、劣悪な労働環境でも仕方がない。

現代では、そうした価値観は特に悪とされ、淘汰される対象になります。過剰労働があたりまえではなくなったエンジニア業界に、適応していかなくてはなりません。

働きやすさや自分らしさを求めるITエンジニアに寄り添った環境の構築を

エンジニア業界全体の価値観に転換期が訪れています。当然、求職者が今求めている理想の環境と、転換期前しか知らない企業側では見解の相違が生まれます。その際に、相違だと丸めこもうとするのではなく、ITエンジニアの理想に寄り添える余裕があるかどうか。

ここが、今後の新たなエンジニア業界で生き残れるか否かの、分かれ目になるでしょう。一方的な提案ではなく、求職者の求める環境に今一度耳を傾ける姿勢は、とても重要になります。

ITエンジニア目線の企業なら自然と人は集まる

結果、当然ながら求職者に寄り添った企業には、人が集まります。ITエンジニアとして長期的に活躍できる環境を提供し、信頼を得る。そして、現場環境の細かな部分を、制度や仕組みを設けて整えていきます。いずれ、段々と努力は実を結び、社員から愛される企業となるでしょう。

そうなれば、あとは情報透明度の高い世の中です。ポジティブなイメージはあっという間に広まり、優秀な人材は自然と集まってくるでしょう。気付いた頃には、脱採用難を達成することができるのです。

企業の魅力を届けよう!おすすめのwebサービスをご紹介


最後に、御社の魅力を発信する1つのツールとして、エンジニア専用の求人サイトをご紹介します。ターゲット層を捉えたwebサービスになるので、ニーズを押さえた訴求ができれば、高い反応率が期待できます。これを機に、改めて御社の魅力とは何なのか?考えてみてください。

マイナビエージェントIT

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/it/lp/016.html

求職者が求人を探す際に、エージェントと呼ばれるサポーターが付いてくれる魅力があります。求人掲載の際に、事前のすり合わせ行うことで、より効果的に魅力を伝えることができそうです。

エージェントが誤った伝え方をしてしまうことのないように、できるだけ魅力は明確に言語化できるようにしましょう。

Green

公式サイト:https://www.green-japan.com/

ITとwebエンジニアの特化した求人を取り扱うwebサービスです。『特化』というだけあって、求職者がよりニッチな条件で検索ができるようになっています。丁寧に求める人材像を深堀し、求人に反映させることができれば、かなり理想に近い人材を獲得することができるかもしれません。

レバテックキャリア

公式サイト:https://career.levtech.jp/

最後は、こちらもエージェントが求職者のサポートをすることが魅力のwebサービスです。エージェントが、求職者と近いレベルの技術的な知識を持っていることが特徴になります。そのため、よりニーズに沿った提案が期待でき、御社の名前が挙がれば高い反応率を期待できるでしょう。

まとめ


ITエンジニアが枯渇している現代で人材を集めるには、『魅力ある企業であること』それしかありません。働き方への意識が変わりつつあるこの転換期に、これまでの慣習を頑なに貫いていては、いずれ置いていかれてしまうでしょう。

そんな最悪な事態を招かない為にも、ITエンジニアが求める要素を把握することが重要です。

  1. 労働対価に見合う正当な評価をされること
  2. ITエンジニアに裁量権のある仕事ができること
  3. 開発に適した作業環境がきちんとあること
  4. スキルアップの出来るチーム、制度などの環境があること
  5. 会社の未来が明るいこと

この5つをこれまで以上に強く意識して、採用活動に当たって下さい。

これらをすぐに取り入れることは、簡単ではないでしょう。ですが、意識をし、少しづつ広めていくことに意味があります。社員が生き生きとし、内側から活力が溢れる会社は十分に魅力的です。

目先の待遇や利益だけでなく、現場環境で得られる価値を最大化できるように、企業側も求職者側も共に歩んでいけると良いですね。