スタートアップや個人事業主が利用すべきネット広告活用法(業界別)

学び

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こんにちは、株式会社BLAMの浅川です。

先日広告のバズワードである「ネイティブアド」について書かせていただきましたが、今回はそのような概念の話ではなく、実用的なお話ができればと思います。

「じゃあ、何の広告を使えばいいのか?」を私の知見を活かし、スタートアップや個人事業主はどのようなネット広告を使ったらいいのかをおすすめします。

スタートアップや個人事業主がネット広告を活用したほうが良い理由

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スタートアップや、個人事業を立ち上げた方、既にやっておられる方はネット広告を利用した方が良いのか?と考えたことは数多くあるかと思います。

それに対しての答えは、「目的と場合」によるです。

なので、まずはネット広告の特徴を把握しなくてはなりません。

ネット広告の特徴

いままではテレビ広告や新聞の広告、交通広告を出す際に最低でも数十万円から数百万という金額が必要で、ある程度お金をもった会社でないと広告を出稿することは難しいものでした。

しかし、ネット広告は1円から広告をだせる媒体です。

つまり、小さい規模の業者や個人でも「少額で広告を出して試してみる」といったようなことが可能となりました。

もう一つの特徴は広告の効果を「数値化」できるようになったことです。テレビや新聞は、広告を出したことで、それがどのような影響を与えたのか?会社にとってどんなメリットが生まれたのか?を数値化することは難しいとされてきました。

また、反響が大きかったという意味での影響はある程度つかめますが、それはどの時間帯のどの媒体の、どの広告の効果だったのか?を把握することができません。

一方でネット広告は「計測」ができるようになりました。どの媒体のどの広告で、どの時間帯に反響があったのかを計測できるようになったのです。

そのため、無駄な広告費を使う機会は少なくなりましたし、実際にどの広告に意味があるのかがわかるようになりました。

小規模でも広告をうったほうがよい理由

まず、目的がブランディングでしたら、少額での広告はあまり意味をなしません。
一方で、販促的な意味合いだったり、誘導目的だった場合にネット広告はとても相性のよい手法なのです。小規模でも広告を売ったほうがよい理由は、お金で時間と効率を買えるからなのです。

例えば、購入や申し込みをWeb上で増やすには、SEOで検索順位を上位に上げるか、ソーシャルで拡散してもらって、人に来てもらうことが重要となります。

実際にSEOの順位を上げるには時間やノウハウが必要ですし、ソーシャルで拡散してもらえるかは、コンテツとタイミングによる影響が大きいです。

それを広告費を払うという手段で解決してしまえるのが、小規模でも広告を打った方がよい理由なのです。

目的を明確に

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実際にネット広告を実施するとなった場合、目的を明確化にする必要があります。
例えば、

  • とにかく予算内で会員数をふやすのか?
  • 1回の会員登録に対しての単価を2000円以内で増やすのか?
  • 費用対効果をあわせつつ、売上をあげていくのか?

まずは、なんのために広告を出すのかを明確化してください。

最適な広告手法を選ぶ

目的を明確化したあとは、どの広告を打つべきか考える必要があります。

スタートアップや個人事業主の場合は、リスティング広告、リターゲティング広告、ソーシャル広告がおすすめです。

理由は広告費が、全て成果報酬制であることがあげられます。

1クリックにあたりいくらという形での請求となるため、リスクが非常に少ないのです。

また、ターゲットを細かく絞れるため、低予算で、本当にリーチしたいユーザーに広告を出すことが出来るのです。

リスティング広告:「〇〇」と検索したユーザーにその場でリーチできる
リターゲティング広告:一度サイトに来訪したユーザーにリーチできる
ソーシャル広告:サイトに来訪したユーザーや、〇〇に興味野あるユーザーにリーチができる

PDCAを回す

手法を決め、実際に広告を出した後に必要なことはPDCAを回すことです。

前述したようにネット広告は計測することが可能です。つまり、どの媒体が目的に対して効果を出したのか、効果を出せそうなのかを分析することが可能です。

さらに、どのようなユーザーに対してなら効果があるのか。次はどうしたらよいのかが、PDCAを回すことによってわかってくるのです。つまり、一度検証してみることで、ユーザーの実際の考えや、自社商品に対してのニーズがわかることになります。

そして、それらはPDCAを回すこと改善することができるのです。

スタートアップや個人事業主においては、Web広告経由のCV(購入や資料請求・申し込みなど)の数値を最大化させることが目的となることが多いかと思います。

まずは仮説をたてて、実施してみます。それを媒体ごとや広告ごと、リスティングならKWごとなど様々な軸で分析してみてください。その仮説があっていたのか?あっていなければ、この分析から次はどのような仮説がでてくるのか。それを常に回し続けることで、ネット広告は効果が改善されていきます。

種別のおすすめ活用方法

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もちろん、1社、1人に対して広告をうつ目的が変わってくると思います。

とはいえ、ある程度業種ごとに目的は近くなり、最適な手法は似てきます。なので、様々な業種の広告を運用した中で、業種別のおすすめの活用方法を紹介します。

EC

目的:ROASを保ちつつ売上の最大化

※ROASとは売上➗広告費で算出されます。(費用対売上:Return On Advertising Spend)

ある広告費あたりで、どれくらいの売上をあげれば黒字になるのかを計算し、それを目標とします。そのROASが保たれていれば、売上はそのまま黒字になっていくのでどんどん増やしてく必要があります。

このような売れた商品ごとに費用対効果をだすECにオススメなのは「リターゲティング」です。リターゲティングとは、一度自社のサイトを訪れたことのある人に絞って、再び訪問することを促す広告を配信することを言います。

なぜなら、既に興味があり、なんらかの理由で買わなかったユーザーに再度広告を出すことは非常に効果が高いからです。

たとえば、あるECで洋服を購入しようとしていたのですが、時間がなかったり、買うか決められずにPCやスマホを閉じてしまうことがあるかと思います。そのユーザーに再度その洋服やECサイトへの導線を提示することにより、購入される可能性は非常に高まるのです。

具体的にはYahoo!やGoogleのリターゲティング広告が一般的に利用されます。

サイトにリタゲタグと呼ばれるものを埋めることで、一度サイトに来たユーザーに対してCookieというスタンプのようなものをつけることができます。

そのCookieのついたユーザーに対して広告を出稿します。さらにどのページに来たユーザーかによって広告を出し分けることが可能となっています。

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microad.co.jp

家具のECをやっている場合は、机を見に来たユーザーには机の広告を、ソファーを見に来たユーザーにはソファーの広告を出すことが可能です。

それらを更に細分化できるのがレコメンド広告です。

レコメンド広告は、商材ごとに自動的にバナーをつくってくれる自動生成バナーです。実施にはデータレイヤー(Webサイトから Google タグマネージャに送信するすべての情報を含むオブジェクト)の作成など少し専門的な知識が必要となりますが、多くのECサイトが実施している広告です。

教育

目的:資料請求、体験授業の最大化

通信教育や、塾といった企業は生徒数を増やすために、ユーザーに訪れてもらったり、電話で契約してもらうよう営業するための個人情報が必要となります。

そこでおすすめなのが、リスティング広告とソーシャル広告です。

実際に何かを学びたい、資格をとりたいというユーザーは、GoogleやYahoo!で検索して、目的にあったサービスを探します。

リスティング広告は1クリックあたりの費用は高いものの、ユーザーに実際に生徒になってもらうことができれば、比較的大きな単価で継続的にお金をもらうことになります。そのためリスティング広告でどんなニーズがあるかがわかるユーザーに対して、きちんと広告を出すことが必要となってくるのです。

具体的には、GoogleとYahoo!にて、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出し登録します。

ここで重要なのはm可能性のあるキーワードはできるだけ多く登録しておくことです。特に掛け合せ(例えば「柏 塾 おすすめ」)キーワードで検索するユーザーは年々増加傾向にあります。

こういったキーワードを網羅してから、効果に合わせてキーワードごとに継続したり、停止したりして効率を合わせていきましょう。

また、ソーシャル広告は、年代や趣味、関心に対してのターゲティングを細かくすることが可能です。教育系は比較的、ターゲットがどの年代かが明確なため、年代別のターゲット精度が高いソーシャル広告は相性がよいのです。

比較的若い層に向けるならTwitter、年齢層の高いユーザーにはFacebookの効果がよいです。

Webメディア

目的:誘導の最適化

Webメディアは様々な目的があると思います。
例えば、広告収入による利益化、ファンを増やすことなど。

逆に言えば、具体的なアクションがわかりにくく、利益化しにくいため、多くのターゲットユーザーに対して効率よく、メディアに訪れてもらうかが重要になってきます。その際に滞在率や回遊率が指標になってくるでしょう。 

そこで、おすすめなのがネイティブ広告です。
ネイティブ広告は、普通のサイトの中に違和感なく広告を出すことができ、ユーザーが情報を収集しているタイミングで誘導できるため、そのままサイトを回遊することが多いのです。

また、ターゲットを絞るリスティング、リターゲティング、ソーシャル広告と比べると非常に1クリックあたりの単価が安いです。そのまま利益になるわけではないWebメディアに関してはこのような広告が最適です。

具体的に、最近流行っているのではGunosy,Smartnewsといった媒体ですが最低出稿単価が数十万円とかですので、現実的にはやはり、Facebook,Yahoo!,Googleといったところでしょうか。

Facebookはフィードに広告を出すことができ、Yahoo!,Googleはテンプレート広告とよばれる画像×テキストにて広告を出すことができます。

下記がYahoo!TOPにでてくるテンプレート広告のフォーマットです。

テンプレート

最後に

売上や、会員数を拡大したいスタートアップや個人事業主にとってネット広告は非常に有効な手法です。
ただ、目的やそれに対する指標を決める必要があります。

それが決まって初めて、使うべき媒体や広告を選定することができます。

上記にて、あげた手法はあくまでも業界ごとのよくある目的に合わせた手法です。

そのため「Facebookの広告がいいからやってみたい」ではなく、目的に合わせて最適な手法を選ぶようにするのが、小規模でもネット広告で成果をあげる秘訣かもしれません。

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この記事を書いた人

浅川達郎
新卒で株式会社オプトに入社後、2015年に株式会社BLAMを創業し取締役を務める。運用型広告の提案・運用に強みを持つ広告事業と、別軸で新規プロダクトを開発中。