女心とお酒の物語。老舗蔵元が贈る広告「東京新潟物語」

公開日:2014/09/23
更新日:
デザイン,広告

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創業1548年の老舗蔵元「吉乃川」

450年以上の歴史を持つ「老舗酒蔵」が、上越新幹線限定で掲載した「東京新潟物語」という広告をご紹介します。

広告の想定されるターゲット層

いろいろなお酒を飲んでみようと思っている時に「新潟の日本酒を選んで欲しい」「定期的に新潟の日本酒を思い出して欲しい」という目的として制作された広告です。

「新潟-東京」間を走る上越新幹線の車内広告に掲載され、東京と新潟を行き来する人に向けて発信することを想定して制作されました。

ターゲット層

  • 20代の若い男女(会社員)
  • その親世代にも
  • じっくり飲みたいときに検討する人
  • 伝統、家族、人生観を重視する人

重視されたストーリー性

この広告が一風変わっていて、3シリーズ渡って続く物語になっています。

広告に登場する女性は、シリーズを重ねるごとに段々と歳を重ねています。1章は、越後長岡で育った純粋な女性が上京し、東京での生活の中で、成長していく物語。

2014年度の第2章では、その都会の暮らしに揺れる乙女心が描かれています。2015年度の広告は、旦那さん視点で、これから新生活を始める女性の様子が描かれている広告です。

女性の心境を表現した物語広告が、様々な人々の心をとらえ話題となりました。それでは、新潟広告賞の奨励賞を受賞した作品群をご覧下さい。

2011年度「東京新潟物語」

東京が晴れた日は、新潟は雪だ。
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就職した。東京の男の子の前では、まだ飲んでいない。
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東京には、好きになった人がいる。 新潟には、好きだった人がいる。
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親類全員揃う うちの法事を、 東京の人に 説明するのは 大変です。
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2012年度「東京新潟物語」

東京に出たから、新潟という かけがえのない、故郷ができた。
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あの人のために編み始めて、いつの間にか、新潟の、父のために編んでいる。
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初めて父と飲んだ。ちいさい頃から家で父が飲んでいたお酒だ。
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子供の頃から見ていた 長岡の花火を 見に行かなかった、初めての夏。
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前半の広告に登場する女優は「吉本千沙」さん。

当時の所属事務所はアミューズで、特技はテーピング・ヨガだそうです。

2013年度「東京新潟物語」

お酒を分けあって暖かくなる。雪国の夫婦って、いいなあ。
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東京で 失恋した。 お酒が強くて、 よかった。
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帰省したら、幼なじみがお母さんになっていた。私は、
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告白された。こんどは、ゆっくり恋をしようと思う。
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2014年度「東京新潟物語」

お酒を分けあって暖かくなる。雪国の夫婦って、いいなあ。
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仕事忙しいし お見合いだなんて 帰れないよ。 と、嘘をついた。
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初めて、東京の人を 連れて行くなら、夏がいい、と 決めていた。
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結婚しようって言われて、なによりも先に、浮かんだのは、故郷の母と父だった。
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2015年度「東京新潟物語」

好きな人と故郷の駅に降りたとき、私、結婚するんだなと思った。
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ケンカした。妻が消えた。僕のソファで寝てました。
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東京の街が、どこか似合わないきみが、好き。
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きのう妻と飲みました。きれいでした。先に酔ったのは僕です。
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後半の広告に登場する女優はモデルは「小野あかね」さん。1986年8月28日生まれの彼女は、エムエー・スパンキー所属の女優です。特技は、ピアノ・ヨガ・書道5段・少林寺拳法3級など。

2016年度「東京新潟物語」

酔った彼女は、雪みたいだ。溶けちゃった。
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最後に

いかがでしたか?

女心をうまく表現した、秀逸なキャッチコピーと写真の数々。

「東京新潟物語」は、「地元」「ふるさと」をふと思い出させる秀逸な広告になっていますね。そして、定期的に新潟の日本酒を思い出させるインパクトがあります。新潟の良さを純粋に感じられる、老舗蔵元吉乃川の素敵な広告のご紹介でした。

creiveでは引き続き「東京新潟物語」の広告を追いかけていきたいと思います。

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